ミユキ蜜蜂 『なまいきざかり。・4』 の感想

なまいきざかり。4巻
『なまいきざかり。・4』



ミユキ蜜蜂


白泉社花とゆめコミックス
2015年5月25日 第1刷発行/¥429+税




『 いちばん特別な  男の子。 』


<感想>
『なまいきざかり。』に、ときめきざかりな りるです、こんばんは(上手いこと言えなかった・・・)。 ものすごく自分でびっくりしたんですけど、私この作品の感想をブログで書いてると思い込んでいたんですけど、それ全然違った! 妄想だった!(笑) たぶん別のところ(あそこです)で 『白泉社のラブコメベスト3』 を書かせていただいたので混同していたんだと思います。 すみません、全然紹介してないけど、ずっと前から好きでした!(告白・笑) 4巻もすばらしいラブコメでした☆ ありがとう作者さん!!





お話としては、超絶クールなしっかり者として名高いマネージャーの由希さんと、超絶なまいきなくせにバスケの腕は抜群な1年生・成瀬が繰り広げる、バスケ部ラブコメディです。 
入部動機が不純であることを自覚している由希さんは、マネージャー業だけは不純にならないように精一杯頑張ります。 自分の休憩時間をつぶしてバスケットボールを磨くのは基本。 床に汗が落ちれば猪のような猛進さでモップをかけ、残業(?)してでも対戦校の資料をこっそりと作り、応援幕の文字だって筆で書いちゃう達筆さ。 冷静で正確で間違いのない仕事を展開する由希さんを部員はちょっと畏怖してるんだけど、そんなときに新入部員として現れたのが成瀬。 事故とはいえいきなり由希さんの胸を揉んじゃったり(大きいらしいです・笑)、彼女が胸に秘めていた部長への恋心(=入部動機)に気付いて振り回してくるようになって、由希さんは毎日ハラハラしっぱなし。 しまいには「好きになっちった」とキスまでされちゃって、こんなクソガキとは絶対にかかわりたくないって思っていたハズなのに、気付けば成瀬のことばかり考えるようになっちゃって――という、ラブコメの王道のようなお話です。 すばらしい!


ちょっと異色なのは、主人公ふたりが基本的に無表情・・・というか難しい表情というか何を考えているか分からないというか、まぁ絶対的に笑顔の少ないマンガだったりします。 二人の恋愛はまさに「攻防戦」といった感じで、成瀬の攻めを必死でディフェンスする由希さんという構図があるんだけど、由希ちゃんは常に自分に対して冷静さを課しているのでポーカーフェイスになるし、成瀬は猫みたいなつかみどころのなさがそのまま表情に表れている感じ。 それなのに、甘いんです。 めっちゃキュンとなるのです。 由希さんが成瀬のなまいきさと容赦のない口説き攻撃にイラっとして怒った顔をしてたとしても、やっぱり可愛いんです。 どうしようもなく、ときめくのです。 何故ならそこには面倒くさいくらいに面倒な成瀬の恋心が詰まってるし、一瞬で噴火しそうになるほど熱い由希ちゃんの恋心が弾けているから。 そういう感情が、めったに見せない笑顔だけではなくて、怒ったり泣いたりイラついたり悩んだり驚いたり・・・といったいろんな表情から伝わってくるからスゴイんです。 


実際この人たちって1話ラストで成瀬に告白されて1巻ラストで明確に両想いなったわりに、未だに付き合う付き合わないで揉めているのですが(笑)、その間に費やしている時間も楽しく読ませているからすごいよなーって思います。 少女マンガにありがちな、相手が実は別の人が好きなのらどうしよう・・・みたいなウジウジ感はほとんどなくてカラっとしてるのも魅力。 あ、いや、由希ちゃんは「相手が何で自分のことを好きなのか分からない」とは思ってるのでウジウジ感がないわけではないんだけど、でもそれは彼女の性格が普段からよく描かれているので違和感なく受け止められます。 むしろあっさり好きだ!ってなっちゃったら「由希さんどうしました!?正気ですかっ!?」とガクガクと肩を掴んで揺らしたくなるもの(笑)。 正気を疑うレベルで完璧にキャラ設定されているのが強みなんだろうなぁ。


あとは、部活ライフをちゃんと描いているのも好感度高いですよね。 由希さんが真面目に打ち込んでいるバスケット部への愛情とか、当て馬 ライバルの袴田くんとの試合の様子とか、そういうのすごく好き。 個人的にバスケには縁がなかったので(身長150センチではどーにもならない・・・)苦手意識があったんですけど、この作品を読んで「栃木にはせっかくバスケチームがあるんだし、今度観てみたいな」って思いましたもん。 特に4巻冒頭はVS袴田との試合のシーンだったので、結構熱くなって読んだんです。 3ポイントシュートみたいな成瀬の独壇場な勝ち方ではなく、味方のリバウンドを拾っての勝利っていうチームプレーだったことがまた素敵で、思わず涙が出てしまいました。


とはいえ、由希さんの「最後の夏」にしてしまったことには間違いなくて、それを泣いて悔しがる成瀬がすごく良かったです。 好きな女の子と出会って、彼女のことを尊敬して、今まで以上にバスケと向き合うようになった成瀬の背中が恰好良かった。 由希さんは違うっていうけど、私はやっぱり成瀬を変えたのは彼女だと、半分はそう思うのです。 あとの半分は、彼女に憧れた成瀬が自力で変わったんだと思ってます。 そしてそれは由希ちゃんも同じで、今の彼女は成瀬と出会う前の彼女とはやっぱり違うと思うのです。 少しずつ相手に影響を及ぼしていくふたりの恋心が半端なく愛しくなった、そんなシーンでした。


ただ、4巻最大の山場はやっぱり保健室のどっきどきを描いた21話だと思うのですっ!(力説・笑) いいですよね・・・ラブコメで保健室とかちょっとだけえろくて無駄にときめきます(笑)。 でもそのときめき、全然無駄じゃなかった! むしろめちゃめちゃときめきまくりました!! 熱あるなーって朝から思ってたくせに由希さんが本当にやばくなるまで成瀬が止めなかったのは、全部をがんばりたい彼女を慮ったからだよなーとか。 誰にも見せたくないような恥ずかしい顔だって、由希さんだから見せたんだよっていう成瀬の気持ちとか! 5分に1回は成瀬のこと考えちゃうっていう由希ちゃんの告白とか!! ・・・何かもう全部がめろめろに可愛くて抱きしめたくなりました。 特に「5分に1回~」のセリフって、3巻ラストで成瀬が「バスケやっててもやってなくてもセンパイのこと考えてる」っていう気持ちへのアンサーな訳で、それを保健室っていう無防備なタイミングでやらかす由希さんにホントやられました。 よく我慢した成瀬!(笑) 約束通り4分後まで(いろいろ耐えながらw)付き添ったあと、残り1分ダッシュで体育館まで戻ったのかと思うと微笑ましい努力ですよね(笑)。 由希さんは「成瀬に振り回されてる!」と思ってるけど、成瀬にしたら真逆な訳で。 基本直球勝負の成瀬と、不意打ち(しかも無自覚)な攻撃をしてくる由希さんの攻防戦から、今後も目が離せません☆


とかなんとか言いつつ、キャラ的に推したいのは新人マネジの姫野ちゃんだったりします(オイコラ・笑)。 何ていうか、由希さんに憧れた、っていう志望動機が好みなんですよね。 私も大概ニブい人間なので、由希さんみたいに努力して自分を保ってる人って本当にすごいと思うし、そうなりたいって思う姫野ちゃんの気持ちもすてきだなって思うのです。 どうやら彼女への恋が芽生えた人もいそうな雰囲気ですが、私的には袴田くんとお似合いだと思うんですけどいかがでしょう。 二人とも町田さんファンなわけですし。 ただ袴田くんが由希さんにフラれる前提になっちゃってるのが申し訳ないんですけど(たいがいヒドイな!・笑)。 袴田くんは好きな登場人物なので、恋心をやっと自覚してくれて安心したんだけど、その分「もう会えねえ」からの「会いてぇ・・・」が切なくてどうしようかと・・・(ホロリ)。 ただ変な言い方だけど、由希さんの存在がある限り袴田くんと成瀬のライバル関係は続くんだろうなって思うと、そこはやっぱり嬉しい気もするのです。 他の人に対するのとは違って、ふたりの関係は遠慮がない分ちょっとだけ生意気で、そんなところもタイトルにかかってて楽しいんですよね。 袴田くんの明るい未来のためにも(?)、続刊、ものすごく楽しみにお待ちしております!




●Kindle版はこちら
なまいきざかり。 1 (花とゆめコミックス) なまいきざかり。 2 (花とゆめコミックス) なまいきざかり。 3 (花とゆめコミックス)
 


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