2014年12月23日の読了報告+Web拍手お返事


まだ年賀状を書けていなくて、25日に間に合わなかったらどうしよう!?とどきどきで壊れそうなりるですこんにちは! 休日なので8時過ぎまで寝てたのに、お昼になったらもう昼寝をしていたようです・・・しかも、日が燦々と降り注ぐ明るい居間で(笑)。 眩しい中でも堂々と眠れるとか、私、本当に壊れそうなんですかね? でもお昼寝って素敵です! 

何となく使って何となく放置していた「読書メーター」ですが、このたび正式に退会しました。 規約の第4条第3項が何となく好きになれなくて、怖さがあったのが理由です。 ブログ持ってなくて読メだけなら便利なのだと思います。 あとあのおそらく大量に発生しているであろうアフィリエイト報酬どうしてるのかなーとか。 見つけられなかったけど、規約に書いてあるのかなぁ。
まぁそんなわけで、ここでやりましょう。 いつまで続くか分からないけど(笑)。 読了報告です。

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潮見知佳 『七つのくるり・1』 の感想

七つのくるり・1
『七つのくるり・1』

潮見知佳

講談社 KCx ITAN
2011年12月7日 第1刷発行/¥562+税






『 私は弱いですよ? 強くなれるのは 死ぬためお手伝いをするときです
死ねずに苦しむ人を 助ける時だけ―― 』


<ご紹介>
『ITAN』に掲載された5話分を収録した第1巻。 人間が鬼と化す世界を描いた陰陽師風戦国ファンタジーです。 
「鬼」に家族を襲われ、辛うじて父と二人生き残った少女・ヨヲは、ある日、あまり人が足を踏み入れない森中で、3人の男と出会った。 見たこともないほど美しい菫丸。 隻眼の弓使い・曲。 僧侶と思しき蓮慈。 弱っている菫丸を介抱してあげると、彼はヨヲの「四番目のくるり」が弱っていると言い出した。 「私がすこしだけ回してあげましょう」……彼に触れられると、不思議なことに体も心も温かくなる。 優しい人だなと思ったとき、ヨヲはまたしても「鬼」に襲われてしまう。 そしてそんなヨヲを助けてくれたのは、先日の襲撃時に「鬼」と化してしまった父親。 そしてその父親を狙ったのが、優しいはずの菫丸たちで…!? 


<感想>
というわけで、大好きな潮見知佳さんの新作新刊ですw ITANコミックスの評判の良さはあちこちから聞こえてくるので、そのレーベルから潮見作品が出るという意味でも楽しみにしてました。 読んでみるといつもの潮見作品なので(笑)、特にITANだから!という雰囲気は分からなかったんですが、表紙デザインや色の表現や紙質なども含めて、大事に作られた本だと思います。 それにしても、表紙の菫丸がホント美しい! あ、念のため更に念を押しますが、男性ですので(笑)。


戦国時代のような世界が舞台。 本来人が死ぬ時に動きを止め、魂と肉体を自然と分かつもの――七つのくるり。 けれど、「何か」にとてつもない執着があると、死してもなおくるりが回り続けて「鬼」となってしまう。 そんな「鬼」の状態から人の心を救い出し、安らかな死の道へと送りたいと願う菫丸は、鬼祓い専門の宮廷陰陽師。 帝の命で鬼祓いしながら、とある人物を探す旅をしている…という感じ。 1話2話では歪んでしまったくるりに苦しめられる女性たちを描くことで「七つのくるり」についての導入を済ませ、その後は、いやいやながらも(笑)菫丸の面倒を見る護衛をしている、いわく有り気な曲と蓮慈の話へとシフトしていきます。 


ちょっと面白いのは、お話は菫丸を中心に進んでいくのに、実は彼がいちばん謎めくひとであるっていう部分。 見た目は極上に美しく、言動も上品で柔らかいけれど、とにかく貧弱。 ちょっと歩くのもやっとなのに、幼いころからの厳しい修行に耐えるほど「七つのくるり」には格別の思い入れがある。 そんな彼のことがよく分からないのは読者だけではなく、同行している曲も蓮慈も彼にはイライラさせられてばかり。 菫丸がどんな人物なのか、何を目指しているのか、そして彼が追う「鬼を作り出している僧侶」が何者なのか……その辺を、二人のお話を描くことで語っていく、そんな物語です。 


お話はあくまでも戦国「ファンタジー」なので、衣装も現代風だし実在の人物にも拘ってない…はず(私が無知なだけだったらごめんなさい!)。 「七つのくるり」の設定もちょっと分かりづらいかもしれないけれど、人や物への執着が強くて霊になってしまった人たちを浄霊するお話、と置き換えると分かりやすいかもしれません。 そう考えるとマンガではよくあるテーマ……どころか、潮見さんがよく描かれるテーマなんですが(笑)、その分、話運びも見せ場の盛り上がりも上手で、安心して読めるから凄い。 特に巻末付近の菫丸と曲のシーンは本当に恰好良くて、読んでるだけで思わず涙が…! 感動して泣く、悲しくて泣く、嬉しくて泣く…そんな経験は何度もしてきたけれど、「恰好良すぎて泣く」は初めての経験で自分でもびっくり。 菫丸の神々しさも曲の忠義も素晴らしい。 ここまできたら、次巻で蓮慈さんも恰好良さを見せ付けてくれるはずですよね?(とハードル上げてみた・笑)


ところで、私自身がよく分かっていないので、「七つのくるり」について整理しておきます。
 
・「くるり」とは、人間の様々な感情でまわるもの。 人が鬼になるとどれか一つのくるりが繋がっているため、その緒を切れば鬼は消滅、人として死ぬことになる。  
・七つそれぞれに渦巻く部位が決まっており、感情の特性もある。 それぞれが司る感情が強ければくるりも光り輝く。 
・逆に、精神的なダメージでくるりが乱れると、鬼になりやすくなる。 また、渦巻く部位を肉体的に使わないと病に至ることもある(たとえば、声を出さない=五番目のくるりが弱くなる=首の病に罹りやすくなる)。 

▼一番目のくるり・・・両足の間の空間に渦巻く。 人の欲に突き動かされて回る(第2話)。 物欲、金銭欲など。
▼二番目のくるり・・・下腹部に渦巻く。 人の生きる喜びで回る(第4話)。 創造や欲求、恋心など。 
▼三番目のくるり・・・臍辺りに渦巻く。 人の勇気と忠義の想いで回る(第5話・曲)。
▼四番目のくるり・・・みぞおちに渦巻く。 人を慈しむ心で回る(第1話・ヨヲ)。
▼五番目のくるり・・・咽喉に渦巻く。 弱まると人付き合いが苦手になる(第3話・蓮慈)。
▼六番目のくるり・・・額に渦巻く。 理知を司る(第2話)。
▼七番目のくるり・・・頭頂に(天使の輪のように)渦巻く。 この世に光を届ける役目を天から授かった者だけが持つ、叡智と悟りに満ちた紫色の光のこと(第5話・菫丸)。


こんな感じかな~。 五番目のくるりは蓮慈さんがメインになりそうなので、明確なお話はなかったです。 いよいよ次巻での蓮慈さんの活躍が待たれる…(笑)。


気になったのは、ラストで「千早守菫丸様」と呼ばれた菫丸が、菫丸と呼んで欲しい、と伝えるシーン。 「これからも ずっとかわりなく――」そう言う彼の瞳は逆光のせいかどこか暗くて、何だか心配です。 ただ単に、曲に「様」呼ばわりされて拗ねちゃったとかの痴話げんかレベル(笑)なら良いのだけど(この二人仲良いですよね…)、そうじゃなくて、まるで「これからずっと変わらない」ことが難しいかのようにも聞こえたので…。 菫丸が目指す七番目のくるりの特殊さを考えても、いちばんの謎が菫丸であることは間違いないはず。 彼が虚弱なのも、どこかのくるりが弱まっているから…?という深読みも出来そうだし、いろいろ気になる…! 続きも楽しみですw



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潮見知佳『ラグトニア・3』の感想

ラグトニア3

『ラグトニア・3』

潮見知佳
祥伝社 幻想コレクション
2010年10月15日/¥600+税






『おまえの願いなら どんなことでもきいてやる』
『・・・生きて、カルダス。 生きて 必ず 必ず 生きていて――』


<ご紹介>
『夢幻アンソロジーシリーズに掲載された第11~14話を収録。
体の一部を魔術師に奪われた者――敗魔者(ラグトニア)。 家族と足を奪った憎き魔術師追い求める王女ファルナと、彼女の持つ浄魔霊剣(イグリース)を求める守人カルダスは、利害の一致から行動を共にするようになるものの、いつしか強い信頼で結ばれるようになる。 そんなある日、戦いの傷と疲れを癒していたある町で、ファルナは恐ろしい夢を見る。 そう、それは恐らく正夢となるカルダスの未来の姿――。 激しく動揺したファルナはカルダスに旅を止めるように申し出るが、彼には「人を守りたい」という強い願いがあって…!! 剣と魔術の王道ファンタジー、第3巻です。 


<感想>
2 年 ぶ り の 3 巻 です!! いやぁ待ちに待ったとはこのことでして、3巻も絶対面白いと信じて待ってて良かったです。 その通りだった! 王道といえば王道過ぎるんですけど、それだって真摯に描けば面白いっていう証明みたいな作品だと思ってます。 もうね、何度読んでもメリルが可愛くて、そんな彼女に惹かれちゃいけないのに止まらないランディが面白く…じゃなかった(笑)、切なくて大変です! ラストでメリルが見せた「人間として」の意地も、「人間として」カッコ良かったよ! そして、回を追うごとに深まっていくファルナちゃんとカルダスの絆がいろんな角度から描かれていたのも嬉しかったなw 


キャラクター的な成長がメインだったのが2巻だとしてたら、3巻は、人物同士の心情が深まりあうお話だった気がします。 ファルナがカルダスを心から信じられたこと。 カルダスにとってもファルナの言葉が生きる証となっていること。 ランディがメリルを「魔」として見られなくなっていること。 メリルも、そんなランディを切なく見つめていること。 ――4人が4人とも誰かを想っていて、それは一方通行ではない想いなのに、どこかですれ違っているのがとにかく切なかった。 彼らが見せる小さな表情の変化や心情の吐露に、ものすごい大きなエネルギーが詰まっているのが伝わってきて、いろんなところでドキドキしましたよ。 ファルナを王女だと知ってカルダスが驚いていたのは、彼女が愛する国民を守人として傷つけた過去があるからなのかもしれないですね。


そして、今までファルナにとって「恐ろしい」存在としてのみ描写されてきた魔術師のことを、彼女が「悲しい人間だ」と思えたことが今後の鍵になるのかもしれないとも感じました。 彼の残忍さと力の大きさは確かに恐ろしいけれど、人間がいつ道を踏み外すか分からない弱い生き物なんだということを身をもって実感したファルナなら、彼を止めることが出来るかもしれない。 それはカルダスの未来を含めてとても辛いことだろうけど…。 う~ん、何がどうなったら幸せになれるのかな。 魂を天に導く浄魔霊剣(イグリース)でも、生きている人の魂は導けない。 ファルナが望む未来を得られるのかどうかは、彼女自身にかかっているんだろうなぁ…。


それにしても、カルダスの過去編となる13話がとにかく良かった…!! カルダスの強さは先天的な素質と恵まれた肉体によるところが大きいけれど、それ以上に「精神」が鍛えられてるから。 そして、「守る」という覚悟が育んでいるものなんだ…ということをまざまざと見せ付けられて、読みながら泣いてしまった。 人はきっと、一人では戦えない。 一人で戦う道を選ぶと、恐らく魔術師のようになるんだろうな。 ファルナが強くなれたのも、メリルが忌避してきた力を使ったのも、「誰かを守る」ため。 そうなると…あと頑張るのはやっぱりランディじゃないか!(笑) 妖術師としての自分がメリルを助けられないことを嘆いてばかりじゃ、現状は変わらないぞー。 命が削られた彼女のためにランディが出来ることは、2巻感想にも書いたとおりラグトニアになることだと思ってるので、彼がどういう道を選ぶのかも含めて4巻も楽しみにしたいと思います☆

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『らせつの花・7』の感想

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『らせつの花・7』

潮見知佳
白泉社花とゆめコミックス
2009年10月25日 第1刷発行/¥400+税





『 ねぇ羅雪 どうする?
君をねらう悪霊の正体が――もしも 俺だったら 』


<ご紹介>
白泉社 『別冊花とゆめ』 に掲載された25~28話を収録した第6巻。 悪魔に 「愛」 の呪いをかけられた少女・羅雪をめぐる恋と浄霊の攻防戦は、ますます迷走中――?
旧友の明(めい)に、羅雪への恋心を指摘された夜行は、意識しすぎて彼女と目を合わせることも出来ない。 羅雪は夜行に嫌われたと勘違いしてしまうし、羅雪に言い寄る九竜はここぞとばかりに猛アピールを繰り返すし、人間関係は溝を深めるばかり。 一見平和な毎日…けれど九竜と緋一郎は、8年前に 「悪霊」 と闘った日の事を思い出していた。 二人の大事な人を奪い、今度は羅雪を奪おうとしている 「悪霊」 のことを――!!


<感想>
いろんな意味で、待ちに待った展開が繰り広げられた7巻でした。 盛り上がってます、面白いです!! 
待ってた展開その1。 遂に夜行くんが、己の恋心を自覚ですっ!! いやー時間かかったな(笑)。 でも、だからこそ嬉しさも格別w 自覚するきっかけは明の指摘だったけれど、ちゃんと夜行が羅雪ちゃんを見つめて、存在の大切さを実感できたっていうことが、とても素敵。 25話ラストは、だからすごく好きなシーンです。 夜行にとって羅雪ちゃんは、太陽の光そのものなんだって、伝わってくるから。 闇を進むという名前をもつ夜行を照らせるのは、羅雪ちゃんの愛情なんだなぁ…!! 九竜にいちいちムキになる夜行が可愛かったです。 こういう彼を、見たかったw


でも…6巻の感想で書いた予想通り、羅雪と夜行を引き合わせたのは、やっぱり 「彼女」 みたい。 二人が出会えたことは、羅雪ちゃんを悪霊から守る為にも、夜行が新しい恋をする為にも、そして 「彼女」 が夜行の幸せを見届ける為にも、 皆に「良いこと」 に違いないのに、「痛み」 も残したのも事実。 人を好っただけなのに…。 羅雪ちゃんは泣いちゃったし、夜行と 「彼女」 は別々の道を行くしかないわけだし。 うー…私はどうしても 「彼女」 が好きなので、やっぱり悲しいです。 でも、笑顔になって欲しいのです。 夜行はどう動くのかな。 この手のタイプは、開き直ると押しまくると見た!!(笑) 夜行はずっとヘタレてたので(ヒドイ)、恋に頑張る男の意地を見せて欲しいですw 


待ってた展開その2。  「8年前」 の事実が、大分明らかになりました。 でもそれは、思ってた以上に、重くて悲しい出来事だった。 所長も九竜も、大好きだった家族がいて。 その大切な存在を失ってしまったことが、心に後悔と寂しさを残していて。 でも、喪失から立ち直ろうと新たな絆を得ようとしていたのに。 ――それが、悪霊に対する 「弱さ」 となってしまったなんて、悲しすぎる…。 九竜があの時何と叫んだのかは分からないけれど、 『自分なんてどうだっていい』 という想いが言わせた言葉なら、きっと悲しい言葉なんだろうな。 


だからこそ、25話で 『どうなったっていいなんて 誰一人思ってやしない』 という夜行の想いが届いたことが、きっと尊い。  『こんな時に…』 という九竜の驚いたような、困ったような――寂しいような笑みが、 「あの時」 そう思えなかった自分への戒めのように思えるけど、届かないままより絶対に良いもん。  『僕は君と同じ26歳になった――』 所長のこの台詞は意味深くて、まるで 「君」 の時間が8年前で止まったかのように受け取れる。 …でも多分、それが真実なんだろうな…。 ずっと知りたかった部分だけど、読めば読むほど悲しくて、その哀しみにずっと耐えてきた九竜と緋一郎さんの心の強さを思わずにいられない。


『想い合う相手をさがさせる意味』 っていうのは、何なんだろうな。 でも羅雪なら、想い合う人がいれば最高に強くなれると思う。 その人との幸せが、生きる力になるような気がする。 それが悪霊に対抗する力になる…ってことなのかな? でもホントは、 『はははムリだよ』 って愛しそうに笑う九竜だって、その強さが欲しいはずなんだよな…。 …あれ? もしかして九竜も悪霊と 「賭け」 をしたのかな? うむむ…やっぱり、未だ謎です。 謎といえば、とりあえず、8歳の緋一郎所長が8歳に全く見えいことも謎でした(笑)。


・前巻 ⇒『らせつの花・6』の感想


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『KEY JACK・7』の感想

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『KEY JACK・7』

潮見知佳
秋田書店きらら16COMICS
平成21年8月30日初版発行/¥400+税





『 俺が鍵だ すべての扉は 俺で開く 』


<ご紹介>
『ミステリーボニータ』 に掲載された第25~28話を収録した読みきりシリーズ第7巻。 自らが 「鍵」 となる天才解錠師・御厨秋と、彼の愉快な仲間たち(笑)のお話です。
新宿駅のロッカーで 「KEY JACK」 に依頼すれば、1000万の報酬と引き換えに、欲しいものは必ず手に入る――。 天から稀有な才能を授けられた御厨秋は、どんな扉でも 「自分」 を 「鍵」 として開くことが出来る。 全ての壁を見通すシスター・リンや、情念の情報屋・神林と共に、今日も危険な 「鍵」 に挑む。 その扉に秘められているのは、財宝なのか、人の妄執なのか…。 


<感想>
久々の 『KEY JACK』 発売に充分浮かれてたのですが、表紙を見てその興奮も最高潮にっ!! 秋ちゃんがカッコ良すぎるでしょーーー!!!!(笑) 上品な紫のスーツだけでも素敵なのに、見返りの構図、咥え煙草にピアノ付きって、なんて幸せなアイテムが満載なのでしょう…っ。 あぁ私、生きてて良かったw(笑) 基本的に、男の子よりも可愛い女の子に惹かれる私ですが、潮見先生の描く男性だけは別格で、妙な色っぽさを感じてしまうのです。 そんな訳で27話の、シャツのボタンを2つ開けてる秋少年に、メロメロになりました(笑)。 ヤバイ、その苛烈な瞳も、そこに秘められた情の篤さも、大好きだっ!! 


勿論、紅一点のリンちゃんも大好きw 嬉しいことに、相変わらず強欲ですねー(←褒め言葉・笑)。 秋ちゃん命!!な神林はどんどんお笑い要因になってるし、金と女の人が大好きな極さんとの不毛な恋の行方(?)も楽しいです。 年に2回しか掲載がない為か、シリーズ初期に比べてコメディ要素が強まっているけれど、その分安心して読めるかな。 正直、秋ちゃんのハードボイルド風味の展開の方を楽しみにしてるんだけど、神林たちメインのときのツレない秋ちゃんも大好きなので、活躍が見られるだけで満足ですw あぁ、惚れすぎな私…(笑)。
8/24追記:潮見さんのブログで、「次からキージャックもちょっと新展開になる予定」とあったので、ますます楽しみになりました!!


・第25話
リンちゃんが、偶然出逢った瓜二つの王女様と入れ違えになってしまったことで、命を狙われる羽目になるお話。
秋ちゃんとリンちゃんの不思議な絆がめいっぱい描かれていて、お腹いっぱい胸いっぱい、ついでにラブコメ脳も大満足(笑)になるくらい、好きなお話でした。 この二人、恋どころか友情も危ういくらいに反発し合ってるくせに、理解と信頼だけは人一倍あるんだから堪りませんw アイシス姫をリンとは別人だと一目で見抜く割に、助けに行くのではなく 「とっつかまえる」 ために出陣する秋ちゃんとか。 ノリノリで偽王女役を楽しんで秋ちゃんから逃げる割には、動いてる車から何の迷いもなく彼の腕に飛び込んじゃうリンちゃんとか。 挙句に、く、唇で (←重要) イヤリングを外す秋ちゃんと平然としてるリンちゃんが、もう犯罪級にカッコ良すぎる…!! (身悶え・笑)  「信用」 してないのに 「信頼」 してる二人の関係は、いつ見てもドキドキします。 良いものを見たw


・第26話
恋多き悪徳高利貸し・龍太郎と、全くめげない三流詐欺師・蝶子ちゃんとの、タヌキとキツネの化かし合い話。
っていうか、十文字さんまだいたのか…(笑)。 龍太郎といい十文字さんといい、恋に全力を賭ける男の人は応援してあげたくなります。 「キージャック」 という存在を挟んで繰り広げられる二人の下心が、あまりにもあからさまで馬鹿らしいトコがナイスw 何かもう、この人たちはさっさと別の幸せを見つけた方がイイと思うー(笑)。


・第27話
昔の窃盗仲間(?)クロードから、仲間になれと誘われた秋の身に危険が…というお話。
やばい、 「人を想う」 気持だけでこんなにハチャメチャなことが出来るなんて、皆不器用すぎるっ。 そして、素敵すぎるっ!! どんな金と権力をもってしても心を売り渡さない秋ちゃんのカッコ良さは当然として、恋心だけで軍用ヘリを操縦しちゃう神林も、デートの為に何より大事な借金返済期日を延ばしてあげちゃう龍太郎も、そして秋が自分に心を開かない 「答え」 を欲しがったクロードも、みんなどうしようもないくらいに不器用で真っ直ぐだよ!!  『めちゃくちゃやりやがって…』 と言いつつヘリを見遣る秋ちゃんの表情が誇らしげだったのが、クロードが求めていた 「答え」 なんだろうな。 秋は決して、盗みを至上のものとは考えてないもん。 クールだけど非情じゃないもん。 仲間を見てれば一目瞭然だよねw 久々のピンチだったけど、鍵を開けるシーンのカッコ良さはホント格別で見応えありました。


・第27話
キージャックと勘違いされた龍太郎と神林(ヒカルver.)が、依頼でインディー・ジョーンズばりのトレジャーハントをするお話。
何ていうかもう…………馬鹿馬鹿しすぎるーーっ!!(←褒め言葉・笑)  「キージャックの女」 っていう呼び名だけで頑張れちゃう神林の思考回路もおかしかったけど、 『骸骨が襲って来たぞ!』 に代表される潮見先生のワル乗り感が、一番おかしかったです。 いやいや骸骨は襲ってこないだろ、とツッコミ入れちゃいました(笑)。 それにしても、ヒカルちゃんはホント良い女すぎて……本気で不憫だ、神林…。 そして秋ちゃんは、4コマしか出番がなくてもカッコ良かったですw(←盲目)


・ラストソングをどうぞ
1993年の古い読みきり(シリーズ外)が併録されてました。 幽霊ものなので、ホラーっぽくなるのか良い話系になるのかどちらかかなー?って思ってたら、シュール系でした(笑)。 オチはそこか…。 


・潮見知佳作品関連
⇒『ゆららの月』の感想  ⇒『らせつの花・6』の感想  ⇒『B-EYES』の感想
⇒『ラグトニア・2』の感想



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KEY JACK 6 (きらら16コミックス) ラグトニア 2 (2) (Feelコミックスファンタジー) らせつの花 5 (花とゆめCOMICS) ゆららの月 5 (花とゆめCOMICS)


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『らせつの花・6』の感想

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『らせつの花・6』

潮見知佳
白泉社花とゆめコミックス
2009年3月25日 第1刷発行/¥400+税







『あいつはすごいよ… 自分がどんな闇の中にいても 他人の心を照らしてやれるんだ』


<ご紹介>
白泉社『別冊花とゆめ』に掲載された21~24話を収録した第6巻。 悪魔に「愛」の呪いをかけられた少女・羅雪をめぐる恋と浄霊バトル、急展開です!!
報われないと知りつつも、夜行に告白した羅雪。 それでも態度の変わらない夜行に、やっぱりときめいてしまうのだけど、そんな彼女に同僚の九竜が猛アピール!! 普段とは違う真剣な眼差しに、九竜の気持ちを量りかねていたその時、羅雪たちに悪霊が襲いかかる。 負傷した羅雪を見て、九竜は正気を失って…!?


<感想>
そこで終わるのかっ!!…というところで巻跨ぎでした。 ヒドイよ、せっかく夜行のヘタレ展開が最高潮を迎えてるっていうのにっ!!(笑) キスという実力行使な告白をされても自覚できず、それなのに九竜と羅雪ちゃんの接近になぜかイライラし、挙句の果てには明に指摘されてようやく自分の感情に気付くところがですね、もうものすっごく夜行らしいw 『ゆららの月』の頃も、「彼女」 への想いが錯綜してたもんなぁ、恋愛面で進歩してないなぁ、と思いました(笑)。 他の部分はちゃんとカッコ良く成長してるのにねw あの後、自覚した夜行はどんな攻勢にでるんだろう…。 あぁもう、ニヤニヤが止まりません!!


ニヤニヤといえば。 今回は内容が盛りだくさんでホントに面白くて、顔が緩みっ放しでしたw  羅雪ちゃんが激烈に可愛らしいとか! 謎の男・九竜さんのますます黒い部分が浮き彫りになった(笑)こととか!! 待ちに待った明くんの登場とか!!! そして久々 「彼女」 の登場とかっ!!!! ドキドキしすぎて私が大変でした。 うん、一個ずつ書こう。


まず、一番燃えたのは、やっぱり明との再会でした。 夜行と明はいつまで経っても、犬猿の仲で腐れ縁で、無二の親友なんだなーって分かったからw 今回も久々の悪霊とのバトルなのに、 「こいつがいるから大丈夫」って不敵な顔するの、すごくイイです。 負ける気しないって伝わってきたもん、そんなの、最大の「信頼」だよね!! でも、明は明で、夜行の古傷に触れる権利が自分にはないことをわかった上で、ずっと心配してた。 …だから、羅雪ちゃんが明を安心させてくれたことが、とても嬉しい。 彼から伝わってきた安堵の深さも、本当に嬉しい。 「彼女」 の想いを尊重して夜行には黙秘を貫くやさしさが、すごく明らしくって良かったな。 明と再会できて、私も嬉しかったよw


で、羅雪ちゃん。 何ていうか、諦めようとしてる割りには全然諦められそうもない勢いで夜行のことを好きなところ(笑)が、めちゃめちゃ愛しいですw 頭触れられただけで真っ赤なんだもん、私が惚れそうですよ(オイ・笑)。 人間らしさを失っていた九竜に、力ずくの膝まくらで 「温かさ」 を伝えるところが、スゴイ好きです。 でもってその後の、九竜の優しい笑顔。 いつも彼女にはちょっと強引なくらいの触れ方をするくせに、彼女に向ける眼差しも頬をなぞる指先も、どこまでも愛に満ちてて…なんだか泣きそうなくらいに綺麗なシーンでした。 どんな思惑があろうと、彼が羅雪ちゃんを心のそこから愛してるのだけは本当なんだ。 彼女の光で、九竜の闇も浄化出来れば良いのに…。
しかし所長…「溜め」が意味深過ぎます!! そして九竜さんっ。 生活が人外すぎます(笑)。 あー、やっぱり「そう」なのかなー…(ドキドキ)。


そして…「彼女」。 泣きそうどころか24話の扉絵を見た瞬間泣きましたが(ぇ)、夜行の視線が 「彼女」 を捉えることはないのに、ずっと守護してきたなんて…それって、どんなに大きい愛情なんだろう。 7年経ったって、夜行への気持ちが磨耗したわけではないと思う。 そんな程度の恋じゃなかったもの。 どうやら「彼女」の血筋ならしい羅雪ちゃんを、悪霊から助けるために夜行と引き合わせたのかもしれないけど、私は逆もある気がする。 …夜行を託すなら、羅雪ちゃんが良かったんじゃないかなって。 そうすれば夜行も羅雪も幸せで…じゃぁ、「彼女」はどうなるんだろう。 何となく、羅雪ちゃんの誕生日の最終決戦には、「彼女」の力が注がれそうな気がしてきたし…。 自分の大事な人たちのために、じっと息を潜め続ける 「彼女」 の深い想い。 早く真意を知りたいです。  

・前巻 ⇒『らせつの花・5』の感想    
    


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らせつの花 1 (1) (花とゆめCOMICS) ・・・記念すべき1巻です ⇒感想
ゆららの月 5 (5) (花とゆめCOMICS) ・・・『らせつ』の姉妹作。 思い入れが深すぎます… ⇒感想
ラグトニア 2 (2) (Feelコミックスファンタジー) ・・・剣と魔術の王道ファンタジー。 続きはいつ? ⇒感想

B-EYES 第1巻 (1) (白泉社文庫 し 4-1) ・・・『B-EYES』文庫版。 アクション、ホラー、そして絆!! ⇒感想



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『ラグトニア・2』の感想

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『ラグトニア・2』の感想
潮見知佳
祥伝社・幻想コレクション/2008.10.15/¥600





『 こんな私を このままでもいいといってくれた
 カルダス… あなたを 救いたい―― 』


<ご紹介>
『夢幻アンソロジーシリーズに掲載中の作品。 第6話~10話と、描き下ろしのあとがきが収録された、王道異世界ファンタジーです。

体の一部を魔術師に奪われた者――敗魔者(ラグトニア)。 魔術師に家族を全員殺されたファルナは、目と足を奪われながらもたった一人生き残った王女として、霊術師(リージアン)の力を借りて国から魔術師を排除すると心に決める。 偶然知り合った敗魔者のカルダスと共に、浄魔霊剣(イグリース)を使い敵を倒すための旅をするが、ある日、ファルナを狙う魔術師によってカルダスの体に魔物の卵を植え付けられてしまい…!?


<感想>
すっかりメリルちゃんに骨抜き(笑)なヘタレ妖術師・ランディにメロメロだった第2巻でしたw(そこか!!)
 第1巻の頃は、『騙されるな、少女の姿をしていても200年生きた魔術師だぞ』とメリルを自分の心から遠ざけようとしていたけれど、やっぱり無理だったようですね。 だってメリルは可愛いもん!! 健気だもん!! でも激しさも優しさも不安定さもあって…そんなところにちゃんと惹かれるランディは、やっぱりイイ奴です。 うん、そこは惹かれるポイントだよ、君は正しいっ!!(笑) カルダスのことを、『あんな優しい人を死なせちゃいけない』と微笑みながら泣く彼女を、彼はどう想っているのかなぁ…? 


と、メリル×ランディへの愛情はとりあえず置いといて(笑)、本編。 王道ながら、面白かったです。 物語的に大きく展開した、というよりも、キャラクタ的に大きく成長したお話でした。

特にヒロイン・ファルナちゃんの成長という部分がとても大きく描かれてて、あぁ良いなって。 1巻で表現されたファルナの、魔物に対しても入浴を覗かれることに対しても(笑)動じない精神的な「強さ」。 それは実は、彼女に入っている霊術師のものに過ぎず、彼女自身は目や足を奪われた時と同じか弱い存在だというのが明確になったこと。 霊術師によって、王族という血筋がゆえに国を救うために生きる選択を迫られたファルナは、臆病でお嬢様で霊術も使えない、本当にただの女の子だったということが、よく分かった。
 
でも、だからこそ、あの時霊術師の誓願を受け入れたファルナの心の強さっていうのが本物だということも、よく分かりました。  普通出来ない。 だって、歩くことも出来ないんだもの。 カルダスと出逢うことだって、知らなかったんだもの。 彼女の弱さを見せて貰えたことで、霊術師がファルナを選んだ気持ちが理解できて、いっそう彼女を好きになりましたよ。 弱いことは悪いことでは、決してないんだよね。 進めば、良いんだ。


で、そんなファルナちゃんの素の部分を、カルダスも大切に想うようになるシーンが、潮見先生の綺麗な絵で表現されてて、見惚れちゃいました。 怪我を負ったカルダスの手を、祈るように握るファルナ。 女神様か!!というくらい綺麗でしたーw そりゃ、腹を魔虫に食われながらも、彼女のために立ち上がるよ!!(註・仏は無理です) 血を吐いてでも立ち上がるよ!!(註・以下同文) メリルから右目を還してもらった後のダッシュが超早くてびっくりしました。 愛の力は偉大だ!!(笑。 大好きw)


「夢幻アンソロジー」というテーマ的には、第8話に登場した「裁士」の設定が良かったです。 人の魂についての審理をする、というのは古代から受け継がれてきたテーマでもある訳です。 裁士が選んだのは、カルダスの過去の清算ではなく、未来の生き方。 『この者は、誰を救うか!!』 ・・・きっと彼は、ファルナを救う。 そしてファルナが、多くの魔物を浄化することで、もっと多くの人を救うんだよね。 この連鎖が生む「未来」の重要性を問われたという点で、やっぱりファルナとカルダスの出会いは大切なんだと改めて実感。 ファルナが浄魔霊剣を手にした後に、彼ら(彼女ら?)の考えが変わったことを考えると、ファルナに入っている霊術師は、彼らを納得させるだけの力の持ち主であることは間違いなさそうですしねw


ラスト、右目を得たカルダスが思ってた以上にカッコ良くなっちゃってドキドキです。 最後のコマのように、カルダスの大きな体にすっぽりおさまってしまうファルナがいるって構図が、無いものを補い合ってる二人の象徴のように思えるので、実は好きだったりします。  でも、カルダスに右目を還しちゃったことで、辛うじて命を繋いできたメリルちゃんはどうなってしまうのでしょう…? 緊迫したシーンに何を考えてるんだ!?と自分でも思うけど、性分なんだものー(笑)。 あ、分かった!! ランディがメリルに目をプレゼントすれば良いんですねっ!!(ぇー!!) そうすれば、二人がお互いの命のために生きることが出来るもの。 目指せハッピーラブライフ!!(笑) という訳で、ランディくんの頑張りに3巻も期待したいですーw  

あ。 あと、ファルナのために怖いのに戻っていたワンちゃんにもメロメロでした…可愛いっ!!

⇒『ラグトニア・1』の感想
⇒「潮見知佳」作品感想一覧




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