『LaLa 5月号(2012年)』 の感想

LaLa5月号(2012年)
『LaLa 5月号(2012年)』


白泉社

2012年3月24日/¥419+税





<感想>
表紙と巻頭カラーは津田雅美さんの新連載『ヒノコ』、ふろくは『赤髪の白雪姫』のペンポーチとクリアブックマーカー、でした。 個人的にふろくのペンポーチとブックマーカーが可愛くてお気に入りw 栞はコミックスに挟んで使いたいし、ペンポーチもキャラのデザインがないので普通に使えそう。 来年度は会議に出席する機会が格段に増えるのでがっつり使いそうです(笑)。 

あと、本誌内容とは関係ないんですけど、実は毎回投稿マンガの評価が載ってるページを楽しみにしてます。 今回だとLMSの受賞発表があったんですけど、そこでベストルーキー賞を受賞されてた咲元夕佳さんの絵柄に一目惚れしてしまったので、いつか本誌やDXで読める日が来ると良いなぁと思ってますw その他の皆さんもホントお上手ですよね! 応援してますので、頑張ってくださいね!


では、以下感想です。 今回も長くてゴメンだよ! (>Д< ;)





●津田雅美『ヒノコ』
書いた文字を能力として発現させる力を持つ巫女(?)マユラと、彼女を救った少年シンとの物語・・・になるのかな? 津田さんの作品はいつも終着点が見えないのでどうなるか分からないけれど、第1話面白かったです。 年上少女と年下少年という組み合わせが好きだっていうのはモチロンだけど、世界観がきちんとしているファンタジーは想像力を掻き立てられます。 津田作品はコメントしづらいので(物語中にきちんと答えが描かれることが多いから、語ると蛇足になりやすい)見守る感じで読んでいきたいなって思いますw


●天乃忍『ラストゲーム』
とりあえず今回いちばんの爆笑ポイントは、九条ママさんの「何やってるの柳くん、先走りすぎよ!」ですよね。 何て柳という人間を的確に表現した言葉なんだ!と感動しました(笑)。 思えば柳くんの人生はほぼ常に先走りでした・・・(ヒドい断言)。 10年間九条さんを追いかけ続け(でも気づかれてない)、プロポーズ紛いの台詞を言ってみたり(でもスルー)、遂には指輪まで渡しちゃったり!(でもおもちゃ、しかもブカブカ)。 何で君はそうなんだ!と思わなくもないんですが、そこが柳の良いところなんですよね。 彼は自分の先を歩く人を尊敬して好きになることが出来る、素敵な人なんだってよく分かる。 自分は恋心まで先走りっぱなしの全速力なくせに、九条さんには「置いてかないよ」って言ってあげられるのも良いなぁって思う。 不器用で分かりづらいけど、それが柳の優しさなんだよねw

そのご褒美なのか、今回珍しく柳へのご褒美的なシーンが多々あって、すごく嬉しかった! 崩れそうな九条さんをナイスなタイミングで抱きとめるとか(タイミングだけは良い男ですよね柳って←こーゆー人絶対モテる)、身体を預けるように眠ってくれるとか。 助けになれて嬉しかっただろうなって思うのですよ。 ただ、そこまで九条さんが頑張っちゃった理由が「自分」にあるのだとしたら・・・? 柳がサークルを辞めようとするのって距離を置こうとしてるってこと? あぁ気になる、どなたか今すぐここに来月号のLaLaを持ってきてくださいっ(涙!)


●緑川ゆき『夏目友人帳』
何度人間に裏切られても人間の優しさを信じてしまうのは、夏目もレイコさんも同じなんだなぁと改めて思わされた今回。 人間にも妖怪にも勝手な奴はいるし、優しい者もいる。 ただやっぱり、同じ眷属に痛い目に遭わされた時の方がショックは大きいような気はします。 レイコさんも平気な顔してるけど、何度裏切られたって痛みに慣れるものでもないと思う。 笑顔は、レイコさんの強さの証。 もしくは、強くあるための呪文。 あとは・・・自分を守るための鎧。 そうやって守ってきた魂を夏目が受け継いでいるのだから、やっぱり私は、彼が望んでいるように「大切なものの守り方」を得て欲しいなぁと思います。 彼が周囲の存在を守るように、レイコさんから受け継いだ自分自身をも守れるようになると良いな。 

それにしても今回は、玄関でニャンコ先生と一緒に毛布に包まる絵がお気に入り過ぎて大変でした! 毛布からモゾ…とニャンコ先生が出てくるのが可愛いっていうのもあるけど、「一緒に守るんだ!」っていう先生側の気持ちも伝わってくるようでうれしかったなーw あと、夏目の横で安心しきったように眠るニャンコ先生もイイ。 このコンビは微笑ましいです。 レイコさんの口から気になる存在も明らかになったし、ますます楽しみです!


●葉鳥ビスコ『でたらめ妄想力オペラ』
個人的にはそこまで続くと思ってなかった(期待はしてたけど)『でたらめ妄想力オペラ』の続編でとても嬉しいです。 この作品はタイトル勝ちだと思うのですよ。 っていうか『ホスト部』もタイトル勝ちだと思う。 面白いんだろうなとアピールする力がありますよね。 「空間把握能力」とか「物理」とか「重力」とか、あまり少女マンガでは馴染みの薄い台詞をサラッと使い、うまく作品の設定に組み込んでいくのが本当に上手だなって思います。 たまに難しくて前の台詞から読み直したりしたけど(笑)、こういう挑戦的なの大好きです! 今作のキャラの会話も楽しくて、ヒフミが、ヨクトの言葉の辿ることで彼の本質を知っていく過程とか、一緒に「?」ってなったり「!」ってなったり「ドキッ」ってなったりする。 そーゆーの、嬉しいです。 ヒフミがヨクトにもらったのはただのリンゴだけど、彼女にしてみれば禁断の果実なのかもしれない。 食べてしまったら後には戻れない――ヨクトへの恋を知らなかった頃には戻れない。 そんな比喩にも思えて、かなり好きなラストでした。 このペースで隔月連載っぽくなっていくのかな? コミックスになるときは大判サイズでお願いします! あとどーでも良いのですが、個人的には長髪キャラじゃないほうが好みなんだ・・・(笑)。


●あきづき空太『赤髪の白雪姫』
いやもー、吹っ切れたオビの様子にこっちまで嬉しくなる嬉しくなる!(毎月毎月オビ話でホントごめんね…大好きなの!←笑) 「えっ やめといた方がいいよ 火傷するよ」とか何気にドキっとする発言なんですが、色恋の比喩と見せかけて「世界観が違いすぎるから」って意味なんだろうな。 ・・・そう分かってるのにドキドキするりるさんは重症です(笑)。 あと、イザナ王子って無駄に意味深な表情が多いですよね!(笑) しかもカッコイイから無駄にときめくんだ・・・全然好みじゃないのに!(大失礼) でも目が放せなくなるっていうのは、さすが第1王子のカリスマ性なのかなぁって思います。 どうも彼、白雪と同じ土地に行ったっぽいですよね。 ゼンのいない所で、イザナ王子と白雪の、よい意味で噛み合わない対決が見られるといいなーw 白雪なら、ゼンが言うとおりイザナ王子にとっても「手強い」相手になるだろうし。 彼女のまっすぐなポジティブさというのは、イザナが立場上捨ててきたものだと思うので、お互いにどこを折り合い地点にするのかすごく興味があります。 そして白雪の制服+防寒ケープが超カワイイです!!(笑) あきづきさんのこういうデザイン性ってホント好き。 大好きですw (・・・ゼンが頑張ってイザナ王子にラブ宣言したことも褒めてあげようよりるさん・・・!)


●弓きいろ・有川浩『図書館戦争 LOVE&WAR』
この辺りは原作でも本当に辛いところなのでコメント難しいです。 何度読んでも整理できない。 というか、この後の展開で整理がつくのですが、「今」はただ辛い。 私は良くも悪くも直截的な人間なので、陰湿ないじめとかホント理解できないのですよね…何が楽しいのかしら。 ただ、いじめられてる側がどれだけ我慢しているのかは――分かる。 野々宮さんたちがどれだけ耐えてるのか、でも本を守りたいから辞められないのか。 だから、そんな気持ちを瞬間的に汲んであげる郁ちゃんのことを、心から尊敬します。 あと、何気にお気に入りキャラである進藤さんの久々登場にテンション上がりました! 弓さんのコミカライズが何処まで続くか分からないけど、『別冊』の内容も読みたいな…そしたら進藤さんのお話も読めるのになーw 


●樋野まつり『ヴァンパイア騎士』 
ごめんなさい。 何がどーなってるのか私には分からなかった・・・(毎月読んでてこれだよ)。


●可歌まと『狼陛下の花嫁』
陛下が生き生きとしてる・・・生き生きと夕鈴をイジってる!(爆笑) どう考えても王宮でお偉い方々と対峙してるときより楽しそう(に夕鈴をイジりまくり)ですよねw 餌食になってる夕鈴には大変申し訳ないけど、イチャついてるようにしか思えない(笑)。 何であそこまで遠回りになっちゃうんでしょうね。 あちこち整備中だという都道は、まるで陛下と夕鈴の関係みたいです。 いつか綺麗に整った姿になるのかなぁ、そんな日が楽しみだなぁ、という感じw  ところで、新キャラさんは何者なのでしょうね。 どうも陛下と夕鈴が密室でイチャついてる(註:個人の感想です)ところを、彼が見てるような気がしてなりません。 おばば様も何か考えがあるみたいだし・・・何だろ、夕鈴が「もういや!」ってなるのを待ってるような気がする。 汀夕鈴という個人的な立場からも、バイト妃としての立場からも、試されてるっぽいですよね。 そんな彼女の奮闘(主にVS陛下の面でw)を来月も楽しみにしてます!


●田中メカ『キスよりも早く』
うわもう、今月号もすごく良かった…!! 何度もこの感想で書いているけれど、私にとっての『キス早』って家族の物語なんですよ。 その読み方が少数派なのも分かってるし、もしかしたらメカさんの意図とも違うかもしれないけれど、でもやっぱり「家族」なんです。 なので、ラブコメ的にはブンちゃんに横恋慕する翔馬くんっていう構図の方に惹かれるんですけど(先月号感想の興奮振りと言ったら!・笑)、それもこれもブンちゃんとまーくんが育んでいるのは「恋」ではなくて「愛」だからだっていう想いがあるからです。 

今回頑張ってくれた鉄兵くん。 私は『キス早』の第1巻は何度読んでも泣けちゃうんだけど、何でかっていうと、ブンちゃんとまーくんの絆は鉄兵くんが結んでくれたからです。 二人の様子から、心から望んで別れているわけじゃないことを感じ取って、宝物にしてた飴玉でまーくんを導いてくれた鉄兵くんと「三人で家族」だと思わされるからです。 なので今回、こっそりと折り紙に紛れさせてまーくんの心を届けようとする鉄兵くんの姿に、第1巻を思い出してしまって、また泣きました。 あの頃から、気持ちは深まっていても変わってはいない。 望んでいるのは、三人で過ごす幸せな時間。 鉄兵くんが見せた涙は、まーくんのものでもあり、ブンちゃんのものでもある。 翔馬が感じたように綺麗な結晶である家族の姿を、どうか壊さないで。 そう願わずにいられません。 たぶんブンちゃんなら頑張ってくれる。 そう信じてます。


●藤原ヒロ『会長はメイド様!』
紗奈ちゃんのお料理好きはお父さん似だったのねーw ――って、父ですか!?(遅) これまたウザ…じゃなかった、暑苦し…じゃなかった(笑)、個性的な人ですねw  パターン的には深谷に近い人っぽい気がする・・・っていうか、紗奈ちゃんが深谷を好きなのもその辺の流れがあるのかもしれないですね。  っていうかそんなことよりも何よりも!! 美咲ちゃんの赤ずきんちゃんがめっちゃ可愛いんですけどーーー!!(笑) 他に適役が、って彼女は言ってたけど、いやどー考えてもアナタが適役です! りるさん眼福すぎてどうしようかと思いました!(落ち着け・笑) あと、そんな彼女に何の衒いもからかいもなく「あ、かわいい」と嬉しそうな碓氷との関係も良かったです。 一緒にいることに自然な空気を醸し出してて、そりゃー父親も焦りますよねw しかしどう展開するのやら…。


●なかじ有紀『純愛ラビリンス』
イイですねー! 好きなことに向かってまっしぐらな三人の様子に、一緒に嬉しくなりながら読んでました! ウミちゃんとハルトの恋を応援してる身としてはレイラに申し訳なさは一切感じてないんだけど、でも不憫だなーと思ってたら音楽面で報われそうなので良かったです(ヒドイ・笑)。 っていうかレイラって結局、他人の良いところを見つけるのが上手で、他人の良いところに素直に感動できる人なんですよね。 今回もウミちゃんの表情の変化にいち早く気づいてたし、ハルトの歌を聴いて涙を流せるし。 周りがちやほやしすぎてオレ様になっちゃってるけど、実はとことんイイ奴。 そしてイイ奴が振られてしまう少女マンガの鉄則(だからヒドイって!・笑)。 そんな彼のことは私も結構好きだったりします。 ハルトと二人で音楽ユニット組めたら幸せだろうな☆


●時計野はり『学園ベビーシッターズ』
あーもう、今回は狼谷くんのラストのモノローグに大賛成です! 上の子って服とかおもちゃとかの物面では恵まれてるんだけど、精神的我慢を強いられることはホント多いんですよね! 小さい頃からお姉ちゃんなんだから我慢よ!を言われ続け、同じことをしても妹は怒られず自分だけ拳骨くらうとか日常茶飯事で。 泣いて済む下の子が羨ましくて「好きで姉になったんじゃない!」とか思うんですけど、妹が嬉しそうにしてると……ほだされちゃうんですよねー(笑)。 でも私は、彼みたいに妹の良い所をちゃんと褒めてあげられなかった気がします。 狼谷は、変なところで子供で、変なところで大人な、不思議な人ですねw 下の子からの反論をお待ちしてます(笑)。


●響ワタル『おいらんガール』
うわぉ。 先月号の感想で「そろそろ物語的に急展開がありそう」と書いたのは確かに私ですが、今月号ホントに急展開過ぎです(笑)。 真の身上に新設定が加わったなーとは思ってたけど、まさか椿ちゃんにまで・・・。 椿ちゃんがずっと吉原にいるわけはないので(だって少女マンガですから身売りはないな、と)、確かに普通の身の上では抜ける難しさがありますよね。 そこをドラマチックに見せるための演出としては面白いと思いました。 ただ急すぎる。 そこが惜しい! そしてやっぱり銀月さんカッコイイと改めて思いました(笑)。 裏切るより裏切られる方が良いっていう椿ちゃんは、今までの「強くて可愛い」雰囲気よりも「凛として綺麗」な雰囲気に成長してて、それこそが真への想いの成長ぶりなんだよなーって思います。 恋は女性を強くも弱くもしてしまうけど、強くなれるような恋が出来たら、本当に素敵ですよね☆


●次号予告
次号はやっぱり、大好きなふじつか雪さんの新作読みきりが気になります! 『三日月とオレンジ』、今から楽しみだなw 表紙+巻頭カラーは『赤髪の白雪姫』。 『夏目友人帳』が1回お休みです。




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tags: LaLa

ちよこさんへ

>ちよこさん

ちよこさん、初めまして! 
コメントありがとうございます☆
せっかく初めてのコメントだったのに、お返事が遅くなってすみませんでした…(ペコリ

>いつもLala感想楽しく拝見しております。

ありがとうございますw そう言って頂けるだけで嬉しいです。

>おまけにりるさんの感想のツボは私のツボと近いので(笑)、毎月楽しみにしております。

楽しんでいただけてるなら何よりです。 感想もそうですけど、ツッコミどころのツボももしかしたら似てるのかもしれないですねw

>これからも更新がんばってくださいね。

優しい! ありがとうございます。 ボチボチがんばります(笑)。

No title

はじめまして、りるさん。
はじめてコメントいたします。

いつもLala感想楽しく拝見しております。
Lala、DXの感想サイトさん自体稀少で、おまけにりるさんの感想のツボは私のツボと近いので(笑)、毎月楽しみにしております。

これからも更新がんばってくださいね。
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