『伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて』

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『伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて』

谷瑞恵
集英社コバルト文庫
2009年8月10日第1刷発行/¥533+税






「きみを失いたくないから、冷静でいられなくなる。 でもそのせいで、ひどいことをしてしまったよね」
少しずつ距離を縮めて、やっと結ばれたのに、昨日の彼は、積み重ねてきたものを壊してしまいかねなかった。
気にしないでというように、リディアは微笑んでいる。 ここには、エドガーが傷つけたリディアだけがいないのだ。
「昨日のきみを取り戻したい。 そうしてきみが笑って許して、僕を求めてくれるまで、抱くわけにはいかないんだ。 ……そうだよね、リディア」
腕に力を込めれば、リディアも同じようにしてしがみつき、彼の胸に頬を寄せた。



<ご紹介>
妖精が見える少女・リディアと、複雑な運命を経て 「伯爵」 となったエドガーとの冒険を描くロマンチック・ファンタジー。 シリーズ19冊目、本編としては16作目です。 
新婚生活がスタートしたものの、すれ違いの日々が続くリディア達。 ある日リディアは黄金に輝く石を手に入れる。 彼女の持つ、妖精国への地図が記されているというペンダントと同じ石だと妖精が届けてくれたのだ。 見覚えはないものの、妖精国への手がかりを求めて調べ始めるリディアは、とある屋敷に辿り着く。 一方、別の方法で調べを進めていたエドガーは、幽霊屋敷のオークションに参加することに。 思いがけず幽霊屋敷で再会した二人は、当初のすれ違いをひきずったまま、リディアだけが鏡の中に引きこまれてしまい…。


<感想>
という訳で、感想です。 5日間も読みふけっていたんだから、何も書かないんじゃ勿体ない!! ということで、無謀にもシリーズ19冊目から感想書き始めます(笑)。 いや、だって面白かったんだもん…。


お話としては、フェアリードクターとして人間と妖精を結びつけることを天職とする少女・リディアと、一度地の底まで落ちながらも彼女の協力で運命を切り開いた青年・エドガー(ただし、口説き魔・笑)との、恋と冒険の物語です。 凄惨なエドガーの過去と、その過去から脱却する為に手に入れた 「青騎士伯爵」 の地位が、リディアとエドガーに妖精や魔法といった不思議な力との結び付きを求めさせ、冒険をするうちに心を通わせていく様子は、まさに 「ドキドキワクワク」 といった感じで、とても楽しかったです。 ヴィクトリア朝のイギリスという舞台や、可愛らしくも小憎らしい妖精たち、重要なアイテムとして描かれる宝石 (というより鉱石) の描写など、ファンタジー要素を盛り上げるモチーフも満載で、頭の中で想像する楽しさもありました。 ニコの毛のフサフサ加減とか、想像するだけで気持ち良さそうなの(笑)。


激動する物語とは違い、リディアとエドガーとの恋は、至って牛歩です。 恋に積極的なエドガーと、臆病なリディアの関係は、びっくりするほど進展が遅く、そんなところもじれじれ好きな私の好みにはぴったりでした。 ずっと(諸事情で)婚約状態でありながら、実際の結婚まで17冊かかるあたり、もはや天晴れじゃないかと(笑)。 エドガーもリディアも、初めて手にした 「大好き」 に途惑い、その隙を突くように敵さん達が余計な横槍を入れてくるせいで、二人は何度も何度も引き離される運命に曝されるんですよね。 でも、それを上回る勢いで、また出逢う。 また惹かれる。 どうしようもなく離れられなくなる…。 この繰り返しです。 それでも確実に、繰り返す度に二人の想いが強くなっていくところが、私には魅力的でした。  


そんな二人がハネムーンで手に入れた、 「妖精国」 への地図。 地図とは言えども白紙だったその秘密を探る為に、リディアとエドガーは別々の方法であるお屋敷に辿り着いたことから騒動が起こる…というのが今回のお話。 表紙を見た時に、 「きっとリディアが鏡の中に閉じ込められて、エドガーと引き離されちゃうんだろうな」 と予想してたら、その通りだったので面白かったです(笑)。 


鏡の中のリディアと、自我を奪われた体だけになってもエドガーを愛している外側のリディア、その間で揺れるエドガー…という構図がまたイイじゃないですか!! なんていうか、エドガーはもっと揺れれば良いと思いますよ(笑)。 恋への向き合い方も価値観も、何もかもが違う二人だからこそ感じる齟齬を、もっと実感して良いんです。 だってその 「違い」 をも乗り越える 「幸せ」 を、彼は手に入れているのだから。 鏡像だけのエドガーとの再会だけでも元気になれるリディアを見てると、つくづくそう思いました。 彼らにとっては、すれ違う幅さえもが、お互いを想う気持ちの大きさんだろうな。 そんな事を考えながら見た281頁のイラストがあまりに美しくて、ちょっと泣きそうになりました。


ただ、私の心を捉えて離さないのは、二人の恋愛以上に、レイヴンとニコの奇妙な友情だったりします(笑)。 何だあの可愛い生き物同士は…!! 『おれに頬擦りしようとするんだぞ!』 『それは誰でもしてみたいと思ってます』 と言いつつ出来ないレイヴンが可愛すぎる!! (でもって、この会話が後々にもきちんと効いてくる展開上手はさすが) 彼らはお互い以上に大事な存在がいるけれども、それでも一緒にいたいと思える関係はとても微笑ましいです。 しっかり育んで欲しいなw あとはアレです。 ケルピーが活躍すればするほど不憫に思える不思議…(笑)。


それにしても、妖精国への手がかりを見つける作業も牛歩だったので、もう少しお話が進むと良いなと思った次第です。 あと、謎だった月の復活シーンは、もっと派手でも良かったような気もしました。 そこだけ勿体なかったかな? 次回からはきっとリアルタイム購入することになるので(笑)、その日が今から楽しみですw
<追記> 「読本」を混ぜると20冊目でした。 えーと、混ぜてカウントすべき?




<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『時間旅行~タイムトラベル』様  『はなのみ亭』様  『独裁switch。』様  『- `)。oO(少女小説読みの日記)』
(シリーズ全体としては『Happy Tomorrow』様)
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて』をbk1でチェック!!



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アニメ 『花咲ける青少年』の感想/第21話『忘れえぬ日』


花咲ける青少年VOL.4 [DVD]
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第21話『忘れえぬ日』


『花鹿…あの位置にいるべきは、お前だ。 そして、王になるべきだったハリー…。 
何という運命…!!』


前回は3人の夫候補が、そして今回はハリーと花鹿ちゃんの出生の秘密が公表されたことで、立人が一人、悲壮感を増してきてるところが何とも素敵でしたw(褒めてる!・笑)。 ハリーに翻弄される立人、花鹿ちゃんに振り回される男性陣、そして、クインザという明晰な男一人によって大きな岐路を迎えてしまったラギネイ王国…。 それぞれが抱く胸中の複雑ささえも、「神」の意図するものなのか…。 何とも深いです。


今回のメインは、誰が何と言っても、立人とハリーの会話でしょうっ。 ここは原作から大好きだったシーンなので、見れて嬉しかったです。 だって、やっぱり立人の「恋」は、ここから始まると思うのです。 3人の夫候補に入れなかった自分への、さまざまな葛藤。 そして、その葛藤さえ簡単に見抜かれた上で、この話を持ちかけられたのだと知った時の絶望感…。 しかも理由は、「花鹿ちゃんのことを第一に考えられない男だから」という、彼にとっては屈辱極まりないものなんだもの、やるせないよね。


いつだって、誰よりも花鹿ちゃんを愛しんできた愛しんできたという自負が、彼にはあるはず。 その意義を全部否定した上で、「企業人」としての人格だけを評価されて。 
『君はどこまでも企業家なのだ。 ギブアンドテイクでしか動かん。 だが逆にいえば、私が利益を与えつづける限り、君は裏切らない。 ――そうだろ?立人』
『ハリー・・・あなたと言う人は・・・!!』



この後に続くのは、『何て残酷なんだ…』という言葉だと思います。 そう、今の立人では、倣一族を切り捨てることが出来ないのは、事実なんだもんね。 立場ある人間が簡単にそんなことが出来ないのは当たり前のだけれども。 でも、「当たり前」では、駄目なんだ。 ここで立人は、何が何でも花鹿ちゃんを欲しがらないと、先はないんだ。


・・・ハリーの言葉は、もちろん彼の本心だろうけれども、それ以上に立人の恋を焚きつける意味の方が大きいんだよね。 勝ち誇って上から立人を見下ろすハリーの瞳には、蔑みの色なんて全然なくって、むしろ、這い上がってくるであろう立人の成長を楽しみに、からかってる雰囲気でした。 ――待ってるんだろうなぁ。 期待してるんだろうなぁ。 立人なら倣一族を切り捨てても、花鹿ちゃんさえ在れば、どんなことでも出来るって。 そう考えると、前回ハリーが語った「終焉」の話が、奥深いですね。 立人も一度リセットをして、そこからまた華々しく立ち上がれるって、暗喩してるみたい。 そして、その期待通りに這い上がっていく立人を、これから楽しみにしたいですw


・その他・
『元気になるご飯、私、作るから!』 (花鹿)
花鹿ちゃんがめっちゃ可愛い!! フリフリスカートにエプロンだなんてどこの新妻だ!?(笑) と思いっきりツッコミ入れつつも、その笑顔や幸せそうな鼻歌だけで、メロメロになれるくらい可愛いw


『・・・ま、飲めないことはない』 (ユージィン)
これも、前回のハリーの言葉、『認めた者の料理しか口にしない』が効いてきてますね。 あの時は、「料理が上手だ」と認めた人のことかと思ったけど、そうじゃなくって、ユージィンが「人として」認めた人・・・って意味だったのか。 そういうひととなりが料理から滲み出ることが、大切だったんですね。 ならば、愛しい人なら食べられて当然。 涼しい顔を崩さないまま食べ続けるユージィンの愛に、心打たれました!!


『カール、久しぶり―!!』  (花鹿)
『あ・・・(赤面)』 (カール)

軽くエコーがかかるんですが、それも含めて痒いくらい恥ずかしいっ!!(笑) 何でカールってこう可愛いんだろう…反応が素直すぎる…w 花鹿ちゃんの料理を、平然と平らげるような愛情ではなくて彼女の一挙一動にドキドキしてしまうところが彼らしい。 っていうか、福山さん、内心笑いが止まらないんだろうな…(笑)。


『カール、紹介しよう、お互い顔は知っていても、会うのははじめてだろう?』
やっとここで、カールと立人が初対面ですw 彼らの奇妙な友情がここから始まるのかと思うと、感慨深いですね…。 っていうか、どうしても立人の方が年上に見える!! やっぱり…ふ、老けてるのか…(笑)


・次回感想 ⇒第22話『リポーズ』
・前回感想 ⇒第20話『ターニングポイント』



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『LaLa11月号(2009年)』の感想

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『LaLa11月号』


白泉社
2009年9月24日/¥381+税





<感想>
表紙は『金色のコルダ』、巻頭カラーは、時計野はりさんの新連載『学園ベビーシッターズ』、ふろくは『キスよりも早く』『桜欄高校ホスト部』『金色のコルダ』のドラマCDでした。 相変わらず、CDの声優陣が超豪華です…!! それはそうと、11月のコミックス発売に、ついに仲野えみこさんが来ましたよっ!!(DXネタで申し訳ないです)。 しかも来月の『LaLaDX』は、田中慧さんの『純愛ステーション』が再びですよ!!(ララスペとDXネタで以下略) 秋も白泉社さんに楽しませて貰えそうですw
ところで、今回のテーマは「マイカラー☆」でしたが、私は青緑だったりします。 個人的には、カエル色、と呼んでますが(笑)。 服とか車とかついこの色を選んでしまいます。 あとはボルドー。 命の色です。


●時計野はり 『学園ベビーシッターズ』
あぁ、泣いた…泣かされた…!! 何度も書いてますけど私、家族モノって弱いんです。 もうね、理事長が竜と虎を引き取ったのは、同情でも息子の代わりでもなく、竜と虎の不器用さに自分と同じものを見出したからだっていうのが分かるあのシーンで号泣ですよ。 家族だから「りゅうにいちゃん」を大好きな虎太郎も、家族じゃなくても竜と虎を思いやれる理事長も、そういう存在の有り難さに胸を熱く出来る竜くんも、すごく良かったです。 「一人じゃない」っていうメッセージのある作品は、とにかく大好き。 これからも上手く展開して欲しいです。

それから、「いじめられてる」兄ちゃんを助けようと孤軍奮闘する虎太郎くんとか、楽しそう(?)な兄ちゃんを「ちらり」と見つめる虎太郎くんとか、すぴすぴ眠る虎太郎くんとかに、めっちゃメロメロでした!!(笑) あとはどうしても条件反射で「犀川」という名に反応してしまう森博嗣読者ですみません。 名前だけでカッコ良く見えるから不思議だ!!(笑)


●藤原ヒロ 『会長はメイド様!』
私、雅ヶ丘に興味ないんです…(えー)。 なので、今回の興味ポイントは2つ。 一つは、生徒会室から出てきた美咲ちゃんを、碓氷がため息で見送ったシーン。 最初、このため息の意味が分からなくて「あれ、ケンカでもしたの?」って思ったんだけど、そうじゃなくって、罠?だと分かってて乗り込むのに「一緒に来て」って言えない美咲ちゃんの頑固さへのため息だったのか!! と後で気付きました。 えーと、五十嵐が『意地っ張りが伝染した』って言う所で。 ため息つきつつも助けにくる碓氷は、意外と不憫で可愛かったです(笑)。 
で、もう一箇所はやぱりラストシーン!! 美咲ちゃんから(←大重要!) 理解を求めて碓氷の手をとるなんて…w 「負ける」ことよりも「知らない不安」の方が怖いと思えるほど、碓氷を意識するようになった彼女は、すごく可愛いかったです。


●緑川ゆき 『夏目友人帳』
ニャンコ先生がカッコ良すぎて、マジ泣きしてしまいました…!! 「ふぇぇん、先生がカッコいいよぉぉ」と泣く私を母が怪訝そうに見てました(笑)。 人も妖も同じく優しいと言い、体現するようにニャンコ先生を挺して庇った夏目に応えるように、サル妖怪の心無い台詞から夏目を救い出した先生。 夏目を侮辱するのは許さないって目が語ってたもん。 先生にとっても、夏目は優しい存在なんだろな。 「大パレード」に参加してた妖怪たちが、皆笑顔だったのがすごく嬉しかった。 彼らは本当に『友人』になれたんだなって思ったら、また涙が…。 あぁもう、どれだけ素敵だったら気が済むんですかこの作品!! 大好きです!! 


●樋野まつり 『ヴァンパイア騎士』
ドレスアップした優姫ちゃんがとても綺麗でした。 美人さんですねw 敵と味方として触れ合っただけでも大切だと思えるなら、離れなければ良いのにな…。


●呉由姫 『金色のコルダ』
ところで、ゲームも未プレイ、アニメも未視聴の私は、未だに志水くんを福山さんがどう演じてらっしゃるのか全く想像がつかなくて困ってます(笑)。 今回の無表情な『ダーンダダーンダ』とか、『なんだかダメなかんじです』な不機嫌さとか、普段見られない彼の姿が満載で楽しかったな。 さぞ、もとさんがお喜びなことでしょう(笑)。
個人的には、土浦くん前髪上げてない方が好き…。 いや、上げてても好きだけど!!(笑) 今回、目の前で香穂ちゃんを掻っ攫われたわけですが、その苦悩の表情が堪らなく好き…(←おかしいだろう!?)。 浮き足立つ文化祭の雰囲気と、ひとり違うところに立つ月森くんの心境は、どんな感じなのかな? 次号も楽しみですw


●田中メカ 『キスよりも早く』
しまった、ブンちゃんが数学だけじゃなくってヒアリングまで得意になってる、超羨ましいっ!!(笑) それって、受験に必要なスキルだと思うので、めちゃめちゃ羨ましいです。 それ出来てたら、私の人生違ったな(笑)。 進路希望って2年のときにもやると思うんですけど今は違うのかなー? でも、順当に未来を考えられるようになったみたいなので、先生の我慢も効果ありありでしたねw 
ブンちゃんが気づいたように、「束縛しない優しさ」が怖いのは、ホントは弱いからです。 でも、多かれ少なかれ、人は皆そうでしょ? 弱さも含めて愛しいから、一緒にいるための努力するんだよね。 先生も、口ではあぁ言ったけど、「彼女」にそう決断させないための努力をしていくんだろうな。 そして、ブンちゃんも。 あと、まーくんの背中にぶら下がる鉄兵くんと、意地でも「梶さん」と呼び続ける翔馬くんが、やっぱりどーしても可愛いです(笑)。


●一ノ瀬かおる 『未少年プロデュース』
読みきり→新連載への昇格?作品。 個人的には、それほどでも…(笑)。 コウセイのカッコ良さより、かーこちゃんが可愛い方が私は嬉しい。 今回はね、やっぱりブーツですよブーツ!! っていうか、足?足キレイ!!…みたいなことばかり考えてました(笑)。


●津田雅美 『ちょっと江戸まで』
珍しくシリアス展開?でした。 冒頭の、『心は山に還る』というシーンや、木の中でシュロと出逢うシーンなど、見せ方が上手いなって。 思わずハッと目を惹くんですよね。 ソウビはシュロを迎えに行ったけど、ソウビから計画が漏れることを読んでいた大人たちが、彼女のその行動を見破れないとは思えない。 これも想定済み、なのかな。 何かちょっと寂しくなってしまいました。


●弓きいろ/有川浩 『図書館戦争 LOVE&WAR』
遂に新章突入です。 小牧さんが扉絵からしてカッコイイ!! 弓さんの描く小牧さんは、柔らかさ漂う優男なのに、渋さも併せ持っている気がします。 深み…というか。 そして、彼のお姫様の毬江ちゃんも初登場!! 想像以上に可愛くってびっくりです。 っていうか、小牧さんを振り返るあの表情だけで、彼女が小牧さんを好きだって一目で分かる。 弓さんが、そういう風に描いてるのが、すごく上手だと思いました。 あとは、郁ちゃんの爆弾発言が堂上教官に突き刺さるシーンが結構お気に入りですw この後は…ちょっと重くシリアスなテーマになりますが、弓さんがどう描いてくれるのか、ホント楽しみです!!


●なかじ有紀 『純愛ラビリンス』
ハルトかレイラかと言われれば断然ハルト派なんですが、え、理由? 基本的に、苦労性な人が好きなので(笑)。 今回も一人固まってましたが、そゆところが放って置けないんですよねー。 そういえば、ライブに行きたいなぁ…(関係ない…)。


●柏屋キクゾー 『嫁姑教室』
及川くんの絶対領域の狭さに乾杯!!(笑) そして新キャラが登場するのに転校生っていうのは、少女漫画の王道です。 おぉ、ついに及川くんに春が……来ないか(笑)。


●可歌まと 『狼陛下の花嫁』
祝!! 本誌初連載w 現在の『LaLa』連載の中では、これが一番のお気に入りです。 深く考えず、ただただ楽しい!! 特に、夕鈴を逃がす気ゼロな陛下が面白くて仕方ないです(笑)。 『そう思わなくなれば切り捨てる』って言ってるけど、きっと『そう思わない』ことはないって自覚してるんだろうなー。 でもって、追われると逃げ、逃げるときには追いかけてくる夕鈴が、やっぱり可愛い。 何だかんだで惹かれているから逃げられないんだよね。 『面白すぎるよ夕鈴…』という陛下のぼやき、私も大爆笑でしたw 今後陛下は夕鈴の借金を積み上げるために、彼女の周りに高価な調度品を置いておくのが良いような気がします(笑)。


●草川為 『八潮と三雲』
猫なのか人間なのかイマイチ分からない点もあったのですが、それよりも、草川さんの作品で、女の子らしさを前面に出したヒロインが珍しくて楽しかったです。 『美猫』とか(笑)。 気が強くて度胸もあって向こう見ずですぐ体を張っちゃう…という三雲は、そりゃーもう可愛いw 女同士のケンカに笑顔で勝つような娘さんは、大層カッコイイですしね。 お話としては前回の読みきり『サテライター』の方が好きでしたが、草川作品は相変わらずモノローグが美しくって、『歌うように願う この人の命に報いたい』とかホント大好きです!! 『せいぜい』ではなく『とびきり愉快に』、二人で残りの人生ならぬ猫生を生き抜いて欲しいです。


●次号予告
515頁の碓氷の猫コスプレが妙に可愛くてツボでした(笑)。 519頁の美咲ちゃんと対なのかな? 『桜蘭高校ホスト部』が連載再開、斎藤けんさんと水野十子さんが新作読みきりです。 そして全サの「いろはかるた」が、妙に欲しい!! だって井上さんのボイス付き…(笑)。



<感想拝読しました>
『のんびりまったり雑記帳』様  『雲職人の休息』様  『菜乃花猫日和』
9/29 『「ざれごと寝言大事なこと」日記#2』様  『ある休日のティータイム』様  10/4『地図を持たずに旅に出よう』様  10/8『土星のわっか』


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『君に届け・episode39 (別冊マーガレット10月号)』の感想

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『君に届け・episode39 (別冊マーガレット10月号)』

椎名軽穂

集英社
2009年9月12日





そんな訳で、まんまと出版社の思惑通りに 『君に届け』 9巻の続きが気になって気になって気になって(エンドレス!)しまったので、一度も買ったことがなかった 『別冊マーガレット』 を購入することになりました……。 いやぁ、世知辛い世の中よね(えー)。 

でも、お目当ての 『君に届け』 は表紙だし、巻頭カラーだし、ふろくのDVDも付いてるし、今号は購入しても損はないと思います。 ただ、購入したからには全部読む、というのが私のポリシーを守ってみたのですが、コミックスで既読の 『少女少年学級団』(⇒感想) 以外に惹かれる作品がなかったのが残念かな…。 そんな訳で、 『君に届け』 にしぼって感想を書きたいと思います。 雑誌感想なので、『続きを読む』 以下に収納します。 無駄に長い…(笑)。

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『君に届け・9』の感想

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『君に届け・9』

椎名軽穂
集英社マーガレットコミックス
2009年9月16日 第1刷発行/¥400+税






『 憧れていたのは きっと俺の方だ 』


<ご紹介>
『別冊マーガレット』に掲載されたepisode.34~38を収録した第9巻。 10月からはアニメもスタート!! 青春真っ向勝負なピュアストーリーです。
風早を意識しすぎて、今までのように接することが出来なくなった爽子。 健人に励まして(?)貰っていたところに、爽子を心配した風早が駆けつける。 泣いている爽子を見て我慢できなくなった風早は、『黒沼のこと すきだよ』と告げたたものの、またもや誤解を招いてしまい…。 


<感想>
待ちに待った第9巻。 あぁ、何かもう、すごく良かった!! じれったさも、真っ直ぐさも、全部にすごくドキドキした!! 8巻は、風早が爽子ちゃんの元へと走り出すシーンで終わり、9巻はその逆で終わってるのも、すごくイイ。 爽子ちゃん泣きっぱなしで、勘違いの末に風早ともすれ違って、でも周りも本人達も、全然 「あきらめない」 っていう前向きな感情が、もうもの凄く良かったです。


爽子ちゃんも風早も基本的に超素直なので、一つ一つの感情がとても鮮やか。 悩んでいたって変に卑屈にならないし、くすんだりもしない。 私はこの作品に触れると、小さく光る石がたくさん入った万華鏡を思い出します。 私が幼い頃に持っていた、赤い和柄筒の万華鏡。 覗き込むたびに光り方も形も変わるんだけど、その模様は、けっして 「一人」 では出来上がらないの。 一つ一つの石が同じ場所にただいるだけなのに、一度として同じ模様にはならないっていうのは、なかなかに深い。 爽子ちゃんも風早も友人たちも、私にとってはそんな印象です。 千鶴やあやねちゃんやくるみちゃん、それにケントやピン……皆がいないと、爽子と風早の 「模様」 は出来上がらないんだなぁって。


9巻はちょっと、その模様が暗めで、足掻いても足掻いてもいびつな形になってたので、読んでる私も苦しかった。 8巻の感想で、 『でも今のままじゃ、爽子は自分で自分を、そして風早のことを 『可哀相』 にしちゃうような気がする』って書いたんですけど、まさにその通りの展開だったので余計に…。 実現して欲しくない予言があたったときの預言者の気分でした(言い過ぎ・笑)。 

でも、そんな気分をふっとばしてくれた千鶴の 『鈍さに慣れるな!!』、くるみちゃんの 『鈍感だからでしょ!!』 っていう喝が、めっちゃカッコ良かったw 特にくるみちゃんは初場時からずっと好きなので、ここに来ての活躍は嬉しかったなー。 あと、ピンとあやねちゃんって、何となく似てるって思いました。 爽子ちゃん風早のすれ違いを察しつつも、直接の答えをあげるんじゃなくって、どこが捩れているのかを気付かせるのって、一番厳しいけど一番優しい思いやりだと思う。 


それでも一番好きだったシーンは、やっぱり台詞を引用した場面。 自分がどんな風に爽子ちゃんを好きか、風早自身が改めて思い知るシーンは、胸が熱くなって大変でした。 ここで語られた、 「憧れ」 そして 「誤解」 というキーワードは、1巻で爽子が風早相手に経験したものと一緒。 二人がお互いに惹かれたのは、 「憧れ」 たから。 その人の良いところを誰よりも認めて、憧れて、好ましく思ったから。 何て素敵なんだろう!!  「誤解」 だって、風早一人では、爽子ちゃん一人では、絶対に解くことが出来なかった。 認め合う気持ちがその原動力だったんだなぁと、改めて思い知って嬉しくなったよ。 爽子ちゃんが走り出したから、きっともうすぐ、彼女の 「模様」 はまた光り始めるんじゃないかと思います。 ちゃんと風早に気持ちを 「届け」 てあげてねw  
…っていうか、こんな続きが気になる場面で9巻が終わるって、どんだけヒドい引きなんですか!!(泣) もう当然の如く、続きが読める 『別冊マーガレット』 を購入してしちゃったよっ(笑)。 そっちも感想書くぞ!!


・前巻 ⇒『君に届け・8』の感想


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『?無駄話』様  9/30『ほんよみの森』
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『君に届け・9』をbk1でチェック!!



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