『別冊花とゆめ2月号(2011年)』の感想

別花201102
『別冊花とゆめ2月号(2011年)』


白泉社
2010年12月25日/¥514+税





<感想>
表紙は、山田南平さんの完全新作 『in JACK out』。 今号には巻頭カラーで前編が掲載されてます。 ふろくは 『ガラスの仮面 お知らせマグネット』。 先月号の 『速水真澄名言カレンダー』 に続き 『ガラスの仮面』 がふろくで大活躍です。 あのね、妙に笑えるんですよ、このふろくシリーズ…… 絶対担当さんが楽しんで作ってるとしか思えない!(笑)  「出張中。土産を楽しみにな…」 という速水さんが爽やか過ぎるw あと、何故か月影先生が 「早退」 と 「お休み」 担当なのも気になる…(笑)。 

しかし今号は、楽しみにしてる 『燈港メリーローズ』 と 『執事様のお気に入り』 がそろってお休みの回だったんですね! 私、買う時に全然そのことに気づかなくて、読み始めてやっと、「あれ、今月掲載がない…!」 と驚愕しました。 ボケすぎです(笑)。 最近ずっと読んでるから楽しいので良いんですけどねw でもやっぱり物足りないー! 早く次号発売にならないかな☆

感想はまたもや長くなりました・・・何故・・・今年のブログ的目標は「簡潔に!」だったのにいきなり裏切ってます(笑)。 それでもいーよ、という御方は、「続きを読む」からどーぞ☆





●山田南平 『in JACK out』
高度に成長した電脳システムが作り出す仮想社会――そこで大好きなアーティストが限定ライブを行うという情報から、電脳空間「インジャック」 に興味を持ったハルミは、高校の図書室で知り合った双子からレクチャーを受けて 「インジャック」 にダイブ! でもそこに不思議な少年が現れたとたん、目の前で爆発が。 どうやら双子が関わっているサイバーテロに、ハルミも巻き込まれたようで…?

「憧れのアーティストを追ってPC空間へダイブ」 というアオリが付いてるとおりのサイバーストーリー。 同じ2011年を舞台にしているけれど、そこは 「今」 と違って高度に電脳化が進んだ社会。 ハルミたち高校生の95%が体に電脳を組みこんでて、首筋から情報端末を読み込むことが出来る・・・など、かなり冒険的な設定が面白いです。 グリーなどに登録するとアバターを作ることが出来るけど、これはアバターではなく自分自身が仮想空間に乗り込む感じ。 そこでは五感も正常に働く代わりに肉体にリスクを負う可能性もあるため、裏では様々な駆け引きがあるみたい。

とはいえ前編のほとんどは、ハルミが 「インジャック」 を満喫する (服は無料でゲットできるけど味のあるお茶は有料、とか) 描写なので、自分が仮想空間に入れたらこんな感じなのかなーとワクワクしながら読んでました。 設定が大事な作品なのでいかに舞台を魅力的に描写できるかが鍵となると思うんだけど、 「初対面の男と(首筋の回線での)直通信なんか女子はしません!」 みたいな感覚は、アイテムは違えどケイタイ世代の私たちと変わらないので、SFっぽさとのバランスが絶妙。 すんなり読ませるのが上手だなぁという印象です。 ハルミが好きなアーティストが今後どう関わるのか (何となく読めますが)、 とか、あの少年は何者?とか、結局テロって何!?みたいな謎が多いので、後編が素直に楽しみです。 個人的には通常連載の 『オレンジチョコレート』 より好みだなw


●日渡早紀 『ボクを包む月の光』
今回も大泣き! パメラがソルの背中に羽根が見えた… と言うシーンは特に良くって、マンガって素敵な媒体だなって改めて思った。 今回ネームが多くて文章的な読み応えがあったけれど、あの羽根のシーンはやっぱりマンガだからより素敵なんだと思う。 日頃不遜な男が、自信満々の表情で立っているのに、その言葉から伝わるのはカチコちゃんへの愛情だけだなんて素敵すぎるでしょう! パメラは嬉しかっただろうなぁ。 「親じゃない」 っていう自分の失言も気にしないほど、ソルにはカチコへの愛情がたくさんあるんだから。 自分達は家族を理解できていないってパメラは言うけど、それって裏を返せば、どれだけ足掻いてでも 「家族を理解したい」 って言っているように聞こえる。 カチコを中心としたちょっと不思議な 「家族」 だけど、家族の形に正解はないんだし、手探りで作り上げているパメラたちはとても魅力的です。 あー、泣いた!

それにしてもソル恰好良すぎるでしょう!って思ってたらやっと未来路が! そこで実力行使ですか!(笑) だったらもっと早くやっとけば良いのに!(えー)  「家族」 としてではなく男と女としてのパメラ・ソル・未来路の関係をよく知らないけど、それでも 「アタシは必要ないんだ」 と言われたときの未来路の表情は、そんなことないって全力で訴えてるように見えるけどなw さてどうなる!? 気になる!


●サカモトミク 『こどものもーど』
サカモトミクさんの新連載は、キッズモデルの一星くんが主人公。 彼に激甘なパパ (ロックミュージシャン) としっかり者のママ (元・追っかけ) の幸せ家族と、同じくキッズモデルの新菜ちゃん (ツンデレ予備軍・笑) と親友の圭都くん (フツーにカッコイイ!) とのお友達関係を描いたお話でした。 サカモトさんは 『とらわれごっこ』 などでも可愛いファッションを題材にしてるけど、今回子供たちが着ているキッズ服も、見ているだけでほくほくしちゃうほど可愛いの! それは一星くんの笑顔も同様で、パパとママに愛されまくって育った彼の笑顔は、歪んだ私の心を癒してくれるほど可愛くて仕方ないです。 正直、お話的に目新しいものは感じないんだけど、画面から伝わってくる可愛さはピカイチでした☆


●那洲雪絵 『超嗅覚探偵NEZ ―愛と真実のニオイ―』
警察犬以上に鼻が効くのを武器に探偵を営む松下と、彼の元同級生(ただし親しくなかった)で下っ端刑事の神保との事件簿。 花嫁衣裳を隠した犯人探し自体にスポットが当たっているわけではなく、それを探す松下の異能振りがメインになっているから、探偵モノというより心理描写が面白い。 何しろ 「ニオイ」 は読者には見えないですからね。 でもモチロン、神保にだって見えない。 見えないから分からなくて、それが松下を傷つける。 傷つけても松下といるべきか、傷つけないために松下をまた孤独にするのか… という神保側の悩みと。 たぶんそんなの承知の上でマリコちゃんや神保と一緒にいる松下との温度差が、この作品の強みですよね。 だって、何だかんだ言っても、松下は人間やペットと一緒に暮らす道を選んでるんだから。 一人でない道を選んでるんだから。

芳谷は飯泉を利用しないことで人間性を試されてると話しているけど、その優しさは松下には向いてなそうなラストページが気になる…。 たぶんその人間性を今度求められるのは、神保になるんだろうな。 まだ選べてないのは彼だけなので、次回の掲載も楽しみですー。


●美内すずえ 『ガラスの仮面』
私はこの作品を基本的なことしか知らない知らないんだけど、でも前号と今号のラブコメ展開には超燃える! ドレスアップしたマヤちゃんにときめく速水さんが可愛いんですよー。 紫織さんとの仲を誤解されなくって言い訳を募らせる速水さんが超可愛いんですよー!!(笑)  あとは、ルームキーは船の備品だから捨てちゃアカンよー、とか、天蓋付きのキングサイズベッドに枕が二つっていやらしいですよねーとか(笑)、いろいろツッコミも楽しいです。 でもやっぱり、速水さんを想ってじんわりと涙を浮かべちゃうマヤちゃんが一等可愛いかな☆  ・・・あぁ、私が読むとやっぱりラブコメメインの感想になっちゃいますね。 演劇部分が楽しみなひとには、次号の展開は待ってたものなんじゃないでしょうか。 豪華客船の甲板で二人きりの恋物語・・・ロマンチックだなw


●潮見知佳 『ゆかりズム』
だから紫くんの色っぽさがハンパないんですってば!(笑) 潮見さんの描く男性はステキすぎてクラクラします…w  ただ、どーにもマイペースですけどね!(笑) それでも、ひとはちゃんの中に眠る記憶から、温かい気持ちを引き上げた紫くんはやっぱり優しいんだと思う。 優しい人は、相手が抱える寂しさに敏感だもの。  「生まれ変わる」 のに必要なのは命だけではなく、そういう優しい人との出会いも必要なんだな…w


●藤崎真緒 『薔薇色ガーディアン』
ガーディアンは守る人って意味だけど、薔薇園を守る=生徒を守る ってことだったんですね。 これで前号で桐谷が 「仮面」 をまとっていた理由も何となく分かった。 平等を演じなきゃいけなかったんだ、あくまで警護対象として。 だってあんな風に優しく守られたら、簡単に惚れられちゃうもん。 ある程度の予防線は大事だよね(笑)。 多分それ以外の理由もあるんだろうけど (桐谷はあと2枚くらい裏がありそう・笑)、 今のところそれが分かったので充分ですw 小春ちゃんのこと、大事にしてあげてほしいなぁ。 ・・・それにしても、ストーカー的発想ってホント嫌だ…。 読みながらムカムカしてたんですが、藤崎さんって自分で話し作っておきながら自分のキャラにツッコミ入れさせるから面白いです(笑)。


●藤原規代 『お嫁にいけない!』
前号ラストページで不穏な空気を作ってた女性は、家政婦派遣会社の社長さんだったのかー、と今回やっと気付きました(←分かってなかったのか!・笑)。  学生預かる社長さんとしては正しい危惧だと思います。 が! せっかく良い雰囲気になったのに邪魔するなーっていうのが私の本音だったり…(笑)。 デートに背伸びをしたいユウキくんの気持ちも分かるけど、今までユウキくんがマドカさんにあげてきた気持ちって、いつも等身大のものだった。 それは、頑張りすぎちゃうマドカさんにちょうどよい温かさで、彼女の心を癒してきたんだと思う。 でも今回、初めてユウキくんに強く握られた腕に宿ったのは、その温かさとは違う熱のはずなんです…!!  社長さんの妨害 (えぇっ!?) に負けず、その熱を冷まさいように想いを育んでくれると良いな☆




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No title

>NKさん

いつもコメントありがとうございます☆

>「ガラスの仮面」は私も気になる作品の一つなんですよ

気になりますよねー。 NKさんは最初の方を読まれたんですねw 私は全然読んだことがなくて、この雑誌が初めてだったので、ちょっと新鮮でした。

>少なくても30年以上は経っているでしょうか。

このコメントにビックリして、私、調べました! 連載開始は1976年1号だそうなので(もしかすると発売自体は1975年12月かもしれない)、今年で35年になるんですね。 そんなに長く愛されてる作品だとは全然知らなかった…。 NKさんありがとうございます、勉強になりました!

>「ガラスの仮面」の題名の由来を調べているのですが、ネットを検索しても出てきません。

これも調べたら、Wikipediaにそれらしい記述がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E4%BB%AE%E9%9D%A2
「ガラスの仮面モチーフ」という段落があるので、もしネタバレがお嫌じゃなければご参考になさってください。

No title

「ガラスの仮面」は私も気になる作品の一つなんですよ。最初の部分だけちょこっと読みました。演劇の世界の厳しさを描いている作品みたいですね。どの仕事も厳しいことは厳しいのですが、演劇の場合上下関係は勿論、ライバルも多いのでなおさらですよね。
それにしてもこの漫画も長いですよね。少なくても30年以上は経っているでしょうか。

ところで、「ガラスの仮面」の題名の由来を調べているのですが、ネットを検索しても出てきません。
題名の意味は、物語が終わりに来た(または、近づいた)時にわかる場合もあるんですよね。「どうしてこの題名なのかな・・・どれ読んでみるか。フムフム・・・なるほど、・・・・・・ああ!それでかぁ!」って具合にです。

No title

>フルムーンリットさん

コメントありがとうございましたw

>間をおかずに感想記事は大変ですよね。

大変か大変じゃないかと言われれば、やっぱり大変なんですけど(笑)、それ以上に楽しい気持ちの方が大きいんですよー。 時間さえあれば、本読んで感想書く、を繰り返していたいくらいですもの。 たまに働かないでブログ書きたいなって現実逃避妄想したりしますけど…(笑)。

>ガラスの仮面はラブコメで結構!笑

あ、あの感想で良かったんですね(笑)。 速水さんとマヤちゃんの関係ってじれったいところがホントに良いですね。 速水さんの純情っぷりが初々しくて、恋すると年齢関係なく可愛くなるんだなって思います。

> 期待通り?にはいかず残念でしたけどw

お? どんな期待でしたか?

>いつもコメント長いのでこの辺にしときます…。

1月号のコメントでフルムーンリットさんが「ドン引きなんてしませんよ」って私に言ってくれたじゃないですか。 私も長いコメントは大歓迎ですよ☆
どうぞ、思いのたけをここに書きまくってください! お互いに作品愛を叫びましょうねっ(笑)。 

感想お疲れさまです!

間をおかずに感想記事は大変ですよね。
毎回すごいなーって思います。

in JACK outは私もけっこう好きです!後編楽しみですよね♪
ガラスの仮面はラブコメで結構!笑
速水さんの反応が純情すぎて笑えるw
雑誌買いに行く前に白泉社のサイトで最新号の試し読みを見たら、こっ、これからどうなるのー?!※☆%#’(←言葉にならない)って内容で終わってた(ページ最初の部分)のでダッシュで本屋に行きましたよ!
期待通り?にはいかず残念でしたけどw


いつもコメント長いのでこの辺にしときます…。
レスはお手数かけるの申し訳ないので前回の分と、まとめてでいいですよ(>_<;
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