『LaLaDX3月号(2010年)』の感想・後編

LaLaDX03.2010

『LaLaDX3月号(2010年)』

白泉社
2010年2月10日/¥657+税




<感想>
こちらは、 『LaLaDX3月号』 感想の後編記事です。 4コマ・ショート以外は全部感想を書いてるので、ここにないものは前編記事をご覧下さいw  後編記載分でのお気に入りは、『ねこナデ』『帝の至宝』『桃山キョーダイ』でした(でもどれも僅差!!)。


●草川為 『八潮と三雲』
9つの命をもつ猫社会を描く不思議ファンタジー、早くも3話目です。 DXでは初ですねw  正直、1話目を読んだ時は面白いけど普通かなーと思ってたんですけど、どんどん良くなってます。 さすがの草川ブランド、良質だわ。 「デート」 「分別」 「キャンペーン」 など会話中で何気なく使われる言葉が、2度目に使われた時にその意味を増しているところとか、草川さんらしい台詞回しも読み応えがあって面白い。 オチの緩さもいいなー(笑)。 「コンビ」 として認められて嬉しい三雲ちゃんが、恋愛的な意味でも…と八潮に確かめたくなる気持ち、すごくよく分かったのにそのオチかよ!と盛大に笑わせてもらいました。  彼女は自分の可愛さを自覚してる (自信を取り戻すってどんだけ…笑) わりには純情で、すっごく可愛いw  二人の距離、確実に近づいてると思うんだけどなー。 三雲ちゃんが呼ぼうと呼ぶまいとピンチには駆けつけるんだもの、今までとは違う…ような気がする。  『手ェ出すな』 って凄みも、今までとはちょっと違う……ような気がするっ!! (←願望かよ・笑)  取立て屋であることに飽きないように、八潮への愛情が薄らぐこともないんだろうから、三雲ちゃんにはガッツで頑張ってほしいですw


●斎藤けん 『プレゼントは真珠』
ヘタレ坊ちゃんとSっ気満点な伯爵令嬢とのラブコメディ第3話。 でも最近は、これってラブコメじゃなくってパニックもの何じゃないかと思ってます。 そのくらい、坊ちゃんの感じる恐怖が計り知れないという(笑)。  だって、以前登場した悪役さんがきっちり更正させられるて、どれだけ鍛えられるのよ!? あな恐ろしや。 けれど、そうやって自分が受ける怖さがあっても、真珠さんの身の上に涙を流して協力したいと思える坊ちゃんは、本当に綺麗です。 頑張ってくださいw  ただ、オモシロさは正直、2話目の方が圧倒的でした。 


●ふじつか雪 『桃山キョーダイ』
DX11月号に続く2話目です。 第1話のラストがここ最近では稀に見る強烈な 「オチ」 だったので、最高の出オチ状態から始まった2話目です(笑)。 でも、微妙な距離感が可愛いしツッコミどころも満載で、すっごく面白かったw 一人明確に千尋ちゃんへの想いを自覚している有馬だけど、学校ではモテ木さん (意外と憎めないキャラ・笑) と、家ではハル兄と繰り広げる必死の攻防戦が微笑ましい。 いろんな圧力に耐えつつも千尋ちゃんを想い、かつ二人の関係を発展させるために風呂場で迫る(笑)あたりが、ホント好きだっ!!  奈々ちゃんに告白はしないって告げたときの思いやりには泣きそうになりました。 げろにも負けない愛の深さといい、ホントいい奴だよ… (ホロリ) 。  そんな有馬のことを、千尋ちゃんがちょっとずつ意識していくのも可愛かったです。 彼女が今でも双子だと思いたいのは、6年前に有馬がくれた言葉を拠り所にしてきたっていう部分が大きいんだよね。 あの言葉に支えられてきたんだもん、すぐには変われないよね。 そういう前提があるから牛歩なラブも楽しめるという設定の強さがグッドです。 せめて有馬が報われるまで続くと良いなw  あ、あと、奈々ちゃんとお友達になって濃厚な萌トークを炸裂させたいと思うほど、趣味が近い気がしてます(笑)。


●一ノ瀬かおる 『未少年プロデュース 特別編』
ヘビは嫌いだーーーーーー!! (本気・笑) 皆さんは本物のヘビを見たことがありますか? 私はあるんだけど、小さい頃に田んぼの畦道でヘビと対峙した時の恐怖は別格です…っ!! なので、今回のカーコちゃんの勇気に乾杯です。 でも、噛まれるような無謀はぜひ避けましょう…毒があったら大変です。 以上 (感想は…)。


●仲野えみこ 『帝の至宝』
志季と香蘭、初めてのケンカ――? ということで、 「けんか」 という二人の状態にうっかりときめく志季がひじょうに可愛かったです。 ズレてる…(笑)。 それにしても、毎回安定して面白いですw 今回も、けんかと学試を舞台に、女子力抜きで頑張ろうとする香蘭が可愛くて仕方ない。 急流にまったく怯まず、潔く服を脱ぎ捨てる姿に脱帽です!! そして、体のラインの美しさに惚れ惚れしました!! (←どこを見ている…っ・笑)  でもって、服の下ってあぁなってるんだ…と思いました。 脱がしやすそうですね (コラ) 。 
女子力抜きで、と思ってた香蘭だけど、志季の友情に助けられて自分一人ではないということを自覚することで、もうちょっと女の子っぽくしたい、と思う流れが自然でよかったです。 どんなに頑張ったって、香蘭にとって志季は大好きな 「男性」 なんだもん、可愛くありたいと思うのは当然だもの。 うん、頑張って志季を慌てさせればイイと思うよ。  『心配する権利』 という志季の台詞をみて、 「志季が欲しいのは友人じゃなくて、対等な存在なんだろな 」って改めて思いました。 心配する権利は友達じゃなくてもいいはずだけど、彼の立場的に、そうできるのは友人だけだって思いがある。 けれど彼は、例えば淑豹とかにそのポジションを求めてはいないんだから、対等な存在=香蘭が欲しい、ってことで、つまり、早くラブにならないかなーという結論でした(笑)。    


●響ワタル 『少年ドールズ』
設定を忘れている私の素朴な疑問。 雪は瓦礫を粉々に出来るけどレオは力技しか出来ない? いや、でもあの場面がカッコ良かったですねw  『惚れ直すの間違い』 で真っ赤になるレオのモヤモヤはどーやらアレだろ、と思うんだけど、その想いに未来はあるのかな…何か切ないんですけど。 蝶七郎さんの残したものとレオ+あげはちゃんが関係するってことかなぁ。 


●森生まさみ 『もちもちの神様』
森生さんらしさ爆発の 『もちもちの神様』 、第2話でした。 このシリーズはお得意のラブコメよりも、もう一つの得意分野である友情をテーマにしてるみたいなので楽しみw  森生さんが女の子の友情を描く時にいつもあるのは、友だちっていう免罪符に甘えない潔癖さだと思ってます。 お互いに相手を尊重して仲も良いけれども、悪いことは悪いってはっきり言う。 依存し合わないけど助け合う。 そういう絶妙な距離感が大好きなのだw  今回もるかちゃんは、かなたん (←もちこ名言!・笑) が自発的に動くまで手を出さなかったんだよね。 『友達って対等』 っていうのは、すごく素敵な考え方だと思う。 一度話したら友達、みたいに思ってる人もいると思うけど、私はそうは考えない。 るかちゃんとかなたんは、潔癖さの分、濃い縁が結ばれるんじゃないかなw
それにしても、第1話のラストで三日月くんが頬染めたのは、るかちゃんの笑顔にではなくもちこにときめいたからだってことが判明。 これは予想通りだったけど、もちこがワイルド系が好みだったのは予想外です(笑)。 さっそく失恋モードの三日月くんだけど、彼の名言も恰好良かったw 友情話にはもちろん期待してるけど、ラブコメにも期待してるっ (やっぱり…)。


●田中慧 『純愛ステーション』
そろそろ読むのが恥ずかしくなってきました (笑。誉めてます!)。 君たちは何でいつまでもそう初々しいんだ!! その初々しさが私のラブコメ脳の腐り具合を引き立てるようで(え?)、見てるこっちが恥ずかしくなるほど眩しいですw  姫野さんのために進んで白い制服を着る國見さんとか、奈々さんと戦いに行く姫野さんとか、ちょっとピントがズレてるくせにお互いへの気持ちだけは間違わない二人にドキドキしました。 中でも、 『星空の下で~』 の台詞には瞬殺ですよ!!(笑) あーもぅ、照れくさい(笑)。 そして、その恥ずかしさを堪能するのがこの作品なのだと思います。 私は、恋って、女の子が男の人を 「かわいい」 と思えたとき (もしくは、男性が女性に油断した自分を見せられたとき) に、憧れからより現実的な想いに変化すると思っているので、ラストの姫野さんたちの様子には嬉しくなりました。 君たちはそのままでいてくださいw


●豊田悠 『野ばらの花嫁』
千鶴ちゃんなら白無垢もウェディングドレスも似合うと思うっ!! (いきなり何だ!・笑)  いつも思うけど、千鶴ちゃんが着ているドレスが可愛くて羨ましい。 豊田さんはヒラヒラしたワンピを描くのがすごくお上手ですw お話的には動きがないのでそろそろ何か欲しいけれど、そうか、最終的には久世父が選ぶという花嫁に千鶴ちゃんを選んで貰えるように頑張ればいいのか、と今回始めて思い至りました。 久世ー、前向きになれー、逃げてても仕方ないぞー(笑)。 あと、 「週末あけとけ」 の伝達方法の分かりにくさが久世らしくて面白かったですw


●なみの 『ねこナデ』
氷のような美少年の意外な一面を知ってしまったヒロインが恋と猫に翻弄されるお話。 すっごく私好みのラブコメ具合(笑)で、めちゃくちゃ面白かったですw 恋のライバルが猫ってだけでも可愛いのに、この猫がまた愛嬌あるうえに、音々ちゃんとにーや君の性格もかなり猫っぽいから、お互いが何となく気になってしまう設定に説得力もある。 3階の窓の外を軽々と逃げる音々ちゃんは、そーとー猫だし(笑)、 「懐くから好き」 っていう台詞が大一番で決まるところもドキドキしました。 最後の追いつ追われつのラブ攻防戦にはときめきっぱなしでしたよw そして何より二人が猫を見るときの 「目」 がすごく好き!! 愛情が溢れてるんだもの。 動物に愛を注げる人は大好きです。 何だかんだで相性良さそうだから、これからも仲良くねw
 

●野崎アユ 『まおうさ』
勇者との戦いで人間界に転送された魔王・ロウのお話。 これも文句なく面白い!! 男性はカッコ良く女の子はカワイイ絵柄も好みだけど、ロウとひとせのテンポのいい会話の下に隠された人間の弱さや強さが、後から一気に押し寄せるところがすごく良かった。 ひとせが与えてくれる穏やかさに慣れていくロウ。 微かに見え隠れするロウの優しさに惹かれるひとせ。 離れたくない、けど、離れなきゃいけないのは分かってる…そんな状態を、敢えて 「想い合う」 気持ちだけを拠り所にして離別を選らんだ二人に、気持ちが温かくなりました。 勇者の行動はちょっとご都合主義だったけど、穏やかな世界を作りたいという共通目的に繋がることでクリアしてるし、ロウとひとせもまた出会えるんじゃないか…と希望のもてるラストも好き。 楽しかったです。


●夢木みつる 『キャンバスは言ノ葉』
杏里が絵のモデルを頼まれた理由は、彼が杏里の姉を好きだからで…。 ベストルーキー賞とのことですが、とにかく絵柄が綺麗でびっくりです。 先生を切なく見つめる優くんの視線、そんな彼に泣き出す杏里…と、その表情一つから感情が鮮やかに伝わってきて惹きこまれました。 「好き」 に至るまでのドキドキをもっと味わえたら最高だったかな。

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『LaLaDX3月号(2010年)』の感想・前編

LaLaDX03.2010

『LaLaDX3月号(2010年)』

白泉社
2010年2月10日/¥657+税




<感想>
「開花宣言!」 と銘打たれた3月号です。 表紙は 『赤髪の白雪姫』 。 白雪のドレスの色は 「開花」 の色なのかなw 乙女はどんどん花咲くと良いと思います!(笑) 巻頭カラーは 『恋だの愛だの』 、 ふろくは 『夏目友人帳』 のニャンコ先生風船セットでした。 全体的にまとまってるけど勢いは乏しかったかな…?という印象。 お気に入りは 『つきいろ絵巻』 『ルカと盗賊』 『絶対平和大作戦』 でしたw  4コマ・ショート以外でここにない作品感想は、後編記事にありますのでどーぞw

 
●辻田りり子 『恋だの愛だの』
初巻頭カラーおめでとうございます。 かのちゃんも椿くんも、本人の意思に関わらず多方向に巻き込まれていきそうな展開だけど、私としてはそんなことより (コラ) 椿くんです。 かのちゃんの笑顔一つで許しちゃう椿くんが楽しくて仕方ないです(笑)。 あと、姉への愛情の方向性が間違ってる桃ちゃんの弟くんもちょっと楽しい(笑)。 いろんな人がいろんなことを考えていて、かみ合っていようがいなかろうが関わらなければいけないのが社会性なので、その辺をしっかり描いてあるな、という印象。


●葉鳥ビスコ 『桜蘭高校ホスト部 特別編・常陸院家の家訓』
ミルクティーとピクルスの組み合わせは、絶対にイヤだ!!(笑) いや、単体では両方大好きなんだけど、だからこそ別々に出て欲しい……ってそれはともかく、あの奇抜な髪型さえも本当は家族愛の象徴だなんて…いい話だけど、実は愛情が分かりにくい形でしか発動しないってのが家訓なんじゃないの?っていうくらい、みんな不器用ですよね(笑)。 それが魅力だけどw この家族見てて思ったのは、憎まれっ子世に憚るという格言(笑)。 正確にはちょっと違うけど、いずれにしろより根強く幅広く、繁栄していくんだと思いますw


●あきづき空太 『赤髪の白雪姫』
18話でした。 本編再始動!!…かと思ったら次号お休みとのことで結構ショックです…。 それにしても、白雪への気持ちに居直った(笑)ゼンの振る舞いがなかなか楽しくて良いです。 寝ぼけて指をはむって何事ー!?(笑) でもって白雪も、普段の気丈さとは違い、ゼンにだけ見せる表情はどこまでも 「女の子」 で可愛いですw 巳早が超久々に登場でしたが、さすがにあまり覚えてなかったので、この機会に1巻を読み返しました。 名家の三男坊って設定は最初からあったんですね。 白雪の誘拐のこととゼンの態度をみて、即座に巳早を敵認定するオビがやっぱりカッコ良くてときめいたぜっ!!(笑) その後も彼、ずっと巳早から目を離さないんだよね。 自身も過去、白雪に弓を射てるわけだし、白雪を狙う人物には思うところがあるだろうな。 そんな白雪がどうやら厄介ごとの渦中に引きずり込まれそう。 イザナ王子も巻き込む「城よりも相応しい場所」って何だろう? 2回言うけど、次号お休みショックです…!!


●天乃忍 『つきいろ絵巻』
助けてくれた俊介さまのお嫁になりたい 「狸」 のこまりは…? ということで、天乃さんの読みきりは、想像通り可愛くて大好きな雰囲気でした。 予告カットを見たときに 「あ、私きっとこの作品を好きだ」 って思うことがたまにあるんだけど、この作品もそうでした。 和服なこまりちゃんの絵から、温かさが伝わってきたんだよね。 で、案の定良かったので嬉しくなってしまったw 一途なこまりちゃんも、虚弱だけどオトボケで優しい俊介さまも、ツンデレ狸(笑)な小太郎くんも、みんな一生懸命に誰かを思ってるところがすごく好き。 そして、その誰かを想うときの、こまりちゃんの爛漫な笑顔とか、俊介さまの切ない笑顔や、 『救えない』 と笑う小太郎の表情が、 『狸も人も好きってきもちはおんなじ』 だと伝えてくれて、泣いてしまった。 大好きな人に撫でてもらったときの嬉しさだって、同じなんだよね。 お嫁になるのが夢だけど、それよりも恩返しがしたい…好きな人の幸せのために頑張ったこまりちゃんは、間違ってないです。


●橘裕 『うちのポチの言うことには』
第7話。 ふぇぇ、ポチがえろいことしてますー(笑)。 いいぞ、もっとやれー(え)。 前号に引き続き花織ちゃんの猫ミミが可愛くてドキドキしました。 ウサギも見たいと思う私は、やっぱり変かもしれません(笑)。 今話は特にお話が進んだわけではないけれど、ポチたちも婿候補なこと、長兄がキーマンなことが判明。 彼が花織ちゃんの 「犬」 を放棄した理由は何なのかなぁ? 花織ちゃんの声がないと自分を保てないと言うポチ。 では、遥よりも 「犬」 に近いっていう長兄はどうなんだろう? もろもろ気になるけど、やっぱりポチの見事な独占欲の方がもっと気になって仕方ないです。 舐めるだけで満足出来なくなる日はいつだ…(そこかよ・笑)。


●高木しげよし 『フィルムガール』
鳴ちゃんと司朗くんが既にラブラブなので見てて楽しい(笑)。 一緒にいても大丈夫な二人になりたいという最近の鳴ちゃんは、すごく素敵だと思うw ラスト、写真の鳴ちゃんの仕草が可愛いし、冒頭のスロウのポスター絵もカッコイイし、高木さんってこういう魅力的な構図を描くのが上手だよね。


●槻宮杏 『おねがい 神父様!』
教会の孤児として育ったヒロインと不思議な神父様のラブロマンス。 梨乃ちゃんの制服?が可愛くて眼福ですw 華やかな画面と神父様の独占欲(笑)が槻宮さんらしい展開でグッ。 神父様の一挙一動にドキドキする梨乃ちゃんが可愛くて、確かにあんな表情で見上げられたら堪んないよねー、と半ばオヤジ的視点で読んでました(笑)。  「ボーナス」 なの、分かるなぁ。 開き直った後の神父様のセクハラ加減が妙に好みでウカツにもときめきましたが(笑)、神父様の気持ちが動く要因がもうちょっとインパクトあると良かったです。


●小椋アカネ 『絶対平和大作戦』
第15話でした。 うおー、扉絵のユーダ姫の衣裳がキワどくて素敵なんですけど!! (コラ・笑)  かと思うと、ほっぺにチューで上目遣いとか、ホントこの人可愛すぎて大変です。 そりゃヨハネ王子も鼻血も出すって(笑)。 何ていうか、ヨハネとユーダの気持ちが一つになってヨハネ様のヘタレも返上だと思ってたんだけど、この人はきっとユーダ姫に関しては、きっとずっとヘタレなままなんだと思う。 そしてそれが彼の愛情なんだと、今回しみじみ思いましたw 優しさが幸せになるなんて、素敵だもの。 
ほのぼのムードな二人とは真逆に、お話は物騒になってきたけど…ここにきてエレミヤの動向が鍵を握りそう。 子供の笑顔は無理やり国を取り戻さなくても、確かに 「ここ」 にある。 ヨハネが求める街の在り方と、子供の笑顔は矛盾しないことに彼が気付いてくれると良いな。 豊かなのに 「地獄」 だというジュデッカではなく、本当の豊かな街を作ってくれると良いのにな。 次回楽しみです!!


●石原ケイコ 『ルカと盗賊』
綺麗なものしか盗まない大泥棒・シンラと、妹のために彼を利用しようとするルカのお話。 石原さん好きなのではりきって読みだしたけど、ところどころ分かりづらくて 「??」 と何度か読み返しちゃった。 でも、読み返すたびにいろんな発見があって、そしてどんどん面白くなる。 最初は飄々としてたシンラがルカに翻弄されてく様子は特にそうで、 『盗んでくよ』 に込められた気持ちを思うとシンラ同様嬉しくなりました。 まさに 「宝」 を見つけたんだなぁってw  ルカは自分の武器は不信だと思ってたけど、多分それは武器ではなく 「鎧」 だったんだと思う。 ルカが自分を守る為の。  「鎧」 を失って初めて見えた彼女の 「本当の武器」 は、どんなときもアンナを想える心。 自分が折れそうでも大切なものを守りたいと願える心をシンラは 「宝」 だと感じたんだろうなw  あと、ルカの手をとるシンラを凄い表情で見遣るアンナに爆笑でした(笑)。


●亜笠弓月 『告白裁判』
バレンタインに大好きな先輩から告白を引き出そうと奮闘するお話。 バレンタインなのに自分が告白するんじゃない、って発想がユニークw 告白が自白で弁護士が兄…とかちょっと面白かったです。 ただ何て言うか…それだけの好きオーラを持ってるんだから、やっぱり自分で言って欲しかったな。 あの先輩だから 「落ちた」 わけで、彼の素直な性格が伝わってきて良かったけど(そしてそれが狙いだろうけど)、う~ん…となっちゃいました。 あと、亜笠さんの 「オモシロ友達」 話がすごい面白かった。 周囲の人が優しすぎるだろそれ…(笑)。


●河口けい 『欲張りな僕ら』
金持ちの跡取息子が、己の強欲を直すために慎み深い女の子に弟子入りするお話。 二人の価値観の違いがコメディータッチで描かれてて、特に 「大きいつづらと小さいつづら」 の一連のシーンでは笑ってしまった。 私も御多分に漏れず小さい方だと思ってましたが、そうか、 「お気持ちだけ」 ね… (既に失格・笑) 。 罰が変顔なのにも理由があって、上手ですw 一番の被害者のくせに人のいいタカシ君と、KASEIFUといエプロンをしている家政婦さんがツボでした(笑)。


●笹月いぐさ 『オトギ草子』
人の感情に興味のある鬼と、鬼に弟子入りしたい少女のお話。 鬼になりたいだなんて言う割りには、鬼さんが鬼畜行為(文字通り・笑)を行うと慌てて止める少女が可愛いw 彼女は逃げたかっただけで、鬼は知りたかっただけ。 それがいつの間にか互いの 「居場所」 になるなら、素敵なことなんじゃないでしょか。 ただ、鬼さんがどーしても女の子に見えちゃうのが残念…。


⇒後編へ続きます

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2010年2月の日記+Web拍手お返事


旧ブログで公開したときの文面です。 現在は移行済みのため本来必要ないご案内ですが、自分がどんな文章を書いたのか残しておきたいのでこういう形で保管させていただきますね。 『続きを読む』以下にはこの前の日付の日記があります。

☆ 『空夢ノート』 はfc2ブログに移転しました ☆

ドリコムブログのサービス終了に伴い、 『空夢ノート』 は2010年3月末日をもって完全に見ることが出来なくなります。 4月以降に頂いたアクセスは、ドリコムさんの譲渡先であるライブドアブログに自動的に転送(リダイレクト)されますが、そちらはあくまでもリダイレクトの回避先であり、今後の更新はfc2ブログで開設した 『空夢ノート+』 で続けることになります。 今まで長い間お世話になりまして、ありがとうございました!! 本当に感謝してます。 どうか新しいブログでもお目にかかれますように…w


・・・というご案内をずっと書きたかったのですが、2/15からずっとドリコムさんのシステム都合で更新できなくて、書きそびれていました。 それでも毎日変わらぬアクセスを頂いてたので、ホントに申し訳なく思ってます…っ!! 改めて、ご案内が遅れたこと、すみませんでした。 この間抜け加減が私らしい…(笑)。


上記の通り、このブログを開設して4年半もの間ずっと続けてこれたのは、読んでくださる方のおかげでした。 本当にありがとうございます。 嫌なこともあったけど(主にドリコムさんのシステムダウンによって…笑)、ほとんどが楽しいことばかりでした!! これからは今までよりもペースを落として更新することになるけれど、りるは相変わらず頭の悪い感想を新ブログでも書き散らしていきますので、たまに覗きに来て下さると嬉しいです。


本当は、3月になったらライブドアブログへ自動転送にして、完全に移行しようと考えてたんですけど、2/27現在をもって未だにその機能が開発されていないようなので (さすがだぜドリコム!!・笑)、何かもう、このまま最後まで残しておこうと思います。 ただ、これ以上の更新はこちらではありません。 それに4月になったら見れなくなってしまうので、今のうちからfc2の 『空夢ノート+』 へリンクし直してくださいますようお願い申し上げます。 あと、移転作業の関係で、コメントとTBの受付は不可になってます。 ご連絡がある方は、左サイドバーの 「Web拍手」 機能で、拍手メッセージをご利用ください。


以上、お願いとお詫びばかりのご報告になってしまいましたが、私は本当にこのブログを愛してました。 今まで利用させてくださったドリコムさま、そして見に来てくださった方、本当にありがとうございました。 そして、これからも宜しくお願いします!!

2010年2月27日 管理人 りる



質問があれば。
・新ブログは? ⇒ 『空夢ノート+』 URLは http://sorayumenote.blog9.fc2.com/ です。
・いつから見られなくなる? ⇒ 2010年4月1日から完全に閲覧できなくなります。
・4月までは更新する? ⇒ ここではしませんw 『空夢ノート+』へどうぞ。
・自動転送されるライブドアブログでも更新する? ⇒ しませんw


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『恋のドレスと聖夜の迷宮 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』の感想

聖夜の迷宮
『恋のドレスと聖夜の迷宮 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』

青木祐子
(イラスト・あき)
集英社コバルト文庫
2009年12月10日 第1刷発行/¥533+税





誰もかれも、クリスのことをわかろうとしない。 クリスは心やさしいだけの少女でも、翡翠の目を持つ佳人でもない。 恋のドレスの仕立屋でも、闇の心を持つ人間でもない。 すべて、そうであってそうでない。
クリスは、クリスだ。
俺が貴族だろうが、クリスが労働者だろうが天才だろうが、ふたりきりでいるときは、まるで関係なかった。 奇跡みたいにかわいい俺の恋人だ。 それだけだ。



<ご紹介>
「恋のドレス」 を仕立てるクリスと、青年貴族・シャーロックが、 「闇のドレス」 の謎と二人の恋心に向き合う物語。 シリーズの18冊目、本編としては15作目です。
シャーロックが構えた銃口から、命を賭けてユベールを守ったクリス。 けれどそれは、二人に決定的な溝を生んでしまった。 絶望したクリスを見ていられなくなったパメラは、暫く店を休んで旅に出ようと誘う。 一方のシャーロックは、貴族としての義務や周囲からの結婚への圧力に耐えながらクリスを探し続けていた。 彼がやっとクリスを見つけて決意を固めたその頃、クリスはシャーロックの父からある 「命令」 をつきつけてしまい――!? 


<感想>
初読時に 「ここで終わるのかー!!」 と日記で絶叫した(笑)、 『恋のドレスと聖夜の迷宮』 の今更感想です。 初読時の私は、何だかずっと泣いていたような気がします。 今回は表紙絵のように微妙な二人の関係が、シャーロックの視点で綴られているために、彼のクリスへの想いが溢れ返っているですよ。 でも周囲はいやおうなく彼からクリスを奪おうとするし、彼自身も貴族の義務やプライドとは対極の位置にある恋愛感情に、ずっしりと悩むし。 けれどその度に、クリスの存在を肯定しようとするシャーロックの愛情が綺麗で尊くて、私の心をぎゅーっと掴んで放さないのです。 泣いたなぁ…久々にシャーロック恰好いい、とか思っちゃうくらい素敵だった(笑)。 「長いラブレター」 というあとがき、まさにその通りですね(笑)。 だからこそ、切ないんだけど…。  


お話としては、絶縁状態にあるクリスとシャーロックの関係とモアティエ公爵家の事情が平行して描かれています。 最初は正直、公爵家のことなんて今はどーでも良いのにー!!って思ってました。 それよりも、クリスとシャーロックを逢わせてあげて。 そればかり願ってた。 でも今読むと、この冷却期間はシャーロックにこそ必要な時間だったんだなって分かる。 彼は、公爵家の負の遺産ときっぱり決別しなければいけなかったんですね。 どこかで、クリスと結婚しなくても二人の幸せはあるんじゃないか?と考えてしまうのを捨てる必要があったんだ。 


ラストでクリスへ愛を告げようと思えたのは、公爵家のゆがんだ家族像を目の当たりにして、ヘンリーの選んだ道にシャーロックが望む幸せはないんだと思い知ったことが大きいんだと思う。  それから、店の店主の言葉。 ビアードもジャレッドも他の誰もがシャーロックからクリスを取り上げようとする中で、彼が願う 「しあわせ」 を肯定してもらえたことは、きっと本当に嬉しかったんだろうな。 186頁ヘンリーの 「絶望的なしぐさ」 で、シャーロックが二度と自分の申し出を受けないことを彼も理解したはずなので、ちょっと周囲が落ち着けばいいなと願ってます。 サイズの合わない指輪は、彼とクリスの 「形」 がまだ出来上がっていないことの象徴みたい。 これから、二人だけにぴったりとくる形を探っていけば良い。 カッコつけるのではなく、ありのままの二人でねw


でもって、クリス。 辛かったー!!  『別れてください』 で既に泣きそうだったんだけど、その後に見せた土壇場の強さで、もう涙腺は決壊。 やっと、やっと私が(というか皆が)望んだクリスの姿があったと思います!! シャーロックを思い出しながら苦手な 「言葉」 で気持ちを伝えようとするクリスの勇気。 未来から目をそむけてきた彼女が 『やりかた』 の模索を提案した愛情。  シャーロックの心の泉は枯れない、とクリスは感じているけど、私にはクリスにこそ当てはまるように思える。 迷宮のように複雑に入り組んだ心の奥に、湖のように豊かで大きな感情を湛えているような気がします。  クリスの美しさはその湖にこそあるんだと思う。 だから人はなかなか彼女の美しさに気づけない、隠されているから。 けれど、一度気づけばどうしようもなくその奥を覗きたくなる…そんな感じ。 感情の扉を開けることにまだ慣れていなくて今回はアルフに負けちゃったけど、アルフ自身も彼女の魅力には気づいているんだよね。 クリスが湖を枯らさなければ、次の機会はまたある…よね!? 『それから、もうひとつ』 シャーロックの求婚の決意だと思うんだけど、無駄にならないよう祈るばかりです!! どうかこんなところでシャーロックがヘタレ度を発揮しませんように!!(コラ・笑)


以前 『約束の手紙』 感想で、クリスもコーネリアも 「母に従う娘」 という意味で同じと書いたけど、今回コーネリアがビアードのおかげでその呪縛から逃れられたことは嬉しかったw  お互いの強がりを認め合うような彼らの恋愛はとても好ましいし、それに 「負のモデル」 である公爵家の人が幸せになるのは、クリスとシャーロックにとっての明るい未来を連想させる気がする。 ビアードに出来てシャーロックに出来ないはずないよね!?と凄みを利かせつつ、次巻を待ちたいと思います。 まもなく発売ですが(笑)。 あと、私は今回の表紙は次巻の表紙と 「対の構図」 になるはずだと予想してたんだけど、どうやらその通りみたいでちょっと鼻高々(笑)。 教えてくださったfallcloverさん、ありがとうございましたw

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ようこそ。
こちらは、読書が趣味のりるが 「せっかく読んだのだから、感想くらい言いたいよぅ!!」 というコンセプト?から始まった、小説・コミックなどの感想を書き連ねるブログです。 2005年9月4日にドリコムブログでスタートしましたが、ドリコムのサービス停止に伴いfc2ブログに引っ越してきました。 よろしくお願いします。


●コンテンツについて
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旧ドリコム版では 『空夢ノート』、 fc2引越後は 『空夢ノート+』 です。
あまり由来を聞かれないのだけど(笑)思い入れのある名前。 「空夢」 には 「絵空事・空想物」 といった意味があるので、それを書き留める (=ノート)、 というイメージです。 ちなみに 「りる」 は、2010年に逝去した愛犬の名前から貰いました。 元は北欧神話の 「フェンリル」 から来てるのだけど…名前負け(笑)。


●感想について
出会った作品に対してはわりと主観的な感想を書いてます。 楽しく読みたい人間なので、作品のマイナス面については (思ってても) 書かずに終わることがほとんどです。 基本大きなネタバレをしないようにはしてますが、あまり配慮していないのでご了承ください。 なるべく、読んでくださる方に不快感を与えない範囲で綴ろうとは思いますが、万一の時はご退出されることをおすすめします。
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りる拝

2010年9月9日 ドリコム版を大幅改稿したうえで公開。 
*この内容は予告なく変更されることがあります*


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