2010.11.24
アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』の感想/第8話『いつだって流星のように』
STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 1
【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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アニプレックス (2011-01-26)
五十嵐卓哉/榎戸洋司/伊藤嘉之/神前暁
宮野真守/福山潤/早見沙織/石田彰/戸松遥/坂本真綾
五十嵐卓哉/榎戸洋司/伊藤嘉之/神前暁
宮野真守/福山潤/早見沙織/石田彰/戸松遥/坂本真綾
『 スガタと話したんだけど良いかな? ――男同士のハナシ 』
とにかく熱かった! うわぁ、スタドラでこの熱気が見られるなんてホント嬉しいですw ミドリ先生大暴走の5話とのギャップが凄まじいぜ!(笑) タクト的には、自分のワコへの恋やスガタへの友情がまだまだ発展途上なことは、第7話で自覚出来てたと思うんですよね。 部長のおかげで。 でもスガタはそうじゃない。 誰かに突いて貰えないと一歩を踏み出せないのは、きっと彼も同じだったと思うんです。 そして結果的にそれをやってのけたのがタクトだという。 タクトにしてみればワコの悲しい顔を見たくなかったという理由の方が大きいんだろうけど、その理由だけで動ける人は、この島にはやっぱりタクトしかいない。 そしてその理由じゃないと、スガタも請合わなかったと思う。 『あの二人のために、今キミが出来ることはきっとある』・・・部長の予言通りだなぁw 青春でした!
とりあえず、スガタはベニオwの第1フェーズでは操られない、という私の予想が当たってて良かったw さすが「王」だなぁ。 あと、ワコとケイトはファーストネームで呼び合う仲だったのか!っていう驚きもありました(笑)。 構成的には第7話で私が興奮した(笑)、「掌」の描写に結論が出たことも嬉しかったし、物語的にはサカナちゃんの意外な行動もあったしで、とにかく楽しめた回でしたw
●人物メモ
・ツナシ・タクト…銀河美少年な主人公。 印はタウ(印)。 ワコとスガタを気にしている。
・シンドウ・スガタ…王の印を持つ宿命を諦めている少年。 印はザメク(王)。 ザメクとアプリボワゼしたことで多少人格破綻気味(笑)。
・アゲマキ・ワコ…皆水の巫女。 印はウァウ(鍵)。 スガタの態度に困惑している。
・ヘッド…第2隊代表。 仮面はレシュ(頭)。 サカナちゃんを鳥籠に軟禁していたが逃げられる。 タクトの父が描いたと思われる絵を所有してる?
・カタシロ・リョウスケ…綺羅星の幹部会を仕切る謎の人で、ヘッドの旧友? 公式見る限り仮面はシン(歯)?
・気多の巫女…サカナちゃん。 印はヌン(魚)。 ヘッドの元から旅立った(大好きなのに!)。
・シナダ・ベニオ…第5隊代表。 仮面はペー(口)。
・ニチ・ケイト…第3隊代表。 仮面はケト(柵)? だとすると、多分ひがしの巫女。 スガタを好きなんじゃないかと予想中(笑)。
・ワタナベ・カナコ…第4隊代表。 仮面はベト(家)? タクトを気にしてる?
・ヨウ・ミズノ…今回初登場(笑)。 多分にしの巫女だと思われる。
・その他…ホンダ・ジョージ=アレフ(雄牛)/ゴウダ・テツヤ=テト(車輪)/ダイ・タカシ=ツァデ(パピルス)*他に印を持つ可能性有/シモーヌ・アラゴン=ダレド(扉)/プロフェッサーグリーン=ヨド(腕)/ヤノ・マミ=カフ(掌)/スガタメ・タイガー=ヘー(窓)/未登場…ザイン(武器)/メム(水)/アイン(目)/コウ(針の穴)/ギメル(ラクダ)/ラメド(突き棒)
*フェニキア語については『隠者のエピタフ』様の記事を参照させて頂きました!*
・ツナシ・タクト…銀河美少年な主人公。 印はタウ(印)。 ワコとスガタを気にしている。
・シンドウ・スガタ…王の印を持つ宿命を諦めている少年。 印はザメク(王)。 ザメクとアプリボワゼしたことで多少人格破綻気味(笑)。
・アゲマキ・ワコ…皆水の巫女。 印はウァウ(鍵)。 スガタの態度に困惑している。
・ヘッド…第2隊代表。 仮面はレシュ(頭)。 サカナちゃんを鳥籠に軟禁していたが逃げられる。 タクトの父が描いたと思われる絵を所有してる?
・カタシロ・リョウスケ…綺羅星の幹部会を仕切る謎の人で、ヘッドの旧友? 公式見る限り仮面はシン(歯)?
・気多の巫女…サカナちゃん。 印はヌン(魚)。 ヘッドの元から旅立った(大好きなのに!)。
・シナダ・ベニオ…第5隊代表。 仮面はペー(口)。
・ニチ・ケイト…第3隊代表。 仮面はケト(柵)? だとすると、多分ひがしの巫女。 スガタを好きなんじゃないかと予想中(笑)。
・ワタナベ・カナコ…第4隊代表。 仮面はベト(家)? タクトを気にしてる?
・ヨウ・ミズノ…今回初登場(笑)。 多分にしの巫女だと思われる。
・その他…ホンダ・ジョージ=アレフ(雄牛)/ゴウダ・テツヤ=テト(車輪)/ダイ・タカシ=ツァデ(パピルス)*他に印を持つ可能性有/シモーヌ・アラゴン=ダレド(扉)/プロフェッサーグリーン=ヨド(腕)/ヤノ・マミ=カフ(掌)/スガタメ・タイガー=ヘー(窓)/未登場…ザイン(武器)/メム(水)/アイン(目)/コウ(針の穴)/ギメル(ラクダ)/ラメド(突き棒)
*フェニキア語については『隠者のエピタフ』様の記事を参照させて頂きました!*
●会話集+感想+連想
『お前の話はもういい…出てってくれ』 (ヘッド)
『……さよなら』 (サカナちゃん)
サカナちゃんの話を聞けるなら頑張れる・・・ヘッドはそう言っていたけれど、関係を打ち切ったのはサカナちゃんでした。 彼女が紡いだ物語の大筋は、サム=ヘッド・少女=サカナちゃんに置き換えて良いのかな? 第1話でサカナちゃんの封印を解いたのは、ヘッドの第1フェーズでした。 それがおそらく「少女の血をエンジンに注いだ」ことで、「眩い銀河への憧れ」がサイバディをゼロ時間から出したいという綺羅星の(もしくはヘッドの)目的に繋がるんだろうな。 では、ヘッドの願いを叶えたイカ大王は、誰なのか…。
隠喩に満ちた物語だったけど、ヘッドはサカナちゃんが紡ぐ物語の先に、自分の未来を模索していたのかもしれないなって思いました。 だから、疑問で終わってしまった物語は欲しくなかったんじゃないかなって。 「好き」なのに、「好き」だけでは上手くいかない。 現状に一番迷いがあるのは、実は彼なのかもしれないですね…。
『気にするなよ。 自分のしたいようにしただけさ』 (スガタ)
『そんな! だって、スガタくんは…』 (ワコ)
スガタは最悪死んでしまったかもしれない、自分のために。 自分のせいで。 …そんな風にワコは考えてて、だからスガタの言葉を受け取れなかったみたいだけど、「したいようにしただけ」はスガタの紛れもない本音なんだってことが今回本気で伝わってきました。 でもワコには届かないのがもどかしいっ!! 届かなかったのはスガタが悪い(笑)…というか、彼が諦めちゃってるからなんだろうな、自分のことを。 お互い大切なことに変わりはないのに切ないなぁ…!!
『三人が…って、僕もしてる?』 (タクト)
『してる!』 (ルリ・カナコ)
ここでカナコが話題に参加してるのが印象的。 ケイトが会話を聞いているのに無言を貫いてるのとは対照的ですよね。 私は、カナコってタクトに個人的な興味を持ってる(恋に近いのかも?)と思ってるので、タクトの変調に黙っていられなかった彼女の様子はそれを裏付けてるような気がして、ちょっと嬉しいw(ラブコメ万歳!・笑) 綺羅星の幹部会で、タウバーンを倒した者がリーダーになるルールに変更はないか?と尋ねた時に、彼女が下を向いているのも印象的なんですよね。 いつも自信溢れる彼女が下を向くのも珍しいし、どこかルールに変更があって欲しそうなようにも感じられたから…。
『けれど、ザメク本体の全容は未だ確認できていない』 (プロフェッサーグリーン)
大きな青いサイバディの手が、小さなサイバディを握り締めてた! あの青いのがザメク? でもって握られてるのは…? とドキドキしてたら、何と公式サイトの9話あらすじでネタバレてた!(笑)。 「(前略)現在ザメクに握り潰された状態のサイバディ・アインゴットのスタードライバー。 プロフェッサー・グリーン曰く、壊れたサイバディの復元がついに可能となったのだという」 ・・・だ、そうです。 1話しか進んでないのに全容を解明できたんだ! さすが恋に艶々してるミドリ先生は違うぜ!ってことですね(笑)。
『彼女達は自由だった……最初からね』 (ヘッド)
『……おまえは大切なものを、いつも一時の感情でどこかへ逃がしてしまう…』 (カタシロ)
自由だった、ということは、サカナちゃんのことも自分が強要した訳ではないという風に聞こえる。 でもそれって、執着がないだけ? それとも、本当は自由になんかしくないってことに気付いてないだけ? サカナちゃんが居なくなったとたんに頑張れなくなってるくせに…。 それに、タクトの父が描いた(と思われる)絵が、何故ここにあるのかなぁ。 彼女「達」と言われたうちの一人が、絵の女性であることはほぼ間違いだろうけど、そうなるとヘッドと女性、ひいてはヘッドとタクトの関係も気になるところ。 そしてそれを見守るカタシロの真意も…。 情報多すぎるよ!(笑)
『待って待ってぇぇ! 乗りますったら乗りまーーーすっ!』 (ヨウ・ミズノ)
良かった良かった、危うくバスじゃなくて番組的に乗り遅れそうな勢いだったもんね!(←酷い・笑)。
『あの! …お元気で』 (ワコ)
『お元気で』 (ケイト)
『元気でね!』 (ミズノ)
『ありがとう――皆さんも、お元気で』 (サカナちゃん)
普通に考えたら、この4人が四方の巫女だよね。 閉じ込められた空間(バス)というのも南十字島を連想させる上に、封印を破られたサカナちゃんが旅立つフェリー乗り場が「北港」なことも暗示的。 これまた公式の9話あらすじで、「所在不明である残りの四方の巫女の行方が探せるようになった事も意味していた」 とあることから、現在巫女として認識されているのは過去にアプリボワゼ済みだったワコだけだ、という事が分かる。 サカナちゃんはアプリボワゼ直後にヘッドに封印を破られたし、ミズノがゼロ時間に居ないことも彼女がアプリボワゼしてないことを意味してるはず。
『迂闊に僕に手を出すなと言ったはずだ。 僕の第1フェーズが、お前を殺すかもしれない』 (スガタ)
あぁ、何となく分かったことがある…。 第7話ラストの『おまえ、死にたいのか?』。 これはきっと、タクトを守るために出た無意識の言葉だったんじゃないかな…。 ヤノ・マミがそうだったように、第1フェーズは制御しきれるとは限らない。 スガタだって、何かが引鉄となって制御を誤るかもしれない。 そして、彼の心にそれ程の漣を立てられるのは、多分ワコとタクトしかいないから。 だから「自分と関わるな」っていう、島育ちの田舎者らしい不器用な予防線だったんじゃないかな…ってふと思ってしまった。 今回はきっと、そんなスガタの予防線をタクトが飛び越える話だったんだろうな。
第7話で描かれた「掌」の話(→感想はこちら)。 今回はここで、タクトの想い(拳)をスガタが「受け止める」形で描かれてるのがすっごく良かった! 今まで一方的だったのが、ここでやっと交わった感じ。 よし、これは熱くなる!という予感でいっぱいw
『行くぞ、スガタァァァァ!!』 (タクト)
『来い、タクトォォォ!!』 (スガタ)
やっばい、このシーン超カッコイイ!! もうお互いしか目に入ってない二人がラブラブ過ぎる!(←違・笑) これ、一緒に塩原に行ってた知人と無理矢理見てたんですけど(ちなみに予備知識なく初視聴させた・笑)、素直に「カッコイイねぇ!」って言ってましたからね。 一瞬でも留まっていられない彼らの熱情を表すように、二体のサイバディがまたよく動く! ペーシェントがチアガールのように(チアガール!?・笑)跳ね上げた足がタウバーンの顔面に決まるシーンとかホント痛そうだ。
『どうした、その程度か、タクト!!』 (スガタ)
『――ぅっ!!』 (タクト)
しかもここで!! タウバーンとページェントが「掌」を組み合わせるんですよ! 丘の上ではスガタが受け止めるだけだったけど、今度はお互いの想いを「受け止め合う」んですよ! その程度かと言いつつも、スガタはタクトをその程度だとは思ってない。 本当は最初からちゃんと、タクトの実力を分かってる。 「暑苦しい」ことを今まで避けてた二人が、ここまで暑苦しくなれるなんて!!と、これが見たかった私は大興奮して泣きましたよ(笑)。 サイバディは巨大人形。 「人形」とは文字通り「ひとがた」な訳で、操縦者をよく反映した戦闘シーンだったと思いますw
『違う、あたしじゃない…彼が動かしてる……っ、ぺーシェントの方が支配されてる…!!』 (ベニオ)
泣いちゃってるし…(泣)。 そりゃ切ないよね。 大好きな人を「心」ではなく「力で」支配するだけでも切ないことのはずなのに、彼女はそれを喜びだと感じていた。 でも、そのちょっと歪んだ偽りの幸せすらも、スガタに届くものではなかったという…。 恋でも力でも届かなければ、どうしたらいいの? 好きな人の前で眼中にも納まれない自分の無力さは、どう認めれば良いの? …この辺の気持ちは、今回ワコもスガタもタクトも感じていたものと同種だと思うんですよね。 切ないなぁ。 そしてそう思うと一人幸せそうなミドリ先生が何かズルイなぁ!(笑)
『お前に何が分かるっ!? あのナイフはなぁ、ワコを守るために持ってたんだっ!!』 (スガタ)
『――っ!!』 (タクト)
だからヤバいんですって……福山さん、じゃなかったスガタさん(笑)、素敵過ぎます…!!(泣)
ここでね、タクトは気付いたんだと思うんですよ? スガタは、ワコがアプリボワゼしないでって言うから耐えてきたけど、本当はいつだって彼女を守りたかったんだって。 自分(タクト)が宣言したサイバディを壊す役目は、本当はスガタがやりたいことだったんだって。 スガタはクールな仮面を被ってるだけで、ホントは暑苦しい奴なんだって。 …二人して、蹴って殴って、吹き飛ばされてやり返して…そうやって田舎者と余所者が分かり合っていく過程の熱さに、本当にドキドキした!
タウバーンとページェントが討ちあったエネルギーの余波で、ゼロ時間の雲が晴れていく描写がキレイだった。 暑苦しい雲がなくなって、現われたのは綺麗な星空。 すっきりと晴れ渡る、でも、いろんなものを内包した銀河。 『人生という冒険は続くw』 というサカナちゃんの言葉は、あの銀河に繋がるのかな?
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