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『Q.E.D. 証明終了・33』の感想

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『Q.E.D. 証明終了・33』

加藤元浩
講談社コミックス KCGM
2009年6月17日 第1刷発行/¥419(税別)






『つまりパラドックスは厳密な理論の中だけにあるとは限らない
 人の心の中にもあるんですよ』


<ご紹介>
『マガジンGREAT』『マガジン・イーノ』の掲載された2編を収録した33巻。 MIT帰りの天才にして風変わりな少年・燈馬想と、人情と行動力が抜群な水原可奈が、新たな謎に挑戦するミステリコミックです。 兄弟作『C.M.B.森羅博物館の事件目録・11』も同時発売。

可奈の知り合いが経営するアパートで、ミイラ化した死体が発見された。 死んだ峰山のことを調べていくと、友人は「普通だ」と言い、元妻は「素晴らしい人だ」と言い、恋人は「悪いクスリをやっていた」と語る。 まったく異なるようで共通点もある矛盾をはらんだ峰山像に、燈馬は『パラドックスですね』と言うのだが…。 事件は他殺なのか自殺なのか、そしてパラドックスとは…?(パラドックスの部屋)


<感想>
ドラマ化に続いてめでたいニュース。 『Q.E.D.証明終了』が、第33回講談社漫画賞を受賞しました!! 先生、おめでとうございますw 個人的にはもっと早く受賞して良かった作品だと思うので、映像化がなかったらこのままスルーされていたんだろうか? という疑問も残るんですけど、遅すぎるとはいえ評価されたことは嬉しいですw もっともっと広く読まれると良いな。 ところで、記念号なわりに表紙の燈馬くんが不憫すぎる扱いなんですが……そんなところも良しっ!!(笑)


●パラドックスの部屋
上記あらすじのお話。 扉絵のペアルック(死語)がイイですねー。 この二人の旅なら、きっと飽きることなく波乱万丈に楽しく続きそうw 可愛いです。  本編では、いきなり冒頭から、「燈馬くんはハンカチを持ち歩いてるのか…!!」と、どうでも良いような衝撃を受けてしまいました(笑)。 いまどきの高校生男子は持ち歩くのかな。 私は持ち歩かない方でしたw (えー。


トリック(?)面では、容認と否定でなりたつ三角関係のパラドックスを、面白く読みました。 ただ、可奈ちゃんの捜査を見てるから、一人だけ立場の違う人がいるのは最初から明確だったため、見当がつきやすかったのは否めないかなーという印象かな。 物語面では、誰かに嘘をつく行為が、実は自分自身にも嘘をつくことなんだなぁとしみじみ思わされた感じ。 相手に良く思われたいというのは、わりと抱きがちな欲求で、私だって身に覚えがある。 峰山のは確かに行き過ぎだったけれども、そういう欲求も含めて巽さんが言った通り、「普通」なんだよね。 でも、そんな「普通」な友達のことさえも、自分はちゃんと理解してあげられているんだろうか…。 最後の巽さんの疑問は、とても意味深いと思いました。 嘘が生み出した「自分」も、「自分」なのかな…。


とはいえ、一番気になったのは、燈馬くんの『人は現実と夢を証明なしで区別できます』と、力強く語ったシーン。 彼は一体どんな想いでこのセリフを口にしたのか、量りかねるのです。 証明なしって、どういう意味だろう…? 峰山のように「死んで」しまったら、それは夢ではなく現実。 そういう意味なのかな?と思ったんだけど、MIT卒業までの自分を一度リセットして日本にきた燈馬くんのことを考えると、もっと自覚的な意味なのかなぁって。 どちらを現実と認定するかは自分次第、みたいな。 …どうなんだろうな…。

あ、小ネタ。 とんかつ屋が「豚屋楼」でした。 とても豚さんに敬意を払ってるとは思えないネーミングなので、きっとマズイ店なのでしょう(笑)。 その他にもいくつかあったけど、きっと椎奈さんが書き出してくれると信じています(笑)。


●推理小説家殺人事件
扉絵が可愛すぎるーー!! こびとさんになってまでも可奈ちゃんのために必死だなんて……私のラブコメ脳が一気に刺激されましたっ(笑)。 レポート書いてる子たちも可愛いけど、個人的には上掛けを引っ張ろうと歯を食いしばってる燈馬くんが好き。 可奈ちゃんを温めてあげてねw

トリックが単純明快で分かりやすいところが好感度大でした。 針と糸とかを使う小難しさより、マンガらしい見せ方ですよね。 動機としては、「いやあんたも過去に同じことやってんじゃん」って感じだったけど、言い返せなかった理由も含めて綺麗に纏まってて良かったです。

…ところで私、「グラフで囲まれた部分の面積を求めよ」 まったく解ける気がしません(爆)。 そんなん習ったっけ?(←習いましたよりるさん…) 可奈ちゃん、私のような大人にならないように、頑張ってねw



・前巻    ⇒『Q.E.D. 証明終了・32』の感想
・同時発売 ⇒『C.M.B. 森羅博物館の事件目録・11』の感想
『Q.E.D.』『C.M.B.』感想一覧


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『どらまん。』様 (鋭い洞察が面白かったです)
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『Q.E.D. 証明終了・33』をbk1でチェック!
●Amazon
ロケットマン 1 (講談社漫画文庫 か 14-1) …不朽の名作、待望の文庫化!! きっと一生大好きですw
C.M.B.森羅博物館の事件目録 11 (月刊マガジンコミックス) …同時発売の兄弟作。 燈馬くんと可奈ちゃんも一応(笑)登場。
NHK TVドラマ「Q.E.D.証明終了」BOX [DVD] …NHKによるドラマ版DVDボックス。 6/24発売です!!





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