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『コードギアス 反逆のルルーシュ』の感想part5(4/4追記版)

23_h.jpg

4/4 再追記
そんな訳で、第23話『せめて哀しみとともに』を見ました。 いえ、見たのは某技を使いましたが、何となく配信日まで待ってみました(笑)。 錯乱した状況をお見せしてスミマセンでした…。 もの凄く乗り遅れてますが、自分メモ用として感想を書いときます。


<『コードギアス 反逆のルルーシュ』感想記事>
 → 1~9話までの感想はこちら
 →10~15話までの感想はこちら
 →16~18話までの感想はこちら
 →19~22話までの感想はこちら



<stage23 せめて哀しみとともに>
悲劇の場となった式典会場でユフィと対峙したゼロ。 彼女の記憶は混濁していたが、ギアスの効力は有効のまま。 ルルーシュは別れの言葉を口にして、ユフィに向けて引き鉄を引く。 それを目撃したスザクはユフィを引き上げ救命を行うが、既に手遅れの状態だった。 半狂乱のスザクに、V.V.と名乗る少年が囁く。悲劇の理由を、「教えてあげようか?」と。 何かを決意してルルーシュに電話をかけるスザク。 憎しみを胸に闘うことを自覚しあった二人とともに、日本の未来をかけた戦いが始まった…!! 


何となく、ここで止まってくれれば夏まで我慢できるかな、というギリギリのラインで最終回(仮)。 先週分でストップしてたら、スザクじゃなくて私が半狂乱になったことでしょう(笑)。 それにしても、総作画監督が3人、作画監督クラスが5人、演出・脚本が2人体制と磐石の布陣で製作者側も挑んできましたね。 あと2話、どれだけ気合入れてくれるのか、本当に楽しみです。 最終回は監督の演出が見たいんですけど…な♪

●ルルーシュとユフィ
そうですか、ルル側にそんな想いが秘められていたとは気づきませんで。 コーネリアに向けるような一直線の殺意が見られないとは思っていましたが。 というより、ルルに「恋」という認識があった方が驚きなんですけど…普段ニブイくせに(笑)。 ユフィに関しては、以前からルルは撃つだろう、いや撃てなくなっただろう、と予想を繰り返してきたけれど、最悪の形での決着となってしまいました。

●C.C.とマリアンヌ
あぁ…(納得)。というシーンでした。 いや、C.C.が初めてルルと出遭ったときに「見つけた!!」と言ってた点においては、腑に落ちました。 ただ、何故交信しているのかとか目的とかは不明のまま。 C.C.がルル想う気持ちは、母親の想いとは違う気がするのですが。「そんなことはない、喜んでいるさ」無理矢理微笑んでそう答えたC.C.だけど、ではマリアンヌは何と問いかけたのか? 微笑まなければいけない(=ルルの不幸を喜ぶ)立場に、彼女はいるのでしょうか? だとしたら、ルルの母を想う気持ちが浮かばれないもののように感じるのですが…。

●C.C.とルルーシュ
最早ルルにとって唯一仮面なく話せる人物。 あ、ナナリーを除くわけですが(この辺り、ナナリーは本当に重要なファクター)。 「私だけは、おまえの側にいると…」これでは、マオと同じです。 ルルのギアスもマオと同様の暴走を始めているし、C.C.がさり気無く危惧しているようにギアスの能力自体にも変化が訪れる様子。 ユフィがギアスに抵抗したのと関わりがあるのでしょうか?

●V.V.とかジェレミア卿とか皇神楽耶さんとか
いきなり登場のV.V.。 どーも好きになれなさそう…。 子ども声なのも、正直ちと怖いです(泣)。 C.C.と名前が似てますが、同じようにギアスを与える力があるのでしょうか? 一方のオレンジ卿ですが、何やら完全にイッちゃってるんだけど…「おはようございました」って、また巧い脚本だな…!! 神楽耶は想像していたイメージと随分違って面白かったです。 そーいえばこういう系のキャラ、いなかったですね。 以前予想した「スザクを救出したからゼロに興味を持った」というのは、もしかして全然見当違い?

●スザクとユフィ
元々「人のため」に何かをしたかったスザクが、初めて望んだ自分達の未来。 片翼をもがれたスザクがV.V.に何を吹き込まれたのか非常に気になりますが、何ていうかそんなことより、幸せになって欲しかったなぁこの二人…!! それにしても、全身に銃撃を受けたマオや輻射波動を浴びたジェレミアが肉体的には助かったのに、一発の銃弾が命を奪ってしまうあたりの説得力が弱い気が。でも、ジェレミアのような「復活」をユフィに見たくないので、どうか日本の幸せを信じたまま眠り続けて欲しいと思います。

●ルルーシュとスザク
キミを守るために、世界を壊す―。(公式HPより)
最初から、ここに行き着くコンセプトだったのでしょう。 ルルーシュはナナリーと自分の理想のためにブリタニアを、スザクはユフィのためにゼロの築きつつある世界を、壊す。 では、その先は…?

ラストの電話のシーン。 V.V.から「何か」を聞いたはずのスザクが、今までのような口調でルルに電話をしてきたので、ちょっとした違和感がありました。 てっきり「ゼロ=ルルーシュ」だと知ったのだと思ったのですが、そうでもないのか? V.V.が吹き込んだのは、ゼロがユフィにギアスという強制力をかけたのだ、ということだけなのでしょうか? 「空を見ないと伝えて欲しい」というのはあまりにスザクらしくて、ルルに厭味をいってるようには聞こえませんでした。というわけで後者の説を採用する私です。 この辺りは声優陣も脚本も映像も一級品なので、普段以上に予断を許さないというか、深層を読ませない力がありますね。

「そのために心が邪魔になるのなら、消し去ってしまえばいい」 …結局、ルルは目的のために「心」が邪魔だと感じている訳です。 単に復讐に燃えるスザクの方が割り切れていて「心」が介入する隙間はなさそうな気が。 望んでいたのは世界の破壊と喪失ではなく、そういう「心」だったのではないでしょうか。今でもルルが本当に心を失くせているとは思えませんし。

●次回予告
第24・25話は、今年の夏放送決定だそうです。 思いの外はまっているので、夏まで待てますけど、出来れば今みたいなぁ…(笑)。


コードギアス 反逆のルルーシュ 1 コードギアス 反逆のルルーシュ 2 コードギアス 反逆のルルーシュ 3 コードギアス 反逆のルルーシュ volume 04


以下は3/31の錯乱した本文です(笑)。
みなさまのお気持ち、嬉しかったのでこのまま残しておきます…恥ずかしいけど(爆)。






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3/31
・・・・・・・・えーと。

一応の最終話となるハズの
第23話『せめて哀しみとともに』
の感想を書こうと思ってたんだけど。







私に断りなくプロ野球を延長したヤツは誰だっ!?


という訳で、途中で録画が切れてました。
だって、最終回なのに…!!
さすがにショックでまだ見てません…(大泣)。
後で追記しますが、ちょっと泣かせてください(笑)。



:追記:

励ましてくださった方々のおかげで復活してきました!!
ありがとうございます!!(嬉し泣き) 
とりあえず、少しだけでも見ますよ!!


関連記事
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『恋のドレスと硝子のドールハウス』の感想

恋のドレスと硝子のドールハウス
青木 祐子著・あき画
集英社コバルト文庫 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。

→amazonで見る『恋のドレスと硝子のドールハウス』
青木祐子/あき/集英社コバルト文庫/2007.4.10/\476


<ご紹介>
「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」シリーズ第6弾。 「恋のドレス」を仕立てるクリスと上流貴族シャーロックが、「闇のドレス」の謎に迫る恋物語(のハズ)。 5作目発売から3ヶ月での新作刊行は、嬉しい限りです。 詳細は第一弾『恋のドレスとつぼみの淑女』レビューをご覧下さいませ。

ある日エドという少年が仕立て屋『薔薇色(ローズ・カラーズ)』を訪れ、瓜二つの姉・シャロン用のドレスを依頼する。 彼らは恋愛をゲームの様に捉えており、クリスのドレスもその一環なのだ。 奇妙な依存心を見せ合う姉弟に戸惑いながらも、クリスはドレスのためにシャロンの恋愛相手を選ぶ羽目になる。 一方アイリス銃撃のため謹慎中のシャーロックだが、クリスに会いたい気持ちはつのるばかり。 だがエド達の父親が過去に毒殺未遂を受けた話を聞き、闇のドレスの存在を感じ取って調査を始めることに…。
    →過去記事『恋のドレスとつぼみの淑女』
    →過去記事『恋のドレスは明日への切符』

<感想>
読了後、握りこぶしを両の手に作り、「あぁぁぁん、じれったい!!」と一人悦にいってた私です…(笑)。 じれったさもここまでくると、もう賞賛の域。 だって、240頁余りの中で、クリスとシャーロックが一緒にいるシーンって20頁にも満たないんですよ!! そんなアホな!!(笑)

とは思うんですが、実際19世紀のイギリスという背景があり、未婚の男女でしかも身分が大違い、という状況ではそうそう会えないのが当たり前。 二人は自立した人間であり、それぞれが為すべき仕事や果たすべき立場があるため、互いを(自覚はなくても)想い合いつつ依存度が低いあたりは、なかなか興味深い設定です。 「小説だから」と安易なセッティングに走らない作りは、好感度大。 思い返すと4作目『恋のドレスはカントリーハウスで』も一緒にいるのは20頁未満でした。 おかげで、二人の仲は全然進展しないんですけどね(笑)。

さて、推理が出来るほど明確な伏線があるわけではないけれど、一体誰が闇のドレスの影響下にあるのか、を予想しながら読むのがいつも楽しいこの作品。 今回も、この人物がどういう意思で「薔薇色」を訪れてくるのかを考えながら読んでたのだけど、姉弟の性質が作品を不安定な波のようなもので包んでいたためか、普段以上に雲の中を進むような感じでした。 でもちゃんとヒントがあったので、気づかない自分にちょっと幻滅・・・。 そーいうことでしたか!!納得です。

で、その姉弟にはイマイチ共感できず。 特に、クリスとシャーロックの貴重な逢瀬を邪魔した弟エド君には、シャーロックと同じ強烈な言葉を贈らせて下さい。 「子どもめ!!」と(笑)。 姉シャロンもあっという間に恋人に走っちゃうし、エドもちょっと可哀想ではあるんだけどね。

問題の、クリスとシャーロックの進展しない恋の話。 シャーロックが冒頭から随分ロマンチストになっててビックリです(笑)。 一人でいるとクリスのことを考えてしまう彼が、非常に可愛いらしい!! お手紙に記した「夕食にお誘いすることです」っていう文面もいじらしかった。 そうだよね、第1作目から誘ってるのに、一度も成功してないんだもんね!!(笑) 次こそ行けるのでしょうか。 それにしても、彼が父親と交わした紳士協定は、今後のクリスとの恋愛に障害になるような気がします。 他の娘と結婚しろ、みたいな流れになりそうな予感・・・。
クリスはクリスで、ユベールに爆弾発言くらってましたが・・・。 違うと思いたいけど、シャーロックを頑なに拒むクリスの様子を見ると・・・。 でも、相変わらず恋が絡まないと人を見る目がある娘で、その優しい目線にシャーロックも憧れ、羨んでいるだろなぁ。 二人の間にあるのがただの恋愛ではなく、尊敬しあっている点が私はとても好きなのです。 ・・・あ、でもそろそろ少し、進展を見たい・・・(笑)。

今回もイラストのあきさんが、作品の繊細な様子を描ききってたと思います。 相変わらずカラーより白黒イラストの方が素敵。 シャーロックがどんどん色っぽくなっていくんだけど・・・(笑)。 青木女史の文章の読みさすさも健在。 も少し漢字が多い方が個人的には読みやすいのだけどね。
⇒次作 『恋のドレスと運命の輪』の感想


<まとめ>
今一番待ちわびているシリーズです。 が、乙女チック(死語)路線が向かない人には向かない、のかも?

<関連サイト様>
・感想拝読しました・・・『Optimist's Room』 『奏音読本』 『若草モノ騙り』 『booklines.net』
・出版社系・・・『webコバルト』  





関連記事


『エマ・8』の感想

エマ 8

エマ 8
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.29
森 薫著
エンターブレイン ビームコミックス (2007.4)
通常24時間以内に発送します。


→amazonで見る 『エマ・8』
森薫/エンターブレインビームコミックス/2007.4.6/?620



<ご紹介>
既に本編完結済みの作品で、サブキャラによる番外編を集めた1冊。 4話収録(6回連載分)。 19世紀末の英国ヴィクトリア朝時代という舞台を生かしきった作品です。 帯を見ると、アニメも「英国戀物語エマ第二幕」(→公式サイト)としても放送開始とのこと。 まぁ、うちの地方では見れませんが!!(笑)。
    →過去記事『エマ・7』の感想


<感想>
まず、「表紙の爽やかな青年は誰だっ!?」というのが第一印象。 だって本編ではいなかったじゃん、こんな好青年(笑)。 隣の女性をじっくり見れば分かったのかもしれないけど、予備知識の無いまま読み始めました。 相変わらず、緻密な絵の質も量も余計なモノローグの無い構成も、全て素晴らしかったです。 「番外編の方が面白い」と聞いてはいましたが、うん、確かに仰る通り!!と感じた点を各話ごとに少しずつ書いてみます。


●夢の水晶宮
ロンドンの万博は、1人1シリングで入場できる気軽さで連日大盛況だった。 お金は無いけれど何とかして行ってみたいダグは、ケリーに相談してみるが・・・。

という訳で先程の「この好青年は誰?」の答え。 エマが仕えたケリー先生の旦那・ダグでした。 分かるか、そんなの!!(笑) 必然的に隣の美女がケリーの若かりし姿ということで・・・更に気づかないよそんなの。 対照的な二人ですが、どこからどう見てもラブラブですね(笑)。 素敵です。

前編では万博に行くための二人の奮闘記、後編はまるで水晶宮旅行記、でした。 前編で話題になる1シリングは、1ポンドの5分の1で今のレートだと約10円ほど。 それを貯める努力と喜びを見て当時の生活水準を考えるのも楽しいものです。 明るく素直なダグが夢見る万博に、頑ななケリーさんも惹き込まれていくのが、とても可愛いっ!! 後編は単なる万博紹介ではなく、ダグたちの目線で物を描いているので、一緒に見学している気分になれました。 「そんなに来たかったの?」というダグの質問が聞こえないほど魅入っているケリーの表情、そんな彼女を見つめるダグの幸せそうな目線。 全てが微笑ましく、その分「一生に一度のこと」となってしまった現実が辛くて。 でも物悲しさが残らないあたりに、ケリーさんが長い時間をかけて消化した想いを感じました。 人の想いの深さって、素敵ですね。


●ブライトンの海
保養地の海でアニーと逸れてしまったエレノア。 偶然助けてくれたアーネストは好青年だったが、どうやらウィリアムとも面識があるようで・・・。

本編で多分一番酷い目にあった人物であろうエレノアちゃんのお話。 恋に恋する箱入り娘だったとはいえ、あれは厳しい失恋でした。 でも、どうやら本人もそれを自覚して自力で消化しつつあるようです。 人間、健気で前向きになると手助けしてくれる人が現れるもので、アーネストくんの登場です。 何で本編にはいなかった好青年が番外編でどんどん登場してくるんだろう(笑)。 何ていいますか、海の入り方とか遠乗りの様子とか見所は多々あったんだけど、直面した辛い出来事を乗り越えるには人の力が必要なんだな、ということをの方をしみじみ思いました。


●The Times
特にストーリーはなく、「新聞」をモチーフに本編のサブキャラ数人に焦点をあてたお話。 『夢の水晶宮』でも新聞は重要だったし、そもそもイギリスの小説にも新聞を読むシーンって多いし。 タイムズ紙って今も昔も大きな存在なんですね。


●家族と
メルダース家でエマと同室だったメイド・ターシャのお話。 っていうか、ターシャのドジは母親譲りだったんですね。 まさか遺伝だとは・・・(笑)。 「ここで一生働きたい」と思える職場に出会えたターシャが少し羨ましいです。 「家族」の形って人それぞれ違って面白いですね。 血縁じゃなくても人を想えば家族になれる。リオを見つめるおじいちゃんの目線の温かさにじんわり泣けてきました。家族ネタに弱いりるです(笑)。


<まとめ>
もう少し番外編が続くようです。 イギリスに興味が湧く作品なので次も必ず買います。 オススメ。


<関連サイト様>
・感想拝読してました・・・『Manga Forestz』
・TB送信しました・・・『或る書店員の戯言』
・アニメ公式サイト・・・『英国戀物語エマ第二幕』
・参考・・・『英国ファンのページ~英国の通貨について』
関連記事


『アップフェルラント物語』の感想

アップフェルラント物語
田中 芳樹(原作)・ふくやま けいこ(画)
講談社シリウスKCDX ・?1000 (2007.3)
通常24時間以内に発送します。


→amazonで見る『アップフェルラント物語』
田中芳樹・原作/ふくやまけいこ・画/講談社シリウスKCDX/?1000


<ご紹介>
田中芳樹が1990年に発表した原作を、挿画を担当したふくやまけいこが漫画化し、1993年に発売された作品の新装版。 手の込んだ装丁の大判本で、巻頭にカラーイラストも再収録されているので、1000円という価格を高いと思うかどうかは完全に読み手次第。 私は有り、でしたが。

20世紀初頭のヨーロッパ、大国の狭間で中立を守るアップフェルラント王国。 少年ヴェルは、日雇い仕事の傍らでスリをしながら生活していた。 馴染みのフライシャー警部はそんな彼を心配するが、ヴェルはどこ吹く風。 だがある日、外国人の財布の中に少女の写真を見つけたヴェルは、その少女が監禁されているのを目撃。 男装のアリアーナと大猫に襲われながら、何とか少女・フリーダを救出するが、フリーダはアップフェルラントの岩塩鉱に眠る「恐ろしいもの」のことで女王に相談があると言い…。 二人の出会いは冒険の始まり!! 外交や青春が綾なす、冒険活劇コミックです。
    →田中芳樹の関連記事『霧の訪問者』の感想

<感想>
いや、とても面白かった!! 15年前の作品でも古くないなぁ。 同時刊行された田中+ふくやまコンビの新作『夏の魔術』(原作初版は1988年)も購入したけれど、むしろ漫画としての面白さならばこちらの方が上かもしれない。 幼い頃、続きが気になって仕方なかった児童書のようなイメージ。 確かに「新しさ」はないかもしれない。 けれど、ジュブナイルの王道のようなこの活劇は、どこまでも純粋に「物語」が追求されていて、どきどきとわくわくを描ききったふくやまさんの力に脱帽の1冊ではないかな、と思います。

個人的に、田中芳樹の小説の中でもかなり好きな作品。 『創竜伝』などで展開される社会評論がこちらでも少ないながらも散見される中で、ふくやま版『アップレルラント』はもっとずっとシンプルで明るい。 著者側の思想は極力省かれていることと、登場人物の表情の豊かさがその理由の筆頭でしょう。 素直で利発な少年少女を描かせたら、ホント上手ですね!! 技巧や思想に溢れた作品も面白いのだけど、奇を衒うことのない純粋な力を持つ物語に出会うと、こんなにも面白く嬉しくなるのだな、と思いました。

原作のどのエピソードを取捨するか、どんなオリジナルを加味するかが原作付き漫画の見所で、実際ふくやま版と原作とでは相違点も多い。 一番は、漫画で活躍するヴェルの悪友・エーリッヒの存在。 まるで最初からいたかのように自然に作品に溶け込んでますねw。 ヴェルの見せ場である、急流でフリーダを庇うシーンも彼が上手に持っていってるし、ヴェルが隠したがっていた職業(=スリ・笑)をフリーダにぽろっと喋っちゃうあたりもご愛嬌。 そのような一つ一つのエピソードが、物語をより自然に展開させる鍵となっている。

主役二人で言うと、大猫に飛び掛るフリーダの必死なおてんばも可愛いし、彼女のそんな面を見て好きだなぁと思っちゃうヴェルの気持ちの推移も明確で、原作以上の好感度。 何より、キライだと思い込んでいた女王に謁見し、彼女の人柄を尊敬することで自然とヴェルの口調が大人びるシーンが好き。 子どもは、大人を尊敬できれば勝手にちゃんとしていくものです。 子どもの気持ちを忘れない描写が、とても良いと思いました。

残念?なのは、男装の麗人アリアーナと大猫アッチラのことかな? 原作では大きな役割があっただけに、単なる敵役くらいにしか描かれなくて可哀想な気も…。 フライシャー警部との関わりや祖国に対する想い、その他外交的戦略などの大人の事情を楽しみたいなら、原作の方がしっかりとした面白さがあるのは確か。 原作と漫画、どちらが良いとか悪いとかではなく、互いが互いを補完しあう素敵な関係の本なので、設定や演出の相違点を探しながら両方読むのも楽しいのではないでしょうか。

<関連サイト様>
・田中芳樹公式サイト・・・『WRIGHT STAFF ONLINE』

↓↓こちらは原作版
アップフェルラント物語
光文社/田中芳樹/ふくやまけいこ
発売日:2001-11

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『コードギアス 反逆のルルーシュ O.S.T.2』

コードギアス 反逆のルルーシュO.S.T.2
ビクターエンタテインメント
スタッフ/谷口悟朗・木村貴宏
アーティスト/中川幸太郎・黒石ひとみ・酒井ミキオ
発売日:2007-03-24


<感想>
そんな訳で『コードギアス 反逆のルルーシュ』のオリジナルサウンドトラック第2弾でございます。 といっても私、第1弾は買ってないんだけども(笑)。

あんな曲こんな曲良いな♪ と思いながら作品を見てたけど、特にお気に入りなのが、Hitomiさんのかそけき声がしっとり歌い上げる「Alone」 「Innocent Days」。 普遍的なようで、作品の世界観にぴったり合った歌詞に泣けてきたり。 個人的に「Alone」はシャーリーのイメージです。 何かハマる声で素敵!!
こうなってくると、第14話『ギアス対ギアス』のラストでかかっていた「Masquerade」も聴きたくなる…!! ということはO.S.T.1も買うってことなんですけど…悩みどころです。

もちろん、『スクライド』から谷口作品にお馴染みの酒井ミキオ氏「Callin'」「ピカレスク」もグッド。 特に前者は楽曲が際立ち、後者は歌詞の内容がルルーシュの思想のようで面白い。
「神の島」で初登場したアヴァロンの曲「Avalon」はカッコイイし、音楽が作品に及ぼす影響とか味わいとかを実感しました。

マイナス点は、初代OP曲「COLORS」がテレビサイズなことと、曲は良くても暗い印象の曲が多いので、聞いていて明るい気分にはなれないこと(笑)。 パッケージが紙仕様なのを嫌がる方も多いけど、私は好きです。
それにしてもサントラなんて…某特車二課以来です。

なお、『コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1』が4月25日に発馬予定。 こちらは、サントラではなくドラマ+C.C.のキャラクターソング。 私は買わないけど(笑)公式HPに情報がありました


<『コードギアス 反逆のルルーシュ』感想記事>
 → 1~9話までの感想はこちら
 →10~15話までの感想はこちら
 →16~18話までの感想はこちら
 →19~22話までの感想はこちら
 →23話の感想はこちら

コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1
ビクターエンタテインメント
発売日:2007-04-25


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