劇場版 (実写) 『図書館戦争』 の感想

 
映画 図書館戦争 オリジナル・サウンドトラック
サントラ
Anchor Records (2013-04-24)
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『 未来を残してくれました 』


<感想>
というわけで 『図書館戦争』 の実写劇場版を観てまいりました! 

原作好き過ぎてマンガもアニメもアニメ劇場版もDVDも迷わずコンプリートして、その度にスタッフさんの熱い想いを作品から受け取ることが出来て感動してきたわけですが、それでも 「いや実写はどうなんだろう・・・?」 とちょっと恐れを抱いてしまったのも事実。 いやだってホラ、実写って三次元じゃないですか・・・守備範囲(=二次元・笑)の外じゃないですか・・・しかも私、邦画観るの10年ぶりぐらいだっていうね・・・(うわー・笑)。 





あとですね、正直ね、「いや岡田くんは堂上じゃないだろ…」 という気持ちがあって…… いやあのファンの方ゴメンなさいっ(謝)。 私も岡田くんは好きなんですけど、いやでも堂上じゃない…という気持ちが煮え切らなくてモヤモヤしていたところを、いつも背中を押してくれるもとさんに 「行くべきです」 とまたもや背中を押してもらって行ってきました!
 

結論としては、行って良かったです! 映画、面白かったです!! 思うところはあるけれど、「映画」 ならあぁなるんだろうなぁと思います。 「開始5分で泣けます」 とどこかで見かけて 「え、5分で!?」 と半信半疑だったら、本当に5分で泣けました(笑)。 

あと実は私、故・児玉清さんの大ファンでして・・・結婚するなら児玉さんがイイって話するとたいていの人から 「えぇぇ!?」 と驚かれるんですけど、そこ! 失礼ですよ!(笑) あんなに素敵なひと、なかなかいないですよ。 原作者の有川さんが 「稲嶺司令は児玉さん以外にいない」 と仰ったがゆえに劇場版では稲嶺の処遇が変わっていた訳ですが、そのことが児玉さんの不在を実感させるので激しい喪失感に襲われてしまいました。 私、エンドロールで児玉清の名前を見つけて思わず号泣してしまい、隣のお兄さんにめっちゃ驚かれたんですけど(笑)、だっててっきり 「児玉清(写真)」 とかの扱いかなぁと思ってたらそういうの感じさせない普通のクレジットになってて・・・何ていうか、本当に稲嶺そのものだったんだなぁと思わされて、嬉しくて、でも悲しくて、涙出ちゃったんですよね・・・。 あぁもう、そこだけでも素敵な映画でしたよ!(本気)


えーと、とりあえず私の思いいれは置いといて内容。 「図書館の自由に関する宣言」 から始まって、メディア良化法可決に至る過程を描くやり方は、私はあまり好きではなかったです(ぇ)。 映画に限らずマンガでもそうなんだけど、冒頭で説明的に物語の背景を語るやり方が好みではないという意味です。 その手の説明は本編中にうまく落とし込んで欲しいなぁと常々思っているからなんだけど、ただそれは好みの問題であって、2時間という枠を考えるとあそこまでコンパクトにまとめあげた手腕は凄い。 そんな風に好みな始まりではなかったけれども、本が打ち抜かれ、本を愛する人たちが殺され、想いも歴史も命も全部が焼かれてしまった 「日野の悪夢」 を見せつけたれた時は、自然と涙が出ていました。 このやりきれなさを冒頭に持ってきたことで、映画全体に締りがあったと思います。 なぜなら、このやりきれない想いこそが、 『図書館戦争』 という作品を支える柱だからです。


私も最初はそうだったんですけど、 『図書館戦争』 というタイトルを聞いた時に感じるのって、 「図書館で戦争ってどういうこと?」 という、どちらかというと怪訝な顔で訊いちゃうような違和感だと思うんですよね。 「静」 のイメージの 「図書館」と、「戦争」 の持つ猛々しいさと恐怖。 一見すると交わらない言葉があっさりと提示される違和感は、作品の内容に触れるまで拭えないほど強いものです。 で、映画はこの違和感に対する答えを、最初の5分できちんと提示しようとしているんですね。 それが 「日野の悪夢」。 視聴者がまだ言論統制に対して 「賛」 も 「否」 も抱いていないような冒頭でいきなりその悪夢が描かれることで、この作品は言論統制に対して強烈に「否」を突きつけているんだということがはっきり示されている。 相手が銃器を用いるならこちらも武器をとってでも本を守る世界と人を描いた話なんだなと分からせてくれるし、何より、後半を占める小田原攻防戦の説得力も増す。 上手い構成だったと思います。


ところでこの作品の看板はそういうハードな面ともう一つ、恋愛的なじれじれ感があるわけですが、原作の枝葉のエピソードは綺麗に削ってこの二枚看板に焦点を当てた作りは分かりやすくて良かったです。 スピード感ありましたよね! ただ、個人的な印象としては、戦争>恋愛 でした。 恋愛要素より、後半ずっと戦ってる緊張感に手に汗握ってドキドキしましたもの。 この私が! 年中ラブコメ脳患者のこの私が!!(笑) つまり、そんなに恋愛パートにときめかなかったっていうね・・・。 

その理由としては、どうせ実写で観るなら戦争のドンパチを楽しもう!と思ってたっていう心構え的な理由もあるけれど、一番の理由は・・・堂上の持つ青臭さがあまり出ていなかったから、だと思います。 堂上って過去に査問を受けて以降、迷いながら今の自分を築き上げた人で、もう揺るがないって思ってても郁ちゃんの存在一つであっさり揺らいじゃうような人なんだけど、実写の堂上にはその青臭い感じがほとんどなかったんですよね。 いや描いてあるのだけど、岡田くんの存在感に貫禄がありすぎてあまり感じさせないっていうのが正しいかもしれない。 観る前から 「岡田くんは堂上の雰囲気じゃないなー」 って漠然と抱いてた違和感の正体はそれで、迷いのある演技にも箔が付いちゃってどこか堂々と見えちゃう。 一方郁ちゃんは、数年後に思い出したら間違いなく赤面モノだな!ってくらいの青臭さがホント良く出てたので、これは岡田くんが悪いわけじゃなくて演出で何とかすべきところだったんじゃないかと・・・。 まぁこの辺は完全にイメージの世界なんですけどね。 


個人的トキメキポイントといえばあれですね、郁ちゃんが王子様の正体に気付いたっぽいあのオリジナルなラストシーン!! 原作では他人に指摘されるまで気付かないような鈍い子だったことを考慮すると・・・いや実写版も充分鈍い子だったけど(笑)それでもメディアミックスでいちばん恋愛的な勘に恵まれてた郁ちゃんだったかもしれない(笑)。 気付いたよ・・・この子自力で気付いたよ!と嬉しくなっちゃいましたww  堂上の 「頭ポン」 をただの 「ポン」 にせず、絵的に映えるように、そして郁ちゃんが気付くように特殊な撫で方にしたアレンジ、凄く良かったです! ・・・まぁこの辺も、原作の堂上ならそんな長いこと女の子の頭なでられないよね青臭いから!となる訳で(笑)、実写版ならではの演出だったなぁという気がします。 でもそこが良かったんだからOKなのです。 可愛かったわぁ。


あとは・・・やっぱり言っておきたいので描きますが、高校生郁ちゃんが待ち望んでいた童話の完結編が検閲の対象になった理由が原作と映画で大きく違うっていうのが、根本的な大問題を孕んでると思うんですよね・・・。 個人的には 「えぇぇ、そこ変えちゃうんだ!?」 と思ったんだけど、 『こんなものを買った。』 さんはもっと深く考えてらっしゃるので 「あぁそっか、敢えての揶揄って考えも出来るのね」 と溜飲を下げました。 揶揄なのか皮肉な結果なのか真意は分からないけれど、全体的にはスタッフさんの原作への熱い想いがこめられていることが伝わってくる、良い映画だったと思います。 あとはもう、児玉さんへの愛がすべてです!!(笑)。



▼アニメ劇場版はこちら
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