『LaLa 2月号(2012年)』 の感想

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『LaLa 2月号(2012年)』


白泉社
2011年12月24日/¥419+税






<感想>
大変遅くなりましたが、『LaLa2月号』の感想記事です。 これね、ほとんどは2011年中に書き終えてたんですが・・・何があってこんなに遅れたのか、自分でもよく分かってません(笑)。 完全に時機を逸してますが、広いお心でご覧いただければ幸いですw

表紙は 『夏目友人帳』。 あれ、もしかして的場さんって初表紙・・・?とちょっとドキドキ (笑。違ったっけ?)。 余裕の表情の的場さんに、緊張気味の夏目・・・という構図がかなり好きです。 一枚の絵にもドラマがあって素敵ですねw  巻頭カラーも 『夏目友人帳』、 ふろくは 『学園ベビーシッターズ』 の 「ぬくぬく虎太郎カイロケース」 でした。


●緑川ゆき 『夏目友人帳』
夏目が小さな女の子の姿をした妖 (あやかし) のタオルを拾ってしまったことから始まるお話。 50年前に借りたタオルを返したいという妖の願いを叶えるために奔走する夏目が、とても素敵でした。 だって、夏目にとって 「嘘つき」 と呼ばれることは、何よりのトラウマだったはずなのに……それよりも探索人の存命に安堵できる優しさに、もう本当に泣いちゃいました。 夏目はいつだって他人のことばかり心配してて、自分の心に負う傷には無頓着で、そんな不器用さがとにかく愛しくなります。 でも同時に、とても心配にもなる。 夜、妖怪と人間の触れ合いについて思い悩む夏目の問いかけにニャンコ先生が応えなかったのも、そんな感じなんだろうなって思います。 先生にしてみれば、よく知らない妖怪の頼みよりも夏目の心の方が大事なんだろうし。 「やれやれ」 と言いつつも傍らに居続けるニャンコ先生の姿からは、ある種の覚悟みたいなものが伝わってくる。 妖怪と出会うたびに揺らいでしまう夏目とは違い、夏目とのことだけは 「獲物だ」 と言いつつ誰にも譲らない先生の姿に、私まで安堵してしまう。 どうか、 「ただ傍に居続ける」 ことの幸せが、辛さを上回りますように…。


●あきづき空太 『赤髪の白雪姫』
あちこち笑いながら読んでしまいましたw (そんな笑うところあったっけ?) 例えば、「寝台」 という言葉に真っ先に反応して言い訳しちゃうゼンの姿にだとか(笑)。 やっぱり男の子の方がその手の単語に敏感なのでしょうか。 横でまったく気にしてない白雪のセットで微笑ましかったですw もちろん微笑ましいといえば、お互いの気持ちを伝え合うシーンもすごく良かった!! ゼンは立場さえなければ、白雪のことをべったべたに甘やかしたくて仕方ないんだろうなぁ (にやにや)。 それにしても、ラジ王子。 最初こそ口からでまかせだった 「友人」 の称号だけど、それを白雪に贈ることに、あそこまでの意味と心遣いをこめられるとは…。 ここのところ、彼の変化には感動させられっぱなしです! これからもサカキさんと末永くお幸せにw(←絶対に違う・笑)


●辻田りり子 『普通百景』
新作読みきりでした。 普通を自認する女の子が、全てにおいて超ハイスペックな男の子に 「観察対象」 と宣言されるところから始まるラブコメディ。 普通を自認する割には実は普通じゃない、というのは辻田作品に共通するヒロイン像なんだけど、最近はちょっとそのパターン多すぎないかな?という印象が正直あります。 もっと違う色付けでも描ける作家さんだと思うんだけど…。 でも、それでもというか、得意分野だからこそ、やっぱり面白いw 「藤山」と「富士山」の掛詞もいいし、そこから生まれるギャップが藤山の魅力に繋がってるところはすごく分かりやすい。 反面、藤山とヨッピーというハイスペックな人間に見込まれるヒロインの良さが分かり難くて、分かり難い=奥深いからハマると抜けられない、ってことなのかなぁとw 結局、最後のコマをみる限りでは、ヒロインは声をかけられる前から藤山に見初められてたってことで良いのかな? 将来正社員で雇用っていうより、永久就職に近そうな気がします(笑)。


●可歌まと 『狼陛下の花嫁』
何か……いい話だったなぁ。 いや、いつも通りのドタバタで、特に目立った展開もなかったんだけど、その分陛下と夕鈴のいちゃいちゃ(?)を見られて良かったなって。 二人のスタンスの違いもよく分かるし、違うからこそ惹かれるっていうのもしみじみと伝わってきました。 夕鈴が陛下を見て 「舞い散る白い花びらがまるで雪みたい」 と感じるシーンがあります。 確かに政治という場に立つ陛下はいつも一人で、夕鈴がどんなに助力しても 「心強い存在」 にしかなれないんだと思う。 「陛下」 って、政治的にはそういう立場なんだろうし。 ただ、それとは違う 「陛下」 の顔も当然ある訳で、バイトのお妃と一緒にいる時の陛下の顔は、いつもとても幸せそう。 肩にもたれて眠ってしまった夕鈴と一緒のコマの陛下からは、愛しさ溢れちゃってるもの。 自分のために結果を伴えない頑張りを続けてくれる彼女のこと、大切だよね。 ばかって言われたって、愛情感じちゃうよね。 あのコマにも 「舞い散る白い花びら」 が描かれてるんだけど、先ほどとは違って全然雪には見えないの。 満開に咲き誇る愛情という名の花から、さらに愛情が溢れて舞い落ちてるようにしか見えない。 ・・・そう思ったらしみじみと 「いい話だったなぁ」 と思っちゃいましたw


●時計野はり 『学園ベビーシッターズ』
竜くんのクラスメイトの弟くんの家出話。 山羊くんの 「小さくて可愛いモノ大好き!」 な精神は私はすっごくよく分かるので(変態…笑)、毎回虎太郎くんをぷにぷにできる彼が羨ましくて仕方ないです!(力説!) そんな虎太郎くんを心配して一緒に来てくれる猪又さんも超カワイイw 本当に良い子です♪  「欲しいものは買ってもらう」 っていうのは、私も小さい頃は当たり前にそうでした。 「半分強がりだった」 と本人が言ってるけど、他人の境遇を羨む気持ちをバネにして頑張れたのなら、それはただの 「強がり」 ではなく 「強さ」 です。 どう強くなるかは自分次第だけど、そんな自分の姿を見て弟が頑張ってくれたのなら、幸せですよねw


●天乃忍 『ラストゲーム』
というわけで、待望の再・連載です! 天乃さんおめでとうございますー!! 相変わらず柳がヘタレで楽しいとか、10年かけてやっとの友達認定に大爆笑したとか(笑)、最初っからもう楽しくて仕方ありませんでしたw が! そんな中でも一番楽しかったのは、やっぱり藤本さんの存在感! 最強キャラなのは前回でも既に確定事項だったけど、更に輪をかけてレベルアップしてますよね(笑)。 藤本さんのポジションって、柳と九条さんを見守るのにはベストな立ち位置なんだけど、それだけじゃなくて、適度に九条さんを理解して、適度に柳をフォロー出来ることがすごいなって。 そこの前提があるからこそ、最強の柳イジリ(笑)が引立つんですよね。 これからも二人を引っ掻き回し、そしてキューピッドになって欲しいものですw  

で、柳くん。 左手薬指に気づいてもらえない時点で勝ち目ないんじゃないかと読者は思ったものですが(笑)、それでも 「好き」 なことを諦めないから応援したくなるんですよね。 彼は飲み会のような上げ膳据え膳の扱いを 「オレにあってる」 と思ってるみたいだけど、それは絶対に違う。 そんな楽さに満足できる人じゃないんだよ。 もの凄く、いろんなことに頑張れる人なんだよ。 それこそ10年の間にいろんな意味で九条さんに打ちのめされてきてるのに(笑)、それでも勉強もスポーツも恋愛も頑張って、ついでにとことん九条さんのペースに付き合おうって思えるくらいに、粘り強いし向上心あるし……ドMなんですよ!(←その結論が酷すぎる!・笑) お互いの存在が原動力になるって本当に素敵。 で、そんな関係をサラっと描いてくれる天乃さんが本当に素敵! 連載頑張ってくださいw


●呉由姫 『菩提樹寮のアリア -金色のコルダシリーズ-』
扉絵が萌えるー(笑)。  「あー響也、マンガ読んでる!次貸してよっ♪」 「ちょ、おまっ!! 近い近い、くっつくな!!」 …みたいな?(笑) あんまり幼馴染ってツボらないんですが、この二人はホント良い。 可愛いですw で、今回はそんなかなでちゃんと響也のお話。 コンクールの目標は優勝のみという兄・律や、律の考えに素直に賛同するかなでちゃんを見る度に、頑張ることから逃げずにいられない響也の気持ちは、私、すごくよく分かるんです。 りるさんも、基本的には逃げたい人なので(笑)。 でも、だからこそ、響也がかなでちゃんに惹かれるのも、本当は律に認められたいのも、すごくよく分かるんだな。 逃げてばかりの自分とどこかでサヨナラしなくちゃいけないなら、ずっと近くで支えてくれた女の子のために頑張りたい…っていう響也の無自覚な行動、とても良かったです。 律が太鼓判を押した深夜の頑張り、報われると信じてますw


●樋野まつり 『ヴァンパア騎士』
ちょっと話が複雑になると全然理解できないりるです!(キリッ) でも負けずに読むぞ! (キリキリッ!) というわけで、読んだけど全然分かりませんでした (コラ)。 何かが起きてるんですね!! (コラコラ) という印象です。 一つ言えることは、藍堂センパイが愛しいということですね(笑)。


●なかじ有紀 『純愛ラビリンス』
あぁぁぁ、ウミちゃんがだんだん 「みんなの」 ウミちゃんになっていく…あの可愛さを知ってるのは私を含めて(笑)数人だったのに!と思うと、寂しいですね… (←発言がオカシイ・笑)。 しかしドロシー可愛すぎ!! ウミちゃんは見かけはもちろん可愛いけど、それ以上に「表情」が可愛い。 豊かな感情がそのまま表れるから、笑顔も泣き顔も威力充分なんだよね。 それがすべてハルトによって引き出されてるんだから、ハルちゃんも嬉しいだろうなぁw っていうか、抱きしめて終わって1ヶ月お預けとか…まるで今までの我慢を重ねてきたハルトからの逆襲のような仕打ち!(笑) 続きが気になります~っ!!


●田中メカ 『キスよりも早く』
今まで何度か「まーくんは本当に婚姻届を出しているのか?」という疑問を書いてきましたが(ここ とかで)、遂にその答えが出ましたね…。 出したか出さないか、という部分では翔馬くんのコメントはあってるけど、「何故出してないのか?」に関しては、翔馬くんの意見は違うと思うんだよね。 …いや、違わないか。 まーくんは確かに「大人」で「教師」だもの。 ブンちゃんを放っておけなかったって部分は、たぶんあってる。 でも、それだけじゃないってことは、今までたくさん伝わってきたよ? 婚姻届を出してないから愛がないんじゃなくて、むしろ逆だよね。 今回の受験への対応にしたって、ブンちゃんのことよく分かってるから翔馬くんに電話したんでしょう? まーくんの愛情って、クラスメイトは元より、ラオ先生にまで筒抜けだもの(笑)。 そこを疑っちゃだめだよーって、ブンちゃんに言ってあげたいな。 ・・・とりあえず、余計なこと囁いた翔馬くんはオシオキですよ(笑)。 本人複雑そうなのでお尻ペンペン程度で許してあげるから、こっちおいで!(笑)


●弓きいろ・有川浩 『図書館戦争LOVE&WAR』
私は根本的に弓さんの絵柄が好きなので、イケメン俳優・香坂くんが恰好良くて仕方ありません!(笑) 折口さんも仰ってるように、若くて恰好イイのに一本芯の通った潔さがあるなんて、本当に素敵です。 ・・・でも、そんなにカッコイイ男性よりも、私にとっては、郁ちゃんの可愛らしさの方が素敵でした。 柴崎が文字通り彼女を抱きしめちゃうくらいに、そして堂上教官が、抱きしめるのを必死で我慢しなくちゃいけないくらいに、郁ちゃんは可愛かったです。 あーもう、本当にピュアで一本気で愛しくなります。 ここしばらくは内輪の話が続いていたけれど、そもそも図書隊は検閲と戦う機関。 床屋なのか散髪屋なのか……たった一つの言葉にも妥協しない姿勢がとにかく恰好イイし、その理念に心から憧れと賛同を贈る郁ちゃんが可愛くないわけがない! 一石を投じるくらいの作戦を思いつく隊長は元より、「やってくれるな!」という気持ちよさが本当に素敵でした。 新年早々良いものを読んだなーと嬉しくなっちゃったw


●仲野えみこ 『めがねのインキュバス君』
集中読みきり、最終回でした。 めがねを取るとインキュバスの能力が溢れちゃう二条院くんと、そんな彼の秘密を知っちゃったさわちゃんとのラブコメディは、ほぼ私が先月号の感想で書いたとおりの結末になってて、私どうしたら…(笑)。 最後のページの解釈としては、さわちゃんが彼への記憶を忘れなかったのか、それとも記憶は忘れたけど「気持ち」だけが残ったのかの判断がつかないんだけど、「伝わってる?」っていうモノローグを信じるのならば、記憶ごと忘れなかったってことだと思いたいけど、だったら「趣味は何?」って訊かないだろうし……う~ん、やっぱり判断はつかない、残念! けど、魔力でも消せないくらいの「好き」は、確かに二条院くんに伝わったんだよね。 そのことが嬉しいですw 仲野さん大好きなので、また本誌に来てくれると良いな!


●河口けい 『魔王ボイス』
前回の読みきりが好評だったようなので(私も大好きでした!)、続編として登場です。 問題なく楽しかったのですが、1作目や、普段の河口作品と比べると、面白さでちょっと劣るかなぁという感じでした。 2作目って結構難しいんですよね。 それでも、ラストで判明する「コウモリ君が帰ってきてない訳」には爆笑でしたし、笑いの導火線への伏線が上手ですよねー。 魔王はテルルを大好きだし、通訳は通訳で魔王を大好きで、テルルだって魔王を嫌いなわけじゃなくて、それなのに齟齬が生まれるっていうのが微笑ましいw 一応テルルは「簡単には嫁になれない」って言ってるわけで、一応魔王の気持ちは伝わってるんだよね? 恋の決着が見たいので、もう1話描いて綺麗に終わると最高だなぁと思います。 続き、あるといいなw


文字色●次号予告 
次号は豪華読みきり3本立て! 本当に待望だった葉鳥ビスコさんの『でたらめ妄想力オペラ』。 『八潮と三雲』の草川為さん新作の『怪盗マグの一部始終』。 水野十子さんの『月下百態』。 基本的に雑誌には新風が必要だと思ってるので、読みきりはどれも楽しみーw 『ラストゲーム』が集中連載第2回目、『純愛ラビリンス』と『キスよりも早く』が1回お休みです。  



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にくさんへ

>にくさん

いつもコメントありがとうございます!

>安心の藤本クオリティ……

ホントです。 今回も藤本さんに笑わせてもらいましたw
連載の最終回で彼女が出てきたのは、今思っても大正解ですよね。 正直、彼女無しでの続編連載は考えられません。

>城攻めで言えば内堀まで埋めているのに、全く本丸に手がついていない。

この喩えが巧すぎて感動しました!
そう! まったくもってその通りです!! 柳弱すぎますよね。 しかも、どちらかといえば彼のほうがダメージ大きいという・・・何この負け戦(笑)。

>そのうえ、ラオ先生は全く咎めもせず協力する気満々ですね

本当ですよね。
確か最初の頃はガサ入れに家まで来てましたが、もしかしてその頃から気づいてた!? フォローだったのかも。

>めちゃくちゃ格好いいです、隊長。頭から尻尾まで豪傑で。

尻尾があると言われてもたしかに疑わないなー(そこか・笑)。
豪快で素敵ですよね。 自分の懐に入れた人間への深い愛情にいつもくらくらします。 こんな人になりたい。

>これで藤本さんがマッチョなら完璧だったんですが。

藤本さんは心臓に毛が生えてる心筋マッチョな気がします。

No title

安心の藤本クオリティ……
「ラストゲーム」本当にやきもきしませんね。味方が強すぎる。
みこっちゃんの信頼する2人を味方につけておいて、城攻めで言えば内堀まで埋めているのに、全く本丸に手がついていない。
どんだけ弱いんだ、柳!!

>ラオ先生にまで筒抜けだもの(笑)。
そのうえ、ラオ先生は全く咎めもせず協力する気満々ですね。まーくんの「本気」が伝わっているんでしょうね。

>一石を投じるくらいの作戦を思いつく隊長は元より、「やってくれるな!」という気持ちよさが本当に素敵でした。
めちゃくちゃ格好いいです、隊長。頭から尻尾まで豪傑で。

今月はLaLaの誇る2大マッチョが大活躍の巻でしたね。これで藤本さんがマッチョなら完璧だったんですが。
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