『MELODY8月号(2009年)』の感想

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『MELODY8月号(2009年)』

白泉社
2009年6月27日発売/¥571+税





<感想>
はい、「勝手に白泉社強化月間」の第7弾にして最後です。 6月中に更新出来て良かった(笑)。  えーと、『MELODY』を買ったのは…初めてかな?2回目かな? 改めて手に取ると、ページ数は『LaLa』と同じなのに、値段は600円と多少高めで、しかも重みも感じます。 表紙の紙質も光沢のある厚紙だし(版の小さいDXと同じような感じ)、他紙とはちょっと違う作りになってるんですねw 今まであまり気にしたことなかったけど、こういう小さい発見も面白いなぁ!!

さて、今号のお目当ては、『花咲ける青少年』の特別読みきりでした!! 現在、NHK-BS2でアニメが放映中なんだけど、私、毎週楽しく拝見してるのですw なので、この特別編はすっごく楽しみだったのだ!! 何しろ原作は15年前に連載が終了している作品なわけだし、短い読みきりとはいえ、ひじょーに貴重だと思うんですよね。 しかも、樹先生は現在他紙で連載されてる方だし…(笑)。 

雑誌全体を通して感じたことは、「ベテラン作家さんが多いだけあって、さすがに面白いなぁ!!」でした。 初見の作品がほとんどなんだけど、話の前後が分からなくても惹きこまれる!! ついコミックスでいろいろ読んでみたい衝動に駆られちゃって、抑えるのに本気で困りました(笑)。 底力がスゴイわ。

では、感想です。 相変わらず『LaLa』系以外は「続きを読む」に収納させて頂きますね。




まず、予告にびっくり!! 8月28日売りの10月号の予告に、筑波さくらさんの『赫い糸』が載ってるんだもの、驚かずにいられるかっ(笑)。 筑波さんといえば、『LaLa』『LaLaDX』で活躍されてる作家さん、気になってしまいます。 しかも、ちょっと面白そうなんだ……次号も買いそうな勢いで、ちょっと困る…(笑)。

LINK  ●成田美名子 『花よりも花の如く』

初読でした。 普段は舞台に勤しむ能楽師の青年が、テレビドラマに出演することになり、そのドラマがどう作られていったのかを描いたお話でした。 成田さんの作品でちゃんと読んだのは 『NATURAL』 だけなのでとても久々な上に、ストーリーの前後も分からない状態で読み始めたんだけど、妙に面白いんですこれが。 
何かドカンと衝撃的な出来事があるわけではない、ただ、舞台とテレビの違いや、「演じる世界」と「現実」との境界を量りかねてる主人公の姿を、静かに描いているだけ。 なのに、それがこんなに面白いなんて…。 どんなに濡れて汚れても楽しそうにドラマを作るスタッフに好感を抱きつつも、親切だと感じた行為も、仲良くなれたと思った距離感も、すべてが「テレビドラマの為なのか」という虚無感もあるみたい。 
何事も、深く関わればそれだけ謎も深まっていくものだけど、その謎が魅力的だからこそ捕われていくんじゃないのかしら。 演技の深遠に足を踏み込んだように見える主人公がどうなるのか、知りたくなっちゃった…。 ちゃんと読もうかな(笑)。


LINK  ●ひかわきょうこ 『お伽もよう綾にしき ふたたび』

おぉ!! 『お伽もよう綾にしき』の続編が、今号より連載開始でした。 確かこの作品、前シリーズは最初、『LaLa』で連載してたんだよね。 なので最初は読んでたんだけど、移籍してからの展開は知らないんです。 でも今回、当り前のようにすずちゃんと新九郎が夫婦になってるのを見て、嬉しかったなぁ!! そして、当り前のように新九郎がすずちゃんに過保護なのも嬉しいです(笑)。 あと個人的に、新九郎が 『すーず』 といって額をつけて微笑みあうシーンがめっちゃ好きでした!! 私のラブコメ脳が、うきゃうきゃと騒いで大変でした(笑)。 もともとひかわ作品は好きなので、連載開始に立ち会えて良かったなw ちなみに、『女の子は余裕!』が一番好きです。 「お約束ネタ」の面白さを知ったのは、あの作品だったなぁw


LINK  ●清水玲子 『秘密 THE TOP SECRET』

少女誘拐事件編クライマックス!! という、めっちゃ盛り上がってるところから読み始めてしまいました。 脳のMRを撮ることで人間の記憶を見ることが出来る…という設定なんですね。 やばい、めっちゃ面白かったよ…(またか・笑)。 でも、重いですね。 冒頭であんな弱さを見せた薪さんが、大臣に冷たく突きつける「現実」が重い。 いつだって「言葉」は無力です。 何を言えば良いのか、言っても心が届くのか、そんなのは本当に分からない。 でも、それでも、「たった一言」が欲しい相手がいるんですよね…。 薪さんも少女たちも青木さんも、皆が皆、切ないなぁ…。 っていうか、77ページ描ききった清水先生がスゴイなぁ!! ところで薪さんが妙に艶っぽいんですが、この方は男性で良いんですよね…?


LINK  ●樹なつみ 『花咲ける青少年』

見開きのセンターカラーでしたw ホントに楽しみにしてたのですが、より一層楽しむ為に、愛憎版第6巻をまるごと読み返してテンション上げてからこの特別編に取り掛かるくらい、気合入れて読みました(笑)。 っていうか、6巻の立人が可愛すぎてその段階で結構クラクラしてたんですけど、このラストシーンも良かったなぁ…!! 幸せが伝わってくるよw 臆面もなくお互いを愛する立人と花鹿ちゃんを見てるだけで、幸せになれました。
ユージィンも相変わらず花鹿ちゃん至上主義が健在ですね。 こちらは…ある意味切ないけど、その「痛み」こそが「幸せ」だと本人が定義している以上、何も言えない…。 でも多分、その「幸せ」がユージィンの美しさを惹きたててることは間違いなさそう。 女性が群がってるのは久々の社交だからではなく、彼がその決意の淋しい部分を他人に見せないからです。 一見、ただただ美しいからです。

で、カール。 自分の苦労も、ユージィンの放蕩も、「その人のもの」として肯定できるカールのしなやかな強さは、もの凄く尊いなぁ…。 立人やルマティは、他者より凌駕することで人を魅了してきたけど、カールのはそういう強引な覇力ではないんですよね。 柔軟で、だからこそ強い。 それでも実は、「誰か」を求めずに入られない孤独も抱えてる訳で…あれ?一番苦労性なのは、カールなんじゃ…(笑)。
ルマティは、カリスマ性に一層磨きがかかって素敵でした。 現在アニメで一番のやんちゃ振りを発揮してる彼なので(笑)、分かってるけどギャップがスゴイ。 でもそのギャップこそが、乗り越えたものと踏み潰してきたものの大きさなんだよなぁ…!! 感慨深いです。 物語としてはルマティに会いにいくだけなのに、何か皆いろいろ深いよ…面白かったですw


LINK  ●麻生みこと 『そこをなんとか』

実は私、麻生さんの絵柄がちょっと苦手なんです…。 なので、「読んだら絶対に面白いんだろうな!!」と確信しつつも手を出してこなかったのが、この作品だったのです。 新米弁護士奮闘記。 …読んだらやっぱり面白いな!!  『責任取れとは言わん! 責任持て! つか避妊しろ!』 『避妊したら結婚話が嘘臭くなるからじゃないか?』 …このやり取りが深すぎる!!(笑) あー、そうやって人間は他人を自分の枠に嵌め、自らを正当化していく生き物なんですね…。 個人的に不倫とか有り得ないのでイマイチ溝口さんの気持ちが分からなかったんですけど、『気が済みましたか?』という菅原さんの言葉で、妙に納得させられましたよ。
でも、ここで終わらずに久保田さんの話に繋げたからこそ、このお話面白いんだと思う。 意地とヤケだって、「幸せ」になることは出来るんだって伝わるから。 自分の努力と他の人からの支えで、ちゃんと「自分だけの幸せ」って築けるんだなぁ…!! 菅原さんと久保田さんはお似合いに見えましたがどーなんでしょうねw(唐突・笑)


LINK  ●勝田文 『プリーズ、ジーヴス』

書店で1巻の表紙を見かけて気になってたんだけど、まさかここで出逢うとは!!(←メロディ掲載作品だとは知らなかった) ちょっとお人よしな青年貴族と完璧すぎる執事のお話。 クビを言い渡されたのに、当然のように翌朝現れる執事…有能すぎる!!(笑) 向坂さん(by『執事様のお気に入り』)も仰ってました、主人のためにならないことはさせないって。 つまり、自分がいないことこそが主人のためにならないって訳で…実際その通りなんだもん、ホント完璧な執事だわw ちょっと不思議なテンポの作品だったけど、面白かったです。








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