2011.07.19
アニメ『夏目友人帳 参』の感想/第3話『偽りの友人』
夏目友人帳 参 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
posted with amazlet at 11.07.19
アニプレックス (2011-08-24)
売り上げランキング: 69
売り上げランキング: 69
『 ダメね、来ちゃうなんて・・・。 でも、約束だったわね 』
<感想>
このお話を原作で読んで大泣きしたのを覚えてるので、最近読んだような気がしてたけど、意外にも2010年1月・2月号に前後編として掲載されたお話でした。 もう一年半前なのか・・・。 正直今回も観るまでは、 「いやいや、原作をめっちゃよく覚えてるから絶対泣かないよ。 今回こそスタッフさんに負けないんだからっ」 と意味もなく張り合ってみたんですけど(笑)、ダメでしたねー。 『夏目』 はたいていそうなんですけど、原作をとても丁寧にアニメにしてくれるので、初読時の気持ちがぶわーっと蘇るんですよね。 そこにプラスしてアニメの良さが訴えてくるから・・・何ていうか、2倍泣いちゃう。 そして、2倍温かくなれる。 ・・・いつも素敵な作品をありがとうございます。
何ていうか・・・アレですよね。 今回いろんなポイントがあると思うんですけど個人的にいちばん気になったのは、夏目と柴田が電車に乗ってるシーンでした。 夏目は、制服のズボンの丈をも少し長くした方がイイと思うんだ・・・!!(←そこ!?・笑) オレンジの靴に水色の靴下ってカワイイんですけど、丈の違いが気になって気になって仕方ありませんでした(いやそれホントどーでも良いわ・笑)。
次点はニャンコ先生の自己申告。 「猫ではない! スイーツを愛する 『招き猫』 だ!」 ・・・え、 「招き猫」 扱いはOKなんですか!? 超カワイイんですけど!(笑) でも、ドライヤーで毛がふっさふさになっちゃうあたりは、どう見てもただの猫ですけどねーw あ、違う。 酒好きでスイーツとしょっぱいものが大好きな、猫ですねw っていうか、缶ジュースを飲む猫を見た時点で驚けよ柴田(笑)。 あれですね、頭の中は村崎ちゃんでいっぱいだったんだろうなーw 私も柴田の同級生女子みたいに、ニャンコ先生を猫じゃらしたかったです。
それにしても、柴田の前にいるときの村崎はホント可愛かった。 彼女が柴田をたぶらかしていたのは、淋しかったから。 楽しかったから。 ・・・温かかったから。
「触るな! 下衆な人間など、触れたら食ってやる!」
そう言うくせに、柴田にはずっと触れさせていて。 柴田は村崎の手を冷たいと言っていたけれど、その冷たさを柴田が引き受けてくれた分、彼女には温かさだけが伝わったんだろうな・・・。 きっと触れれば、夏目だって温かい。 でも、触れられたくないのは夏目が下衆だからではなくて、ただ彼女が触れて欲しいのが柴田だけだったんでしょう。 村崎の表情からもそれが分かるけど、折笠さんの演技がまたすごく可愛いの。 もう、どこから見ても恋する 「女の子」 にしか、見えませんでした。
「どうしたの?こんな時間に。 お化けでも出たら、どうするの?」
「・・・平気だよ」
木々の間から突き出る白い腕。 どう見たって異質で、ひとのものではなくて、 「お化け」 そのものだけど。 それでも柴田は 「平気だよ」 って言ったんだよね。 夏目の言葉も、村崎の違和感も、ぜんぶ分かった上でそう答えた柴田がすごくカッコイイ。 会いたい気持ちに嘘はないって信じられるなんて、素敵すぎて泣けちゃいました。 最期、村崎はまるで宝石のように輝いて消えたけど、きっと綺麗な存在のまま散りたかったんだろうなって思う。 女心、ですよね。 最期まで 「女の子」 でした。
・・・柴田に嫌われたくないから友人の夏目を食べない、と言ってくれた村崎のためにも、夏目と柴田の友情が「偽り」ではなく「本物」になると良いな。
君ノカケラ feat 宮本笑里(期間生産限定盤)(アニメ盤)
posted with amazlet at 11.07.19
中孝介
ERJ (2011-08-10)
ERJ (2011-08-10)
Loading...
tags:
アニメ