アニメ『ダンタリアンの書架』の感想/第5話『換魂の書』



『きみもしかして、「狼たちの帝都」の続きが読みたいだけじゃないだろうな?』
『・・・不味い』 (←誤魔化した!・笑)


<感想>
何ていうか・・・アレですよね。 高山みなみさんの演技が真に迫りすぎてて怖すぎるっていう・・・(笑)。 ゲストでみなみさん登場とか豪華すぎw 前回も書いたけれど、声に特徴のある人を敢えてキャスティングしてるとしか思えないなー。 嬉しいけど・・・後半マジ怖かった(笑)。 
 

今回は『換魂の書』。 三部作の小説を未完のまま亡くなったはずの作家・レニーから、ヒューイの祖父宛に手紙が届いた。 奇怪な書物に囚われた我々を助けて欲しいという内容に導かれてレニーを訪れたヒューイとダリアン。 そこで二人は、血のついた鉈を洗う女性と、死んだはずのレニーと出会うのだった・・・というもの。 


とりあえず、血のついた鉈を見ても動揺せず会話を始めたヒューイが凄い!(←めっちゃ感動したポイント・笑) 何で彼ってあんなに冷静なんでしょうね。 紳士的な気性と正確な状況判断、それらは確かに持ち合わせているけれど、どうもそれだけじゃなさそう。 他人に見せない何らかの重石が彼の背中には乗っていそうだなぁ。 穏やかだけれども、何ていうか・・・穏やかさ以外をどこかに閉じ込めてるような、そんな印象です。 

ただ、同じ穏やかさでもダリアンとの掛け合いは見てて楽しいw 冒頭、ダリアンの「うぬぬぅぅぅ」という可愛い癇癪に(しかも自分宛の荷物を勝手に開けられるというオマケ付き)、「どうしたんだい?」と笑顔で応じてるシーンが妙に好きです。 あの楽しさは、彼自身もちゃんと楽しんるんてるから伝わるんだと思うけど、違うかなぁ? ラストシーンを見てても思うけど、重々しい雰囲気を一掃してくれるダリアンのマイペースに彼の方こそ癒されてるのかもしれないなって思います


それにしても、死者を蘇らせる秘儀を記した幻書をあんな風に使うなんて・・・ポーラが蘇りを求める理由があまりにも軽々しい。 いや、理由が重くてもダメなんだけど、命の尊さをまったく感じさせない人間の身勝手さが、どこまでも恐ろしかった。 一応、レニーが別の女性と結ばれようとしているのも面白くなかったみたいだけど、それはたぶん二の次で、彼女は小説内のお気に入りのキャラクターさえ思い通りになれば満足だったんだよね。 「小説を自分の好きな展開にしたい」という身勝手さに気付かない精神が、本当に怖かった。 前述したとおり、それをまたみなみさんが怪演なさってたし。
 
「来る日も来る日も来る日も、こうしてレニーを永遠に殺し続けなければいけない。 私以外にこんなことが出来る人間がいて? レニーの作品を愛している私だからこそ出来るのよ!」

分からないよ、そんな気持ち! 作品への愛情でもなければレニーへの愛情でもなく、ただの身勝手な殺人者だ! 恋愛の行方なんて、実際であろうが小説の中だろうが、分からないから尊いんじゃないか。 そりゃー出来ることなら私だってクリスとミスターバードには結ばれて欲しかったけれども我慢してるんですよ!(笑←りるさんには『コルセットに翼』9巻の内容が衝撃だったらしいです・笑) 銃で撃たれたりガッツガツ殴られる描写がたくさんあって怖かったけど、私には彼女の言ってることそのものが怖かったです。 もちろん、その怖さを作品+スタッフさんが描きたかったんでしょう。 大成功すぎる(笑)。

「こ、この化け物っ!!」

・・・死への耐性という、人間にあるまじきものを得てしまったレニーとラティーシャより、そんな思い込みのために人を思いのまま操ろうと考え、平気で殺せるポーラの方がよほど化け物に見えました。  

 
でも何気にいちばんの驚愕ポイントは、ダリアンにBLの素養があったことでしょうか(笑)。 私も愛情の前には性別なんて瑣末なものだと思うけれども、物語的嗜好はちょっと違うなー。 やっぱり、可愛い女の子が素敵な男の人に頬染めてるのをみたいじゃないですかw(←何気に変態ちっくな発言)。 今回も、そんな場合じゃないと思いつつ、納屋で死んでいるレニーを見つけたダリアンが「ひゃぁぁぁ!」と叫んでヒューイの背中にしがみつくシーンでニヤニヤしちゃいましたよ。 可愛いなぁもうw  ニヤニヤといえば、次回予告が・・・お、小野Dが・・・(笑)。 正直、あの声で言われると私、簡単に陥落しますけどね!(爆笑)

あといつも思うんだけど、服飾品のデザインが好きなんです。 今回ダリアンがかぶってたロシア帽とか、ヒューイが着てた立襟で裾が広がるロングコートとか、もうホント好き! 見た目が好みっていうのは作品を見るモチベーションにとても影響するものなので、こういうの嬉しいです。 





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tags: アニメ

かすみ草さんへ

>かすみ草さん

こんばんは! コメントありがとうございますーw

>5話、観ました。こちらでは月曜日の深夜に放送してます。

ご覧になられたんですね~。 月曜深夜だと、うちの方は夏目友人帳を放送してます。 地域によって全然違うんですね。

>重かったし、悲しいし、恐いなあと思いながらちょっと冷静に観てしまいました。

結構怖かったですよね。 ガシュガシュと斧を叩きつけるシーンとか、うわぁ救いがないなぁと思ってしまいました。 

最終的に安らかに眠れそうで良かったですけど・・・いつだって、身勝手な精神で奪われてしまう命がある、という事実そのものが恐ろしいなって。 自分のことをかけらも分かってくれない、ただのストーカーなんかに奪われていいものじゃないんですけど。 もしかしたら今だって世界のどこかでそういう事実が発生してるかもしれない・・・と思うと、なんともいえず悔しいです・・・。

>だからこそ、主人公二人のやりとりに癒されます

仰るとおりです。 いったいどんな続きを書いたんだか(笑)。

>そうなのよね~と改めてお話を復習して納得してしまいました(笑)

そう言って頂けるととっても嬉しいですw が、私も見方もたいがい偏ってるからなー(笑)。 ただ、主人公2人が好きだな、という部分だけ誤りなく受け取って頂ければ、私もそれで幸せです。

>小物も、出てきたタイプライターとか描写も好きです。

私も好き! タイプライターのアンティーク感とか、ときめきます☆

>この人たちの登場でダリアンとヒューイが離れ離れになったら悲しいな

本当ですよね・・・いずれにしろちょっと存在として隔絶的なものがある二人なので、これ以上妨げないで欲しい、というのがあります。 前途が少しでも明るいものでありますように!

>東野圭吾とか宮部みゆきとかミステリーも読むので結構幅広いです

宮部みゆきは私も好きです。 最近のはちょっと追いきれてないけど、文庫化されてるとかよく読みます。 古いけど『サボテンの花』っていう短編がとくにお気に入りなのですw

>私も実は『六百頁のミステリー』、ちょっと狙っています。読んだことはないのですが・・・

タイトルがもう魅力的なんですよね。 結局買うことに決めたので、もし余裕があれば感想書きます。 ・・・余裕なかったらごめんなさい・・・(←やる気出せ・笑)。

>ものすごく長いコメントになってしまいました。ごめんなさい。

そんなことないですよ! いつもありがとうございますw ではでは。

No title

こんばんは。

5話、観ました。こちらでは月曜日の深夜に放送してます。
ダリアンとヒューイは何度観ていても「いいなぁ」と思ってしまいます。

ただ、重かったし、悲しいし、恐いなあと思いながらちょっと冷静に観てしまいました。
ストーカー行為にプラスして、自分のモノにして好きな方向に話を描かせたいって凄すぎますよね。
私も作家さんカップルは上手く助かって結ばれる方向に行ってくれるとよかったのですが・・・幻書に関わった(巻き込まれた)人の行く末に、不幸が存在するところは本当にシビアだなと思います。
だからこそ、主人公二人のやりとりに癒されます。

ただ、私自身、読解力なさすぎなので、りるさんの感想を読んで、そうなのよね~と改めてお話を復習して納得してしまいました(笑)
高山みなみさん、すごすぎました。コナンと違いすぎる。プロですね。

このアニメの風景とか、ファッションもですが、小物も、出てきたタイプライターとか描写も好きです。
あと気がかりが一つ、オープニングで、色々と登場人物が描かれてますが、この人たちの登場でダリアンとヒューイが離れ離れになったら悲しいなといつも思います。

せっかく繊細なイメージと書いていただいたのですが、とんでもないですよ。ただただ、ヘタレでへなちょこ人間なだけで(汗)
東野圭吾とか宮部みゆきとかミステリーも読むので結構幅広いです。
今回のお話も大丈夫だったので、もうしばらく様子を見ようかと思っています。

他の方がコメントされましたが、私も実は『六百頁のミステリー』、ちょっと狙っています。読んだことはないのですが・・・。最近、『花とゆめ』、苦手になりつつあるのでどうかなと気がかりにはなってるのですが。

ものすごく長いコメントになってしまいました。ごめんなさい。
それでは。
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