森生まさみ 『オトナの小林くん・1』 の感想

オトナの小林くん・1
『オトナの小林くん・1』



森生まさみ


白泉社花とゆめコミックス
2016年1月10日 第1刷発行/¥420+税




『 罠 だよ♪ 』


<ご紹介>
『AneLaLa』に掲載された1話~4話を収録した第1巻。 10年前に完結した前作『おまけの小林クン』のスピンオフです。
幼いころ好きだった絵本を読んで、「自分は主役にはなれないな」と悟った小林藍(18歳)。 それからは恙なく(?)脇役人生まっしぐらに生きてきた彼女は、結婚式場でのアルバイトで、ひそかに憧れていた絵本の王子様のような青年と出会う(*もちろん小林千尋のことです・笑)。 青年はなぜか気が付けば藍の傍にいて、からかってみたり助けてくれたり、ちょっと厳しいアドバイスを言ってくれたり・・・と、何かと気にかけてくれる様子。 こんな王子がなぜ自分を!?と不思議でならない藍だけど、名前すら教えてくれない彼のことが、とてつもなく気になってしまって――!?


<感想>
森生まさみ作品は、私のラブコメ大好き人生のバイブルです。 っていうか何度か書いてますけど、私がこんなにラブコメ体質になってしまったのは、ぜんぶ森生さんのせいですから!!(ありがとうっ!・笑)。 まだ私が少女マンガといえば『りぼん』しか知らなかった頃にぐうぜん読んだ森生作品。 そこからは、まるで坂道を転がり落ちる・・・というかむしろ坂道を転がり登るくらいの勢いで白泉社の少女マンガにハマっていったのでした(遠い目・・・)。 今は右手の親指をいためてしまったのでペンを握るのが辛いのですが、学生のころは森生作品が雑誌に掲載されるたびにファンレターを書いていました。 その替わりがこのブログなわけで、そう考えるとすべてのきっかけが森生さんってことになるじゃないですか! ・・・自覚して驚いたぜ(笑)。

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森生まさみ 『もちもちの神様・1』の感想

もちもちの神様1

『もちもちの神様・1』

森生まさみ
白泉社花とゆめコミックス
2010年8月10日 第1刷発行/¥400+税







『 ・・・ああ友達作るって なんてムズムズして うずうずして 照れ臭いんだろう 』


<ご紹介>
『LaLaDX』 に掲載された第1話~3話までと、読みきり 『フェアリー チャイム』 を併録。 恒例のあとがき (N・G) はファンには嬉しい内容w
学校一の美少女・長谷川流歌は、天邪鬼な性格ゆえに素直になれず、クラスで孤立中。 自分は強いから一人でも平気だと思いつつも、分け隔てなく優しくしてくれる三日月くんに恋心は募るばかり。 意を決して 「もちもちの神様」 に恋愛成就を願うと、神様の使い・もちこが現れた!! 小さくて可愛らしいもちこと一緒に過ごすうちに、三日月くんとも喋れたりして毎日が楽しくなってきた流歌。 そんな彼女にもちこは、 「本当にお願いしたかったことは何?」 と問うのだけど…? 


<感想>
何度も書いてるけど、森生作品は私の少女マンガ原点なので、コミックスが発売になるたびに嬉しくて大変ですw でもまさか、 『きゃらめるBOY』 (⇒感想) の3巻よりもこっちが先にコミックスになるとは思ってなかった!(笑) 1/4の柱で、 「恋愛モノしんどい」 時期だったと書いてあったけど、そ、そーゆーことなのでしょうか… (ドキドキ)。 でも大丈夫、私、友情モノも大好きなんだ!! (←ただ、恋愛モノも大好きです・笑)


という訳で、天邪鬼な流歌ちゃんと神様の使いである 「もちこ」 が、たくさんお友達作ろう! と頑張るお話です。 「もちこ」って何?はつっこまない方向で(笑)。 三日月くんへの恋心はもちろんあるんだけど、それ以上に彼女が求めていることを神様は見抜いた上でもちこを遣わせてくれた… という流れなんだけど、面白いのは、流歌ちゃんは友達を作るために慣れない人助け (?) をしたりと頑張ってるんだけど、もちこのペースがかなりスローリーなので(笑)、ガツガツした雰囲気が皆無だという点。 そのスローペースが流歌ちゃんの本来の笑顔を引き出してくれるから、周りの人もだんだん流歌ちゃんの本質を好きになっていく…という展開が上手です。 面と向かって 「お友達になってください!」 って恥ずかしいけど、それをおしてでも欲しいのが友達なんだというストレートなメッセージ性は、とても森生さんらしいw 良いですね!


実際、第1話でもちこと出会ってから、流歌ちゃんはどんどん可愛くなってると思う。  どれだけ三日月くんを好きでいても一人では告白する勇気さえ持てなかったのに、と思うと、すごい進歩だよね。 実は私も中学時代は流歌ちゃんのように肩に力を入れて生きてたので (今じゃユルユルだけど・笑)、 一人でも平気だって強がっちゃう気持ち、分かるなぁ。 寂しい、というのは人間関係の温かさを知って初めて実感できる感情だから、失うまで気付けないんだよね。 だからこそ、気づいた時の喪失感が大きいんだけど。 流歌ちゃんにしても可南ちゃんにしてもその辺不器用なくらい真っ直ぐで、今の私にはくすぐったい関係に映ります。 でも、そのくすぐったさは大人になっても忘れたくないなぁとも思わせてくれる。 割り切ったオトナな関係ばかりじゃ勿体ないよって言われてるみたいで、ちょっとどきっとします。 うん、忘れないでいたいなぁ。


ところで。 おっくんか三日月くんかと言われたら迷わず三日月くん派なので(どーでもいい・笑)、残念だけどもちこと恋のライバルになることは無さそうw  でも彼がいなければ、彼が流歌ちゃんに優しさをあげなければ、流歌ちゃんはもちことも出会えなかったわけで、そう考えると実は一番のキーパーソンなんじゃないかと思います。 友情面でも、恋愛面でも。 でも何となく、流歌ちゃんの三日月くんへの想いって、恋というよりはダメな自分にも分け隔てなく接してくれたことへの感謝に近いのかなぁという気もしてます。 おっくんが存在感を増してる上に、可南ちゃんの恋も出てきてるし、もっとお友達も増えるのかもしれないし、中学生ライフはまだまだ賑やかになりそうなので、子供心を忘れないように見守っていたいなと思いますw 私ももっと、 「もちる」 ようにしないとなっ。

「続きを読む」 以下は、あとがき(N・G)への言及をしてみました。 が、森生作品既読者じゃないと、何のことか分からないと思います(笑)。

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『LaLaDX3月号(2010年)』の感想・後編

LaLaDX03.2010

『LaLaDX3月号(2010年)』

白泉社
2010年2月10日/¥657+税




<感想>
こちらは、 『LaLaDX3月号』 感想の後編記事です。 4コマ・ショート以外は全部感想を書いてるので、ここにないものは前編記事をご覧下さいw  後編記載分でのお気に入りは、『ねこナデ』『帝の至宝』『桃山キョーダイ』でした(でもどれも僅差!!)。


●草川為 『八潮と三雲』
9つの命をもつ猫社会を描く不思議ファンタジー、早くも3話目です。 DXでは初ですねw  正直、1話目を読んだ時は面白いけど普通かなーと思ってたんですけど、どんどん良くなってます。 さすがの草川ブランド、良質だわ。 「デート」 「分別」 「キャンペーン」 など会話中で何気なく使われる言葉が、2度目に使われた時にその意味を増しているところとか、草川さんらしい台詞回しも読み応えがあって面白い。 オチの緩さもいいなー(笑)。 「コンビ」 として認められて嬉しい三雲ちゃんが、恋愛的な意味でも…と八潮に確かめたくなる気持ち、すごくよく分かったのにそのオチかよ!と盛大に笑わせてもらいました。  彼女は自分の可愛さを自覚してる (自信を取り戻すってどんだけ…笑) わりには純情で、すっごく可愛いw  二人の距離、確実に近づいてると思うんだけどなー。 三雲ちゃんが呼ぼうと呼ぶまいとピンチには駆けつけるんだもの、今までとは違う…ような気がする。  『手ェ出すな』 って凄みも、今までとはちょっと違う……ような気がするっ!! (←願望かよ・笑)  取立て屋であることに飽きないように、八潮への愛情が薄らぐこともないんだろうから、三雲ちゃんにはガッツで頑張ってほしいですw


●斎藤けん 『プレゼントは真珠』
ヘタレ坊ちゃんとSっ気満点な伯爵令嬢とのラブコメディ第3話。 でも最近は、これってラブコメじゃなくってパニックもの何じゃないかと思ってます。 そのくらい、坊ちゃんの感じる恐怖が計り知れないという(笑)。  だって、以前登場した悪役さんがきっちり更正させられるて、どれだけ鍛えられるのよ!? あな恐ろしや。 けれど、そうやって自分が受ける怖さがあっても、真珠さんの身の上に涙を流して協力したいと思える坊ちゃんは、本当に綺麗です。 頑張ってくださいw  ただ、オモシロさは正直、2話目の方が圧倒的でした。 


●ふじつか雪 『桃山キョーダイ』
DX11月号に続く2話目です。 第1話のラストがここ最近では稀に見る強烈な 「オチ」 だったので、最高の出オチ状態から始まった2話目です(笑)。 でも、微妙な距離感が可愛いしツッコミどころも満載で、すっごく面白かったw 一人明確に千尋ちゃんへの想いを自覚している有馬だけど、学校ではモテ木さん (意外と憎めないキャラ・笑) と、家ではハル兄と繰り広げる必死の攻防戦が微笑ましい。 いろんな圧力に耐えつつも千尋ちゃんを想い、かつ二人の関係を発展させるために風呂場で迫る(笑)あたりが、ホント好きだっ!!  奈々ちゃんに告白はしないって告げたときの思いやりには泣きそうになりました。 げろにも負けない愛の深さといい、ホントいい奴だよ… (ホロリ) 。  そんな有馬のことを、千尋ちゃんがちょっとずつ意識していくのも可愛かったです。 彼女が今でも双子だと思いたいのは、6年前に有馬がくれた言葉を拠り所にしてきたっていう部分が大きいんだよね。 あの言葉に支えられてきたんだもん、すぐには変われないよね。 そういう前提があるから牛歩なラブも楽しめるという設定の強さがグッドです。 せめて有馬が報われるまで続くと良いなw  あ、あと、奈々ちゃんとお友達になって濃厚な萌トークを炸裂させたいと思うほど、趣味が近い気がしてます(笑)。


●一ノ瀬かおる 『未少年プロデュース 特別編』
ヘビは嫌いだーーーーーー!! (本気・笑) 皆さんは本物のヘビを見たことがありますか? 私はあるんだけど、小さい頃に田んぼの畦道でヘビと対峙した時の恐怖は別格です…っ!! なので、今回のカーコちゃんの勇気に乾杯です。 でも、噛まれるような無謀はぜひ避けましょう…毒があったら大変です。 以上 (感想は…)。


●仲野えみこ 『帝の至宝』
志季と香蘭、初めてのケンカ――? ということで、 「けんか」 という二人の状態にうっかりときめく志季がひじょうに可愛かったです。 ズレてる…(笑)。 それにしても、毎回安定して面白いですw 今回も、けんかと学試を舞台に、女子力抜きで頑張ろうとする香蘭が可愛くて仕方ない。 急流にまったく怯まず、潔く服を脱ぎ捨てる姿に脱帽です!! そして、体のラインの美しさに惚れ惚れしました!! (←どこを見ている…っ・笑)  でもって、服の下ってあぁなってるんだ…と思いました。 脱がしやすそうですね (コラ) 。 
女子力抜きで、と思ってた香蘭だけど、志季の友情に助けられて自分一人ではないということを自覚することで、もうちょっと女の子っぽくしたい、と思う流れが自然でよかったです。 どんなに頑張ったって、香蘭にとって志季は大好きな 「男性」 なんだもん、可愛くありたいと思うのは当然だもの。 うん、頑張って志季を慌てさせればイイと思うよ。  『心配する権利』 という志季の台詞をみて、 「志季が欲しいのは友人じゃなくて、対等な存在なんだろな 」って改めて思いました。 心配する権利は友達じゃなくてもいいはずだけど、彼の立場的に、そうできるのは友人だけだって思いがある。 けれど彼は、例えば淑豹とかにそのポジションを求めてはいないんだから、対等な存在=香蘭が欲しい、ってことで、つまり、早くラブにならないかなーという結論でした(笑)。    


●響ワタル 『少年ドールズ』
設定を忘れている私の素朴な疑問。 雪は瓦礫を粉々に出来るけどレオは力技しか出来ない? いや、でもあの場面がカッコ良かったですねw  『惚れ直すの間違い』 で真っ赤になるレオのモヤモヤはどーやらアレだろ、と思うんだけど、その想いに未来はあるのかな…何か切ないんですけど。 蝶七郎さんの残したものとレオ+あげはちゃんが関係するってことかなぁ。 


●森生まさみ 『もちもちの神様』
森生さんらしさ爆発の 『もちもちの神様』 、第2話でした。 このシリーズはお得意のラブコメよりも、もう一つの得意分野である友情をテーマにしてるみたいなので楽しみw  森生さんが女の子の友情を描く時にいつもあるのは、友だちっていう免罪符に甘えない潔癖さだと思ってます。 お互いに相手を尊重して仲も良いけれども、悪いことは悪いってはっきり言う。 依存し合わないけど助け合う。 そういう絶妙な距離感が大好きなのだw  今回もるかちゃんは、かなたん (←もちこ名言!・笑) が自発的に動くまで手を出さなかったんだよね。 『友達って対等』 っていうのは、すごく素敵な考え方だと思う。 一度話したら友達、みたいに思ってる人もいると思うけど、私はそうは考えない。 るかちゃんとかなたんは、潔癖さの分、濃い縁が結ばれるんじゃないかなw
それにしても、第1話のラストで三日月くんが頬染めたのは、るかちゃんの笑顔にではなくもちこにときめいたからだってことが判明。 これは予想通りだったけど、もちこがワイルド系が好みだったのは予想外です(笑)。 さっそく失恋モードの三日月くんだけど、彼の名言も恰好良かったw 友情話にはもちろん期待してるけど、ラブコメにも期待してるっ (やっぱり…)。


●田中慧 『純愛ステーション』
そろそろ読むのが恥ずかしくなってきました (笑。誉めてます!)。 君たちは何でいつまでもそう初々しいんだ!! その初々しさが私のラブコメ脳の腐り具合を引き立てるようで(え?)、見てるこっちが恥ずかしくなるほど眩しいですw  姫野さんのために進んで白い制服を着る國見さんとか、奈々さんと戦いに行く姫野さんとか、ちょっとピントがズレてるくせにお互いへの気持ちだけは間違わない二人にドキドキしました。 中でも、 『星空の下で~』 の台詞には瞬殺ですよ!!(笑) あーもぅ、照れくさい(笑)。 そして、その恥ずかしさを堪能するのがこの作品なのだと思います。 私は、恋って、女の子が男の人を 「かわいい」 と思えたとき (もしくは、男性が女性に油断した自分を見せられたとき) に、憧れからより現実的な想いに変化すると思っているので、ラストの姫野さんたちの様子には嬉しくなりました。 君たちはそのままでいてくださいw


●豊田悠 『野ばらの花嫁』
千鶴ちゃんなら白無垢もウェディングドレスも似合うと思うっ!! (いきなり何だ!・笑)  いつも思うけど、千鶴ちゃんが着ているドレスが可愛くて羨ましい。 豊田さんはヒラヒラしたワンピを描くのがすごくお上手ですw お話的には動きがないのでそろそろ何か欲しいけれど、そうか、最終的には久世父が選ぶという花嫁に千鶴ちゃんを選んで貰えるように頑張ればいいのか、と今回始めて思い至りました。 久世ー、前向きになれー、逃げてても仕方ないぞー(笑)。 あと、 「週末あけとけ」 の伝達方法の分かりにくさが久世らしくて面白かったですw


●なみの 『ねこナデ』
氷のような美少年の意外な一面を知ってしまったヒロインが恋と猫に翻弄されるお話。 すっごく私好みのラブコメ具合(笑)で、めちゃくちゃ面白かったですw 恋のライバルが猫ってだけでも可愛いのに、この猫がまた愛嬌あるうえに、音々ちゃんとにーや君の性格もかなり猫っぽいから、お互いが何となく気になってしまう設定に説得力もある。 3階の窓の外を軽々と逃げる音々ちゃんは、そーとー猫だし(笑)、 「懐くから好き」 っていう台詞が大一番で決まるところもドキドキしました。 最後の追いつ追われつのラブ攻防戦にはときめきっぱなしでしたよw そして何より二人が猫を見るときの 「目」 がすごく好き!! 愛情が溢れてるんだもの。 動物に愛を注げる人は大好きです。 何だかんだで相性良さそうだから、これからも仲良くねw
 

●野崎アユ 『まおうさ』
勇者との戦いで人間界に転送された魔王・ロウのお話。 これも文句なく面白い!! 男性はカッコ良く女の子はカワイイ絵柄も好みだけど、ロウとひとせのテンポのいい会話の下に隠された人間の弱さや強さが、後から一気に押し寄せるところがすごく良かった。 ひとせが与えてくれる穏やかさに慣れていくロウ。 微かに見え隠れするロウの優しさに惹かれるひとせ。 離れたくない、けど、離れなきゃいけないのは分かってる…そんな状態を、敢えて 「想い合う」 気持ちだけを拠り所にして離別を選らんだ二人に、気持ちが温かくなりました。 勇者の行動はちょっとご都合主義だったけど、穏やかな世界を作りたいという共通目的に繋がることでクリアしてるし、ロウとひとせもまた出会えるんじゃないか…と希望のもてるラストも好き。 楽しかったです。


●夢木みつる 『キャンバスは言ノ葉』
杏里が絵のモデルを頼まれた理由は、彼が杏里の姉を好きだからで…。 ベストルーキー賞とのことですが、とにかく絵柄が綺麗でびっくりです。 先生を切なく見つめる優くんの視線、そんな彼に泣き出す杏里…と、その表情一つから感情が鮮やかに伝わってきて惹きこまれました。 「好き」 に至るまでのドキドキをもっと味わえたら最高だったかな。

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『きゃらめるBOY・2』の感想

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『きゃらめるBOY・2』

森生まさみ
白泉社花とゆめコミックス
2009年10月10日 第1刷発行/¥400+税





『 沢山いい訳して 沢山自分に抵抗してた
゛ 自分のキモチと向きあうこと " 』


<ご紹介>
『LaLa』 に掲載された4編(4~7話)を収録した第2巻。 年上の天然綿菓子娘と、年下のきゃらめる少年との、幼馴染ラブコメです。
子供が大好きな もとか は、お隣の瞬くんの弟のベビーシッターをしている。 数年前に一世を風靡したCMで 「キャラメル坊や」 として人気だった瞬くんは、優しかったり冷たかったり、イマイチ 「甘くない」 男の子。 最近は仲良くなれたはずなのに、もとかが西園寺先輩に告白されたことで、二人の関係はまたぎくしゃくしてしまい――!?


<感想>
やっぱり森生作品は落ち着きます~w  森生さんの体調不良 (心配です!) もあって1年ぶりの続刊だけど、何ていうか、私には 「いつ読んでも安心できる」 のが森生作品です。 また会えて良かった、読めて嬉しい。 手にするたびにそう思うのは、やっぱり作品が優しいからです。 どれだけ瞬くんの生意気なまでのラブコメ体質(笑)にドキドキしても、それが一番の魅力ではない。 4つの年の差から逃げないキモチとか、告白しようと頑張る姿勢とか、前向きにもがく主人公達を、森生さんが温かく描いているところが好きなんです。 そんな訳で今回も、ほんわかした雰囲気に癒されましたw これからもずっと大好きです!!


――とは言ったものの、瞬くんの魅力にメロメロしないはずもなく(笑)。 4話の 『間違えてんじゃねーよ』 には 「おまえどんだけガキなんだ!!」 と思ったけど (ゴメン瞬くん・笑) 、子供らしい独占欲と生意気さを総動員させて意思表示をするのは、微笑ましいの一言ですw もとかちゃんも、そんな瞬くんの横暴なまでの恋心に翻弄されるけど、されっぱなしじゃないところが素敵。 5話の、ありえないくらいお間抜けな表情での 「告白」 には、ホント度肝を抜かれました!!(笑) きゃらめる少年と綿菓子娘の恋は、きゃらめる少年がもとかちゃんに 「告白」 出来るかどうかが鍵なので、ずきゅんと胸に来るような 「告白」 を楽しみにしていますw 


ところで。 全くもってどうでもいい話ですが、 「西園寺」 という名字を聞くと強制的に 「西園寺まりい」 を連想してしまう私は、どうしようもない 「ゆうき病」 だったりします (笑。何のことか分からない人はググってみよう!w)。


以下各話語り。  『LaLa』 掲載時の感想の抜粋 (編集有) です。
・4話
いやもう、 「オーランド」 の一言で余裕が無くなる瞬くんが不憫なくらい可愛いんですけど(鬼か)、いきなり「目ぇつぶれよ」はもとかちゃんじゃなくても危機感たっぷりになるんで逆効果だと思いますー。 でもそんなところが好き(笑)。 自分から告白するっていう野望の方が大人に思えるくらい、独占欲丸出しのキスに、私がメロメロでした!

・5話
もとかちゃんの告白後の 「笑顔」 は、 「好きな子に笑ってて欲しい」 という西園寺先輩があげたものだと思うんです。 先輩もきっと 「好きな子の背中を押しちゃう自分も、自分なんだ」 って認めたんだろうな。 そう思うと瞬くんはソツなくこなすようでそうでもない、まだちゃんとした子供なんだと分かる。 もとかちゃんを笑顔にしてあげられる告白を、期待してますよ~!!

・6話
「追い風」 を受け、余裕綽々で演出までしたくせに…もとかちゃんの浴衣姿に撃沈し、仲居さんには鉄板で弟扱いを受け、挙句の果てには告白出来なかった瞬くんが、面白くて仕方ありませんでした。 何だろう、彼には絶対にラブコメの神が憑いてるとしか思えません!!(笑) まぁ成功はしなかったけど、 『告白は男のケジメだ』 とか、将くんへの落ち着いた対応とかを、無意識に出来ちゃう瞬くんって結構スゴイ。 えぇ、たとえ 『しっかり者の弟さん』 扱いだとしても、ね(笑)。

・7話
扉絵のもとかちゃんの柔らかい雰囲気がとても好き。 前から思ってたけど、綿菓子娘って上手いこと言いますねー。 柔らかくて甘いのにどこか捉えどころがなくって、瞬くんが手を焼く気持ちがよく分かるw 彼を守ろうと奮闘する方向性が多少ズレてるとことか、大変可愛かったです。 あ、 『一緒に献血お願いしま~す』 という瞬くんの笑顔に胸キュンしたのは私も同じなんだけど……男の子も混ざってましたね(笑)。 末恐ろしい中学生です!!。


・前巻 ⇒『きゃらめるBOY・1』の感想



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『きゃらめるBOY・1』の感想

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『きゃらめるBOY・1』
森生まさみ
白泉社花とゆめコミックス/2008.7.10/¥390





『 「泣いてるカオが可愛い」 なんていったけど ホントは
笑ってるもとかが一番可愛いに決まってるじゃないか…』
…重症(笑)



<ご紹介>
白泉社『LaLa』で連載中の作品。 第1~3話と、読みきり『教授(マスター)のお気に入り』が収録されています。 生意気な年下少年(瞬)×天然な年上少女(もとか)という、森生さんお得意設定の(笑)可愛いラブコメディですw
8年前、愛らしいテレビCMで世間の話題をさらった「キャラメル坊や」こと鹿乃田瞬。 実は、もとかのお隣さんである。 小学6年生に成長した瞬は、弟のベビーシッターとして雇われたもとかに、何故かちょっと冷たい態度。 かと思うと、妙に優しい時もあって、もとかはドキドキしっぱなし。 やっと少し仲良くなれたかな?と思った頃に、8年前のCM復活の話が舞い込み、瞬に出演の依頼が来たのだけども…。


<感想>
何度でも言う。 私の人生に森生作品は必需品です!!(笑)
今までの人生もそうだったし、これからもそうだと思う。 既にバレバレだけど、私が年下少年の設定が好きなのも、文章に「(笑)」を他用するクセも、すべて森生作品に由来してたりします。 学生の頃は、毎月のようにファンレターを書いてたのですよ。 ウザかったろーなー…(先生、ごめんなさい)。 でも、だからこそ、もはやベテランといえる森生さんが、相変わらずこうやって初々しいお話を紡いでくれることが、私は本当に嬉しいですw 


お話としては、4つの年の差がある瞬ともとかちゃんの、のんびり進むラブコメディ。 今のところ、奇数話をもとか目線で、偶数話を瞬目線で描いてます。 お隣さんなのに暫く会っていなかった年下の幼馴染の成長した姿に、妙に落ち着かなくなるもとかちゃんが可愛いw そんな彼女をずっと想ってきて、彼女も自分を好きだと気づいてて、「中学生になったら告白する!」と意気込んでた瞬くんが、予定通りいかない恋模様にアタフタするのがもっと可愛い(笑。鬼か)。

 
好きだなーと思うのは、そうやってもとかちゃんをからかう瞬くんも、彼女に釣り合おうと「努力」してること。 武道に勉学に励んでるのも、4つの歳の差ゆえ。 何ていうか、年齢の差を理由に諦めない、ある意味子供らしい執着心が、私にはとても好ましいんです。 自らのカッコいい魅力を存分に知り尽くして利用しているところもイイ(笑)。 そしてもとかちゃんも、そういう瞬くんの頑張りを年下のくせにってバカにしないところが、ほのぼのして良いなって。 切なすぎて胸が痛くなるようなお話も好きだし、凝りに凝った設定のお話も大好きだけど、森生さんの描く、ギスギスした部分がまったくないストーリーっていうのは、私にはやっぱり必要な要素なんです。


3話では一応ライバルとなる西園寺先輩も登場してますが、もとかの中で恋のお相手と認識されるには、ちょっと役者不足な印象。 でも思うのは、「カッコいい」とされる男の子が、もとかの持つ相手を重んじる気持ちのよさに惹かれてくれた、っていう部分が、私には嬉しいところ。 大切な魅力だけど地味な彼女の良さに目を留めた西園寺先輩のような男性が増えてくれればなー、っていうちょっとした希望も含めて、わりと好きなキャラだったりします。
・・・まぁ、イチバン好きなのは、やっぱり瞬くんなんですけどね!!(笑) という訳で、次巻も期待ですー(って、『LaLa』で読んでるけど・笑)。


気になったのは、コミックの柱に書かれた、森生さんのコメント。 「瞬はツンデレなんですね」という読者さまの指摘に、「今はそう言うのね…勉強になるw」と前向きなコメント。 読みきりの『教授(マスター)のお気に入り』の小田桐を「鬼畜紳士と呼ぶそうですよ…キチクって・笑」と仰ってます。 まったく否定的なコメントではなかったけれど、多少の戸惑いを私が勝手に感じました(独断・笑)。 実は私は、「ツンデレ」みたいにキャラをすぐガテゴライズするのが苦手なので、お気持ち、ちょっとだけ分かる!!とか思ってしまいました。 作家さんが作り上げた人物を、そんな風に簡単な言葉に記号化しちゃうのって、ちょっと寂しいな、と思うので。 まぁ人それぞれなので、私はそう思うってお話でしたw
(8/15加筆・修正)


・読みきり『教授(マスター)のお気に入り』の感想はこちら
  ⇒『LaLa9月号(2007年)』の感想

・『きゃらめるBOY』第1話 ⇒『LaLa12月号(2007年)』の感想
・『きゃらめるBOY』第2話 ⇒『LaLa3月号(2008年)』の感想
・『きゃらめるBOY』第3話 ⇒『LaLa5月号(2008年)』の感想


●森生作品感想一覧
⇒『ミモザでサラダ』の感想  ⇒『こんぺいとうダーリン♪』の感想
⇒『らぶ・ちょっぷ!・2(完結)』の感想  ⇒『らぶ・ちょっぷ!・1』の感想


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『まんが人blog』様 『マンガ一巻読破』様 『本うらら』
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『ミモザでサラダ』の感想

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『ミモザでサラダ』

森生まさみ
白泉社 花とゆめコミックス/2004.9.10/?390




         『オレは、チョコレートとアルコールと
― ホンの少しの彼女の命令があれば 生きていける ―…』



<ご紹介>
白泉社『LaLa』にて不定期に4回掲載された連作、全1巻。 「ご命令ですか?」と確認するロボット男と、孤独で素直な少女との、ちょっとオマセ(笑)なボディーガードロマンスですw

祖父の死で、莫大な財産を受け継いだミモザ・12歳。 広い屋敷でぽつんと暮らす彼女の元に、ボディーガードとして現れたカイルは、何とチョコレートとアルコールで動くロボット男だったのです…!? 実はカイルは、「感情の欠落」のために警官不適格とされた問題人間。 人間を信じないミモザの祖父に、ロボットとして雇われたのでした。 そんなこととは露知らず、カイルをロボットと信じるミモザだが、彼の端正でクールな所作にドキドキしっぱなし!! そんなある日、財産を巡って狙撃されたミモザ。 捕らえた犯人に対して冷徹に銃を向けるカイルに、ミモザは…!!


<感想>
元々大好きで大好きで仕方ないお話なんですけど、再読したらやっぱり大好きでした(笑)。 だって、可愛いんだもんっ!! そしてオマセなんだもんっ!!(ぇー) あとは、森生さん自身があとがきで「ツボをつく人にはたまんないツボキャラを狙いました」と書かれてるので、きっと私は狙われたんだと思います(笑)。 あと、この頃の絵が今でも一番好きかなw


お話としては、上記の通り。 カイルをロボットと信じつつも、彼の溢れるフェロモン(笑)にいちいちどきどきするミモザと、率直に自分を慕うミモザに初めて「感情」というものを覚えるカイルが織りなす物語です。 ミモザが12歳から17歳へと成長する間に、二人の距離が「人としての親愛」から「恋情」に変化していく様子が、温かくって嬉しくなりますw


そして、そんな二人にちょっとオマセな色を演出してくれるのが、「大人のキス」というモチーフ。 カイルが他の女性にキスをする(モチロン、命令で・笑)のを見て以来、「カイルのキスはチョコの味がするの…?」という疑問に抗えなくなるミモザ(12歳ですから・笑)と、そんな気持ちを(感情ないのに)天然で焦らすカイルの関係は、見ているだけでどきどきするっ!! 「オトナ」の基準が、「チョコボンボンを美味しいと思えたら」とか、どこまでベタ甘なんだ!?(笑)と思いつつ、この人たち本気なんです。 何て微笑ましいw 

ミモザのそういう率直なところとか、『17歳の誕生日にはオトナのキス、してね…』と無防備に寝入ってしまう可愛いらしさ「そのもの」が、実はカイルを「人間」に戻した、魔法の呪文なんじゃないかな。 ただ単にオマセなわけじゃないところが、森生クオリティ。 絶妙なさじ加減に、クラクラしっ放しでしたw


どのお話も好きだけど、個人的に超絶お気に入りなのが、第3話(3rd.dish)。 それまで感情が乏しいとされてきたカイルなので、気持ちを表情やモノローグで表すことが少なかったんだけど、3話では既にミモザにメロメロなのが見て取れます。 間違った。 見て取れ過ぎます(笑)。 ミモザがカイルをロボットじゃないと気づいてしまうとこの契約は終わってしまうので、ずっと気づかないで欲しいとか、行動の一つ一つに、ミモザへの想いが溢れてるんだもの。 実は3話ではちょっとした「別れ」も待っているので、さらにドラマチック。 全く飽きさせないところで、車の中で迎えるラストには、運転手さんじゃなくても怖くなるくらいのラブが待ち構えてるのだ(笑)。


最終話となる第4話(Last dish)の頃には、もうカイルの感情がロボットだったなんて信じられないくらい、人間らしさ全開なのが、ホントに嬉しい。 初めて見せた満面の笑顔とか、コレ全部、ミモザが変えたんだよ!!って読み手が誇らしくなるくらいの、立派な変化。 これは森生さんの「表情を描く力」あってこそだと思います。 第1話と比べると歴然の柔らかい表情だもん。 ミモザの天然振りが二人の「幸せ」そのものを示しているような「命令」もステキ。 そして、お約束だった「オトナのキス」も想像以上の破壊力(笑)でちゃんと回収されてるので、ラブコメ好きさんには是非オススメの1冊です。 森生作品は男性ファンも多いですよw


●森生まさみ先生 関連記事 
 ⇒『こんぺいとうダーリン♪』の感想

<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『麦畑で読書日和』
白泉社オンライン
オンライン書店【ビーケーワン】 ・・・ bk1で『ミモザでサラダ』をチェック!!


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『こんぺいとうダーリン♪』の感想

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『こんぺいとうダーリン♪』
森生まさみ
白泉社花とゆめコミックス/2008.1.10/?390



『このヒトが私の だーりんさんです』


<ご紹介>
白泉社『LaLa』『LaLaDX』に掲載された読みきり4作を収録した短編集。 表題作はタイトル通り、ベタ甘ラブコメ。 作者曰く、「甘すぎるので砂吐き洗面器が必要」とのことです(笑)。

とっても可愛いのが取り柄の中学生・小栗杏(くり)には、とっても頭が良いのが取り柄の素敵な彼氏・賢太郎(ダーリン)がいる。 付き合って3ヶ月目、超ラブラブの2人。 クリスマスを楽しみにしていたくりだけど、その日はダーリンの模試の日。 嫌われたくなくて「気にしないで」と言ってはみたものの、すれ違う毎日に「ダーリンは私に興味がない」と思いはじめてしまい…。(こんぺいとうダーリン♪)


<感想>
皆さんあれです、このくらいで砂を吐いてたら「森生読者」は務まりませんぜ!!(笑) 何ていうか、私は年季の入った森生ファンなので、敢えて言わせて貰います。 「砂を吐くほど幸せですから!!」って(笑)どこかオカシイヨ。

そんな訳で、恋に恋する総天然色中学生・くりと、彼女のことが可愛くて堪らない生真面目なダーリンとの、浮世離れしてるくらい甘々なラブコメでした(笑)。 「作中の舞台はきっと地球じゃないんだ! そうだきっと人種も違うんだ!! だから恥ずかしく無いぞ!!!」と自分に言い聞かせながら読むと、苦手な人でも可愛くいただけると思います(笑)。 いーじゃん、甘々だって!!(←大好き)


ただ、私がこの作品を好ましく思うのは、二人が公道でキスしてる(笑。場所は選べや)ようなラブラブな雰囲気ではなくて、くりやダーリンが「恋」をすることで力を得て、相手の一挙一動に敏感になるようすがしっかり描かれているからです。 将来の夢を褒めてもらえて嬉しい、とか、「くりが側にいると空も飛べそうな気がする」っていうダーリンの気持ちを、あなたは笑いますか? 私は、とても尊いと思うのですよ。 そういう気持ちを積み重ねていくことが出来る相手と出会えて、良かったねって思います。 そう、応援したくなる感じ。 この作品のそんなところが、とても好きなんです。  


そもそもくりがダーリンに一目惚れしたのって、人命救助にはげむ彼の姿を見たからなんですよね。 くりは、恋に恋する乙女発想の持ち主なのに、彼の一見冴えない外見に惑わされず、ちゃんと彼自身を好きになってる。 その辺の経緯はあっさり描かれちゃってるけど、そういう彼女だから、余計にいろいろ愛しいんですよね。 木彫りのクマでも大切にしたいと感じたり、勉強の邪魔にならないように左手だけに頬ずりするくりの仕草とか、もうめっちゃ可愛くて仕方ないです、私が(笑)。 

のんびり、ゆっくり、気持ちを育てていって下さい。 応援してるからね~w


以下、各話語り。
●こんぺいとうダーリン♪
●こんぺいとうダーリン♪2

前述どおり。 物語の内容としては平凡なのに、作者からのメッセージ性と構成力で読ませてしまう手腕は、とても凄いと思います。 

●人差し指姫
目が合った相手に暗示をかけることができる少年が「弟」として潜入した家の長女は、彼の能力を脅かす存在かもしれなくて…という、ちょっと変わったラブコメ。 年下の俺様少年×年上の天然少女、というカップリングは、森生さんが好んで(笑)描く設定ですが、もちろん私も大好きですっ!!(大笑w) 恋に落ちたことを認められず、暗示を奪う存在かも!?と思ってしまうマヌケさが、ラストの赤面につながるあたり、かなり可愛いでう。 暗示のパートナーの設定とかが生かされきれなかったのが、ちょっと勿体無かったかな。

●星の梯子
魂からつながっているという、ソウルメイト。 大切なイトコとの縁は、前世からのものなのか…という、シリアス系の恋愛モノ。 実は、初読ではあまり好きではなかったのです。 個人的に私、信じる信じないとは別の次元で、前世からの恋愛モノってあまり好きじゃないんです。 だって、物語としてオイシ過ぎるじゃん(笑)。 でもなんか、好まないなりに何度も読み返してしまいました。 決して、前世のアイリーンの可愛らしさが好みだったからではありませんよ?(笑)  内容がね、やっぱりちょっと考えさせられました。


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・該当なし
●出版社・・・『白泉社オンライン』
●『オンライン書店ビーケーワン


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