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ふじつか雪 『トナリはなにを食う人ぞ・1』 の感想

トナリはなにを食う人ぞ・1
『トナリはなにを食う人ぞ・1』



ふじつか雪


2015年9月10日 第1刷発行/¥429+税






『 とりあえず最近 素敵なお隣さんができました 』


<感想>
まじめ一辺倒だった高校生活にさようなら!15キロの減量を経て念願の大学デビューを果たした稲葉すずな。 憧れのひとり暮らしは初めてのことばかりで楽しくて、ついついお金を使い過ぎて・・・気付いたら所持金300円! 実家から送られた野菜はたくさんあるものの、すずなのひとり暮らしスキルではまったく使いこなせない。 空腹で倒れそうになったとき、助けてくれたのはアパートのお隣さんの瀬戸くん。 瀬戸くんが作ってくれたロールキャベツは体に染みいるほど美味しくて、すずなは実家の野菜を対価に、彼に料理を教えてほしいと頼み込んで・・・!?


ふじつか雪さんの新作は、「お隣さんは料理男子でした!」という感じのさわやかお料理コメディです。 いや、個人的にはラブコメだと思ってるんですけど、あとがき曰く「Webで公開された時ジャンルがコメディに分類されてる」とのこと。 いやいや一応(・・・一応?)ラブコメですよ!  ちょっとですけど、ちゃんとラブあります。 多分これからもっと増えます! っていうか、増えてください(笑)。 そんな感じで、基本はすずなちゃんと瀬戸くんが、お料理を中心に人間関係を広げていくお話です。 実は最初は『LaLa』に読み切りとして掲載後、『AneLaLa』に舞台を移して連載が始まった作品(そのため、読み切り=第0話)。 ただ、掲載誌が変わっても、肩の力を抜いてほっこり読めるふじつかさんらしい可愛さは健在なので、従来の読者さんも違和感なく読めると思いますよ。 ちなみに1巻には4話が収録されており、作中に登場する料理のレシピと写真、あとがき付です。

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ふじつか雪 『三日月とオレンジ・1』 の感想

三日月とオレンジ・1
『三日月とオレンジ・1』

ふじつか雪


白泉社花とゆめコミックス
2013年5月10日 第1刷発行/¥400+税





『 私、天気のいい日はヨータのこと思い出すよ 』


<ご紹介>
『LaLa』に読みきり掲載された第1話~5話を収録した第1巻。 最初の2話は読みきり掲載、その後、集中連載に昇格(?)したお話です。
遠藤美月、高校1年生。 友達が欲しいけど、言葉をつむぐことが苦手で学校でも一人で過ごしている。 そんな現状がさびしくて、つい机に「今日はいい天気だね」と独り言を書き込んでしまったら、何と翌日返事が届いた! 「本当だ。こっちは月がきれいだよ」 ・・・返事をくれたのは、美月と同じ机をつかう夜間定時制の緋村陽太。 オレンジ色の頭をしたヨータは明るくて温かくて、まるで太陽みたいな人だった。 今まで縁のなかった定時制という空間に足を踏み入れるドキドキと相まって、美月の日常は急速に熱を帯びていく・・・!  昼と夜、全日制と定時制、月のような美月と太陽みたいな陽太・・・正反対な二人が、机の落書きをきっかけにして「繋がっていく」物語です。 


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『LaLaDX3月号(2010年)』の感想・後編

LaLaDX03.2010

『LaLaDX3月号(2010年)』

白泉社
2010年2月10日/¥657+税




<感想>
こちらは、 『LaLaDX3月号』 感想の後編記事です。 4コマ・ショート以外は全部感想を書いてるので、ここにないものは前編記事をご覧下さいw  後編記載分でのお気に入りは、『ねこナデ』『帝の至宝』『桃山キョーダイ』でした(でもどれも僅差!!)。


●草川為 『八潮と三雲』
9つの命をもつ猫社会を描く不思議ファンタジー、早くも3話目です。 DXでは初ですねw  正直、1話目を読んだ時は面白いけど普通かなーと思ってたんですけど、どんどん良くなってます。 さすがの草川ブランド、良質だわ。 「デート」 「分別」 「キャンペーン」 など会話中で何気なく使われる言葉が、2度目に使われた時にその意味を増しているところとか、草川さんらしい台詞回しも読み応えがあって面白い。 オチの緩さもいいなー(笑)。 「コンビ」 として認められて嬉しい三雲ちゃんが、恋愛的な意味でも…と八潮に確かめたくなる気持ち、すごくよく分かったのにそのオチかよ!と盛大に笑わせてもらいました。  彼女は自分の可愛さを自覚してる (自信を取り戻すってどんだけ…笑) わりには純情で、すっごく可愛いw  二人の距離、確実に近づいてると思うんだけどなー。 三雲ちゃんが呼ぼうと呼ぶまいとピンチには駆けつけるんだもの、今までとは違う…ような気がする。  『手ェ出すな』 って凄みも、今までとはちょっと違う……ような気がするっ!! (←願望かよ・笑)  取立て屋であることに飽きないように、八潮への愛情が薄らぐこともないんだろうから、三雲ちゃんにはガッツで頑張ってほしいですw


●斎藤けん 『プレゼントは真珠』
ヘタレ坊ちゃんとSっ気満点な伯爵令嬢とのラブコメディ第3話。 でも最近は、これってラブコメじゃなくってパニックもの何じゃないかと思ってます。 そのくらい、坊ちゃんの感じる恐怖が計り知れないという(笑)。  だって、以前登場した悪役さんがきっちり更正させられるて、どれだけ鍛えられるのよ!? あな恐ろしや。 けれど、そうやって自分が受ける怖さがあっても、真珠さんの身の上に涙を流して協力したいと思える坊ちゃんは、本当に綺麗です。 頑張ってくださいw  ただ、オモシロさは正直、2話目の方が圧倒的でした。 


●ふじつか雪 『桃山キョーダイ』
DX11月号に続く2話目です。 第1話のラストがここ最近では稀に見る強烈な 「オチ」 だったので、最高の出オチ状態から始まった2話目です(笑)。 でも、微妙な距離感が可愛いしツッコミどころも満載で、すっごく面白かったw 一人明確に千尋ちゃんへの想いを自覚している有馬だけど、学校ではモテ木さん (意外と憎めないキャラ・笑) と、家ではハル兄と繰り広げる必死の攻防戦が微笑ましい。 いろんな圧力に耐えつつも千尋ちゃんを想い、かつ二人の関係を発展させるために風呂場で迫る(笑)あたりが、ホント好きだっ!!  奈々ちゃんに告白はしないって告げたときの思いやりには泣きそうになりました。 げろにも負けない愛の深さといい、ホントいい奴だよ… (ホロリ) 。  そんな有馬のことを、千尋ちゃんがちょっとずつ意識していくのも可愛かったです。 彼女が今でも双子だと思いたいのは、6年前に有馬がくれた言葉を拠り所にしてきたっていう部分が大きいんだよね。 あの言葉に支えられてきたんだもん、すぐには変われないよね。 そういう前提があるから牛歩なラブも楽しめるという設定の強さがグッドです。 せめて有馬が報われるまで続くと良いなw  あ、あと、奈々ちゃんとお友達になって濃厚な萌トークを炸裂させたいと思うほど、趣味が近い気がしてます(笑)。


●一ノ瀬かおる 『未少年プロデュース 特別編』
ヘビは嫌いだーーーーーー!! (本気・笑) 皆さんは本物のヘビを見たことがありますか? 私はあるんだけど、小さい頃に田んぼの畦道でヘビと対峙した時の恐怖は別格です…っ!! なので、今回のカーコちゃんの勇気に乾杯です。 でも、噛まれるような無謀はぜひ避けましょう…毒があったら大変です。 以上 (感想は…)。


●仲野えみこ 『帝の至宝』
志季と香蘭、初めてのケンカ――? ということで、 「けんか」 という二人の状態にうっかりときめく志季がひじょうに可愛かったです。 ズレてる…(笑)。 それにしても、毎回安定して面白いですw 今回も、けんかと学試を舞台に、女子力抜きで頑張ろうとする香蘭が可愛くて仕方ない。 急流にまったく怯まず、潔く服を脱ぎ捨てる姿に脱帽です!! そして、体のラインの美しさに惚れ惚れしました!! (←どこを見ている…っ・笑)  でもって、服の下ってあぁなってるんだ…と思いました。 脱がしやすそうですね (コラ) 。 
女子力抜きで、と思ってた香蘭だけど、志季の友情に助けられて自分一人ではないということを自覚することで、もうちょっと女の子っぽくしたい、と思う流れが自然でよかったです。 どんなに頑張ったって、香蘭にとって志季は大好きな 「男性」 なんだもん、可愛くありたいと思うのは当然だもの。 うん、頑張って志季を慌てさせればイイと思うよ。  『心配する権利』 という志季の台詞をみて、 「志季が欲しいのは友人じゃなくて、対等な存在なんだろな 」って改めて思いました。 心配する権利は友達じゃなくてもいいはずだけど、彼の立場的に、そうできるのは友人だけだって思いがある。 けれど彼は、例えば淑豹とかにそのポジションを求めてはいないんだから、対等な存在=香蘭が欲しい、ってことで、つまり、早くラブにならないかなーという結論でした(笑)。    


●響ワタル 『少年ドールズ』
設定を忘れている私の素朴な疑問。 雪は瓦礫を粉々に出来るけどレオは力技しか出来ない? いや、でもあの場面がカッコ良かったですねw  『惚れ直すの間違い』 で真っ赤になるレオのモヤモヤはどーやらアレだろ、と思うんだけど、その想いに未来はあるのかな…何か切ないんですけど。 蝶七郎さんの残したものとレオ+あげはちゃんが関係するってことかなぁ。 


●森生まさみ 『もちもちの神様』
森生さんらしさ爆発の 『もちもちの神様』 、第2話でした。 このシリーズはお得意のラブコメよりも、もう一つの得意分野である友情をテーマにしてるみたいなので楽しみw  森生さんが女の子の友情を描く時にいつもあるのは、友だちっていう免罪符に甘えない潔癖さだと思ってます。 お互いに相手を尊重して仲も良いけれども、悪いことは悪いってはっきり言う。 依存し合わないけど助け合う。 そういう絶妙な距離感が大好きなのだw  今回もるかちゃんは、かなたん (←もちこ名言!・笑) が自発的に動くまで手を出さなかったんだよね。 『友達って対等』 っていうのは、すごく素敵な考え方だと思う。 一度話したら友達、みたいに思ってる人もいると思うけど、私はそうは考えない。 るかちゃんとかなたんは、潔癖さの分、濃い縁が結ばれるんじゃないかなw
それにしても、第1話のラストで三日月くんが頬染めたのは、るかちゃんの笑顔にではなくもちこにときめいたからだってことが判明。 これは予想通りだったけど、もちこがワイルド系が好みだったのは予想外です(笑)。 さっそく失恋モードの三日月くんだけど、彼の名言も恰好良かったw 友情話にはもちろん期待してるけど、ラブコメにも期待してるっ (やっぱり…)。


●田中慧 『純愛ステーション』
そろそろ読むのが恥ずかしくなってきました (笑。誉めてます!)。 君たちは何でいつまでもそう初々しいんだ!! その初々しさが私のラブコメ脳の腐り具合を引き立てるようで(え?)、見てるこっちが恥ずかしくなるほど眩しいですw  姫野さんのために進んで白い制服を着る國見さんとか、奈々さんと戦いに行く姫野さんとか、ちょっとピントがズレてるくせにお互いへの気持ちだけは間違わない二人にドキドキしました。 中でも、 『星空の下で~』 の台詞には瞬殺ですよ!!(笑) あーもぅ、照れくさい(笑)。 そして、その恥ずかしさを堪能するのがこの作品なのだと思います。 私は、恋って、女の子が男の人を 「かわいい」 と思えたとき (もしくは、男性が女性に油断した自分を見せられたとき) に、憧れからより現実的な想いに変化すると思っているので、ラストの姫野さんたちの様子には嬉しくなりました。 君たちはそのままでいてくださいw


●豊田悠 『野ばらの花嫁』
千鶴ちゃんなら白無垢もウェディングドレスも似合うと思うっ!! (いきなり何だ!・笑)  いつも思うけど、千鶴ちゃんが着ているドレスが可愛くて羨ましい。 豊田さんはヒラヒラしたワンピを描くのがすごくお上手ですw お話的には動きがないのでそろそろ何か欲しいけれど、そうか、最終的には久世父が選ぶという花嫁に千鶴ちゃんを選んで貰えるように頑張ればいいのか、と今回始めて思い至りました。 久世ー、前向きになれー、逃げてても仕方ないぞー(笑)。 あと、 「週末あけとけ」 の伝達方法の分かりにくさが久世らしくて面白かったですw


●なみの 『ねこナデ』
氷のような美少年の意外な一面を知ってしまったヒロインが恋と猫に翻弄されるお話。 すっごく私好みのラブコメ具合(笑)で、めちゃくちゃ面白かったですw 恋のライバルが猫ってだけでも可愛いのに、この猫がまた愛嬌あるうえに、音々ちゃんとにーや君の性格もかなり猫っぽいから、お互いが何となく気になってしまう設定に説得力もある。 3階の窓の外を軽々と逃げる音々ちゃんは、そーとー猫だし(笑)、 「懐くから好き」 っていう台詞が大一番で決まるところもドキドキしました。 最後の追いつ追われつのラブ攻防戦にはときめきっぱなしでしたよw そして何より二人が猫を見るときの 「目」 がすごく好き!! 愛情が溢れてるんだもの。 動物に愛を注げる人は大好きです。 何だかんだで相性良さそうだから、これからも仲良くねw
 

●野崎アユ 『まおうさ』
勇者との戦いで人間界に転送された魔王・ロウのお話。 これも文句なく面白い!! 男性はカッコ良く女の子はカワイイ絵柄も好みだけど、ロウとひとせのテンポのいい会話の下に隠された人間の弱さや強さが、後から一気に押し寄せるところがすごく良かった。 ひとせが与えてくれる穏やかさに慣れていくロウ。 微かに見え隠れするロウの優しさに惹かれるひとせ。 離れたくない、けど、離れなきゃいけないのは分かってる…そんな状態を、敢えて 「想い合う」 気持ちだけを拠り所にして離別を選らんだ二人に、気持ちが温かくなりました。 勇者の行動はちょっとご都合主義だったけど、穏やかな世界を作りたいという共通目的に繋がることでクリアしてるし、ロウとひとせもまた出会えるんじゃないか…と希望のもてるラストも好き。 楽しかったです。


●夢木みつる 『キャンバスは言ノ葉』
杏里が絵のモデルを頼まれた理由は、彼が杏里の姉を好きだからで…。 ベストルーキー賞とのことですが、とにかく絵柄が綺麗でびっくりです。 先生を切なく見つめる優くんの視線、そんな彼に泣き出す杏里…と、その表情一つから感情が鮮やかに伝わってきて惹きこまれました。 「好き」 に至るまでのドキドキをもっと味わえたら最高だったかな。

⇒前編に戻る


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『空の少年』の感想

img20080717.gif
『空の少年』
ふじつか雪
白泉社花とゆめコミックス/2008.7.10/¥390




   『誰かのために強くなれんるんが 
昔から うちの誇りやもん! 文句ある!?』




<ご紹介>
『金魚奏』がとても素晴らしかったふじつか雪先生の、初めての短編集。 白泉社『LaLa』系列誌に掲載された 『ひだまり台風(タイフーン)』 『アカツキの楽園』 『空(カラ)の少年』(表紙) 『ピノッキオは夢を見る』の4編と、巻末描き下ろし付きです。
大きめの長袖にフードを被り、マフラーも手袋も手放せない。 何故なら、アオは、肌が人に触れると「触れた人から自分(アオ)の記憶を抜き取ってしまう」という特異体質だったから…。 ずっと他人を寄せ付けないで生きてきたアオだけど、偶然秘密を知った茜と親しくなるにつれ、彼女に触れたい衝動を抑えきれなくなる。 けれど、「その時」は突然訪れて…(『空の少年』)。
    ⇒『金魚奏』の感想
    ⇒『金魚奏・2(完結)』の感想


<感想>
最近何故かまた短編集に力を入れ始めた白泉社さん、本当にどうもありがとうっ!! 私は嬉しいっ!! だって、『ひだまり台風』の三つ子ちゃんにまた会えるなんてーっ!!(笑) 超可愛いんですけど~っw
…というのは事実だけどわりと表向きの理由でして、実は、『アカツキの楽園』の虎太郎の変態ちっくな愛情が可愛いと、結構本気でツボでございます(これ裏向きの理由・笑)。

ただ、あの、私、ふじつか作品の中では未だに『トリッキィ』が一番大好きなんだけど、今回収録がなくてかなり寂しいです…。 あれ、可愛かったのになー。 というわけで、次の収録に期待なのですっ!!

以下、各話語り。 『空の少年』以外は雑誌掲載時に感想を書いてますので、今回はそれ以外の部分を書ければなと思います。 ツッコミとか(笑)。 基本的に、どのお話にも「希望」が描かれていて、そういうところが『金魚奏』に繋がる作者さんの持ち味なんだな、と思いました。



●『ひだまり台風(タイフーン)』 ⇒『LaLa Special(2007年)』の感想
学校一のモテ男・薫は、その風貌から「王子さま」として学校で大人気!! でも実は、12歳年下の三つ子の弟妹に振り回される、特売と節約が大好きな主夫くんで…。

家族モノです。 前述したけれど、三つ子ラブ!!です。 可愛すぎ!!。 個人的には、一番貧乏くじを引きそうな二葉くんの行く末がとても気になる。 きっと、薫くんに似ると思うんですよね(笑)。 そんなお話も読んでみたいなw

自分のことは後回し、貯金も特売も全部三つ子ちゃんのため、と頑張る薫くんが、でもどこかで「何で自分だけが…」と抱え込んじゃう気持ちが、とても偉いなぁと思いました。 それだけ頑張れるものがあるって、カッコイイもん。 それに、公園のシーンだって、三つ子のためにまず体が動いちゃうなんて、そうとう好きな証。 そんな風にがむしゃらに進んできた結果が、ひまわりに追いつくくらいの「成長」なら、こんなに素敵なことはですよねw サツキちゃんとの関係が進まなかったことだけが、ちょっと残念でした。



●『アカツキの楽園』 ⇒『LaLa8月号(2007年)』の感想
訳あって強風に煽られて無人島へ漂着してしまった円たち4人組。 救出が期待出来るか分からない状況でも、円の目は、美波と仲良さそうな辰樹を追ってしまう。 カメラ小僧の虎太郎は、そんな円から目が離せなくて!?

これまた前述済みですが、虎太郎ラブです(笑)。 ふじつか先生の描くつり目の男の子は、『トリッキィ』からずっとファンなのですw しかも、巻末描き下ろしを見る限り、虎太郎が円ちゃんに惚れた経緯も相当ヘン!!(笑) さり気無く円ちゃんの胸の下に回された腕も、これまたさり気無くイヤラシイあたりがさすが虎太郎(笑)。

どうしても、ページ数と内容がつりあわない気がします。 ちょっと破天荒なまま終わっちゃったなという印象がある。 でも、「無人島に持っていくもの」=「大事なもの」という構図も含めて描いてあるので、白泉社らしくてやっぱり好きです。



●『空(カラ)の少年』
あらすじのお話。 そしてコミックの表紙でもあります。 ベタと言えばベタな展開なんですけど、ちょっと泣いちゃったり。 いや、でもあまりに救いが無くないですか!? だって、全身だよ? 手だけ、とかならどーとでもやり方はあるけど(やり方?・笑)、アオの顔を舐めたワンちゃんのあの態度を見て、本気で泣きました。 犬でも人でも、「触れる」というのは「親愛」の証。 それが全否定されるなんて、どちらも辛いです…。 表紙のアオくんの左手と表情、それから、アカネちゃんに「名」を覚えて欲しいと願う彼に、未来に負けない勢いを感じるのが救いでした。



●『ピノッキオは夢を見る』 ⇒『LaLaDX1月号(2008年)』の感想・後編
吹雪の飼い犬の事故を助けてくれた青年・キオ。 どう見ても人間なキオだけど、じつは超高性能なロボット。 彼を知るにつれ、惹かれる吹雪は…。

ロボットと人間の、友情以上恋愛未満な関係を、切なく描いたお話。 ちょっと泣いちゃいました(だってこれも切ない!!)。
分かりたい、分かり合いたい。 そう願う気持ちは同じなのに、どうしても「分かり合えない」辛さ。 小器用なロボットだから、ロボットは「修理」、人間は「治療」と「言う」ことを理解はする。 でも、何でその二つの言葉を使い分けるのかまでは、分からないんですよね。 人間を表装することは出来ても、根本では通じ合えない。 そんな切なさ描かれているんだけど、スゴイのは、それすらも人間の「個性」である「諦めの悪さ」で乗り切ろうとする、吹雪ちゃんの潔さにあると思います。 ある意味、イチバン『金魚奏』に近いモチーフなので、いろいろ想いだして余計泣けました。 

まぁでも、一番可愛かったのはやっぱり、アイロンを掛ける昔のキオですよねー(笑)。



<関連サイト様>
オンライン書店【ビーケーワン】


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『金魚奏・2(完結)』の感想

金魚奏 2

金魚奏 2
posted with 簡単リンクくん at 2007. 5. 6
ふじつか 雪
白泉社 花とゆめコミックス(2007.5)
通常24時間以内に発送します。


→amazonで見る『金魚奏・2(完結)』
ふじつか雪/白泉社花とゆめコミックス/2007.5.10/?390


「この音が私と雅生さんを繋ぐ 唯一の音」
「私の音 覚えてる?」

<ご紹介>
耳の聞こえない雅生に恋をした飛鳥ちゃんの一途な想いを描く、とてもピュアなラブストーリー完結編。
困難を経て雅生と同じ大学に受かり、幸せな日々を送る飛鳥だが、雅生がオーストラリアに留学を考えていると知り愕然。 落ち込みつつの応援する決心をするが、ある日雅生が自分で留学を取りやめたと聞きまたまた驚愕。 寂しがる自分のためなら止めて欲しいと頼んだが、雅生から返ってきたのは意外な言葉で・・・。
書下ろし『蝉時雨』も収録(←すっごく良かった!!)。
    →過去記事『金魚奏』の感想

<感想>
前巻の感想でも書いたひと言を贈らせていただきます。
『「ピュア」ってゆーのはこの事だね!!』
何かホント、読みながら泣きました。

お話としては、恋の相手がろう者だっていう点以外はよくあるパターンな気がします。 だって別に、会えない寂しさを甘えに転換してしまう気持ちとか、留学・遠距離恋愛に悩む心とかは、相手が誰でも同じでしょ?
ただそういう気持ちに、音が聞こえない世界を共有できない切なさとか、だからこそ持てる強さとかを上手に絡めてある。 しかもヒロイン飛鳥ちゃんが、弱い気持ちに負けても自分を戒めて前向きに立ち上がる娘さんなので、見ていてホント尊敬したくなる。 それは、直向きに頑張っているだけの彼女には失礼なのかもしれないけど、でもやっぱり、想いの強さに本当に感動。

和太鼓をモチーフとしてだけではなく、お互いの気持ちや世界を確認し開拓するために使われている点も、好感度大です。 ラスト、すれ違う二人が共有できないはずの「音」を頼りに再会するシーンは、私本気で泣きましたよ。 あぁぁもぅ、何てピュアなの!? これは運命が導いた再会なんかではなく、彼女たちが自分たちの力で呼び寄せた邂逅。 素敵だな、泰生でなくても、憧れます。

作者さんがきちんと取材?しながら描いているためか、読んでいて嫌な表現も無いのも素敵。 とりあえず、男女問わず、一度読んでいただきたい作品です。
とにかく、表紙からして可愛くて仕方ないです。 あと、裏表紙折り返しにある地球儀型の金魚鉢!! 飛鳥と雅生の世界を表現してあるみたいで、非常にお気に入りです。

↓↓ 以下、各話語り。 少しテンション高めでお送りします(笑)。



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『金魚奏』の感想

『金魚奏』 027071140000.jpg
 ふじつか雪 白泉社花とゆめコミックス 2006.9.5 \390



<ご紹介>
隔月刊誌『LaLaDX』に読み切り掲載され、
その後シリーズ連作の形で毎号載るようになった出世作。
こちらも著者初コミックスだけど、単行本デビューとしては早い方ですね。
おめでとうございます♪
続編も引き続き掲載中。 続刊望む!!

普通の高校生・平山飛鳥は、春祭りで和太鼓を叩いていた
雅生の姿と演奏に一目惚れ。
同級生・泰生の兄だと分かり紹介してもらえることになったが、
雅生は聴覚を失っており、金魚鉢のような閉じた世界で心を閉ざしていた。
諦めきれない飛鳥は、泰生から太鼓を習うことにする。
雅生と、おなじ音を感じるために・・・。


<感想>
可愛くて感動できて、なんと言うか「ピュア」ってゆーのはこの事だね!!
みたいな感じです★
自らのヨゴレ具合を省みたくなります…u
と思う反面、「やっぱ制服はセーラーよね!!」とオヤジ的感想が捨てきれないあたり、
どうしよう、私、やっぱりオカシイです…(笑)。

音の聞こえない人との恋愛をお話にすると、何故かちょっとばかり重くなりがちですが、
この作品には繊細な感情や悩みは多々あれど、決して重くも悲しくもならないのが魅力。
その原動力がヒロインにあるのは明白で、
彼女のポジティブさがずっと心を閉ざしてきた雅生の世界を拡げ、
彼女自身の未来も開拓していく様子が、見ていてとても気持ちイイ。


そして、そういう風に描こうとする作者の心構えが、とても素晴らしいです。

・第1話
1頁目で飛鳥ちゃんは早々と恋に落ちるのですが、そのアップの顔の可愛いこと!!
この段階で、私が彼女にノックアウト(笑)。
飛鳥ちゃんの天真爛漫さが、兄を心配する泰生を動かし、雅生に届くまでが
きっちり描かれた良作です。

・第2話
雅生の誕生日のプレゼントをモチーフに、気持ちを伝え合う難しさを再認識するお話。
「どんな言葉でも 逃げずに読むから」という雅生さんの強さも、
それに応える言葉を持てず、くちびるでお返ししてしまう飛鳥ちゃんの愛情も、
ひしひしと伝わってきて、どきどきしました。

・第3話
「なんかしゃべって…」と言う雅生に、
「まさみさん、まさみさん…」と彼の名前を返す飛鳥ちゃん。
思わず涙する彼だけど、こみあげるのは愛しさだけでなく、
彼女が自分を呼ぶ声すら聞こえない悔しさもあるはずで…私も思わず涙!!

・第4話
やっと雅生さんが、言葉で気持ちを伝えてないことに気づくお話(笑)。
言うたれや~。 女の子は待ってんねんで~。(笑)
飛鳥ちゃんの明るさは決して能天気なものではなく、
雅生さんを好きだからこそ生まれてくる強さの証なんだな、と思いました。


<まとめ>
個人的には、★★★★★の五つ星!!
出来れば男性にも読んで欲しい…。


<関連サイト様>
・感想拝読しました・・・『土星のわっか』 『☆My Comic List☆』
              『つれづれ読書日記』 大きなリンクありがとうございます
              『マンガ一巻読破』 7/22リクエストレビューです。ありがとうございました!!
・TBさせていただきました・・・『bk1』  『コミックホームズ』
・公式サイト・・・『*FLOWRE KING*』
・出版社・・・『白泉社オンライン』 



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