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『白LaLa (LaLa12月号増刊)』 の感想(後編)

白LaLa

『白LaLa (LaLa12月号増刊)』

白泉社

2011年11月10日/¥619+税





<感想> 
こちらは 『白LaLa』 感想の後編記事です。 ここに掲載のない作品感想は 『白LaLa』感想前編記事 に載っています。 が、一部感想書いてない作品もありますのでそれについてはごめんなさい! 

全体的なお話をすると、前編記事にも書いたように、すっきりしたハッピーエンド!っていう作品が少なかったのが印象的でした。 それぞれの二人にとっては幸せの形みたいだけど、でも切なさが残るというか、儚さに泣きそうになるとか、そういう傾向が強かったですね。 

そんな中で 『WILD WING』 はダントツの清々しさと可愛らしさでとても良かったです。 感慨深いなーっていうのは 『銀世界の証明』、 大人度のドキドキは 『僕の棺で晩餐を』、 唯一のコメディ加減が嬉しい 『花嫁貸し出し中』、 切なさでは 『わすれ雪』、 初々しさで 『シンシアリー』、 個人的大好きが 『いろは恋模様』 と 『エンジェルマニア』 でした。 

では、以下感想です。 宜しければ覗いてやってください☆





●弓きいろ『WILD WING』
生粋のお嬢様・ミヤビと深い森林で暮らすライヤたちとの物語。 新雑誌の巻頭を飾るにふさわしい楽しさで、うわーもうすごい好きだー☆ とにかくヒロインのミヤビちゃんが可愛らしい。 外界への憧れを募らせる幼少期の輝く瞳とか、慣れない暮らしにもめげないところとか、虫にも動じない度胸とか(笑)。 そして弓さんの描く 「世話焼き」 な男性は本当に素敵なので、ライヤの不器用な温かさにはドキドキしっぱなしでした。 個人的には丸焼きイノシシを食べるシーンが好きです。 丸焼きなんて始めて見たでしょうに…ちゃんと手を合わせて感謝して食べる彼女を嫌いにはなれないよ。 ライヤやカリン達がミヤビちゃんを放っとけなくなる説得力あるエピソードで、私もメロメロになりましたw それにしても、高い塔からお姫様を奪うだなんて、ライヤはカッコ付けさんだなぁ(笑)。 キスでヘタレるところも含めてお気に入りです(爆笑)。

一つだけ。 ミヤビちゃんは自分のことを 「塔の中ではただの同居人だった」 って思ってるみたいだけど、私はあまりそうは思ってません。 もちろん、騙されてたわけだし退屈なことも多かっただろうし、家族の愛情は貰えなかったけど、でもたぶん、きちんと大事にされて育ってきたからあんなに良い子なんだと思うのです。 そうじゃなければライヤが想像してたように、ベタに気位の高いお嬢様になってたと思うもの。 ただ大事にされるというそれだけのことが、実は結構貴重なものだったりします。 そのことに後で良いからミヤビちゃんが気付いてくれると嬉しいな。 


●マツモトトモ『白鍵』 
掲載誌の中で唯一、『黒LaLa』 に掲載された 『黒鍵』 からの続編となります。 っていうか、『黒鍵』 後ってけっこうラブラブだったんですね……あんなにツンだったのに!(笑) ――いやでも、そのラブっぷりがあるからこそ、ラストが効いてくるんですよねー。 相変わらず上手いなぁ。 短編が上手に描ける人ってすごいと思います。 


●草川為『僕の棺で晩餐を』 
草川さんが冬をモチーフに描く作品はいつも本当に素晴らしいんですが (『十二秘色のパレット』 第3話や最終回とか 『彼と彼女の不冬眠』 とか!)、 今回も例外ではなかったです。 無表情なロヴィサと牙の折れた吸血鬼アシュリーが綴る切ない物語なんですが、ちょっと大人テイストなところにドキドキしっぱなしでした。 黒吸血鬼に襲われたロヴィサが 「怖かった…」 とアシュリーに抱きつくシーンで、彼が「ふーん」と満足そうに口元を緩めるのがすっごく良かった! 「隠すのがうまい」 ロヴィサが自分に感情を隠さないことが嬉しかったんだろうなぁって。 このシーンがあるから、その後の血を舐める場面も引立つんだと思います。 ロヴィサの 「殺し文句」 を、誰よりもアシュリーが喜んでいることが伝わってきて……でも、悲しみの予兆にしか受け取れなくて、この時点で泣きそうになっちゃいましたよ(涙)。 彼の 「棺」 は、ロヴィサのいる町であり、ロヴィサと乗った船であり、ロヴィサの心の中、なんでしょうね。  「晩餐」 を終えたあとの満足そうな表情を、ロヴィサにも見せてあげたかあったな…。

あ、でも、個人的にはピア(犬)一押しです!(笑) アシュリーに猫のように摘まれちゃうところも、勇敢にロヴィサを守ろうとするところも、ちょっと困ったような表情も、全部可愛い! そして偉い! アシュリーはロヴィサを「命の使い方を間違えない」って言ってたけど、ピアがいなかったら……難しかったかもしれないよね。 ひとは一人ではいろいろ難しいです。 多分それは、アシュリーが一番良く分かっていると思う。 だから彼はいつもロヴィサとピアを一緒に抱えるんだと思います。 


●あきづき空太『銀世界の証明』 
何気に 『白LaLa』 でいちばん楽しみにしていた作品なので、読む前から勝手にハードル上げてたんですが、そのハードルをいとも簡単に乗り越えてくるくらいに良かったです! さすがあきづきさん… (感涙)。 相変わらず細部までデザイン的な描き込みがされていて、見てるだけで幸せです。 リアのブーツも可愛いし、魔法街は神秘的だし遺跡の文字盤とか泣きそうなくらい好み! あれは調査したいですよね! (そこ?・笑)  そういうのがファンタジックな物語を盛り上げてくれてて、すごく良かったw

綺麗なものって、自然の中にも普通に存在しているんですよね。 それをすごく大事に思っているアルザくんと、魔法で作られた美しさの中で暮らしてきたリアちゃんの物語。 一瞬 「ま、魔法少女…!!」 と喜んだんですが(笑)、もちろんポイントはそこではなく。 作られた綺麗さを綺麗だと思えないまま燻っていたアルザが、リアのために、そして自分のために、 「綺麗なもの」 を作り上げたラストに、とても感動しました。 

それに、アルザがリアにあげたネックウォーマー (で良いの?) って、多分2年前に彼を助けてくれた助手さんの…だよね? アルザはその人の命が散ったことを後悔してるけど、それって今でもその人を大事に思っていることと同意味だよね。 その想いがリアに受け継がれたような気がして、ちょっと嬉しかったです。 ――まぁ別物かもしれないけど!(笑) それに私、アルザが 「目の前で消える」 ことを恐れることって、全然おかしなことだとも思わない。 彼は不便な生活を送ることと、そこに美しさを見出すことで、 「我侭」 の代償を払っている。 一度はリアを手放してしまったけど、でも、それだけアルザが本気で消えることを恐れる=命を大事にしていることが伝わったから、彼女も戻ってきたのだと思うので。 アルザが星を綺麗だと思っていることが声で伝わったように、人が真剣に想っていることって、やっぱり伝わるんだと思う。 月明かりが照らす雪ばかりの銀世界…・・・二人が美しいと思っているその世界は、私にもとても綺麗なものに映りました。 
 ★11/28追記:アルザくんのお名前を間違って書いてました!ご指摘くださった方に感謝とあきづきさんにお詫びを…!!(ぺこり)


●筑波さくら『裁きの門』 
筑波さん久しぶり (約3年ぶり?) の 『LaLa』 系雑誌への掲載だけど、 「あぁ筑波さんだ!」 という相変わらずの可愛らしさですねー。  『MELODY』 に掲載されたお話はもうちょっと大人っぽかったけど、こういう方がしっくりきます。 ラストはめっちゃハッピーエンドに描かれてて、多分 「二人」 にとっては幸せなんだろうけど……死んじゃってる現実って結構寂しいですよね…。 まぁでも、二人の笑顔が本当に幸せそうなんで良かったですw 選択の瀬戸際で、誰かのためを思って嘘をつくことはやっぱりあります。 でもそれって本当に良かったことなの? 独りよがりの思い込みじゃないの? そう感じることもやっぱりあるわけで。 出来ることなら、いつだって大好きを迷わず伝えられる幸せを噛みしめたいです。 そう思わされた笑顔でしたw 


●辻田りり子『花嫁貸し出し中』 
面白かったです! 切ない系が多い雑誌の中でも、面白さに特化してて異色を放ってました。 タイトル頁で 『花嫁貸し出し中』 というタイトルと 「君のお姉さんを貸してほしい」 をどどん!と前面に押し出すことでミスリードを誘うとか、ホント巧いなぁと。 冒頭で使われた台詞がラストで効果的に使われてるあたり、さすが辻田さん!って感じでした。 お姉さんが美人だけど男言葉でしたが、あれも遺伝なんですかねw 

それにしても、ウホマ様のリトルの可愛がり方が異常で楽しかった。 リトルが描いた似顔絵をちゃんと壁に貼ってるとか、どんだけ甘々なんだ!?  「火を使ってるときはじゃれちゃダメ」 って、使ってないときはどんだけじゃれてるんですか!?とか(笑)、ツッコミどころが満載ですw リトルがそれこそパンツ見えても平気な頃から一緒にいるわりには、自分を慕っていることに気付いてないくせに、それでもあそこまで可愛がれるって……もしかして天然のロ●コンなのかな!?(笑) いやウソ冗談です、もちろん運命だったんです、そのために勉強ばかりでまともに恋愛してこなかったんだってくらい、運命の出会いだったんではないでしょうかw(えー・笑)。 基本的に、恋心の他に尊敬心がある恋愛って好きなので、彼がリトルの才能を信じているっていうことだけでも応援したくなります。 お幸せに~。





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NKさんへ

>NKさん

コメントありがとうございます。

>「白LaLa」出たんですね。表紙を見たら白と水色で冬のイメージですね。

出ました。 発売になりましたw
表紙はとてもキレイでしたよー。 仰るとおり冬のイメージです。 あきづき空太さんの透明感のある絵柄とよく合っている、素敵な表紙だと思います。

>短編を書くのは意外と難しいそうなんですよ。

難しいと思います。 短いけれど「読んだ!」って気にさせる内容を、言葉で魅せなければいけないわけですから。
かく言う私も、このブログの記事を短くすることが出来ません(笑)。 「短くて面白いものが書ける」というのは、それだけで凄いコトです。

>また面白そうな本があったら教えてくださいね。

いつもありがとうございますw はい、良かったらまた来てくださいね!

No title

「白LaLa」出たんですね。表紙を見たら白と水色で冬のイメージですね。
短編が上手に描ける人ってすごい、というところを読んで思ったのですが、短編を書くのは意外と難しいそうなんですよ。短い物語をいかにうまくまとめるかですから。なので、短編を書けるということは長編も書ける、ということだそうです。
長編を書く人も素晴らしいのですが、短編が書ける人も素晴らしいです。
それに読む立場としては、短編のほうが楽ですね。

また面白そうな本があったら教えてくださいね。

Feymayさんへ

>Feymayさん

こんにちはw
コメントありがとうございますー!

>他にもおもしろいお話がたくさんあって お得な一冊でした☆

ですよね。 1話1話読み応えがあって楽しかったです。
似た傾向のお話が多かったので、もうちょっとバラエティに富んでたら最高だったのに!という感じはしますけど、充分楽しめましたw

>弓さんは登場人物の表情が豊かで、ライヤもかっこいいし(おい・笑)読めてよかったです。

いやいや、ライヤが恰好イイのは重要ですよ(笑)。 弓さんは筋肉描くのが好きみたいなんで、ライヤの逞しさがよく伝わってきたし。 表情が豊かだと、こちらも感情移入しやすいですよね。

>このお話は切なすぎますよね。

仰るとおりです。 林みかせさんの絵柄の儚さと物語がよくあっていて、びっくりするくらい切ないかったです。 はぁ・・・(涙 

No title

りるさん、こんにちは。弓きいろさん目当てで購入した「白LaLa」ですが、他にもおもしろいお話がたくさんあって お得な一冊でした☆ 弓さんは登場人物の表情が豊かで、ライヤもかっこいいし(おい・笑)読めてよかったです。 あと好きだったのは「相愛メタフィジカ」で、わたしもりるさんと同じところで泣いてしまいました。このお話は切なすぎますよね。
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