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石原ケイコ 『敵は王サマ』 の感想

敵は王サマ
『敵は王サマ』


石原ケイコ

白泉社花とゆめコミックス
2013年5月10日 第1刷発行/¥400+税





『 私 もっと伊吹くんを知りたいんだべさ 』


<ご紹介>
LaLaにて3回集中連載だった作品と、読みきり2編を併録。 田舎育ちの直球少女と、幼馴染の「王サマ」御曹司とのラブバトルです。
5年前の身分不相応なパーティーで、自分を庇ってくれた王子様のように優しく美少年と意気投合した少女・のばら。 たった数日楽しい時間を過ごしただけだったけれど、「王子様」は大好きな祖父に貰った懐中時計をのばらに託し、将来の再会を誓ってくれた。 ド田舎に帰った後も「王子様」を忘れられないのばらは、必死の大勉強を経て、彼の祖父が創立した名門校に編入する。 けれど再会した「王子様」は、あんなに大好きだった祖父を毛嫌いしており、優しさの代わりに傲岸不遜を身に纏った「王サマ」に変貌していた! しかものばらのことを「この世で一番会いたくなかった女だ」と言い放って・・・!? 





<感想>
前コミックス 『お嬢様の運転手』(⇒コミックス感想は こちら ) が私のツボでツボで仕方なかった石原ケイコさんの新刊です。 初の本誌連載、おめでとうございます&お疲れ様でした! どちらかというと繊細な感情を作品設定することが多い気がする石原さんですが、今作はとことん元気! 強気! 大好き! が込められてて、うん、こういうのも良いなって思いました。 ところで本作の主人公はのばらちゃんだと思ってたんですけど、表紙、思いっきり伊吹王ですね(笑)。 何気に第2話の扉絵も伊吹くんなので、彼は表紙率100%ですw ヒロインどーした(笑)。 あ、扉絵といえば「敵は王サマ」のタイトルデザインが可愛いんですよ! コミックスだと目立ちませんが、扉絵にも注目してみていただければ。


お話としては、「だべさ」の訛りが特徴の田舎少女・のばらちゃんが、5年前から惚れこんでいた王子様・伊吹とめでたく再会を果たす――はずが、「王子様」どころか「王サマ」に育っちゃってた彼にとことん弄られて辟易しつつも、「会いたかった」気持ち一つで距離を縮めていくラブコメディです。 基本ツンデレです(笑)。 

一見すると、のばらちゃんはひたすら伊吹くんを追っかける意味では肉食系女子(もう死語ですな…)に属しそうだけど、読んでると全然そんな風に感じないんですよね。 彼女から伝わってくるのは、ひたすら一直線!な風圧かな? 彼女は常に伊吹くんに向かって突進してるから、私が見てるのはその後から追ってくる風圧みたいなものなんだと思います。 伊吹くんに会いたい気持ち、大好きな気持ちが圧力になって拡散していくので、受け取る私たちも一緒になって応援したくなるんじゃないかと。 いいなぁ、こんな風に虐げられても弄られても嫌いになれないくらいの「好き」って気持ちを心の中で育める子って、すごく良いと思います。 まぁ多少ドMの傾向あって心配ですけど(笑)。


一方の伊吹くんは、おじいちゃんっ子の度が過ぎて一回転半したところで拗ねちゃった、みたいな子。 どうやら担当編集者さんからは「もっとドSに!」と指示があったみたいだけど、石原さんが仰るようにドSというよりは王様気質なんでしょうね。 何をやってても何か堂々としてて偉そう、でもそれが様になる! 基本ヘタレな私からすると羨ましくて仕方ないオーラです(笑)。 

実は私、雑誌連載を読んでいるときはイマイチ彼のことが分からなかったんですね。 のばらちゃんの記憶にある王子様の彼はひたすら可愛くておじいちゃんっ子だけど、最終話でのばらに 「5年前からお見通しなんだよ」 って言ってるってことは、ん?結局5年前の彼は策士だったの?それともホントに王子様だったの??と謎だったんです。 でも、コミックスのおまけマンガを読んで納得出来ました。 何だ、要するに一目惚れなんじゃん、って(笑)。 

一見ひねくれて見えるけど、お祖父ちゃんへの思慕にしても、のばらちゃんへの恋心にしても、本当は至って直球な人なんだって分かりました。 ただ、直球の見せ方が捻くれてるだけで。 3話でのばらちゃんに「俺だって会いたかったよ」と言った時の彼が、直球な気持ちを直球で見せてくれた「王子様」だった頃の伊吹くん。 だからこそ、のばらちゃんは泣いたんだと思います、ずっと会いたかった「彼」に出会えたから。 昔の王子様も、今の「王サマ」の中でちゃんと息づいていることが嬉しかったんだと思う。 そう思うと、ここで彼女が立ったまま一人で泣く姿は、誰にも…伊吹にさえも頼らずに彼への「好き」を貫いてきたのばらちゃんの、誇りのようにすら感じます。 自分からは伊吹くんに寄りかからない、自力で立って泣くような女の子だからこそ、伊吹くんは抱き寄せたくなるんだろうなって。 うん、二人とも可愛い子なんです。


良いといえば、作中でのばらちゃんと伊吹くんの祖父たちが仰ってる「学校は人間を育てる畑だ」っていうのも、のばらちゃんと伊吹くんの関係を示しているようでイイ設定でした。 まぁ伊吹に関してはあまり耕されてこなかったことが明白ですが(笑)、のばらちゃんと出会って、彼女が与えてくれる「好き」っていう水を吸収しながら、硬くなっていた土壌を豊かなものに変えていくんだなぁと思うと何か嬉しくなる。 どんどん耕されて素敵に美味しく育って欲しいものです☆ 


●『緑の目』
LaLaDXに掲載された時に好きだと思ったので覚えてました。 ちなみに当時の感想は こちら⇒『LaLaDX5月号の感想(2009年)』 の中にあります。 今の絵柄よりちょっとスッキリしてるのかな?という印象で、実はこっちの方が絵柄も作風も好みだったり。 あと、スーちゃんが男物(っぽい)上着をダボっと着てるのがホント可愛くって!!(笑) スーちゃんは、その意思の強さをどう使ったら良いのかが分からない子だったんだと思います。 本来秘めていた意志は緑の目の少年と同じくらい強いものだったからこそ、彼に惹かれたんだろうなって。 少年の強さに惹かれたスーも、彼女の気の強さに惹かれた少年も、たぶん似た者同士。 次の町で二人は出会えたのかな……出会えたんだろうな。

●『計算ですから』
これも覚えてました。 雑誌掲載時の簡易感想は こちら⇒『LaLaDX5月号(2008年)』 の中にあります。 自分で感想書いといてなんですけど、当時絵柄が誰に似てると感じたのかもう覚えてない(笑)。 ただ、内容は当時から大好きだったようですw  基本的に一目惚れっていうのは、その人の外見というよりは、纏う雰囲気だとか笑顔から伝わる人間性だとか、そういう部分に惚れるんだと私は思っているので、兵頭さんは周囲が思っている以上に人の本質を見抜ける人なんだと思います。 まぁ、亜子ちゃんの尻に敷かれそうだけど(笑)、この二人はそれでバランスが取れそうw 可愛いお話でした!



お嬢様の運転手 (花とゆめCOMICS)
石原ケイコ
白泉社 (2011-06-03)

お嬢様の運転手 2 (花とゆめCOMICS)
石原ケイコ
白泉社 (2012-03-05)



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