『LaLaDX7月号(2011年)』の感想(前編)

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『LaLaDX7月号(2011年)』

白泉社
2011年6月10日/¥657+税






<感想>
(こちらは『LaLaDX7月号』感想の前編です。 ここにないものは後編記事に続きます)

表紙と付録は『赤髪の白雪姫』。 付録のクリアファイルはすっごく好きな絵柄なので嬉しくて嬉しくてw 巻頭カラーは『八潮と三雲』。 私服な八潮さんにドキドキっです!(笑) 巻頭企画で告知のあった全サ「ニャンコ先生・デスクライト」がちょっと欲しくてどうしようかと…! 1350円…ちょっと悩む…。

前編でとりあげた作品の中では、『赤髪の白雪姫』『ハッピーエンドの裏側』が特に良かったです。 んー、でも今号はほぼ面白いんじゃないでしょうかw 後編の方はこれから読むのですが、今から楽しみw
珍しく発売日の翌日に更新できるので、ネタバレ回避のために「続きを読む」に収録します。 私の感想はネタバレ以前の問題だというご意見が多いので(笑)、あまり意味ないと思うんだけど、一応。 






●あきづき空太 『赤髪の白雪姫』 
扉絵がラジ王子ですよ! ここ最近のラジ王子を見ていると私もすっかりサカキさん(側近)のような気持ちになって誇らしくなります。 サカキにも国民にも「偉そう」を通り越して「偉っそう」(笑)って言われちゃうような人だったのになーw 女の子と出会って自分の運命が変わる、というボーイミーツガール的な変化は、ある意味ゼン以上にラジが感じてることなんだろうなぁと思います。 「王家の友人」ってそういう大きな意味だと思うので。 白雪の笑顔も嬉しそうで、祖国と分かり合えて良かったねって言ってあげたいw

ラジ王子のこともそうだけど今回は全体的にものすっごく面白くて、今までの混乱やモヤモヤや切なさや恐怖が無駄じゃなかったことが嬉しいです。 ゼンが女装を言い出したときはどうしようかと思ったけど(笑)、木々の勇気ある行動も、彼女をミツヒデ自らが助けるシーンとかもそう。 何かを為そうとしている中で成長する姿を描いてあるのが、すごく良かった。 …ただ、そんな中で気になるのはオビですね。 オビは多分今でも自分を責め続けてるだけで、一歩も進めてないように思える。 白雪とゼンを庇った時の顔がまた険しくなっちゃってるんで、何か無茶なことしなければ良いんですが…。 あと、とりあえずゼンは思いっきり暴れればイイと思います(笑)。 


●辻田りり子 『恋だの愛だの』 
さゆり先輩は何を着ても可愛いなぁw(←第一声それ!?・笑) 浴衣も小悪魔も似合ってました。 そしてそんなさゆり先輩に可愛いと思われちゃう かのこが最強という…w 椿くんといい、つくづく美人さんに人気の高いお嬢さんですね。 自分の不備を相手のせいにしないのが かのこの良いところで、見目の良さで辛い経験をしてきた人には、かのこの潔いところは魅力なんだろうなぁ。 というところも面白かったけど、最高だったのは、椿の執事姿に妄想を繰り広げた挙句「この子…出来る!」とオチがついた1コマ。 私もそーゆーベタなの大好きだ!と変なところで共感度が高い高い(笑)。 楽しかったです。


●橘裕 『うちのポチの言うことには』 
扉絵、橘さんが喜んで花織ちゃんの太ももを描いているようにしか思えない(そこが好きw笑)。 恋愛以外の感情にはとても敏感で、周さんを放っておけない花織ちゃんが、私には愛しい。 これでチャラにするっていうのは正しい仲直りの仕方で、大事に守られてきた娘さんなのに相手との接し方を間違えない。 ポチはその辺りにハラハラするんだろうけど、すごく良い娘さんだよねw ストレートロングの髪型のお姉さんとかもそうだけど、いつの間にか花織ちゃん大好きになってる女の子が多いのも分かるってもんです。 そしてやっぱり最強は園ちゃんで(笑)。 あのポチさえ「園田さんに任せました」って…強! 秘密のキスシーンにはドキドキでした。 犯罪ですけどね(笑)。


●森生まさみ 『もちもちの神様』 
珍しいおっくん視点の回でした。 そうだよ、長谷川なめんなよ! 森生作品のヒロインは天然さが只事じゃないんだ、色仕掛けは通じないよ!(笑) いやぁ、ものすっごいスルーの仕方でしたw 天晴れ。 流歌ちゃんの笑顔のために頑張っちゃうおっくんが良いですね。 登場した頃はもちょっと捻くれてた部分があったけど、好きな子のためにどんどん良い男になっていってる気がします。 悪い噂は信じないっていう流歌ちゃんも可愛いし、やっぱり私は森生作品が大好きなのでしたw  …しかぁし! 三日月くんの存在感がどんどん薄れていくのだけは悲しいんですけど!(笑) 救済を、どうか救いの手を…っ!(切実・笑)


●ふじつか雪 『桃山キョーダイ』
有馬を好きな美少女登場で、やっと千尋ちゃんも自分の「気持ち」と向き合うことに。 やっぱり恋のライバルって必要なんだなぁ。 特に、千尋ちゃんみたいに思い切れない事情がある子には、よい刺激だったみたい。 今までも可愛かったけど、自覚した時の表情はとても強くて綺麗でしたw 女の子はこうじゃなきゃね♪ ――で、まずは今まで不遇だった有馬におめでとうと言いたい!(笑) すぐに恋人になれるわけじゃないし、なったとしても梅ケンの言うとおり周囲の目は冷たいだろうし…千尋ちゃんと有馬の「本気」が試されることになると思います。 でも私、二人の「本気」は心配してないけどね(ラブ!)。 しかし、回を増すごとに梅ケンのポジションが美味しくなっていくなーw そろそろ千尋ちゃんに惚れるんじゃないかと思ってるんだけど、どうだろう?(笑) 巻末の次号予告がカラーですよ! 展開楽しみですw


●月崗ヤスコ 『ウチで、お茶でも。』
このシリーズで初コミックスですね、おめでとうございますw 私もお茶好きなんでギムネマ茶は飲めますよ!(何を競っているのか…笑) 相変わらずいちえちゃんが自分の気持ちを隠すのが上手なので、抹茶ラテにそんな思い出があったなんて…とラストは泣かされました(涙!)。 抹茶が苦手と聞いて、素直に信じる菊長と、苦手でも遺品だから大事だよねと考える欄丸、そもそも抹茶が苦手でも「嫌い」じゃないと分かってる竹弘…と性格分かれますね。 竹弘の場合は性格というより、いちえちゃん理解度が高いからだろうけど。 「思い返すたびに、寂しくて大切で」という言葉は、大事なものを失ったことがある人ならもの凄く実感できる言葉だと思います。 いちえちゃんが、そういう言葉をかけてくれる温かい人が傍にいてくれることに感謝してるのも良かったです。


●八島時 『まほろばの王子』 
正直、八島さんの作品は今まであまりツボにハマらなかったんですが、これは私の好みのど真ん中でした。 満足!(笑) 本当の兄弟のように育ったけれど親同士は政敵、しかも本当は「弟」ではなくて…という二重の葛藤に苛まれる真広が可愛く、切なかったです。 特に父親とのシーンは悲しすぎて……私は家族仲が良いので、親が子供を道具にするなんて悔しくて。 日高ががっつり牽制してくれたとはいえ、その秘密ゆえに父を脅かす彼女の立場は危なそうだなぁ…と今後の心配をしてみました(気が早い・笑)。 心配といえば、あっさり肉食獣(=日高)の餌食になっちゃいそうなところも心配かな(笑)。 それも幸せってことでw


●野切耀子 『ハッピーエンドの裏側』
あーもうホントに、野切さんはこういう繊細なの描かせると上手すぎる! これは好きだわ…綺麗な四角関係からの意図的な脱却(しかもマイナス方面)って、何気に初めて読んだパターンな気がします。 涼子ちゃんの哀れで潔いやり口に、私も見事に騙されました。 騙されたことが物悲しさを誘発して、何とも切ないです。 それでも最後に微笑むことが出来るんだから、涼子ちゃんは一体どれだけの決意で事を運んだのか…。 読了後に読み直すと、序盤で孝明が梢を「好きだけど」と答えるシーンは、1回目と2回目で受ける印象が全然違うことに気付かされます。 1回目は好きな人(孝明)が自分以外を好きだと言うのにショックを受けたように感じたけど、2回目は自分のワガママで孝明の恋まで歪めてしまう可能性に気付いた驚きなのかなって思った。 3回読むと、また違う発見があるかもしれない。 さすがに読んでないけど(笑)、そう思わせてくれる短編でした。 なかなかに傑作。

 
●佐古田ひらり 『失恋日和』 
佐古田さん好きなんで新作嬉しいっw 親友の彼氏が中学時代に好きだった先輩で…という王道パターンだけど、親友も先輩もすごく良い人で、舞衣ちゃんが二人を好きになるのも、その間で悩んじゃうのもよく分かる。 竦みがちな設定だけど、笹岡のキャラがイイ味出してるw 率直な物言いも、舞衣ちゃんをガンガンみる視線も(セクハラ?・笑)、嘘がないから響くんだよね。 一人悪人ぶって舞衣ちゃんに本音を悟らせるシーンが好きなんですが、彼多分、あそこでちゃっかり舞衣ちゃんのアドレスゲットしたんだよね?(笑) 舞衣ちゃんを振り回してるようで実は振り回されてる彼が楽しかったです。 あと、女の子はやっぱり笑顔がいちばん!


●中村ユキチ 『恋文ハートビート』
不良っぽく見える男の子が実は…というDXによくあるパターンなんだけど(多いよね・笑)、「伝えたい」想いがいっぱい詰まったお話だった。 意識しすぎて話せない、人見知りだからうまく喋れない二人だけど、広い空間を連想して歌えばFの音が出たように、願いをこめて「好き」を伝える告白シーンが鮮やかでした。 あと、個人的にピアノの弾ける男子はポイント高い!(笑) 
 

●夏野カナ 『星の影をたどって』
「星の影」という絵本を巡り、作者の息子とライターの娘が親への「想い」を深め合う物語。 目を惹く可愛らしい絵柄とファンタジックな絵本の雰囲気に対して、それぞれが抱える生い立ちは割りとシリアスで、そのギャップが魅力です。 ヒロインの話は悪く言えば説教くさく聞こえてしまうけど、何かを噛みしめるように微笑む彼女を見ていると、彼女自身が「事実を知る」ことと向き合ってる最中なんだって…頑張ってる途中なんだって、伝わってくる。 これが星の影だよ、っていうラストも含めて、全体的に文学的な雰囲気が独特でした。 

 
●蟹えにか 『アイ・ノリ・バス』 
二人きりの通学バス、なのになかなか近づけないもどかしさを、爽やかに描いてあって素敵です。 私自身、半年続けたバス通学が乗車客不足で廃線になった経験があるので、余計に共感したのかも。 もちろんこんな素敵な出会いがあるはずもなく(笑)、すっかり顔見知りになった運転手のおじさんとしゃべるくらいだったけど、それが温かい時間だったのは私も知ってる。 ヒロインの文字通りの「熱」と、少年の恋の「熱」も、きっと同じ温度だったんだと思います。 とにかく爽やかwでした。 

 ⇒『LaLaDX7月号(2011年)』の感想(後編)へ続く!




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