『別冊図書館戦争・2』の感想

img20080831.jpg

『別冊図書館戦争・2』

有川浩
アスキー・メディアワークス
2008.8.9.初版/¥1400







うわああ、と自分でもびっくりするほどの子供のような泣き声が漏れた。
「大事にして――大事にして大事にして大事にして! あたしもあんたのこと大事にしたい!」


<ご紹介>
本編が完結した有川浩さんの人気小説、『図書館戦争』シリーズの番外編第2弾。 本編で描かれなかったあんな二人やこんな人に加え、いつもの二人のお話も収録された最終作らしいお得な構成。 勿体無いけど、これにて幕引きです。


<感想>
いやもう、楽しすぎて読み進めるのにめちゃめちゃ誘惑の多い『別冊・2』でしたっ。 あのですね、1話目の1行目に、『そろそろ三正という階級が板についてきた頃』という文章があるんだけど、それを読んだ瞬間に、「しまった!!三正になったときをもう一回読みたい!!」と思って、『別冊・1』とか読み始めちゃうんですよ(笑)。
で、そっちを丸ごと読了して、いざ!!って感じで再び『別冊・2』に取り掛かるんだけど…今度は2行目に、『堂上に替わったことにも周囲が馴染んできた頃』という表記を見て、「しまった!! 新婚な描写をも一回読みたい!!」とか思い至って、『革命』とか読み始めちゃうわけですよ。 もうベタ甘エンドレス状態(笑)。 先に進まない。 結局既刊分を全部再読(というか再々々々々読くらいの勢い)してから取り掛かることになりました。 この魅力、ものすっごいです!!


そんな危機(笑)を乗り越えて、やっと読んだこの『別冊図書館戦争・2』。 郁と堂上のバカップル主人公コンビを、糖度300%の激甘モードで描いてくれた『1』とは違い、本編で仄めかされていた緒方さんの過去話(第1話)、堂上と小牧の新人時代話(第2話)、そして柴崎と手塚のじれじれコンビの恋の行方話(第3話~5話)を、時にコミカルに、時にシリアスに描破してくれました。 っていうか、きっとずっと泣きながら読んでました。 だって、みんな真っ直ぐなんだもん…。 「本」を守ること、「大好きな人」を守ることに、それぞれ真っ直ぐなんだもん…!! そんなの、大好きに決まってるじゃないか!! 彼らの生き方そのものを見せ付けてくれたこの『別冊・2』は、私の宝物です。 読めて、本当に良かった。


●一、「もしもタイムマシンがあったら」
ずっと気になってた緒方副隊長の過去話。
読みながら、何度泣いたことか分かりません。 まずは、緒方さんと「おしまい」にする時の加代子さんの涙。 悔しかったと思う。 大好きな人との絆を自分の手で断つために、予めどれだけ泣いてきたんだろうと思うと…ね。

それから、緒方さんの面接をした稲嶺司令の「善い出会い」という言葉。 失ったものの大きさをきちんと理解した上で、同じように「今」ここに這い上がってきた同志への最大の賛辞を贈れる稲嶺司令に、涙が止まらなかったです。 私、ホント稲嶺司令には泣かされっぱなしです。 もう、生き方への尊敬が止まりません…!! そして何より、緒方の潔癖な生き方が、失いそうだった進藤さんや加代子さんの信頼を取り戻す過程に、泣かされました。

誰かを想うこと、愛することは、決して「誰か」からの想いや愛情を期待するからではないんですよね。 けれどもし、その思いが「誰か」から還ってきたら…もう絶対離して欲しくないっ!!、そんなラストにまた泣けました。 苦いからこそ愛しくて、実は一番好きなお話。
…でもって、皆の戻りたい時の話でイチバン爆笑したのは、もちろん小牧さんのスマートな毒舌にでした(笑)。 良いな、あの技を習得したいです(笑)。


●二、「昔の話を聞かせて」
堂上と小牧教官の新人時代の昔話であると同時に、郁と堂上の『別冊・1』クラスの破壊力を持った激甘話でもありました。 郁ちゃんを可愛くて仕方ない堂上の言動に身悶えてましたが、「俺はけっこうお前にいろいろ弱いぞ」には本気で撃沈しました(笑)。 くぅぅ、殺し文句の百貨店は言うことが違うぜ!! 私にも言ってください…(コラコラ)。

今でこそお互いを理解しあってる小牧と堂上が意地を張り合ってる姿は、郁ちゃんじゃないけど意外な感じでした。 でも郁と堂上の最初の頃の姿だって、萌絵ちゃんが聞いたら驚くばかりだと思うし。 何ていうか、そういう「人間関係を積み上げてきた姿」が描かれた、良いお話だったと思います。
それにしても、どこまでも毬江ちゃん至上な小牧さんが、なんだか愛しかったです(笑)。 堂上も郁ちゃんの存在がきっかけで。 小牧の行動の根幹にも毬江ちゃんがいて。 この二人ってやっぱり似てるんだな、と微笑ましくなるお話でしたー。


●三、「背中合わせの二人」(1)
柴崎ストーカー被害に遭う、その1。 私は当然のごとく被害に遭ったことはないんですけど(美貌がない・笑)、友達にはやっぱりいる。 もの凄く卑怯なことだと今でも憤りがあります。 ただ、これは明らかに犯罪級の行為だけど、相手に素直に真っ直ぐに行動することが難しいことも、分かる。 柴崎も手塚も、お互いに想い合いながらも認めることが出来ないのも、そんな感じなんだよね。 じれったい感じは、彼らのペースなのでしょう。 大事に刻んでいってくれればそれで良いです。 と思ってたのに4話5話の展開が…!! ちょっともう許せないよ犯人たちっ!! それにしても、奥村と水島さんのキャラが本当に厳しかった…!!。 私なら、郁ちゃん寄りの脊髄反射でとっくにキレてたと思う(笑)。


●四、「背中合わせの二人」(2)
●五、「背中合わせの二人」(3)

柴崎ストーカーに遭う・その2。 だけどそれだけじゃない。 大きな犠牲の上に大切な存在を得た柴崎の勇姿に、めちゃめちゃ泣いてしまったよ…。 休憩時間に柴崎が眠ってしまう、その事実だけで、充分犯罪者を嫌えると思いました(怒)。 『図書館戦争』シリーズでは何度もすれ違う人間の感情を描いてきたたけど、今回が一番ビターというかシリアスというか、「人間の悪意の恐ろしさ」を見せ付けられた気がします。

図書隊と良化委員会のように、思想が違ってしまうのはもう仕方ない。 それが信じる道ならば、進むしかない。 けれど。 相手を意のままに操りたいというのは、ただの驕りからくる悪意は、本当に怖い。 柴崎が最後まで立っていられたのは、彼女が思い知ったように、周囲の支えがあったからに他ならないのでしょう。 手塚を心から信じることが出来たからに違いないんだろう。 姿の見えない理不尽な暴力を、結果として撥ね退けることが出来たけれども、だからといって受けた被害が、傷が、なくなることは無い。 だからこそ、柴崎と手塚に贈られたみんなからの祝福が、とても眩しかったです。 毬江ちゃんとの両方向のサプライズ、本当に素敵でした!!

何ていうか。 1話で描かれた郁と堂上の結婚式で、二人の結婚に難色気味だった郁母が「王子様」ネタで一気に態度を軟化させたと書いてあって。 もの凄く微笑ましいなと思ってたら、柴崎と手塚の式でも、手塚家の関係が良化するという素敵な出来事があって。 家族として、これからの様子が目に浮かぶようです。 きっと、難題が起きても夫婦で協力し合って乗り越えていくのでしょう。 今まで、さまざまな感情の機微を描いてきたからこそ、この集約が生む終焉が愛しいです。 ごちそうさま。 これからも、私の憧れでいてください!!
追伸。 どうせなら小牧+毬江ちゃんのお式も見たかったなー。





●関連記事 
<『図書館戦争』シリーズ感想一覧>
『図書館戦争』 ⇒『図書館内乱』 ⇒『図書館危機』 ⇒『図書館革命』 
『別冊図書館戦争1』 ⇒『別冊図書館戦争2』 
⇒『アニメ版DVD初回特典小説』1巻 ⇒2巻 ⇒3巻 ⇒4巻 ⇒5巻 
⇒白泉社コミック版『図書館戦争LOVE&WAR』1巻 ⇒2巻 ⇒3巻 ⇒4巻
<他作品感想>  
有川浩作品感想一覧  
「その他アニメ」カテゴリにアニメ版の1話ごと感想もあります


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『booklines.net』  9/3『空色ウイングス』 11/27『神保町の片隅で』
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『別冊図書館戦争・2』をbk1でチェック!!


    


関連記事


『図書館戦争 LOVE&WAR ・2』の感想

img20080830.gif
『図書館戦争 LOVE&WAR ・2』

弓きいろ・漫画/有川浩・原作
白泉社花とゆめコミックス/2008.8.10/¥390





『 追いつきたい 誰より大きい この背中に 』




<ご紹介>
人気小説 『図書館戦争』のコミカライズ版。 白泉社『LaLa』で連載中の作品からINDEX5~9が収録されてます。 随所に描き下ろしもあって満足な1冊w

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるために「メディア良化法」が施行された現代。 『図書館の自由法』に基づき図書を守る図書館で、何故かエリート部隊「図書特殊部隊」に配属されてしまった笠原郁。 勉強と訓練に明け暮れ、上司である堂上に反発したりと賑やかに過ごしていたある日、図書館は良化委員会による襲撃を受けてしまう。 狙いは検閲対象の「望ましくない図書」。 奪われたら排除されてしまう図書を守るため、郁は――!!


<感想>
何度読み返しても強く思う。 …堂上教官、大好きですっ!!(笑) 毎月、『LaLa』の感想を書いてますが、その度に身悶えてる気がします。 もう重症だわ(笑)。


郁ちゃんを堂上と手塚が挟んで立つ表紙絵、とても好きです。 2巻で繰り広げられる3人の方向外れな三角関係(笑)も暗示してるし、同じく作中で起こった良化委員との抗争もイメージできるからいろんな意味で上手だなぁって思う。 でもでも、この絵の本領はそんなところではなくっ!! 左手の親指が添えられた堂上教官の色っぽさにあると思うんですけど如何ですかっ!?(笑。もういいって、止めときなって)  あーでも、表紙折り返し部分のスパイ映画風なイラスト(INDEX.6の扉絵でした)も好きなんですよね。


何ていうか、弓先生が描く『図書館』メンバーって、原作のイメージをよく捉えている上にオリジナルな色づけがしてあるので、イラスト見てるだけで楽しいんです。 手塚は原作よりずっと子供っぽい部分が魅力で、小牧教官はホントにずぅっと笑ってるから要所での「正論」のズバリ感がもの凄い。 柴崎のコケティッシュさは格別だし(お風呂シーンの可愛さったら犯罪級っ)、郁ちゃんはトラブルメーカなうえに「よく寝る子」(笑)。 堂上に至っては本気でカッコ良さと気苦労と色っぽさがパワーアップしてる(笑)。 原作の展開を全部知っていていても楽しめるのは、いろんな部分にまで弓先生の作品への愛情が感じられるから、なんだろーなw


お気に入りがありすぎて選ぶのが難しいけど、敢えて挙げるなら、INDEX.8で堂上教官が郁ちゃんの「ハンカチ」になる一連のシーン。 叱るのも怒るのも得意な堂上だけど、相手が本気で反省してる時にかけてくれる優しさがもうもの凄く好きです。 郁ちゃんの「まっすぐ」さを決して否定しない気持ちが、そのまま彼女への愛情に思えてなりません。 泣いてる郁ちゃんを引き寄せた時の険しい顔とかもね…報道陣への怒りもあると思うけど、内心では「くそーコイツ悔しいけど可愛いな!!」くらい思ってそうで(笑。こらこら)また愛しくなります。 郁ちゃんが「追いかけたい」と向上心を抱く流れ共々、大好きな場面でした。
 

あとはもう…あちこちに散りばめられた描き下ろしも破壊力バツグンで、何処を読んでも面白くて大満足!! 雑誌だけ読んでてコミック購入しないのは勿体無いですねw ババ抜き、小牧さんの一抜けとかあのオチとかを、柴崎は絶対読みきった上でまんじゅうを3つしか持っていかなかったんだろうなーさすがだなー。 弓先生の描く柴崎は本気で美人なので、『別冊2』のラストのドレス姿をぜひ描いて欲しいな、と思いました。


各話については『LaLa』感想をご参考くださいw INDEX.9だけ転載しておきます。


洗い髪の堂上教官がめちゃくちゃ素敵なんですけどーーっ!!!!(笑) 
「む」という1コマにノックダウンをくらいました。 この無駄に色っぽいの、反則です教官っ。 私、マッチョ苦手ですけど、教官なら良いです…(何がだ…笑)。 郁ちゃんの「こういうの嫌がりそう」という予想に反して、教官は噂にも堂々としたものでしたね。 そんなところも好きです、えへw(←キモイ)。
 
さて、お話。 郁ちゃんの真っ直ぐなところがたくさん描かれた、とても好きなお話になりましたw 良化委員思惑に納得できないところも。 堂上に謝る必要ないと言い切るところも。 稲嶺司令の悪口にカッと怒れるところも。 手塚へのお断りの仕方も。 多分、良くも悪くもある彼女のこの純粋さが、私はとても好きなんです。 堂上じゃないけど、「この先」も失わずにいて欲しい部分だと思うな。 ただ、ぶち切れるなというお説教も全面的に正しくて、これってアニメ版でも「感情に左右されない冷静さを持て」と堂上に言われる部分なんですよね。 ちょうど放映のタイミングとバッチリ合ったんで、いろいろ感慨深かった「駄目だ」になりました。 それにしても…堂上教官、郁ちゃんのあたま触りすぎですから(笑)。

今回、柴崎と郁ちゃんの衝撃の(笑)入浴シーンがまた眩しくてGJです。 裸という身に纏うものがない状態で、柴崎が「告白」の話を郁ちゃんにしたことって、結構大きな意味があるんじゃないかな。 柴崎にとって郁は、包み隠す必要の無い存在なんだなって思いました。 郁にとっても一番効果的なタイミングだったしねw
手塚も相変わらず良いキャラだ。 「よって別段妬いてなどいない。」の「。」に己への思い込みを感じるのは私だけではないはずだっ(笑)。 不器用ながらも、郁ちゃん本人を見ようとして告白したのが伝わってきたのも嬉しいです。 良い仲間になってくれーw



●関連記事 
<『図書館戦争』シリーズ感想一覧>
『図書館戦争』 ⇒『図書館内乱』 ⇒『図書館危機』 ⇒『図書館革命』 
『別冊図書館戦争1』 ⇒『別冊図書館戦争2』 
⇒『アニメ版DVD初回特典小説』1巻 ⇒2巻 ⇒3巻 ⇒4巻 ⇒5巻 
⇒白泉社コミック版『図書館戦争LOVE&WAR』1巻 ⇒2巻 ⇒3巻 ⇒4巻
<他作品感想>  
有川浩作品感想一覧  
「その他アニメ」カテゴリにアニメ版の1話ごと感想もあります


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『ほんよみの森』
●TB送信先サイト・・・『或る書店員の戯言@とらば~ゆモード』
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『図書館戦争 LOVE&WAR ・2』をbk1でチェック!!



    

関連記事


『ダブルアーツ・1』のぷち感想

img20080829.jpg



『ダブルアーツ・1』
古味直志
集英社ジャンプコミックス/2008.8.9/¥390







『 オレだけは あんたに触れても絶対不幸になんかならない
 絶対 ならないから 』


<ご紹介>
週刊少年ジャンプに連載中(らしい)の作品。 第1話~5話とデビュー作『island』、その他描き下ろしも収録されてます。 連載が始まった頃から「面白い」と聞いてたので、読むのを楽しみにしてましたw

肌と肌が触れただけで感染する死の病<トロイ>に、700年以上苦しめられている世界。 エルレインは、トロイに耐性の強い体を利用して、病に苦しむ人を救う<シスター>として各地を巡回していた。 けれど遂にトロイの毒が体の許容量を超え、死の発作に見舞われてしまったその時――彼女は、キリという少年に救われる。 キリと直接手を繋いでいる間だけ、何故か発作が止まることに気づいた二人は、エルレインを守るために 「ずっと手を繋ぎ続ける」 ことを余儀なくされて…!?  脅威のはずのトロイに感染しない少年と、彼によって運命を変えられた少女との、明日への希望の物語、です。


<感想>
お・も・し・ろ・か・っ・た!!
うん、ものすっごく好きだ。 貸してくれた人からも、「りるさんはこれ絶対好きだよ。 特にエルー(エルレインの愛称)を好きだよ」と言われて、え、またもや私の趣味バレバレ!?(笑)と思ったけど、仰るとおりエルーが好きでした。 趣味はバレバレでした(笑)。 世間的にはスイちゃんラブ☆な人が多いと思うけど、私は断然エルーが好きだな。 そして何より、『ダブルアーツ』という作品が大好きだ!! だって「人と繋がる」っていうことを、こんなに丁寧に前向きに、何よりも尊いものとして描かれた王道ファンタジーを、嫌いになるはずないじゃないか!!


という訳で、病に冒され希望を失った世界を舞台に、エルーとキリが出逢って始まる物語です。 <トロイ>という病がもたらすのは、病への肉体的負担だけではなく、触れただけで感染するために「人と触れ合うことが出来ないという絶望感」、なのでしょう。 普通の患者さんでも辛いのに、エルーたちシスターは、患者に直接触れて毒を自分の体に取り込み治療するにも関わらず、健康な人に触れてしまったら逆に感染させてしまうという、悲しい体の持ち主。 要するに、「触れる」ことで寿命を縮め、「触れられない」ことで孤独を強める。


そんなエルーの目線で物語を語るからこそ、キリの「トロイに感染しない体」そのものよりも、「人と関わっていこうとする強い意思」こそが希望に繋がるんだと、はっきり伝わってくる。 エルーを救ったのは、第1話でキリがみせた「あんたがこの手を取ったらもう 絶対その手は離さない!!」という決意そのもの。 孤独すぎて自己犠牲が当然だった彼女を一度全部否定して、「一緒に」前に進もうとする強い意思なんだよね。 キリがエルーと「関わる」ことを選ばなければ何も始まらなかった物語が、とても熱い展開をみせてくれる。 物語の設定を上手く生かしつつも、少年マンガらしい清々しさを重視しているこの展開が、私はとても好きなのです。


その意思を補強する要素として、キリの持つ能力<フレア>。 手を繋いだ人の肉体的強さを2倍に出来るだけではなく、3人と繋いだら3倍、100人と繋いだら100倍になるという力の在り方そのものが、もう絶対的にカッコイイ。 トロイがもたらす孤独とは正反対の「繋がる力」という能力が、作品の「人と関わる」というテーマをよく表現して上手いなぁと思う以上に、ただただ嬉しくなります。 だって、もの凄く前向きなエネルギーなんだもの。 好きだなぁこういうの。 どう考えてもトロイと相対する力なので、トロイという病がが発症した理由に大きく関わってくるんだろうな。 


フレアだけではなく、キリの美術センスというか、物を創作する力っていうのも、トロイと真逆な要素なのかもしれないですね。 人間を透明にしてしまうトロイと、何かを生み出すキリと。 そんな彼にフレアという力があることは、やっぱり「運命」なのでしょう。 予告を見ると、強い敵さんも登場するようなので、次回の展開も楽しみ。 徹底的に「関わる」強さを見せて下さい!! 
あ、同時収録のデビュー作『island』もスゴク良かった!! 古味先生はずっと追いかけたいですね。


以下、コネタ。
・描き下ろしが多くてスゴイと思う…!! キリの両親を描いた番外編が『ダブルスーツ』だっていうだけでも笑えるのに、カバー外してもそのネタがあって、「芸が細かい!!」と感心しきりw

・キリは意外と殺し文句が上手い(笑)。 「あんたのためにあった力なのかもしんないな」と素で言えるあたり、ますます好きだ!!(笑) そして気恥ずかしそうなエルーが超可愛い…w

・第2話の扉絵が、もの凄く好きだ!!


⇒『ダブルアーツ・2』の感想



<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『マンガ一巻読破』
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『ダブルアーツ・1』をbk1でチェック!!



関連記事


『コードギアス 反逆のルルーシュR2』 DVD第1巻 の感想


(8/25の日記に書いた感想を1記事にまとめて、ちょっと加筆してみました。 だってこれ、日記の分量じゃないんだもん…(笑)。)


予約しておいた 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』 のDVD第1巻が届きました。 よりにもよって、先週の週末というタイミングで!! つまり、第19話の放送後というタイミングですよ、この切なさったらないです!! もしや、ここまで計算されて構成を組み立てられてたのだとしたら…恐るべし、大河内脚本!!(笑)




だって、19話の後に1話を見るとですね、ロロの表情一つとってみても、もう泣けます。 バイクの運転中にルルーシュからパンを分けてもらった時の、驚いたような嬉しいような表情。 戸惑いつつも、ルルとの時間に幸せを見い出しているのが伝わってくる。 いや、あの時点でもロロがルルーシュを慕っているのが伝わってたから、『ボロ雑巾』発言で私も凹んだんですけど(凹んだんかい)、それ以上のインパクトがあります。 ものすっごい、何気ないシーンで泣きそうになるの。 シャーリーとか。 C.C.とか。 ルルーシュとか。 スザクとか。 遡って見ても、矛盾のないこの感情の流れ。 ホント、脱帽です。 DVD買ってない人でも、もう1回見てみるといいですよ、第1話。 泣くから(え、私だけ?)。


ただ…DVD第1巻に収録されたのは、第1話だけ。 あとは映像特典として、先行上映会の様子と、第1話のオーディオコメンタリーが入っています。 このオーディオコメンタリーを見るのが永年の夢だったので(笑)、どこまでも感無量っ!! めっちゃ良かった!!・・・んですけど!! その気持ちに間違いはないんですけど!! でも、先行上映会で流れた第1話も収録されてるので、1話だけを3回見せられることになるんですよ(笑)。 いや、良いんだけどさ…他にも、時系列的には第1話直前の「イラストドラマ」も入っていたり、何よりEDで使用されたCLAMPさんのポストカード?があったりと、特典多数で満足なんですけど。 でもやっぱり、第1話を3回見せられるのがちょっとつまらない。 せめて第2話も収録してくれたら良かったのにな。


さて。 前述したけど、念願叶ってセルDVD特典のオーディオコメンタリーを見ることが出来ましたw 個人的にちょっと気分的にリッチなんですけど、どーよ!?(笑) 第1話の映像を見ながら、ルルーシュ役の福山さん、C.C.役のゆかなさん、脚本の大河内一楼さんなどがいろいろお話をしていくのですが、『るるくるステーション』同様、福山さん喋りっぱなし…。 個人的に、「ナナリーを大切にしている自分が好き」というルルーシュの性格を笑って言える福山さんに惚れました(笑)。 え、ルル的にその見解は認めちゃうのね、みたいな。 でも、『プラネテス』から大河内ファンなのでお声を聞けて嬉しかったりしたせいか、あまり内容を覚えていません(笑)。 も1回見たいですね。 あ、福山さんって、「えてして」とか「すべからく」とか口癖ですよね。 好きw


映像特典のイラストドラマは、第1話直前のC.C.とカレンの様子を描いたものでした。 同じ部屋でベッドを並べて寛ぐ二人は可愛いのですが、部屋の汚さに愕然です!!(笑) あー、ルルがいないとここまで汚れるのかC.C.…と思ったら、カレンの方が汚かったというのが可愛いポイントでしょうか。 そんなところまで「女の戦い」を繰り広げなくても良いのにね~(笑)。


あとは、『コードギアス はんぎゃく日記 出張版R2』も付いてます。 ただ、さすがにまだ聞けてません。 あとでゆっくり聞くのだw


こんな感じでしょうか。 とりあえず、1巻が良かったので、頑張って2巻も予約してみたよ!! うわー、絶対破産するわ私…(笑)。



オマケ
このCDジャケットイラストは神懸りだと思うんだ…!!







関連記事


『LaLa10月号(2008年)』の感想

lala10.jpg
『LaLa10月号(2008年)』
白泉社/2008.8.23/¥381





<感想>
表紙は『会長はメイド様!』から、珍しく3人ですね。 …碓氷、押され気味?(笑) オレンジが爽やかですよね~。 でもって、美咲ちゃんは黄色が似合う!!(笑) 付録は、『夏目友人帳』のニャンコ先生コインケース。 巻頭カラーは、2ヶ月ぶりの『キスよりも早く』でした。

以下、掲載順に感想を少しずつw   ⇒『LaLa』 『LaLaDX』感想一覧はこちら


●田中メカ 『キスよりも早く』
結婚して初めて迎える先生の誕生日。 張りきってサプライズを企画する文乃だけど、挙動不審な文乃を先生が心配してくれて、だんだん不安になってしまい…。

扉絵の通り、クッキーよりケーキよりも、『キス早』が激甘でした!!(笑) そして扉絵の通り、今回も鉄兵くんがエンジェルの如き可愛らしさ全開でしたw 何そのパンダの着ぐるみ…超可愛いんですけどっ!! お留守番に気合を入れたり、龍先生が嘘をつくシーンでお口を抑えてるところとか、鉄兵くんがいるだけで花が咲いたように明るくなるから不思議。 ブンちゃんが意外と繊細に悩む娘さんなので、先生と出会う前も鉄兵くんの素直さに救われてたんだろうなって思います。

誕生日にサプライズ企画を、っていうのは少女マンガの定番だと思うんだけど、定番以上に甘くなるのがメカクウォリティですね!! ドレスアップしたブンちゃんの可愛さが、そのまま、先生への気持ちに見えました。 もう、全身で「好き」って言ってる!! そして本気で伝えた「ありがとう」に泣いちゃう先生からも、「好き」が溢れてました。 良いなぁ、このストレートな愛情!! 嬉しさがそのまま必殺ドS攻撃(=名前呼び)に繋がる愛情が、ストレートと言って良いものかはちょっと悩むけどさ(笑)。
    ⇒ 『キスよりも早く・2』の感想


●緑川ゆき 『夏目友人帳』
妖(あやかし)の祓い屋・的場に捕まってしまった夏目。 妖をエサだと言い切る的場から逃げ出し、妖怪を守るために森に走るのだが…。

自分の右目を常に妖に狙われてきた生い立ちからか、周囲の人の妖怪への態度などを小さい頃から見てきたからか、的場の当主の妖怪への態度は、夏目と正反対ですね。 夏目だって子供の頃から心を傷つけてきたけど、結果として違う道を歩んでいるのは、やっぱり夏目の優しさ故なんだろうなぁ…。 的場さんには、優しくしてくれる妖怪はいなかったのかな…。 だから結局、的場さんの周りには、妖怪を使って彼と敵対しようという人が集ってしまうんでしょうね。 本当に「怖い」のは、妖怪ではなく「人間」なのでしょうか。 そんなの、悲しいです。
…それにしても、洞窟の妖怪、デカ過ぎ…(笑)。 
    ⇒ 『夏目友人帳・5』の感想


●葉鳥ビスコ 『桜蘭高校ホスト部』
初詣の最中に、一人誘拐されてしまったハルヒ。 ハルヒを危険に巻き込んだことを悔やむホスト部面々だけど、「ハルヒがいなくなる」不安を感じた環先輩は…。

前号の「引き」から、誘拐の犯人は高坂弁護士なんじゃないかと疑っちゃった私をお許しください高坂さんっ!!(笑)。 庶民の私には、「俺達全員のミス」と考えなくちゃいけない鏡夜先輩達の苦悩は、きっと分からない。 そんな風に友達を見なきゃいけないなんて、絶対辛いよね。 ハルヒと彼らの間にある「差」は金銭面でずっと表現されてきたけど、ここにきてそういう部分もクローズアップされたことがまた、哀しい。

それにしても…羊にのるハルヒは超可愛いですな!!(笑)。 必死で何事もなかったように取り繕うところも。 そんな彼女を「怖い思いさせてごめん」と抱きしめた環先輩を見て、やっぱりハルヒには環なんだなぁと思いました。 光みたいに「大丈夫!?」って訊いちゃうと、ハルヒは絶対「大丈夫」って答えちゃうんだもん。 悔しいけど、環はよく分かってるよね、ハルヒのこと。
    ⇒ 『桜蘭高校ホスト部・11』の感想


●にざかな 『4ジゲン』
扉絵を見た瞬間、「あぁ今回も『4ジゲン』本編じゃないんだ」って思ったら、ちゃんと本編でした(笑)。 ゴメンにざさん。 柏木先生の照れたお顔は始めて見ましたが、照れる方向性は間違いなく柏木先生で一安心。 やっぱり、変だ(笑)。

●水野十子 『遥かなる時空の中で4』
普段の『遥か』は読んでないので(最初を読んでないからもう分からない)、「4」は読むようにしてます。 ただ、千尋という名は友達のダンナ様と同名なので混乱します(笑)。

●カネチクヂュンコ 『八葉さんが行く!』
コミックス発売、おめでとうございますw


●藤原ヒロ 『会長はメイド様!』
「悩んでる人の気も知らないで」と言いかけて、「どうせ全部お見通しなんだろ」と真っ赤になる美咲ちゃんが可愛い…。 何が可愛いって、こう、精一杯抵抗する様が可愛いのですw 抗っても抗っても、結局は赤くなる、その一生懸命な感じが、美咲ちゃんの良いところ。 碓氷、今まで教育(教育言うな)してきた甲斐があったねぇ(笑)。 前も書いたけど、新谷にそれほど興味がないので、最近の展開は個人的にはイマイチです…。
    →関連記事 『会長はメイド様!・5』の感想


●弓きいろ/有川浩 『図書館戦争 LOVE&WAR』
郁たち図書隊が厳戒に警備するデモ集会に、突如不審な花火が投げ込まれた。 堂上の指示で犯人を追う郁が捕まえたのは…ん? 子供?

1ヶ月ぶりの本編ですw 原作もやっと半ばを過ぎた感じですね。 悠馬と大河が想像以上に子供子供してて、「あーこれなら原作で郁ちゃんがさんざん痒かったのが分かるわぁ!!」と思いました。 しばらく大人たちをかき回してくれるはずなので、楽しみですw

あとは…やっぱり、堂上がカッコいい…(笑。それか)。 今回、ガキ代表と評された郁の、子供らしい真っ直ぐさが放った「棘」を、必死で堪える堂上がとても素敵。 あの精神力は見習いたいです、ホントに…。
「あいつって犬みたいですよね」の件が、丁度今月発売されたDVDの初回特典小説と時季が一緒になったのが凄い。 これ偶然? 戦略? いずれにしろ、本気でヤキモチ(笑)を焼く手塚が一番可愛かったです(笑)。
    ⇒ 『図書館戦争 LOVE&WAR ・1』の感想
    ⇒ 原作版『図書館戦争』の感想
    ⇒ アニメ版『図書館戦争』の感想


●呉由姫 『金色のコルダ』
おぉぉぉぉぉぉ!!(←落ち着け・笑) 皆の「好意」がどんどん明確になってきましたねw 加地は最初から確信犯だし、火原先輩も自覚してる。 なかなか来ないなーと思ってた月森くんまでラストで意識し始めたようだし、まだ自覚未満っぽいけど柚木先輩も香穂ちゃんには甘えてる(ブラックが発動するってことは甘えだよねw)わけだし、ホント、うかうかしてられないよ土浦っち!!(笑) テニスなんか負けても良いから、香穂ちゃんを頑張れっ。 というわけで、当ブログは土浦を絶大に応援中です!!(笑) それにしても、どさくさに紛れて月森からレクチャーを引き出した香穂ちゃんはホント可愛いですw


●津田雅美 『ちょっと江戸まで』
水戸黄門…(笑)。

●なかじ有紀 『ZIG☆ZAG』
いつもながら、お花の描写が綺麗で可愛くてゴージャスで、でもちゃんと品があって好きです。 扉絵で佐帆ちゃんが持ってるお花のバッグが超可愛い!! そして、「お花=朝倉」と言った彼女も超可愛い!! 普段可愛い朝倉も、佐帆ちゃんの前だと「男」の顔ですね。 ところで、朝倉くんの名前「太陽」の読み方をずっと「たいよう」くんだと思ってました。 正しくは「たかあき」くん、だそーな(来月最終回なのに今更…笑)。


●時計野はり 『お兄ちゃんと一緒』
小塚先輩が告白されるところに偶然居合わせてしまった桜。 しかも何故か、本当に「付き合おう」と言われてしまい…!?

今回の『LaLa』でイチバンお気に入りだったのは、このお話でしたw 実はこの作品で一番好きなのが小塚先輩なので(笑)、この展開は大歓迎っ!! いや、もちろん桜ちゃんは正兄ちゃんと…☆っていうのが大前提だけどもw(義理の兄妹設定に弱くてスミマセン!!・笑) そして、ゴスロリの正兄ちゃんがもう…なんて絶品なの!?と思わず身悶えました(笑)。 ラスト、「言葉」としてはちゃんと伝わらなかったけど、「気持ち」としては充分伝わったようですw 可愛い。
 

●藤方まゆ 『あぁ愛しの番長さま』
学校におばけが出る、という噂を怖がったそうか番長。 そんな彼女のために(?)幽霊退治と称した肝試しをすることに!!
 
断言します。 『LaLa』で一番不憫なのって、絶対加藤くんだと思う!!(笑。余計なお世話だ…) もうホント、皆が加藤くんとそうかさんの仲を面白がって取り持とうとしてるのが良いですね!! 加藤くんは「番長ばか」だけど、未来やレイチ達は、「番長と加藤くんの恋愛ばか」かもしれない。 何て愛しいんだ!!(笑) そうかさんを想うがゆえに何故か除霊まで出来ちゃう加藤くんはやっぱりスゴイなぁとしみじみ思いました(笑)。 お気に入りは、手を繋ぐシーンかな? 加藤くんじゃないけど、あのそうかさんはめちゃ可愛でしたw
    →関連記事 『あぁ愛しの番長さま・3』の感想


●斎藤けん 『猫とヨーコと俺で家』
う~ん…とりあえず、「2人と1匹が作り出す無敵の関係」というあおり文は、何か違うと思う…(笑)。 そーゆーお話じゃ、ないですよね。 無敵どころか、必死で足掻くお話だもん。 猫は家につくというので、二人の「家」についてしっかり取り持ってくれるはずw



来月号は、『龍の花わずらい』連載再開と、ふろくのドラマCDが楽しみですーw





<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・9/7『土星のわっか』様 『「ざれごと寝言大事なこと」日記』様 10/20『☆My Comic List☆』


関連記事


☆Web拍手ボタン

押して頂くとりるがハリキリます(笑)

☆カテゴリ

☆サブカテゴリ (タグ)

 

☆最新コメント

☆リンク(おすすめサイト様)

☆アクセスカウンタ

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

アクセス解析

関連記事Loader

[猫カフェ]futaha

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

☆検索フォーム

☆購読予定一覧

☆アニメDVDの人気ランキング

☆更新日カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2008年08月 | 09月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


☆オススメ