リカチ 『明治緋色綺譚・8』 の感想

明治緋色綺譚・8
『明治緋色綺譚・8』


リカチ


講談社 BE LOVE KC
2013年7月12日 第1刷発行/¥429+税





『命運なんて 簡単に決めないで』



<感想>
今まで感想書いていない『明治緋色綺譚』ですが、いやもうホント大好きです! 実はこのまま黙って好きな作品を愛でていようと思ってたんですけど、8巻はダメです・・・これは言いたい、黙ってられません! だってだって、幼女な鈴子が全力で可愛すぎるんですもの・・・・・・っ!! はっ!? 違いますからね、鈴子は幼女だから可愛いんじゃなくて(当たり前・笑)、鈴子だから可愛いんです! しかもあれですよ、今巻は遂に津軽に…!?っていうのがね、もうね、萌え転がりますよね(笑)。






ところで8巻の表紙も良いですねっ。 久々の鈴子と津軽のツーショットっていう意味でも大好きだし、そもそも表紙にシリーズとしての統一感がある作品って、それだけで好きです。 何ていうかこう・・・世界観が伝わってくる気がするので。 あとあと、鈴子の着物の柄行とか、足が地面まで届かない様子とか(ぇ)、津軽の腕にさりげなく手を伸ばしているのとかっ!(興奮・笑) ふたりの佇まいがあまりにも自然すぎて、視線はお互いを見ている感じではないのに、まるで同じものを見ているような雰囲気がある。 いいなぁこの関係。 素直にそう思いました。 


お話の方は相変わらずのサスペンス(?)具合で・・・担当編集者さんの危惧する気持ちも分かります(笑)。 確かにラブはもっと欲しい、でも充分面白いから満足しちゃうんですよねー。 それにしても、人との関わりって難しいな。 みんながみんな、河内と津軽みたいに何でも言い合いつつ受け入れあえたら良いのに(いやまあ河内にはいろいろ災難だろうけど・笑)。 だって佐之次が! 鈴子じゃないけど、佐之次がああなるとはちょっと本気で思ってなかったので・・・。 遠峰に囲われた佐之次はまるで鎖に繋がれているように感じているようだけど、その鎖の先にあるものは何なんだろう? 遠峰本人? それとも別の・・・春時にとっての鈴子が弱点だったように、彼にもそういうものがあるのかなぁ。 ふと思ったんだけど、彼はいつも怪我ばかりですね。 たぶん、本質的には春時が拾った時からあまり変わっていないのかも。 前向きに生きる気持ちを持てないがゆえに、体を大事にしていないような気がします。 読んでて辛い部分でした。 


一方、佐之次に捨てられた(その表現…笑)春時兄さんが、初登場からどんどん良い人に転換していくのが読んでて心地良い部分です・・・妹萌えという点では不動ですが(笑)。 でもそれと同時に、その人がどんな人なのかを知るのって難しいんだな、とも思わされます。 春時のようにその判断根拠となる感情を上手に隠されてしまうと、こちらは簡単に相手のことを誤解してしまう。 かくいう私も、登場時の春時にはプラスの要素を見出せなかったし。 だからこそ、まるで紐解かれるように彼の心情があばかれていく最近の展開が楽しくてしかたないです。 ああ私、こんなに春時のこと知りたかったんだって、最近すごく思う。 でもそれって、鈴子がずっと彼のことを信じてるからなんですよね。 酷いことされて泣きながらでも、どこかでずっと信じてる。 鈴子が信じるなら、私も信じたいなって思わせるような力を彼女が持っているからなので、佐之次もたぶん同じなんだと思います。 何だかんだで相思相愛な二人だと思うんですけど・・・いや変な意味ではなく。 支えあえる二人だと、鈴子同様私も信じております。


そうなってくると、ホント遠峰がジャマですね(コラ・笑)。 いや春時みたいに後々になってやっぱイイヒト!みたいになる・・・こともある・・・かも・・・しれないんですけど・・・・・・いや、ないな(ためらいの後の断言・笑)。 だって春時は愛情を知ってる人だっていう部分ではずっと信用できる人だったもん。 でも遠峰は違うので・・・うん、可哀想な人なのかな?とは思います。 愛情を知らないって寂しいことだと個人的に思っているので、彼がどう感じていようと、私はそう思ってしまう。 とりあえず、彼のことは津軽がなんとかするでしょうw(ムチャ振り・笑)。 


さて遂に、その津軽に鈴子が・・・・!!という展開に、前述したとおり萌え転がりました。 何ですかあの可愛らしさ! 上目遣いでの「好き」から、振り返って微笑んでの「すぅき」までの流れ・・・一瞬「その可愛さは計算ですか!?」と問い詰めたくなるほど完璧に可愛かったです!! くぅ、普段賢いくせにこんなところで天然だとは、鈴子の可愛さは罪深いぜ(笑)。 あと、やっと津軽が動揺してくれたのが我がことのように嬉しかったです。 津軽は思考回路はわりと公開してくれるけど、感情のモノローグってあまり見せてくれない人なので、よけいに動揺具合が伝わってきました。 津軽は常識人なので難しい、と前のコミックスのあとがきに書いてありましたが、その常識人の壁を少しずつ溶かしていく過程をもっと楽しみたいので、鈴子には頑張ってほしいところです。


でもでも。 実は8巻でいちばん好きだったのは、告白シーンではないんです。 そのちょっと前、再会を果たしたシーンで、手の怪我の理由を理解してくれた津軽に「ちょっとね、がんばったの」と泣き笑いの鈴子と、次のコマでそんな彼女を黙って見上げる津軽・・・この場面が、いちばん好きでした。 愛だの恋だの言う前に、お互いを理解して信じていてる・・・そういう関係がもう出来上がっている、そのことが何より素敵だと思ったので。 たぶん、泣きながら「がんばったの」という鈴子の姿は、津軽にはとても眩しいものとしてその目に映ったんじゃないかと思います。 何も言わず、ただ見上げる津軽が何を思ったのかは教えてもらえなかったけれど、光が上から差し込んできるような背景描写がちょっと見られるので、たぶん光源は鈴子なんじゃないかと。 お互いがお互いのことを『光』だと思える関係なんて、本当に夢のように素敵です。 ラブの進展は遅くても我慢する(←)ので、もっと二人の物語を見せてください! 9巻も楽しみです~♪



(あと、河内が表紙を飾ったことのある歴史を本気で忘れてました・笑。ごめん河内w)
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