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『LaLa DX 11月号(2012年)』 の感想(後編)

LaLaDX11月号(2012年)
『LaLa DX 11月号(2012年)』


白泉社

2012年10月10日/¥657+税





<総括>
まずはじめに、こちらは 『LaLaDX11月号(2012年)』の感想の後編記事です。 こちらにない作品感想は 『LaLaDX11月号』の感想(前編) 記事にありますので、良かったらご覧くださいませ。

で、全体の総括をしますと、今号は連載陣の強さが目立った気がします。 DXは大体、連載半分読みきり半分な雑誌ですが、新人さんを含めて読みきりの質が高いのはいつものこと。 今号ももちろん楽しかったけど、でもいつもより印象が薄いのは事実なんですよね~。 その分、最終回を迎えた2作品や他の連載がしっかりたっぷり面白くて満足でした!

とにかく一番ときめいたのは、 『サクラの秘事』 と 『八潮と三雲』。 この2つのラブコメ的破壊力はハンパないです! 雑誌読みながら 「くふふ…っ♪」 とニヤニヤしちゃう私を、母が不気味そうに眺めていたのが忘れられません(笑)。 ストーリー的に面白かったのは 『プレゼントは真珠』 と 『恋だの愛だの』。 凄いな、と思わされたのは 『カラクリズム』、 悲しかったのは 『アクマニア』 の掲載が無かったことですね…(涙)。 あと、個人的なツボを刺激するのは『らびっとアリス』に間違いありません(笑)。

では以下、残りの作品の感想です。 遅くなりましたが、ご覧いただけると嬉しいです。





●辻田りり子『恋だの愛だの』
9月号でも思ったけど、選挙編面白いです! 私は元々この作品ってかのこの傍観者「気取り」が苦手だったんですが、彼女もこれまでの経験でその辺が薄れてきてたし、今回「恥ずかしい話」として椿に語ったこと自体はすごく素直に聞く事ができたので、その嫌味は完全に払拭されました。 うん、やっぱり一人じゃないって素敵なことだよね! という前提の下で。 今までも様々な人間の思惑が絡んでストーリーが展開してきたけど、ここに来て小田部が有名人枠に昇華してるとか、情報命だった城蘭が椿に試みだされて判断を誤りかけていることとか、今まで渦巻いてた「思惑」が別の「思惑」に発展していってる過程が面白いです。 これって登場人物が多くて、かつポジションが明確になっているから分かる変貌なので、きちんと描いているのが凄いなぁと。 特に前号あたりから矢吹さんがお気に入りになってしまったので、椿の意図をどこまで汲んでどこまで外してくるのかが楽しみですw しかし、やっぱり椿くんとさゆりさんの組み合わせは好きだなー。 恋愛絡まず本音トークぶちまけられる存在って楽しいです。 


●藤原ヒロ『会長はメイド様! 特別編』
美咲ちゃんと碓氷の関係がある意味高校生の恋愛を超越しているので、さくらちゃんたちの方が等身大なのかなーって思います。 たぶん、不安と安心を繰り返すうちに、二人だけの距離感を得ていくのが恋愛なんだよね。 そういう意味で、さくらちゃんは実感を得る真っ只中にいるわけで、思う存分泣いたり笑ったりときめいたりすれば良いと思います。 あまり恥ずかしがられても「私のことが恥ずかしいのかな?」って不安になるけど、碓氷みたいに羞恥心がないのもそれはそれで困る・・・(笑)。 いずれにしろ、心の底から揺さぶられるような気持ちを抱かせてくれる相手がいるって言うのは、それだけで贅沢なまでに素敵なこと、ですよねw


●響ワタル『緋い糸』
正直展開が読めてしまったのが残念。 双子が心中者の生まれ変わり、という雰囲気は好きだったんだけど、昔の説話といい事件の真相といい、双子の禁断愛という設定だとそうなるかな、と。 人物少ないから物語のミスリードもあからさまだったので、もう一人二人登場人物を増やせば良かったのかな?と思います。 っていうか、あの転校生不憫・・・。 私には「う~ん」という感じでした、ごめんなさい。


●草川為『八潮と三雲』
ちょw 期待通りに八潮さんが甘くて キャー(*>ω<*)テレルー!って感じなんですけど!!(≧∀≦) 何あのハニートラップ!! 八潮さんの恋愛偏差値がちょっと動揺するレベルで高くて、ときめきがハンパないです・・・はぁ本気でドキドキする(笑)。 だって水も滴る何とやらの状態で! しかも上半身脱ぎながら! 耳元で囁いて! 挙句、三雲ちゃんの後ろから攻めちゃう(笑)あたり、いろいろ凄くて太刀打ち出来ませんっ。 八潮さんって初恋の飼い主さん以外に、過去にこんなに策を弄してまで欲しい人がいたとは思えないんですけど・・・どこで磨いたんだその技(笑)。 大人の男っですよねー、いくら惚れた弱みがあったとしても、これでは三雲ちゃんじゃ敵わないってもんですw 役者が違うわーww 

でも何ていうか、三雲ちゃんはこういう方がいいですね。 前回の映画デートでは頑張って穿った見方をしようとしたり、今回も策士付きの引き算をやってみせたりしてたけど、彼女は基本、まっすぐな人。 ハニートラップにあっさり「好きです」って言えて、ドキドキしながら八潮さんに食って掛かる、そんな彼女らしさを今回見ることが出来て、なんだか安心しました。 きっと八潮さんもそう思ってるはず。 やっぱり、ケンカするにしろ何にしろ、三雲ちゃんらしい三雲ちゃんと、八潮さんらしい八潮さんでいて欲しいなって思いました♪  ・・・しかし、ラストの上半身裸にコートの八潮さんがめっちゃカッコイイな! 私、マンガで男性の裸があると萎える人なんですけど(身体なら女子が好き・笑)、草川さんの描く男性と、潮見知佳さんの男性キャラだけは別なんですよ!! テンション上がりました、すみません(コラw)。 


●橘裕『うちのポチの言うことには』
いやぁもう園ちゃんが恰好良くって!!(そこかよ・笑) 彼女の察しの良さと花織ちゃんに対する献身さは本当に素敵です。 警護面でも、プライベートの面でも、彼女あってこその花織ちゃんだよなーって思っちゃう。 そんな園ちゃんの活躍から今後も目が離せませんねっ! ・・・と言いつつ、そこが物語の主眼でないことも解っているので話を戻しますと(笑)、ポチが数号ぶりにカッコ良かったです! ポチにとって花織ちゃんの世話を焼くことが仕事でないことは分かってはいたけれど、あそこまで危機的な状況で、あそこまで爽やかな笑顔で言い切られると、むしろ泣きそうになるくらい切なくて……恋って厄介ですね。 事態を一人で抱え込んだのも、花織ちゃんに学園祭を楽しませてあげたかったからだよね? 周囲を警備で固めた隼さんと、気持ちは同じなのに、何でこんなに不器用なんだろう…。 体中に残っているらしい甚振られた痣が、彼の「守りたい」意思の強さの表れでもあるんだろうな。

物語的にもいろいろ予想してたんですけど、全然的外れでした。 戌井母が目覚めたのは、黄色い目の復活と関係あるのかな? もしかして体に封印してたとか…?? まぁだいぶクライマックス感があるので、あとは純粋に楽しみながら読みたいです。 それにしても、隼兄さんの純愛にはちょっとホロリと・・・素敵ですよね、ふだんは無愛想ないい大人が、頬染めながら弟に自分の恋愛を語るとか…(笑)。 何気にこのマンガってラブコメ担当いないよねって思ってたんですけど(花織ちゃんは論外)、まさか大穴の隼兄さんがそうだったとは!(爆笑) 


●池ジュンコ『BEAR BEAR』
何と1月に初コミックスが! そして12月にはLaLa本誌に出張掲載とは!! めっちゃめでたいです、おめでとうございます!!! どれも楽しみだしちゃんと買いますけど、何度も言ってますがりるさん的にはそこまで続かなくて良いと思ってます(笑)。 だってこれもう犬飼くん側の事情にしかならない展開じゃないですか・・・難しいですよねいろいろ。 もちろん春佳ちゃん可愛くって大好きですが、一見アンポンタン (久々にこの言葉使ったな!) なようで実は相手の深層を見抜いちゃう鮭島兄がいてくれて初めて、春佳ちゃんと犬飼くんの関係がうごくっていうのは、何か切ないんだもの。 今ってお互いがよく見えていない状態だと思うんですよね。 ・・・ただ、全体的なテンポは相変わらず軽妙で楽しくてイイ感じ。 可愛くて大好きなんです、大好きなんだけどね…!という葛藤を抱きつつ(笑)楽しませていただきましたw


●イズミハルカ『カラクリズム』
白泉社さんは(というかLaLa編集部さんは)イズミハルカさんを大事にした方が良いです。 って、何か偉そうですけど、内容的に『楽園』誌に合いそうなんで、そうじゃなくてこのままLaLaで読みたいなって。 『赤LaLa』に掲載された受賞作の『閃光メテオライト』も良かったけど、今回も独特の厭世的とも受け取れる世界観を、きちんと、しかも前向きに纏めてあって、凄いなぁと思います。 前作もそうでしたけど、ヒロインにとっての「世界の分かれ目」みたいなものが描いてあります。 前回は在りえない経験と失われた時間が浮世っぽく見えたけど、今回はファンタジー性を交えてヒロインの存在価値が揺らがしている分、重さも増してる感じ。 その重さを、音楽という躍動感のあるものと一緒に対比的に描いているところに、ちょっと鳥肌が立ちました。 しかもその躍動に導いたのは、父だったんじゃん! 70億の歯車があの綺麗な球体を作り上げているのなら、確かに「くだらない」ものなんかじゃない。 父だって、彼女の心を揺さぶり続ける「鐘」を残してくれた。 けれどそんな成り立ちよりも、「自分がどう感じているのか」の方に重きをおいたヒロインの考え方は大好きです。 ただ、このままだと危ういので、ちゃんともう一度人を信じられた頃を思い出して欲しいな、とは思いますけどね。 次回作も楽しみですー!!


●河口ケイ『魔王ボイス』
河口さん久々で嬉しいのと、見る度に絵柄が洗練されてく喜びとで、二重に幸せでしたw 今の絵柄好きですー。 最初を知ってるから余計に好きですー(コラ・笑)。 すっかりDXの(4コマじゃない)ギャクマンガ担当になってますが、今回も相変わらず面白かったです。 っていうかホントもうスズが魔王になればいいじゃないかーっていうのと、あと、勇んでるわりにはスズの語彙の選択肢がオカシイっていうね(笑)。 一人二役とか笑いましたよww 「くしゃみまで通訳!?」っていうボケが、ちゃんとラストの伏線になってるとか。 クロムの「けっこんしき」の絵を拙いなぁと思わせておいて実はテルルが笑顔だったりすることだとか。 その辺の伏線の使い方や構成力はやっぱり巧いなぁと思わされてしまいます。 テルルにもうちょっとデレ要素があればラブコメも増えて尚良いとおもうんだけどね。 このままでクロムはちゃんと結婚、出来るのかなぁ??(笑)


●さゆ川さゆ『丁重にお断りします。』
お友達になってください系のお話もありがちだけど、抱えている面倒レベルがヒロインと相手とで同じだっていうのはなかなかないので面白かったです。 客観的に見てもヒロインは嫌な子だけど、でも正直、みんな持ち合わせているものでしょ? 私なんかたくさんありますよ、部屋汚いとか(えー・笑)。 でも会社にいけば外面を作っているわけで、正直その外面を見初められても全然うれしくなかったりします。 だってそれは本当の自分じゃないから。 なので私、城虎くんに「外面の」自分を見込まれちゃった吉川さんの気持ち、何となく分かるんだ。 それにしても、城虎くんの低れべるの会話術に吉川さんの意訳がつくと、そのギャップにめっちゃ笑えました。 むしろそこまで会話を理解できてるなら、城虎君の見込みは全然間違いじゃなかった気がするよ芳川さん!って感じ(笑)。 彼女が城虎くんにNOを突きつけるシーンも、「言う前によく考えて」「整理して」喋ったからこそ、城虎くんに彼女の面倒臭さが伝わったわけです。 多分だけど、例え嫌な話であっても、彼女の気持ちが「伝わった」ことは、城虎くんにとって嬉しいことだったんじゃないかな。 だから今度は自分も彼女から教わったとおりに喋って、中西に彼女の良さを伝えようとしたのかもしれない。 そういう健気な面が見えてちゃったらもう、絆されるしかないでしょ! 良い外面に自分の内面を合わせることも、きっと成長なんだろうな。


●折笠まみ『ラストメッセージ』
笑顔にさせるのが特技、というヒロインの言葉が、ラストシーンにかかってくる巧さ。 展開的にはありがちなものだったけれど、その巧さがあるからか、最後の維央のまだ笑いきれていない笑顔が胸に迫ってきました。 失った人のことは、忘れるよりも覚えていたいと私も常々思っています。 たとえ後悔に苛まれることがあったとしても、その人のことを忘れてしまったら、後悔されもなかったことになってしまう。 それなら、ずっと抱き続けたていたいもの。 それにしてもワンコ可愛いですな! うちのリルもよく宙を見てはシッポを振ってました。 リルが大好きだった亡くなった私の大叔父が、リルの様子を見に来ていたんだと今でも信じています。 私は大叔父もリルも最後のメッセージを受け取ることはなかったけれど、受け取ったからには維央くんにはずっと笑顔でいて欲しいです。


●藤本サリー『とんとんこんこん』
第30回LMGフレッシュデビュー賞受賞作。 絵柄も、物語も、人物造形も、すべてが柔らかく優しい雰囲気に包まれている良作でした。 おじいちゃんが作ってくれた木造の椅子の再生をめぐって、ヒロインと少年が出会うお話なんだけど、タイトルにもなっている「とんとんこんこん」という心地良い音が全体を包んでいるのが良いですね。 全体的にほのぼのしているからか、ヒロインが倉橋くんの横顔で恋に気付くシーンが逆に際立っていました。 いつもちょっと眠そう(←カワイイ・笑)で、じいちゃんと呼ばれることも多々あった倉橋くんですが、光の当たったこの横顔には色っぽさもあって、ヒロインが「男の子なんだ」と途端に意識するのも無理はない!という説得力。 しかもそんな乙女の一大発見の直後でも「ドキドキ」という心音表現ではなくて、彼女の中では「とんとんこんこん」が鳴り響いている…という表現がホント印象的でした。 彼女にとってその音がどれだけ大事なものなのかがよく伝わってきます。 二人が夏に経験したのは、ただ単に椅子を直したことではなく、じいちゃんの思い出を二人で紡ぎ直し、かつ新しいものを作り出したという二重の意味をもつもの。 14歳という多感な時期に温かい思い出を作れた二人の素直な心に、とても魅力されました。 良かったです!


●石川メグル『ユーアイ・グラフィティ』
第247回LMSベストルーキー賞受賞作。 誰かに「好き」を伝えるための告白という行為を、まっすぐに描いた爽やかさがとても良かったです。 っていうか、今って告白って面と向かって言わないの!?とお姉さんはちょっとびっくり。 メールや電話も昔からあったけど、私はいまいちそういうスタンスが理解できないタイプなので、吉良くんと楠木さんの嘘のない感じがとても良かったです。 あと、相手に対して抱く感情がまず「尊敬」だっていうのは、私がとても好きなポイント! 恋と尊敬って、実はすごく近い感情で、でもまったく異なるもの。 今はまだお互いに「尊敬」しあう二人だけど、ここからどんな化学変化が起きるのか・・・と、未来を想像するとちょっと楽しみですね。


●次号予告 
葉鳥ビスコさんの『千年の雪』が、約10年振りに再始動! 完結に向けて進むようです。 当時『ホスト部』のコミックスか何かでも「絶対に続きを描く!」とおっしゃってましたが、現実問題として10年前の作品を純粋に「続き」として描けることは、多分イレギュラーケース(別作家さんでコミックスにそう描いてあっても、実現できなかったケースが多々あるので)。 せっかくのチャンスなので思いの丈がすべて込められた作品になるんだろうなって今から楽しみです。 っていうか、物語の復習しておかないと!(笑) だいぶ忘れてる~。



恋だの愛だの 第1巻 (花とゆめCOMICS) 八潮と三雲 5 (花とゆめCOMICS) うちのポチの言うことには 5 (花とゆめCOMICS) 会長はメイド様! 15 (花とゆめCOMICS) 千年の雪 2 (花とゆめCOMICS)


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