『スパイラル・アライヴ・4』の感想

スパイラル・アライヴ 4 (ガンガンコミックス)


『スパイラル・アライヴ・4』


水野英多・画/城平京・作
スクウェアエニックス ガンガンコミックス/2008.3.22/?390




『今 この時 体が動く間は 自分の好きな相手を死なせない
 それ以上に 正しいことはあるのかい?』

<ご紹介>
『月刊少年ガンガン』誌上で連載中の作品で、完結した『スパイラル~推理の絆』のアナザストーリー。 遂に「彼女」も登場ですw 表紙で理緒が後ろ手に何を隠し持っているかは、カバーを外すと判明します(笑)。 危な!!

失われた「ミカナギファイル」は雨苗の頭脳に記憶されていた。 雨苗の狙いは、それを切り札に9年前に起きた事件の復讐を果たすこと。 だが関口伊万里の存在が、周到に用意された彼女の計画を徐々に狂わせる。 9年前の真相を知るシェフィールド博士も痺れを切らせるなか、鳴海清隆は一人微笑む。 全ては彼の計画通りなのか…。
    →関連記事 『スパイラル・アライヴ・2』の感想
    →関連記事 『スパイラル・アライヴ・3』の感想
    →関連記事 『スパイラル~推理の絆~・15』の感想


<感想>
何ていうかもぅ…やっとここまで来たか!!という感じです。 「ここまで」というのは雨苗の事件のことではなく、私にとってはやはり「彼女」の登場のこと!! 待ち望んでました~!!(感涙っ) 相変わらずの胡散臭さとか人をくった言い回しとかが、堪らなく魅力的です(笑。褒め言葉?)。 5巻予告を見るとまだ出番がありそうなので!!期待してよーっとw んー?「彼」は出ないのでしょうか。


そんなこんなで、さて本編。 とりあえず雨苗の正体が、3巻の感想で私が予想したとおりだったのでホッとしました。 一応まだ正解として語られてはいないけれど、4巻ラストを見る限り合ってますよね(って、ここで違ったらどうする!?)。 で、大事なのは、耐え切れなくなった雨苗が自分の正体を告白する相手がやっぱり伊万里だったっていうこと、かな。 あと、香介くんのアホっぷりも彼女を追い詰める要因となったっていうこと。 これは大きいですよね。 

この2人は、当初から清隆が「おバカででないと開けられない扉がある」「(事件を解決できるのは)恋を知る者だけだ」と言い続けている、いわば事件を導くための確定要因。 これはどういう意味なのかな~と量りかねて来たわけだけど、こんなに有効に作用するなんて!!


雪音を想い出させる(らしい)伊万里の存在が、雨苗を自然と癒し逆に追い詰めることにもなって。 亮子ちゃんを巻き込むくらいなら自分が死ぬという香介のおバカなまでの想いが、過去に「そう」出来なかった自分への無力感を引き出すんですね。 そうして雨苗自身に隙が出来るのを、清隆は待ってたんだ。 くぅぅ、何て嫌な奴っ!!(笑) 最初からそー言ってくれれば良いのに!! 

今回清隆が、「つまらないなぁ。全部私の思うままですよ」とか言っっちゃってるけど…笑ってるけど…あれって優越感とかじゃない気がしてなりません。 あれは、自嘲、だよね。 基本的に『スパイラル』シリーズは登場人物全員が、何か抜け出したくても抜け出せない魔の連鎖にハマってもがくお話だけど、やっぱり一番抜け出せないでいるのは清隆なんだなーと思いました。 それだけに『推理の絆』ラストで歩が見せてくれた決意の大きさを、今更ながらに想ったり。 うん、やっぱ好きです、このお話w


9年前の事件はシャーロットに「スイッチ」が入った為に起きた惨劇だとミスリードされてたけど、どうやらそれは事件の真実ではないそうな。 5巻(次巻)で完結とのことなので、あとは9年前の事件の謎に一直線って感じなのかな? 気になっているのは、3巻で登場した清隆のCD、あの曲のタイトル。 ちょっと意味深だけど、どういう意図であのタイトルだったのかなぁ?とか。 それって清隆の本質に迫りそうな感じだけど…気のせいかも(笑)。 

あと、今回お気に入りだったのは…「独占欲が強いのね」と指摘された時の亮子ちゃんのむくれた顔と、19話で理緒っちと清隆が電話するシーンに起きるドタバタなところ。 前者は可愛く、後者はめっちゃ笑わせてもらいましたw あとは…表紙の理緒っち、小さ過ぎます!!(笑)


<まとめ>
清隆さんの着ぐるみは、絶対「彼」作だと私も思いました!!(笑) 何だかんだであと1巻っ!! 続きも楽しみ!! 


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『土星のわっか』
●TB送信先サイト・・・『或る書店員の戯言@年中無休モード』
オンライン書店ビーケーワン

    →bk1で『スパイラル・アライヴ・4』を見る



関連記事


『LaLa4月号(2008年)』の感想

lala0804.jpg
『LaLa4月号』
白泉社/2008.2.23/?400



<感想>
大好きな『夏目友人帳』がアニメ化されるという告知にびっくり!! 正直、この情報に頭がいっぱいで、動揺しながら読んでた1冊(笑)。 表紙は、ゲームシリーズ最新作となる『遥かなる時空の中で4』が集中連載がスタート。 付録も『遥か』のノートで、巻頭カラーは『夏目友人帳』でした。

そして次号(3/24発売予定)には、『ホスト部』『メイド様!』『キス早』『ヴァンパイア』のドラマCDが付録として付くらしいですよ!! これってかなり豪華。 DXの新人さん・可歌まとさん(大好き!!)の新作読みきりもあるみたいで、今から楽しみですw
    →関連記事 『LaLa3月号(2008年)』の感想
    →関連記事 『LaLa2月号(2008年)』の感想


●緑川ゆき 『夏目友人帳』
古い洋館で箱に閉じ込められていた少年・カイを助けた夏目。 妖怪に狙われているカイに親身になるが、カイを狙っていたのは夏目の知人・名取。 名取が告げる驚愕の事実とは!?
おぉっ。 『夏目』始まって以来の強敵出現みたい。 どきどきしながら読んでたました。 ラストのオチは予想してたけど、カイの無邪気さが夏目を癒していたがゆえに、余計にショックでした。 妖怪は、いつも夏目に酷な道を用意するんですね。 告げる名取さんも辛かったかも…夏目は名取さんに会わなくて晴れ晴れとした表情を浮かべてたけど(笑)。 ニャンコ先生でも気づかないほどの大妖怪ってことなのかな? 私としては、「おれまだここにいたいんだ」と叫んだカイを信じたいです。 それって、藤原夫妻のもとで優しく暮らしたいっていう夏目の願いと同じなんだもん…。 
多軌ちゃんや名取さんの再登場も嬉しかったけれど、200円で意のままに操られちゃうニャンコ先生が可愛いよぅっ(笑)。 


●田中メカ 『キスよりも早く』
「デート」として水族館へ行くことになった文乃と先生。 バレないように変装した先生の魅力を再確認する文乃だが、幼い自分とのギャップに「妻」としての自身を持てず…。
誰が何といおうと、今回一番の名場面は、イルカのぬいぐるみにらぶらぶな鉄兵くんに決定ですっ!!(笑) か、可愛くすぎて困っちゃうので、私が大変っ(いつもでは?)。 だって、先生やブンちゃんのように自ら道を選べるほど大人ではない彼にとって、与えられる「今」が全て。 親戚をたらい回しにされてた頃は、こんなささやかな幸せもなかったんだろうな・・・幼い子供に責任はないのに。 初期から言い続けてますが、私にとってこの作品は「家族」抜きには語れないので、今回先生が翔馬に「妻ではなく家族なんでしょう?」と問われ、肯定した話の「続き」がとても気になります。 ブンちゃんは女の立場として家族<妻でいたいみたいだけど、先生が思う「家族」って何かな? もっと大きなもの思うんだけどな。
それにしても・・・『LaLa』誌上で未だかつてこんなに大きなラ○ホ○ルが描かれたことが果たしてあったのだろうか!?(笑) 5000円って高くないですか?(こらこら!!) 次号はお休み。
    →関連記事 『キスよりも早く・2』の感想


●葉鳥ビスコ 『桜蘭高校ホスト部』
環の「何事も経験」という言葉に後押しされ、自分改造を始めたハルヒ。 まずはホスト部のおもてなし衣装の企画を出してみたけれど、コレがまたメンバーから不評で…!!
久々にハルヒの天然コマシ娘パワーが大炸裂してました(笑)。 そしてまた久々(?)に鏡夜先輩の強欲主義も炸裂。 個人的に、「利点はコストの低さかな」がお気に入りですw 先輩としてどーかと思うあのゼスチャーも最高でしたねっ!!(褒めてるの?)。
ハルヒがやる気の炎を「むんっ」て出すシーンがめっちゃ可愛いw そこまでして自分改造に挑むハルヒは偉いですね。 一方光の自分磨きはうまくいかず。 これは多分、ハルヒが「自分の夢のために」変わりたいのに対し、光はあくまでも「ハルヒと釣り合うため」だから。 切実に「変わりたい」と願う気持ちがまだ足りてない。 光にとって「須王環」という存在は良くも悪くも大き過ぎるんだろうな。 ラスト、環に来るなと言いながら光自身も傷ついてるように見えて、初恋の不器用さに切なくなりました。 
はっ!! ここは多分、「環がいればみんな笑顔!!」的良い話へのコメントを書くべきだった気がしますっ。 どーよ、この興味の偏りっぷりは…(笑)。
    →関連記事 『桜蘭高校ホスト部・11』の感想


●藤方まゆ 『あぁ愛しの番長さま 其の十八』
番長を巡って佐助と勝負するはずが、謎の美少女・雪村に間男として拉致されてしまった加藤くん。 何とか帰還しようと試みるも、雪村の秘めた想いを知って放っておけず…。
シュンシュンの意地悪っぷりと雄ちゃん大好きっぷりが、微笑ましくて仕方ありませんっ(笑)。 「雄ちゃん返してもらわなきゃ」がお気に入りw もうこの道を極めてください。
前回から続く加藤くん目線のお話。 彼がいかにそうかちゃんにラブってる(動詞?)かが伝わってくるので、かなり好きな展開です。 次回、そうかちゃんは怒るのかな? 心配するのかな? 会えて喜ぶのかな? 彼女の反応が楽しみですw っていうか、誰目線でもこのハイテンションぶりは変わらないっていことが嬉しいー(笑)。
    →関連記事 『あぁ愛しの番長さま・3』の感想


●弓きいろ/有川浩 『図書館戦争 LOVE&WAR』
「図書特殊部隊」で悪戦苦闘中の郁、正反対の郁をどう受け入れるべきかで悩む手塚。 そんな2人を堂上と小牧が見守る中、図書館長代理の不正疑惑が発覚して…。
連載再開っ!! 堂上との距離感を量りかねてる郁の様子を、とても可愛く描いてますよね。 悩む手塚も、彼をやりこめる柴崎も、見守る小牧もみんな生き生きしてる。 原作の流れを追いつつ、かなりオリジナルな展開になってきててとても楽しいですw 弓先生は上手だなぁ。 堂上が郁の顔の小さな傷を見逃さず、すかさず絆創膏を貼るシーンが今回のお気に入り。 こういうこと素で出来ちゃう教官は、女から見るとズルイ!! 絶対惚れますって!!(笑) 
不正を「絶対あっちゃいけない」と叫ぶ郁が、良化委員会とのバトルを経て何を学ぶのか。 次回も期待ですw
    →関連記事 『LaLa2月号(2008年)』の感想(『図書館戦争』)


●藤原ヒロ 『会長はメイド様!』
美咲を庇って大怪我をした碓氷。 見舞いに来た美咲は、普段自分のことを話さない碓氷だが、豪華なマンションに一人暮らしをするのを見て、思わず世話を焼くのだが…。
ほぼ全編美咲と碓氷2人きりのラブ介護話でした。 寝かしつけたり手料理を作ったりと、献身的に(?)介護する美咲ちゃんだけど…いや、シャツを脱がせて体を拭くって発想はマズくないですかっ!?(笑) いちいち赤くなる美咲ちゃんが可愛く、そんな彼女を大事そうに見る碓氷も悪くなかったけど…何だかやりとりが妙に色っぽくて困っってしまいました。 私、とても純情なんです(ぇ)。 
五十嵐が言ってた「勝手に面白いことになる」っていうのは、きっと碓氷の実家絡みのことを指してるんだろうな。 明らかに上流階級な碓氷家とのギャップが主軸になっていくのだと思います。 
    →関連記事 『会長はメイド様!・4』の感想


●響ワタル 『少年ドールズ』
昼は小さな人形、夜は手へのキスで人間の姿になる人形「レオ」。 あげはは彼とともに人形の声を聞き、救う「人形師」。 レオの対となる「雪」を探すうちに、とある事件に遭遇し…。
人形の声が聞けちゃうあげはちゃんと、俺様な人形レオとのかけあいが楽しいお話でした。 すみません、個人的に絵がちょっと苦手なのと、ぬいぐるみ以外の人形が本気で怖い(特にピエロがもぅ…!!)のとで斜め読みなんですが(ぉぃ)、雪ちゃんのことは私も最後まで女の子だと思ってました!! と、思ったら思い切りタイトルでネタバレしてたんですね(笑)>気づけ自分。


●呉由姫 『金色のコルダ 特別編』
中世ヨーロッパの音楽家がどういう存在だったのかを可愛く描いた番外編。 呉先生の美麗な絵で、ひらひらでフリフリの衣装が見られてすんごい幸せっ!! 天真爛漫な香穂姫さま、可愛かったなw こんなお話が本編でも面白かった気がします。 ラスト、眠る香穂ちゃんを「しょーがねーなー」と見つめる土浦っちがツボでしたw
    →関連記事 『LaLa3月号(2008年)』の感想(『金色のコルダ』)


●なかじ有紀 『ZIG☆ZAG 第36話』
やっと想いの通じた諏訪くんの喜びがめっちゃ伝わってきましたw 今回のヒットは、月イチで花をオーダーする七瀬さんの生き方。 あぁいうの、ちょっと憧れますw

●マツモトトモ 『ビューティーハニー Cut.12』
「男に頼らないで生きていくつもりが 男に溺れたらどうしよう」というラスト1ページの破壊力が凄まじい!! 小学生の恋愛モノなのにスタイリッシュで、スタイリッシュ過ぎて小学生には見えないけど(笑)、でも良かったです。 

●水野十子 『遥かなる時空の中で4』
ゲーム、大人気なんですね!! 普段『遥か』はあまり読まないけれど、『遥か4』の最初ということで読んでみました。 でも内容より、ヒロインの制服の可愛いさが気になって仕方ありません!!(笑) 可愛いよぅw あのスカート、ナイスデザインだわっ。

●樋野まつり 『ヴァンパイア騎士』
ダメだ。 人間関係を把握できませんでした…。
●にざかな 『4ジゲン』
「シカトする」からあの妄想。 そのオカシさは、恋のせいだけじゃないと思う…(笑)。
●柏屋キクゾー 『嫁姑教室』
初コミックス発売後、今度は本誌でも連載開始。 人気があるのは良いことですw
●カネチクジュンコ 『八葉さんが行く!』
こちらも、通常DX掲載作品が本誌でも掲載。 『遥か4』の掲載でも4コマは通常版なのか。


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『☆My Comic List☆』 『「ざれごと寝言大事なこと」日記』 3/1『土星のわっか』


関連記事


『機動戦士ガンダム00』の感想/第21話『滅びの道』

機動戦士ガンダム00 (1)

企画:サンライズ/原作:矢立肇・富野由悠季/監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介

ガンダムを全く知らない、雑誌での予習もしてない管理人の、素人目線感想です。 台詞から全体の流れを見てみよう、という感じで書き連ねてます。

→過去記事『機動戦士ガンダム00』各話感想はこちら。



●第21話『滅びの道』
『ガンダム00』を見ていると、最近ホントに30分を短く感じます。 熱い、熱いよ皆っ!! 今回、熱い男代表が不在(笑)で泣きたいくらい哀しかったですが、いろいろな人がいろいろな「感情」を得て、自分らしさを得ていく一方で、用意されたのが「滅びの道」だなんて哀しすぎる。 プトレマイオスクルーに初めて本当の「絆」が出来た今、明るい未来を得るためには、どうすれば良かったのでしょう…。


・『戦果はあげるさ。 そうでなくてはフラッグを降りた意味も、隊長に会わせる顔もなくなる』
ダリル・ダッジ中尉の熱い決意の前には、コーラサワーさんの大佐への愛も霞みます(笑)。 誰よりもガンダムを意識し、打倒を誓ってきたグラハムさんの姿を一番間近で見てきた中尉ならではのカッコ良さ。 今回は『申し訳が立たない!』という結果になってしまったけれど、(良い意味で)小難しさが目立つ『00(ダブルオー)』の中で、彼ほど真っ直ぐな感情を持て余すことなく表現してくれる人は、ホントに貴重だと思う。 誰もがこうなれれば良いのに。


・『最近、柔らかくなってきたわね、フェルト』
 『そ、そうですか?』
 『そうよ』

素直に笑えるようになったフェルトはとても可愛らしかったけれど、個人的にはこのセリフを言う時のスメラギさんの方が、「柔らかくなってきた」なと感じました。 最初の頃に悲壮感を漂わせていたのは、スメラギさんも一緒。 それが、プトレマイオスを指揮する立場としてではなく、年上の同性の優しさからフェルトを気遣う姿が、とても素敵w しかもこの表情が、
 『ミス・スメラギはその過去を払拭する為に戦うことを選んだ。 折れそうな心を酒で薄めながらな。 そういうことが出来るのもまた、人間なんだよ』
というロックオンのセリフに繋がる流れがとても秀逸でした。 カッコイイなぁロックオン。 しかもこの流れ、ここだけでは終わらないんですよ!!


・『僕らは裁きを受けようとしている…』(アレルヤ)
 『冗談じゃねぇ、まだ何もしてねぇぞ!!』(ロックオン)
 『ボクはヴェーダに見捨てられた、のか…?』(ティエリア)
 『エクシアに載っているのにガンダムにもなれず、オレは…!!』(刹那)

擬似太陽炉(漢字あってる?)を搭載した量産ガンダムと真っ向から対峙したときに、アレハンドロ・コーナーさんの差し金でヴェーダの支援が停止。 年若いマイスター達が悲観する中、ロックオンだけがそんな現状に立ち向かうような発言をする。 これがイイ、もの凄く。 自分のトラウマを作った組織にいた刹那の存在を許容したことで、彼の精神的な強度が増したのかもしれないな、と思いました。 ティエリアへの気遣い方がね、スメラギさんがフェルトに声をかけたときのように、自然でした。 「立場」ではなく、やはり同性の年長者として、親しいチームメイトを思い遣る感じ。 孤立し始めたプトレマイオスだけれど、クルー達の気持ちは、決して孤立していない。 その流れがやっと出来上がったんだな。 うん、カッコイイ。
この前提があったものだから、次の、


・『違う、違うっ!! オレはまだ生きている。 生きているんだ!! 動けエクシア!! 動いてくれ、ガンダム!!』
という刹那の叫びが熱かった。 小さな積み重ねを経て生きることへの実感に深みが増した刹那の叫びにクラクラしましたw その心からの叫びにガンダムが応えたかのようなタイミングでシステムが切り替わったのも、お約束ながら良い演出w しかも、この独自システムはヴェーダのように誰が構築したのか分からないようなものではなく、スメラギさんが考え、フェルトとクリスティナが作り上げたものだという点がまたカッコイイ!! ヴェーダに頼ってきた今までの方が、ずっと恐ろしいものだったということですね。 熱いなぁ。 
ただ、戦うことを止めたいのかと自問する刹那にとって、夢の中で『止めて良いのよ』と囁くマリナ・イスマイールさんがどんな存在なのかを、ちょっと量りかねてるんだけど…。 
 

・『そんな、ボクを庇って…? ロックオン・ストラトス!?』
ヴェーダに見放されたと絶望するティエリアを庇い、敵襲を一身に受けたロックオン。 その行動を信じられないティエリア。 人間離れしたヴェーダとの融合を披露したティエリアからは、刹那やロックオンの言動から得る「人間」という「存在」を自分と切り離して捉えている印象を受けます。 ティエリアが抱えていたガンダムマイスターとしての自負というのは、ヴェーダの存在に裏打ちされたもの。 それが無い状態の自分を認められないティエリアを、ロックオンは体を張って守ることで「そうではない」ことを示したことになるんですね。 ティエリアが感じてきた他のマイスターへの「優越感」より、ロックオンが求める「連帯感」が、ティエリアを変えたことになるんだと思う。 ここから上がってきて欲しいなぁ!!


・『ガンダムの時代は終わった。 これで世界が変わる!!』
そうであるならば、確かにガンダムは世界を変えたことになる。 けれど、今までソレスタルビーイング対地球の各軍、という構図だったものが、総当たり戦のような状況になるだけなんじゃぁ…。 これが本当の「変革」ではないんですね。 ここからどうお話が続くのか、次回にも期待です。


●今週のグラハム・エーカーさんの名台詞。

じ、次回こそ…!!


→関連記事 『機動戦士ガンダム00』の感想/第20話『変革の刃』



<関連サイト様>
●TB送信先サイト・・・『サブカル・カムカム』 『ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人』 『Spare Time』 『アニメって本当に面白いですね。』 『ランゲージダイアリー』
●公式サイト・・・『サンライズ 機動戦士ガンダム00』


関連記事


『シュガー☆ファミリー・3』の感想

img20080223.gif
『シュガー☆ファミリー・3』
萩尾彬
白泉社花とゆめコミックス/2008.2.10/\390




  『――でも もう少しだけ ホントの兄妹のようにいさせて』




<ご紹介>
白泉社『LaLaDX』に掲載された第9~11話を収録した第3巻。 教師と生徒、しかも義兄妹な二人が織りなす、ホームコメディ以上ラブコメ未満のお話です。 読みきり『ショコラトル』も併録。

両親の再婚で突然義理の兄妹になった帝一と夕夏。 実は両親は未入籍のため「義理」の関係ですらないことは、誰にもナイショなのだ。 「妹」に激しく夢を持つ帝一に振り回される夕夏だけれど、彼の優しさは何故か夕夏を安心させ、「家族」の有り難さを感じるようになる。 そんなある日、夕夏は中学時代の後輩男子・新と偶然再会。 「妹」に近づく新を警戒する帝一と、すっかり男らしくなった新に途惑う夕夏だが、新は強引に夕夏を連れ出してしまい…!!
    →関連記事 『シュガー☆ファミリー・2』の感想 
    →関連記事 『シュガー☆ファミリー』の感想


<感想>
祝!! 3巻発売です~w また表紙が派手ですね!!(笑) 2巻引き続き、表紙に「☆」がデザインされてて良い感じ。 好きな作家さんのコミックス発売は、何度経験しても嬉しいファン心理。 幸せですw


さて、新キャラ・新くんが登場して、人間関係のややこしさに拍車がかかった第3巻。 「時代は弟なのか!?」と悲しみ咽ぶ帝一のアホっぷりを、相変わらず愛しいと思うりるでございます(笑)。 アホだー!! でも可愛いー!! 黒髪に傲慢な態度の新くんは本来なら私の好みのタイプなはずなのに、やっぱり帝一をヒイキしてしまうのは、アホ過ぎるくらいに夕夏ちゃんを思う彼の愛情を、綺麗だと感じてしまうからです。


多分帝一は「妹」だから夕夏ちゃんを好きなんだけど、「妹」じゃなくても夕夏ちゃんを嫌えると思えない。 もう純粋に大切なんですよね。 それに気づかせないフィルターとして「家族」というものが設定されているのが、この作品の上手なところ。 傍から見ると想い合ってるようにしか見えないのに、本人同士は本気で家族を目指してるという、この噛み合わなさ!!(笑) 素敵すぎますw 


毎回掲載誌『LaLaDX』で読んでいるけれど、コミックスとして通読すると全体像が見えて、また違う面白さがありました。 何ていうか、3巻は、2巻までの間に2人が築いた土台があってこそ成り立つお話だったんですね。
第9話で新くんが登場して、夕夏ちゃんと帝一の間に割り込んできても。 第10話で「妹」の居場所を奪われそうになっても。 どたばたしつつも2人が家族でいたいと思えるのは、手探りで彼らなりの「家族」の絆を築いてきた土台があってこそ。 うん、何か微笑ましいw でも、早くラブな展開にならないかなーという希望は抱いております(笑)。 頑張れ帝一!!


以下、各話語り・・・は、雑誌読了時の感想へのリンクにします。
●第09話 →『LaLaDX5月号』の感想
●第10話 →『LaLaDX7月号』の感想
●第11話 →『LaLaDX9月号』の感想


●読みきり『ショコラトル』
これね、好きなお話だったので収録されて嬉しいっ!! もちろん常々申し上げている通り、年上の少女×年下の少年のカップリングに目がない私のオカシイ嗜好もあるんだけれども(笑)、「恋」をちょっと斜めに見ていて痛い目にあうヒロインの不器用さが、とても愛しかったので。 ラストの色っぽさもピカイチだし、良いな、好きだなw


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・3/12『☆My Comic List☆』
オンライン書店ビーケーワン

    →『シュガー☆ファミリー・3』をbk1で見る



関連記事


『花と悪魔・1』の感想

img20080220.gif『花と悪魔・1』
音 久無
白泉社花とゆめコミックス/2008.2.25/\390



『俺は悪魔で お前は人間なんだよ』
『でも はなは ビビが悪魔でも大好きなの』


<ご紹介>
祝、初コミックス!! 『花とゆめ』に読みきり掲載後、集中連載されている作品。 『第3話』に「一読み惚れ」した私は発売をずっと待ってましたw 大悪魔「ビビ」と彼を慕う少女「はな」との、メロメロに甘い親娘?コメディです。

ビビは、退屈から魔界を出奔し、人間界に移り住んだ大悪魔。 屋敷前に捨てられた人間の赤ちゃんを覗きこむと、赤ちゃんは彼を見て「花のように」微笑んだ。 羨望と嫉妬の視線しか知らなかったビビにとって、その微笑みは新鮮で、彼女を拾い「はな」と名づけて育て始める。
14歳になった「はな」はビビを慕って笑いながら、彼を追い回す毎日。 「はな」はビビに「花」を贈るが、悪魔に触れると「花」は枯れてしまうのだ。 その様子に、自分に触れると「はな」までもが消えてしまいそうな恐怖を覚えるビビは、「はな」に触れることが出来ずに彼女を不安にさせてしまい…。



<感想>
「はな」ちゃんにメロメロな「ビビ」くんに、私がメロメロですっ(笑)!! あ、いや、はなちゃんにもメロメロか私…。 あ、背景の描き方とか洋服や小物のデザインとかも可愛くてメロメロだし、大変だわ、メロメロなことが有り過ぎてよく分からなくなってるくらい、もぅ大好きです!! だって、可愛いんだもの~!!(大笑)


お話としては、ビビを大好きな「はな」ちゃんと、そんな彼女がホントは可愛くて堪らない「ビビ」が繰り広げる、日常生活を描いたもの。 魔界を出奔した大悪魔なので、その日常っぷりもちょっと突飛。 事情を知る人間から生き血を吸ってみたり、彼を連れ戻すために違う悪魔がやってきたり。 
そんな風に舞台は非日常なのだけれど、ビビやはなちゃんが抱く悩みは、至ってシンプルで人間的。 はなちゃんを失いたくないと怯えるビビと、そんな彼との距離感に寂しさを募らせるはなちゃん。 どちらもお互いを想うが故のすれ違いなんだけど、でもそんな手探りな愛情が、堪らなく愛しく感じられるからスゴイ!!


基本的にビビの屋敷を中心に、ビビとはなと自称ビビの親友フェルテンらの限られた人物で展開するお話。 ピントをしっかり絞ってあるので、読み手としては一直線にビビとはなちゃんとの関係を愉しむことが出来るという構成が上手。
でも一番の成功点は、物語の視点をはなちゃんではなくビビが担っている点にあると思います。 ビビの目線にすることで、彼の分かり難いはなちゃんへの愛情も、不安も、全てが明確になる。 そのため共感度が上がるんですね。 距離感を量りかねているのが人間サイドだけではない、という辺りが、読んでて嬉しいんですよね。

 
第1話ではなに触れることにさえ怯えていたビビが、はなの溢れる笑顔に自信を得て、迷いなく手を繋ぎ「はなのことなら全部知ってる」とカッコつけるに至る(笑)第5話まで、すべてが愛に溢れた作品。 タイトル通りモチーフに「花」を使って、ビビの不安とはなの愛らしさを表現しているのもさすがなところ。 基本、閉じたお話だけど、それゆえの可愛らしさに溢れています。 オススメな一作。

以下、各話語り。


●第1話
もう扉絵からして超好みですっ!! 基本的に私、英国風紳士の衣装にめっちゃ弱いので、ビビの居姿は見ているだけで楽しいです。 帽子の縦リボンとか、細かいデザインも秀逸ですね。 たまに使われる丸い○コマも、ポップな印象でグッド。 14歳のはなちゃん初登場時にみせたビビの笑顔とか、苦手な昼間にいなくなったはなを迎えに行ったりしちゃうところが親バカでグッドです(笑)。 あ、人間の生き血を吸うシーンと、ラストで薬を飲ませるためにはなにキスをするシーンは、うまく対比してるんですね。 つまりビビは思わせぶりな行為を平気でしてるけど、確信犯ではないということ(笑)。 まぁ、素で出来ちゃうあたり、ある意味最強です。 だって、薬を飲ませるキスって14歳にはでぃーぷなんじゃぁ…(嬉w←喜ぶな)。

●第2話
はなを失うのでは?という怯えからくるビビの八当たり(笑)に負けず、彼を想うはなちゃんが可愛くて仕方ない!! でもって、そんなはなちゃんを茶会に迎えに来たときのビビの衣装がめっちゃカッコイイのですw 縦結びリボンの帽子にメロメロです(笑)。

●第3話
触れることの恐怖を克服?したビビとはなちゃんは、次の段階へ。 つまり、「ずっと一緒にいたい」と思ってしまうことへの、強い憧れと恐怖。 150年に一度しか見られない特別な月夜を一緒に過ごしたいはなと、150年を短く感じるビビとのすれ違い。 「ずっと一緒にいたい」でも、出来ない心許なさを、おまじないに託すビビとはなが、本当に可愛くて素敵でした。 良いなぁw

●第4話
新キャラ登場も、見せ場はやはりビビが持っていきまくりでした(笑)。 はなちゃんだけに見せる焦った表情がイイですね!! っていうか、ビビにとっていつの間にかフェルテンの格が上がってたのが面白い(はなに、「何でフェルテンと一緒にいない!?」というところから)。 「ビビははなのだから 連れてっちゃダメ!」というはなに、離れることへの不安が自分だけのものではないと気づくビビの笑顔がまた…アナタ相当はなちゃんにメロメロですがな!!(笑)

●第5話
今までの立場が逆転し、気持ちを読ませないビビにはなちゃんが不安を抱き、逆にビビは自信満々だという展開がちょっと新鮮。 だってビビ、いつもヘタレなのに!!(笑) それくらい、彼の生活にはなちゃんが馴染んでいるということですね。 ビビへの想いが完全に恋になったはなちゃんの今後に、期待ですw


●関連記事
   ⇒『花と悪魔・2』の感想


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『マンガ一巻読破』 2/29『つれづれ読書日記』
オンライン書店ビーケーワン

    →bk1で『花と悪魔・1』を見る



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