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『赤LaLa』 の感想(その2)

赤LaLa

『赤LaLa』


白泉社

2012年9月10日/¥619+税





<ご紹介>
トリコロールLaLa・第2弾は、『赤は、本能の赤』をコンセプトにした『赤LaLa』。 こちらはその感想記事の第2弾です。 

雑誌全体の印象と、橘裕『Replay』の感想は、第1弾である『赤LaLa』の感想(その1) をご覧下さい☆ ちなみに第3弾で最後になります。
 
では、以下感想。 6作品ですよ。





<感想> 
●弓きいろ『蝕の華』 
幼馴染として育った「助(たすけ)」と「はな」。 平凡だった優しい日々は、はなの嫁入りが決まったことで急変する。 そしてそれは助の身体に変化をもたらし・・・。

――「好き」だけでは足りない。 そんな気持ちになることは多々あるけれど、実際に「足りることが出来ない」人種である助の目醒めと、はなの恋を描いたお話でした。 巻頭カラーのお話って、つまるところ『赤LaLa』のイメージを決めるお話でもあると思うのですが、ちょっと偉そうな書き方をしちゃうと、ちゃんと務めを果たしてるとなぁと思わせてくれました。 何しろ赤いです(笑)。 カラーの扉絵も綺麗だけど真っ赤で、そんな落ち着かない雰囲気の中で微笑み合う助とはなちゃんが幸せになれるのか、見ているだけで不安になってしまい、「とにかく幸せになって…!」とひたすら願ってました。 人は何で、人を好きになるんでしょうね。 愛したら食べたくなる…それを知ってても助の母は恋をしたし、知らなくても助ははなを好きになって・・・はなはそれを、受け入れて。 たまに、恋心って諸刃の剣だよな、って思うときがあります。 どちらの剣になるのか、決めるのは、自分なんだ。 そんな風に感じさせられました。


●石原ケイコ『薔薇姫の目醒め』 
政略結婚を控えた囚われのローザ姫。 政略に反対するグループに誘拐されたことで、自らと、国の運命が大きく動く――!
 
石原さん大好きなので楽しみでしたw 何となくだけど、ボーイミーツガールの反対で、囚われの状態の女の子が、運命の男性と出会うことで一歩踏み出す瞬間を描くことが多いような気がします。 『お嬢様の運転手』とか『ルカと盗賊』とか。 で、そんな女の子をすっごく可愛く、強く描いてくれるから、私大好きなんですよ!(と力説してみる・笑) 今回のローザ姫も、黒髪ロングと儚げな雰囲気が美しい女の子でしたが、ドレスの上にミリタリーコートを羽織った姿(めちゃめちゃ可愛い!)を披露した辺りから柔らかさも加わって可愛かったーw いちいち見惚れるアゼルの気持ちがよく分かります!!(笑) 『赤LaLa』にはいろんな作品がありましたが、石原さんが「赤」を「パッション!」と書いていた通り、アインとローザとアゼルの「情熱のお話」に仕上がってて、ダーク色を濃くした他の掲載作品とは雰囲気が違ったのも良かったです。 姉弟の絆って燃えるよね!!


●マツモトトモ『中一プロブレム』 
中学に入り、男臭さの増す同級生に嫌悪感を覚える糸井さん。 でも、綺麗な顔立ちのスミヨシ君だけは例外、だったのに…?
 
思春期ですね! そして相変わらずマツモトトモさんの多彩な表現力に舌を巻く作品・・・いやこれ巧いですよね! 小指を繋ぐシーン、本当に良かった。 何ていうか、「非」というものを全面的に許せないのって、子供の証だと思うんです。 良いでも悪いでもなく、単に子供。 だから糸井さんは、男の子が男性に変わっていくことへの怖さを認められなかったし、安全な世界だけを見たくてスミヨシ君をそこに当てはめていた。 でも、女の子って気付いた瞬間から簡単に大人に変われるのも事実で、あんなに許せなかった世界を、触れる小指の先から許せるようになる・・・。 そんな「瞬間」が切り取られていて、すごく良かったです。 汚く思えた存在はやがて普通の男性として認識出来るようになるし、清浄だと思えた空気は、甘い蜜のように感じるようになる。 全然ストイックじゃない、性を感じさせるその成長こそが、思春期、なんだろうな。


●小椋アカネ『Sの回顧録』 
色白で儚げな櫻井さんと付き合い始めた夏川。 彼女を大切にしたかった。 けれど彼女は言う。 「殴って」「もっと爪を立てて」「縛って」 と…!!

まぁりるさんもよく感想文に「こいつドSですよね!」とか書いて楽しんでますけど(笑)、本当のSとMの人って多分こんな感じなんですよね…というね。 愛情表現として描かれているけれど、これってわりと直截的に性癖に繋がる問題だと思うので、小椋さんよく描いたな!的な印象です。 そこにほどほどの思春期感もあって、そのアンバランスな雰囲気にクラクラしました。 私は痛いのが全然ダメなので、櫻井さんの気持ちをわかってあげることは出来ない。 でも、愛したい、愛されたいって気持ちは、同じなんだろうなって思います。 ちなみに、某ネット小説サイトにあるL×L×Lシリーズを連想しました。


●八島時『恋葬り(はぶり)』
ナギとナミは相思相愛の若夫婦。 けれどある日突然ナギが死んでしまう。 彼の蘇りを求めて、ナミは一人黄泉へと向かうのだけれど…。 

実は『赤LaLa』では何作品かに泣かされたのですが、いちばん泣いたのはこの作品の読了後でした。 何かもう、久々に止まんない!ってくらいに涙がボロボロと…。 ちなみに、今これ書くために読み返してまた泣きましたけどね(どんだけ!・笑)。 あのですね、ナギもナミも我侭なんです。 相手を想う事に、生きる事に、生かせる事に、そりゃーもう我侭なんですよ! でもね、その我侭さが愛しいんです。 人物の名前からも分かるように、イザナミノミコトとイザナギノミコトの神話に基づいたお話なんで、「あ、黄泉返りのお話ね」と分かるじゃないですか。 ダーク色の強い『赤LaLa』掲載作品なわけだし、冒頭の若々しい幸せに満ちたナミが、中盤でナギの裏切りに遭う――そんな展開までは、正直予想出来たことです。 ただ、そこからの我侭さが凄まじかった! 

ナミはナギを(思い出の簪で!)刺すくらいに「生きる」衝動に前向きだし、でもその衝動こそをナギが望んで導いたんだと分かったときの驚きは、私には相当なものでした。 そこまで・・・そこまでナミが好きですか。 彼女に絶対自分を忘れさせないために生きて欲しくて、生きるためには自分から走って逃げさせれば良い・・・そんな風に考えるくらいに、ナミが好きですか。 そして、そんなナギの想いを知って、より生きたいと願うナミの姿が、怖いくらいに我侭だと思ったんです。 でも、それでも、ナギを想いながら生きると泣くナミはやっぱり綺麗で・・・手を繋いだ瞬間を愛することが出来る、素敵な子で・・・。 何かもう、いろいろやるせなくて泣きました。 とにかく強い。 相手のために我侭さも、自分のための我侭さも、こんな風に力に変えることが出来るなら本当の強さになるんだな、と思わされました。 やばい、またこれ泣くわ・・・(号泣!)。


●神立くみこ『林檎のアソビカタ』 
梢と実(みのり)は双子の姉妹。 大好きな鶫に「どっちでもいい」と思われないために、梢はどんどん美人になり、実は地味なまま。 でも想いは募る一方で!? 

こーれーはー巧いな!と思わされたお話。 好きか嫌いかで言えば苦手なんですけど(←好きか嫌いかで答えてない・笑)、でも巧い。 自分の熟成度を常にチェックしてる女の子って、普通いない。 自分がどんな風に実って、どの時期に相手に「収穫したい」と思わせるのか、それをコントロールしていることを身近な二人にも気付かせずにやってのけるヒロインには私も完敗でした。 っていうか、こんな恋愛してたら疲れませんか!? 遊びじゃないなら、よけいに疲れる気が・・・いや、恋愛にはスリルも大事ですけど・・・私はいいや(笑)。 終始上から目線な鶫にまったく好感を持てないのも、いっそ潔いです。 天晴れ。





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