『LaLa DX 3月号(2012年)』 の感想(後編)

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『LaLa DX 3月号(2012年)』

白泉社

2012年2月10日/¥657+税






<感想>
さてこちらは、『LaLaDX3月号』感想の後編記事です。 こちらに感想のないほどんどの作品は、『LaLaDX3月号』感想の前編記事 にあると思うので、探していただけると嬉しいです。 ちなみに前編後編の区別は、掲載作品を順に1つ飛ばしにしてるだけで、他意はありませんw

さて、後編では『桃山キョーダイ』が良かったです! いやもうマジで有馬が頑張ったなと☆ あとは『星空パラドックス』が好きでした。 相手のために何が出来るのかを考えた結果のクライマックスシーンに、感動です。 

そして感想書いてませんが、今回も『アクマニア』が楽しかったですよ!(笑) 個人的には「イケメン」が好きで好きで。 読み終えた後もじわ~っとニマニマしちゃう感じで良かったですw

では、以下各話感想です。 宜しければどーぞ!






●仲野えみこ『帝の至宝』
仲野さん、初巻頭カラーおめでとうございます☆  えーと何ていいますか、よく 「彼女にオレの白シャツ着せたいわ。しかもダボっと!」 的な妄言を耳にするんですけど(主にうちのいとこから・笑)、 まさかそれの 「衣」 バージョンを拝見できるとは思ってませんでした! 志季の服来た香蘭が超カワイイー! バンザーイ!!ヽ(≧▽≦)/   志季の服をギュっと掴むシーンとか、私まで胸キュンでしたw  「大丈夫、わかってたから」 という志季が何を 「わかってた」 のかがすごく気になります。 たぶん額面どおり 「引きずっちゃう」 ことを分かってたって意味じゃないと思うんだ。 たぶん 「香蘭がダボっと着ると可愛い」 ことを分かってたんだと思いたい私のラブコメ脳。 だって、志季が嬉しそうなんだもん。 溺れた香蘭を助けた時、安堵したでしょう? その気持ち、覚えてて欲しいなぁと思います。 ただ志季の場合は 「友達」 という存在への傾倒と、立場があるからなぁ…。 そしてあぁも直球で核心をつかれてしまった香蘭が、おとなしく告白できるとも思えず…。 どうなるのかなー。 そろそろ進展欲しいです!!


●草川為『八潮と三雲』
いやぁん、八潮さんがイライラしてる…八潮さんがイライラっとしてますよ!! なんて感動的なんでしょうっ!! (註:一般的にはオカシイ発言ですが、読んだ人には分かるはずですこのトキメキ!・笑) あまりにときめき過ぎて、私の脳内では八潮さんの台詞が 「破っていいのは俺だけだ」 「俺だけだ」 「俺だけだ…」 的にエンドレスリピートでした(笑)。 何しろただイラっとしただけじゃなく、教会を木っ端微塵にするくらいのイライラだったわけですもの、これは感動モノですw まぁ肝心の三雲ちゃんが意外とニブいんでアレなんですけど(笑)。 そして、そんなところも八潮さんをイラっとさせる要因でもあるんだろうなぁ。 ラストで八潮さんが三雲ちゃんについて考えてることが、本当に彼女のことを良く分かってるんだなぁと思うことばかり。 つまり八潮さんが分かってないのは、自分の気持ちだけなんですよ。 多分彼は三雲ちゃんに自分のイライラを気づいて欲しいんだろうし、 「違うつってんだろ」 って主張してることだって全然 「違う」 ようには見えないもの。 あとは気づくだけ、認めるだけ。 ――さて、どうなる!? 次号も楽しみです☆  


●斎藤けん『プレゼントは真珠』
うわぁぁぁ2号続けてラストが辛い展開にっ!! ラストに至るまでがあちこち爆笑だったので、ギャップが凄まじいんです(笑)。 エドワードの 「いろいろ想像以上だよ!」 というツッコミにはまったく同感でした。 エドワードはその天然っぷりから一見ボケ担当に見えますが、実はツッコミも出来る優秀な子ですよねw まぁ周囲に変人が多いからこそ身についた技なんでしょうけど。 そして彼の本領はやっぱり天然コマシなところなんですけどね・・・今回も 「友達」 の一言であっさりとデイジーを篭絡してて、あまりの手際の良さに感動しました(笑)。 とはいえ、真珠のことはやっぱり気がかりです。 4ヶ月またせてさらにこの仕打ち……斎藤けんさんって一体どれだけドSなんですか!? (褒め言葉・笑)  やっぱり、彼女なりにエドワードを気遣っての行動だと思うんだけどなー。 たとえばエドワード父の仕事上のトラブルの肩代わりとか…いや分かりませんけど。 分かんないけど、エドワードを嫌いになる真珠っていうことの方がよっぽど訳分かんないもの。 次号こそ、次号こそ幸せを…!!(切望!) 


●橘裕『うちのポチの言うことには』
いろんな意味でポチが不憫なお話でした。 公衆の面前、しかも仕事中に、想い人からあんなカワイイこと言われたらどーすればいいんですか(笑)。 お持ち帰りしちゃっても良かったんじゃないかと個人的には思うんですが (いやダメだろ)、珍しく素でとまどってる表情を拝めて楽しかったですw  それはともかく、ラストの花織ちゃんが気になる…大丈夫なの!? 私は、会場でポチがさくらさんの傍を離れ (て花織ちゃんのところに向かった) 時点で、傍にいなくても大丈夫だと判断したんだ、と理解してたんです。 つまり、犯人の目星がついている、と。 でも実際ラストであんなことになってるしな…。 ただ、あの運転手が本当にストーカー犯なら、さくらの顔を知らずに間違えて花織ちゃんに話しかけるのはオカシイ。 もしかして、ストーカー犯と運転手は別立てなんじゃないでしょうか! と、ドヤ顔で推理してみましたが、違ったらすみません(笑)。 


●森生まさみ『もちもちの神様』
扉絵可愛いですw 安心して背中を預けあう表情に、見惚れちゃいました☆  っていうか、もちこの赤い糸結びなおし作戦、桜木にもフェアな条件でって前提だったはずが、全然フェアじゃなくて笑いました(笑)。 体育館までおっくんを誘導するとか、もちこグッジョブですよw 森生作品のヒロインは基本天邪鬼な意地っ張りなんですけど、その意地がぷつんと切れたときの可愛さが破壊力バツグンなんだよねー。 思わず抱きしめちゃうおっくんの気持ちがよく分かるw 彼が流歌ちゃんの方から 「助けて」 って言うのを待ってたのも、その瞬間の可愛らしさを堪能したかったからじゃ!?と邪推したくなります(笑)。 心臓の音を確かめ合う二人はすっごく可愛くて、私はニヤニヤが止まりませんでしたよ~。  ――だかしかし! このままではもちこが…! 作品的にもちこと離れる結末になるのはありえるけど、でも納得いかないままの別離は悲しいです。 流歌ちゃんは確かに大事なものを差し出すと言ったけど、そこには 「自分に出来ることなら」 って言ってた。 責任感の強い彼女は、代償は自分が負うものであり、自分以外にふりかかることなんて考えてもなかったはず。 もうひと波乱ありそう…かな? 次号いよいよ最終回! 


●ふじつか雪『桃山キョーダイ』
ドキドキしたー! 前回ラストの有馬の告白も良かったけど、今回のほうがもっとイイ。 回を増すごとに良さが増すっていうのは、読んでてすごく嬉しいw そして、 「そうそう、そういう有馬が見たかったんだよ!!」 っていう姿が見れたのもすごく嬉しかった!! だって今までは千尋ちゃんばかり頑張ってたんだもん。 いや、有馬も頑張ってたけど、頭良くていろいろ考えちゃう分、頑張る方向が保守的すぎたんだよね。 恋心を溜め込みすぎて、どんどん自分を嘘で固めちゃってた有馬が、全身に張り付いた嘘を洗い流すかのように気持ちを伝える姿に泣きそうになりました(涙!)。 ずっとずっと好きだったのは、有馬の方なんだもの。 これはホント嬉しかったですw  

そして、想像以上に杏西さんがイイ女でびっくりでした。 彼女が今でも有馬に固執してしまうのは、本当の意味でコンプレックスがなくなっていないからだと思うけど、もしそれがなくなったときにどれだけイイ女になっちゃうのか想像つかないくらいイイ女だった。 いやまぁ正直このあと有馬の一方的な別れ話を受け入れるのかどうか分からないけど、それでも頑張ったと思います。 お弁当もきっと冷凍食品とかじゃないですよ。 だって頑張りやさんだもんw  ――だがしかし! 有馬と千尋ちゃんの苦労ってここからが本番ですよね。 とりあえず一番の壁は、何かに感づいてるっぽいハル兄ですよ。 私と にくさん(突然のご指名ですみません・笑) の間で評判の悪いハル兄ですが、何かやらかさなきゃいいけど…今から心配です(>_<)。


●石原ケイコ『世界の果ての草原で』
カラー扉絵が美しくて、これだけでポスターにしたいくらいでした。 っていうか軍服! 石原絵で軍服とか眼福すぎてときめきますよねっ!! (同士大募集)  1P目で敢えて分かるように描かれているので入れ替りの展開は読めたけど、そこに至るまでがドラマチックに描かれててて好きです。 グレンに 「脱げよ」 とヒーロー役らしからぬ台詞(笑)を言っておきながら、いざ…!となると超テレ顔で 「負けず嫌い」 と言い放つライナスですが、いや君こそ負けず嫌いすぎるだろ!(笑) どうみてもライナスの方がグレンの魅力に負けてるじゃんねぇw(ニヤリ) 彼が全身で彼女を守ろうとしてるのが本当に健気で素敵でした。 彼がグレンの中に見つけた輝きって、すごく大きかったんだろうなって伝わってくるので。 後半はグレンのことを見る度にライナスが顔を赤らめてるのがツボでツボでw グレンはグレンで、必死にライナスを守ろうとしてるのがすごく可愛かった。  「強くなれるのかな、君がいなくなれば」 と迷っていたグレンは、ライナスと離れることで確かに強くなれたのかもしれない。 ラストに登場した彼女は、とても綺麗に成長していたから。 …でも多分、ライナスと一緒だった思い出があるからこその強さ、なんだろうな…☆


●槙山マチ『歌姫が眠るまで』
相変わらず繊細な槙山ワールドですが、そこが持ち味ですね。 基本ノーテンキな私ですが(笑)こんな私でも一時期眠れなくなる出来事があったので、ヒロインの気持ちはよく分かる…。 ただ、だからこそ思うんだけど、多分矢野川さんにいちばん辛かったことって、それを 「誰か」 に打ち明ける勇気が持てなかったことなんじゃないかって思ったり。 自分の悩みや弱さを周囲に打ち明けられず、ただ悶々としてしまうだけだから眠れなくなる。 それで焦ってしまって、また結果を出せなくて…という魔のエンドレスリピートに陥っちゃうんだよね。 冴木くんのズバリとした物言いは、矢野川さんが陥ってた連鎖をズバリと断ち切る何かがあったんだろうな。 泣きながらでもなんでも、そのまま停滞するよりはずっとイイ。 昔の冴木は矢野川さんの歌に力を貰って、その経験が今度は矢野川さんの力になる・・・同じ連鎖でも、こんなプラスのものだったら素敵ですよね! そしてお互いを尊敬しあうような恋心も素敵でした。 私も冴木くんの流し目で 「寝てなよ」 とか言われたいです(笑)。


●千葉美希『幸せが丘』
千葉さん、何となくDXよりも 『マーガレット』 っぽい絵柄だなーと思ったんですが、よく考えたら私マーガレット読んだことなかった(笑)。 とても綺麗な横顔を描く方だなーと見惚れてしまいましたよw ただその分ちょっと横顔のシーンが多くて、もっといろんな構図も見てみたい!とも思いました。 それはともかく、人を笑顔にするような文章を書きたい、というヒロインの悩みに、めっちゃ共感しました。 私の場合は創作じゃないけど、自分が楽しんだ気持ちが誰かに伝わって、誰かも楽しんでくれるといいなぁと思いながらブログ書いてるので。 私の場合は既にマンガや小説が楽しい気持ちをくれるので、それを並べていくだけだけど、それでも結構難しい。 創作はその「楽しい気持ち」を一から創るんだから、悩みはもっと深いだろうな…って思います。 そういう気持ちと戦いながら楽しさをくれる作家さん方に、あらためて感謝したくなるお話でしたw 


●暁『星空パラドックス』
第36回アテナ新人大賞 優秀新人賞受賞作。 これ、 『LaLa2月号』 で選評見たときから読みたかったので、すっごく嬉しい、これ大好きです! 生きることはつまらない、が持論の遥矢くん (中3) が、毎日が楽しい松本さん (高2) と出会い、 「流星群が見たい!」 という彼女のパワーに引きずられるうちに変わっていく物語。 ボーイミーツガールなお話は大好きな上に、これまた年下少年モノ! りるさん嬉しいっヽ(≧▽≦)/ (←笑) 少女マンガってすべてそうなんですけど、やっぱりヒロインに華があって欲しいんです。 絵柄の綺麗さも重要だけど、それ以上に「生き方」「考え方」、そういうものに華があって欲しい。 松本さんはまさにそんな子で(変な子だけど・笑)、本当の寂しさとか孤独を知っている人ゆえの明るさがある。 勝手に寂しいと思い込んでいた遥矢くんには、その輝きは眩しかったと思うのですよ――まさにお星様のように。 でも、眩しいものから目をそらさず、彼自身がちゃんと前を向き始めたからこそ、てるてる坊主にいろんな表情を描くことができたんだろうし(以前の彼なら、例え描いたとしても無表情だったはず)、あの輝かしいクライマックスの演出が出来たんだろうなって思います。 手作りのお星様がきらめく廃墟はちょっとファンタジックでとても素敵でした。 1ページ目とラストページには遥矢くんのアップがあるんだけど、彼の「変化」が見てとれる上手な構成。 誰かの笑顔を願えるようになると、人は、こんな素敵な表情をするんですね☆ 


●小林麻美『その手に触れさせて』
240回LMSベストルーキー賞受賞作。 繊細だけど可愛らしい絵柄、寒い冬のなかで温かさを求める主人公たち・・・という感じで、相反するものを巧くまとめた可愛らしい短編でした。 からかわれたことを本気にした結果奇行を繰り返しちゃった村田くんが憎めず、惹かれていくヒロインの気持ちもよく分かるし、何より、不器用だからこその大きな手袋が、ラストで効果的に使われたのがすごく良かった! 私も寒がりなので、冬でも腕まくりしながら豪快にランチを食べるヒロインには憧れます(笑)。 あと何気に、1コマ目の背景に描かれていたセイヨウヒイラギ(だよね?)が冬っぽさアピールで可愛かったですw





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にくさんへ

>にくさん

コメントありがとうございますw

>ご指名痛み入ります。

いやホント・・・すみません(笑)。

>ハル兄の思わせぶりな視線がもし、有馬の覚悟を察して退くという決意なら、俺はヤツを見直してやってもいい。うん、最後に男になるチャンスだよ。

あの視線、絶対いろいろ察してるんだろうなぁと思うのですが、個人的にはもう一波乱巻き起こすんじゃ!?とハラハラしてます。 最初にして最後の名誉挽回のチャンスなので、ハル兄にはホント頑張って欲しいのですが。 というか、邪魔しないで欲しいんですが(笑)。

お母さんも確かに安心キャラですが、ここで夏姉が頑張ってくれたりしたら私としては嬉しい気もします。 女同士、千尋ちゃんの力になってくれると良いなぁとかね。

>友達は卒業したり別れたりするもんじゃない。俺は、いつまでも一緒でいいとおもうんだけど、りるさんはどう思われますか?

・・・何ていうか、毎回本気で思うんですけど、にくさんからいただく言葉は素敵だなぁと。 あの、お世辞とかじゃなく、すごく良いなって思います。 

今回もそう、まさに仰るとおりだと思いますよ。 友達は全然別れる必要はなく、また、気づくと側にいてくれる存在だと思ってます。 それがたとえ人の形をしていなくても。 少なくとも私にとってリルはそういう存在でしたし。

ただ、様々な事情で友達が「取り上げられる」ことはあると思うので、個人的に一番望んでいる展開は、「奪還」です。 過去の森生作品を見ても、恋人や友達が自分から離れた時は取り戻す気迫を見せてくれてるので、今回も・・・と期待してるんですが。

どうかな。 もちこは神様からも愛されてるみたいなので、むしろもちこが何を選ぶのかっていうのも、ちょっと楽しみだったりします。

No title

>(突然のご指名ですみません・笑)
ご指名痛み入ります。
確かに、ハッピーエンド直前でラスボスがハル兄っぽいですが、同じコマにお母さんがいるので不思議とハラハラしませんね。
何故か、俺の中ではラストゲームの藤本さんに匹敵する安心感キャラになっています。
なによりも、千尋に対する最後の一歩を踏み込んだ有馬なら、もうハル兄にも負けないと思いますが。ハル兄の思わせぶりな視線がもし、有馬の覚悟を察して退くという決意なら、俺はヤツを見直してやってもいい。うん、最後に男になるチャンスだよ。

>作品的にもちこと離れる結末になるのはありえるけど
ずっと考えてたんですが、もちこと別れるってのは、物語上どういう意味を持つんでしょうね?
もう、もちもちの神様に頼らなくても自分で友達が作れる、っていう「卒業」の意味なのか?
でも、もう、とっくに、もちこそのものが友達なんだよね。友達の代替物やキッカケじゃなくて、もちこが替えようのない大事な友達。
友達は卒業したり別れたりするもんじゃない。俺は、いつまでも一緒でいいとおもうんだけど、りるさんはどう思われますか?
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