2011.10.15
『LaLaDX 11月号(2011年)』 の感想(後編)

『LaLaDX 11月号(2011年)』
白泉社
2011年11月8日/¥657+税
<感想>
表紙はLaLa本誌から出張の 『狼陛下の花嫁』、巻頭カラーは慎本真さんの新連載 『アクセス』、ふろくは 『遙かなる時空の中で5』 のクリアファイルでした。
こちらは『LaLaDX 11月号』の感想・後編記事です。 感想は順不同、というか、掲載順で大体1作品ずつ飛ばして書いてるだけですw 4コマ等以外でここに感想のない作品は前編記事に戻ってくださいねw
後編に挙げた作品だと、 『お嬢様の運転手』 『八潮と三雲』 『サクラの秘事』が特にお気に入りでしたー。
●草川為『八潮と三雲』
うわぁん、続いてる! 気になるところで次回へ続いてるよぉぉぉぉ!!(落ち着け!) という訳で、今回もめっさ面白かくて、「毎度恒例の説明モノローグをこんなにもぞんざいに!」 「でもきっちり入れましたよ!」 という冒頭からずっと笑いっぱなしでしたw 婚姻届に慌てる一色さんとかボスバトルに燃える一色さんとかの姿が見れたのも嬉しかったなー。 でもやっぱり一番のときめきは、八潮さんには三雲ちゃんの 「演技 」が 「演技」 にしか見えてないって部分でしょう! だって彼は誰よりも三雲ちゃんの 「本気」 を知ってるんだもの、そりゃー比較しちゃうでしょ! そしてそのことに八潮さんが自分で気付いたって部分が大きいと思うのですよ。 そんな彼を見上げる三雲ちゃんが相変わらず可愛く・・・そして、そんな彼にさえも呼び出しのことを告げられない 「さっぱり懲りない」 ところも、本当に可愛いです。 三雲ちゃんは三雲ちゃんで、自分が意外と八潮さんから理解されてることに気付いてないあたりが天然過ぎますねw 三雲ちゃんが八潮さんのつれなさに手を焼いてるのか、八潮さんが三雲ちゃんの天然に手を焼いてるのか・・・この関係にドキドキします! 八潮さんが迦六のエリアにいることをシロは気付いてるみたいだし、次号でも少しでも進展があると良いなw
●橘裕『うちのポチの言うことには』
ポチの不器用さも愛情も尊重したいけど・・・でもやっぱり・・・それは蹴られるわな!(爆笑) 置いていかれたポチがもの凄いスピードで探し回ったんだと思うとニヤニヤしちゃいますが、それにしたって男の人に生理がバレるのは恥ずかしいものです。 それが好きな人ならなおさらですよ。 ポチくんは気付いてても言っちゃダメでした。 その辺は夫になったら管理してあげてくださいw(コラコラコラコラ!) ポチのためにハーブブレンドを勉強する花織ちゃんが可愛いなーホント。 そのいじらしさと「匂い」に抗わなきゃいけないんだから、ポチは本当に大変なんだよね。 それをちゃんと言ってあげれば良いのに…と、ツンデレのデレ率が5%くらいしかない彼に思わないでもないんだけど、それがプライドなんだろうなw 花織ちゃんがツン率が10%くらいしかないんで相性良いとは思うんですが(何の話だ・笑)、いずれにしろ、このままじゃ最近デレ率が増えつつある隼兄さんの株が上がりっぱなしです!(主にじぃちゃんとりるの中で・笑) どうなることやら〜。
●槻宮杏『恋するまじない堂』
槻宮さんといえば学園モノの制服やファンタジーのヒラヒラしたファッションとか、とにかく女の子が可愛いのでいつも楽しみですw 今回は和風ファンタジーだったのでフリフリ度こそ低かったものの、二那ちゃんの武闘派な性格とリボンのギャップがまた良し! 一番会いたい人に会える護符の演出がもっとらぶーな感じならもっとトキメキがあっただろうけど、このくらいの関係から始まるのも美味しいですねー師匠(ニヤ。
●萩尾彬『サクラの秘事』
大好きな萩尾作品! 『サクラの秘事』 は 『LaLa5月号』 に読み切りとして掲載されてまして (そのときの感想は→こちら)、今回はその続編です。 ので、冒頭で説明があるとはいえ、初読の人にはちょっと分かりにくいかも…? とりあえず、 「借金の肩代わり」 という建前で飼われることになった葵ちゃんと葛城とのラブコメディ。 今回のも好きでしたーw
えーと、まず扉絵が綺麗でうっとりです。 これが飼い猫ととご主人様かと思うと、倒錯的でさらにグッド!(笑)。 この作品は 「ペット」 というのが効果的に使われてる設定が大好きなんですよねー。 一般的な 「ペット」 であるさくらは、むしろペットよりも葵ちゃんの友人という健全なポジションで、人間同士の関係の方がややこしくて面倒。 ただ理屈抜きで一緒にいたいだけの関係を 「ペットとご主人様」 って表すなんて、不器用すぎます。 それでも、葵ちゃんにとっても葛城にとっても 「マーキング」 せずにいられないほど、切実に求める関係なんだと思うと、愛しくて仕方ないw 私も以前犬を飼ってたけど、食事の世話や注射・お薬など、結構お金がかかるんです。 葛城は葵というペットにいくらつぎ込んでるのかと思うと・・・この倒錯的な関係がいっきに微笑ましく思えるから不思議。 彼にしてみれば葵との 「食育」 も 「散歩」 もすべてが 「デート」 なんだろうな、とニヤニヤしちゃうw 一度ペットを飼ったら絶対に一生大事にしましょうっていう見本になればイイですねーw(いや、ならんだろ・笑)
●ふじつか雪『桃山キョーダイ』
うわぁまさかの急展開! 何これ、千尋ちゃんがめっちゃ頑張ったのに、何でこんなことになってんの!?(泣) 本音を言っちゃいけないと分かっていても止められない告白と涙が、本当に綺麗だったのに・・・っ!! いや、分かるんですよ。 有馬が考えてるのは千尋ちゃんの幸せなんですよ。 自分の 「好き」 より世間的な幸せをあげたいと望むくらいに好きなんだってことは分かってるんですよ。 実際、有馬も千尋ちゃんも同じ家に帰るしかない身であるわけだし。 ――でもそれじゃぁあまりにも二人の 「好き」 の出口がなさすぎるっ!(泣) その 「好き」 は、邪魔なものではないはずなのに・・・。 「胸を張って有馬のそばにいたい」 っていう最近の千尋ちゃんの頑張りを見てたから、有馬の気遣いも、千尋ちゃんの涙も、どちらも切なすぎました。 ・・・それにしても、あの場に居合わせたのに余計な口を挟まなかった梅ケンは本当に偉い。 私なら、千尋の幸せを願う有馬の気持ちを尊重し切れなくて、口を挟んじゃったと思うもの。 梅ケンは意外と大人です。 尊敬しました。
●石原ケイコ『お嬢様の運転手』
最終回直前!ということで、盛り上がる盛り上がる・・・!! さやかお嬢様と使用人鳴滝の恋、トキメキ度では今号一番ですw このお話は、さやかではなく鳴滝目線で読んでしまうので、 「恋人」 になったさやか様の可愛らしさがハンパなくて大変でした。 夜、うっすら肌蹴た胸元とか! 布団を扉に近づけるいじらしさとか!! 挙句の果てに 「はい、忍さん」 で微笑むとかっ!!! あまりの可愛さにクラクラのメロメロになってしまい、私でさえ 「いやぁん、さやかさん可愛い、食べちゃいたいw」 って思うんだから、鳴滝(の理性)はホントに大変だったでしょう・・・彼のそんなドMなところが大好きです(笑)。 それにしても、和装で可愛い感じのさやか様と、洋装で見目のよい鳴滝の組み合わせは、見ていて本当に眼福。 彼がさやか様の腰を抱くシーンがとにかくお似合いで、幸せになって欲しいと切に願ってしまいました。
・・・だからこそ、一緒にいても 「幸せ」 になれなければ意味がない、っていう気持ちもすごくよく分かるのです。 今のままでは、すべてが鳴滝を傷つけ、自分だけが守られる未来しかない。 それを選択しないさやかが好きだ、という鳴滝。 それでも愛してるというさやか。 ・・・どちらも本当に愛しくて、どうすれば良いのか分からないくらい。 いずれにしろ、二人が主人と使用人である以上は無理なので、鳴滝が頑張って身を起こすしかないとは思うんだけど・・・・・・次号がとっても気になります! どうか本当に、幸せに・・・!!
●緑茶まゆか『福屋』
不思議なキャンドルを作る 「福屋」 (「福」は正しくは「示」偏) の物語。 緑茶まゆかさんの絵柄は目立ちますねw アリッサにしろ店長にしろ、一コマずつの表情がとても豊か。 アリッサさんの困った性格や店長の飄々とした雰囲気が表情に表れてるので、ファンタジックな世界にもすんなり入れました。 っていうか、キャンディが可愛いっ♪ キャンディに店長がキスをするシーンがいちばん好きかもしれないってくらい、困った顔まで可愛かったw 店長がアリッサをいきなりキャンドルに閉じ込めるのではなく、彼女を理解したうえで諭そうとした点が好感度高いです。 失敗したけど、その失敗ゆえに深みが出たような気がします。 まぁ、それすらも店長の気まぐれなんでしょうけど…ねw
●槙山マチ『ラプトルとシーラカンス』
好きになった先生は、お姉ちゃんのかつての同級生、というわりと定番のお話なんだけど、そこに 「恐竜」 がプラスされたことで独特の世界観。 こういうの好きですw 憧れの姉と8歳差のヒロインがラプトル、その姉を当時から想い続ける先生がシーラカンス。 先生の片想いは色褪せないまま10年弱続いてて確かに長いものだけど、それを 「生きる化石」 に喩えられるところに、ヒロインの若さを感じます。 彼女にしてみれば、8年の想いは越えるには厳しいものなんだろうな・・・それこそ永遠みたいに。 でも、先生が言ってた「生徒はラプトルだ」というのが本当なら、今の「先生」は、高校生だった頃の「ラプトル」が模索を続けて得た姿のはず。 決して、いつまでも変わらないシーラカンスではないんだってことが分かるラストシーンが良かった。 ヒロインの体当たりが先生から引き出し、好きだと感じた「そういう顔」は、先生の大人な表情とは違って生身っぽくて、やっぱりどんどん進化する生き物なんだと思いました。 長い時間の中で、二人で成長しあっていけたら幸せですねw 素敵な感性でした。
●雨木りく『夕暮れ放送局』
綺麗な絵柄でほんわかしたお話、という雰囲気がとても好み。 そもそもヒロインが空をバックに歌う扉絵が印象的で、でもその大胆さと裏腹なももかちゃんの生真面目さとのギャップがひじょーに良くて、ヨリミチくんが彼女に興味を持つ説得力になってました。 っていうか、赤面するももかちゃんは超カワイイ!(笑) 可愛いけど、だからこそ、自信を持って欲しいっていうヨリミチくんの気持ちもよく分かるんだよねー。 ラジオの前で歌う彼女を見つめるヨリミチくんの視線が優しくて、こっちまでドキドキしましたw 私はネットラジオを聴いたことがないけれど、リスナーさんとのやり取りも楽しくて、その楽しさはヨリミチくんが演出してるんだなーって思うと尊敬したくなる! 私もそんな場を提供できてればいいんですけどネ…(ポソ)。
●芳川由美『最強メガネ男子の落とし方』
う・・・む、感想が書きづらいです。 ちょっと久々にすべてが合わなかったのですが、今回たまたまだと思うので、次回に期待してますw
●ハルヨシノ『泣きっツラにハチ』
ベストルーキー賞受賞作。 男勝りな女の子+可愛く小さい男の子=幼馴染? という定番のお話。 好きって気持ちよりも「守りたい」気持ちが先にきちゃうヒロインが恰好良く、しかもその気持ちがお互い同じだってことを素直に喜べるのもいいです。 たぶんまだ彼氏彼女になるにはもう少し時間がかかりそうな二人だけど、最初の気持ちを忘れずにいて欲しいですねw
⇒『LaLaDX11月号』の感想(前編)へ戻る!
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