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あきづき空太 『赤髪の白雪姫・14』 の感想

赤髪の白雪姫・14
『赤髪の白雪姫・14』



あきづき空太


白泉社花とゆめコミックス
2015年7月10日 第1刷発行/¥429+税






『 あんたと主の力になる為と 俺の為に 居てもいいかい 』
『――決まってる』


<ご紹介>
白泉社『LaLa』に掲載された61話~65話と、番外特別編、ノンシリーズ読み切り1編を収録した第14巻。
白雪は、生まれつき真っ赤な髪を持つ少女。 その髪の珍しさゆえに何かとトラブルに見舞われてきたものの、バカ王子と悪名高いタンバルンのラジ王子に愛妾になれと命じられ、遂にタンバルンを出奔。 逃げた隣国クラリネスの森で、一人の少年・ゼンと出会う。 彼の協力で無事にラジ王子から逃げ延びた白雪は、実は第二王子だったゼンのためにも自分が出来ることを・・・という想いから、宮廷薬剤師として働くことに。 ゼンの側近・ミツヒデと木々、伝令役のオビらと前向きに過ごす宝物のような生活のなかでも、刺客に狙われたり誘拐騒動に巻き込まれたりと災難は続いたものの、出会う人とのつながりを大切にする白雪に人々は魅了されていき、ゼンとも恋心を通じ合わせることになる。
正式な宮廷薬剤師としてクラリネスの北の街(リリアス)へと長期転属になった白雪。 皆と遠く離れて暮らすのが心細い白雪のために、そして自分とオビそれぞれのためにも、オビを白雪の元へ派遣することを決めたゼン。 オビは主への忠誠と白雪への恋心を告白した後、ひとりリリアスへと向かうのだった――。



<感想>
・・・というわけで、14巻発売おめでとうございます! そしてアニメ化もおめでとうございますーー!! アニメをきっかけに原作を知る方もいらっしゃるかと思って ↑上記<ご紹介> のあらすじを1巻から振り返れるように長めに書いてみました。 なにぶん13巻分を強引にまとめたので魅力に欠けた文章になってしまいましたが、本編はもっと面白いですよ! まぁご参考になれば幸いです。 実際、14巻の巻頭にも普段はつかないあらすじが付されているあたりアニメを意識していると思いますが(笑)、この手の気遣いはあって当然のことなので、個人的には冒頭から好感度高かったです。 ちなみに第1巻を未読の方は以前の感想記事も参考になさると良いかもしれません・・・よっ☆ (←宣伝・笑)。
 ⇒あきづき空太 『赤髪の白雪姫・1』 の感想





さて14巻です。 ただその前に、13巻が素晴らしかったことだけはつよく明記しておきますっ! (←じゃぁ13巻の感想を書けよ!・笑)  ・・・あ、今、 「じゃあ13巻の感想を書けよww」 みたいなツッコミが聞こえましたが、なんていうか、13巻好きすぎて書けなかったんです・・・(笑)。 13巻に収録された本編は全部好き・・・っていうかいつも好きではあるんですけど、ゼンとオビの! あの一連のシーンがっ!! 大好きすぎて読むたびに泣いちゃうんですよ・・・。 この14巻の感想を書くために13巻を読み返したんですけど、2回読んでまた2回泣いちゃいまして(笑)、もう目が痛いよ!って思いながらの14巻だったりします。 オビが愛しくて私が死にそうです。 あ、ちなみに13巻でいちばん好きなのは、オビの 「理由なんて数えた事はないですよ」 です。 白雪を好きになった理由、ゼンに答えた以外にも数えきれないくらいあるんだ!っていうのがもう・・・もうっ!!(涙!


・・・オビのことは止まらなくなるのでちょっと置いといて(笑)。 
私が『赤髪の白雪姫』という作品についてずっと思っているのは、 「物語」 よりも 「人を描いている」 作品だということです。 もしかしたら語弊があるかもしれないけれど、私としては批判どころか 「すごい好き!」 って思ってるくらいなので、褒め言葉だと受け取っていただけると嬉しい。 ただ、いろんな作品があるなかで、物語性で勝負をしている作品では決してないと思うのです。 白泉社のパターンとして読み切りが好評だったら続きが描ける仕組みがあって、この作品もそれなのですが、そうするとどうしても出落ちになりがち。 物語として一番濃厚なのは第1話であり、あとはそれをいかに巧みに展開していくかにかかっています。 その中でもこの作品が長く続いているのは、登場人物たちをしっかりと描き、 「相手に恥ずかしくない自分でいたい」 っていう彼らの想いと人生を紡ぎあげているからだと思うのです。 彼らの会話が微笑ましく、決断する勇気が好ましく、空気のような 「間」 を描いた一コマさえ心地よいと感じさせる。 個々のエピソードが集まって一つの流れを作っているタイプの物語でここまで楽しませてくれるのが魅力だなぁと思います。


で、今度こそ14巻!(笑) 表紙は白雪と木々嬢で目の保養です。 そーいえば13巻がゼンとオビだったので (まぁ内容的にね)、 「あれ、ミツヒデは・・・?」 みたいな(笑)。 表紙折り返し部分の小さなカラーは63話の扉絵なのですが、いちゃっとしてるのにベタつかないゼンと白雪の関係性みたいなものまで描かれているような気がして大好きです! 


●61話
白雪が 「そうですね、二年後・・・」 と未来を創造したときにオビの顔をふと見ちゃうシーンと、インクが増えてることに気付いて白雪を見るリュウさんのシーンが好きです。

前者のシーンについては、13巻でゼンがオビのことを 「(白雪と)行動を共にし、頼りにするもの」 と定義していたとおりで、白雪にとってのオビってまさにそういう人なんだっていうのが明確に分かったのが良かった。 白雪はオビに答えを求めたわけではないと思うんです。 ただ、オビという人が持っているものの中から何かを見つけ出そうとしたっていうか・・・何だかんだと指針になる存在として精神的に頼っている部分があるんだろうなって。 この場にはいないゼンですが、彼が見抜いて決断した結果が早くも白雪を助けてるんだと思うと、オビにも白雪にもゼンにも良かったんだなって思えて嬉しかったです。 
後者については、白雪が尊敬するリュウくんの頑張りを応援したくて補充したインクが、まるでリュウくんのやる気までを充したように思えてすごく好きです。 白雪にインクのお礼をいうのではなく、夜を徹することが目に見えている結晶化の手伝いを申し出たこと自体が、リュウからのお礼なんですよね。 言葉ではなく、態度で示しあう師弟関係がツボでした!


●62話
これはですね・・・これまた読むと泣く話でしてね・・・。 何かもう私、オビが絡むと冷静ではいられないくらい彼が好きなんですよ(笑)。 62話は本当に全部好きです。 夜明けを白雪とふたりで見たいっていうのは彼の秘めた本心でもあると思うし。 あと、オビがさり気なく通行許可をとったことは (61話で地図を確認してたのはきっとこの為)、 彼が白雪の世界を広げるポジションの人だということを示しているんですよね。 白雪の世界を、オビが広げる。 そして広がった先の世界の「明るくなる方」を目指して先に走る出すことで、より広げていく。  「お嬢さんの側役になったんだよ」 って、いつもよりちょっと少年っぽい笑顔で叫ぶオビが幸せそう!  「居てもいいかい?」 と尋ねるオビに、 「決まってる!」 と即答する白雪とのやり取りを見て、オビが白雪を好きなのは 「自分がちゃんとそこにいる気がするから」 だと答えたことを思い出しました。 白雪に肯定されて 「ふー・・・」 と息を吐いて、ゼンから贈られた短剣を握りしめたあの瞬間も、オビが白雪を好きだと思っていたんだと思うと、そんなオビを私が好きだ!!って思います(笑)。 新たな場所を作るオビと、その場所にいることを肯定する白雪との関係が好きすぎて、何度読んでも泣いてしまいました (今これ書きながらまた泣くっていう!)。 


オビは 「走る」 という行動以外にも白雪にあらたな世界を開いていて、それが 「未来」 なんだと思うのですが、寒空の下、朝日がさす城下町を眺めるオビの姿を見て白雪がこぶしを握り締めるシーンは、前述した61話と同じ感覚なんだろうなと。 オビが覚悟して選んだ 「居続ける」 っていう決断が、白雪を2年後の未来に導く。  「オビが来て、決まった」 って言う白雪の方が少しだけ高い位置にいる構図は、オビが広げた世界の、さらに一歩先に白雪が踏み込んだことを表しているようで、彼女の前向きさが伝わってきてすごく好きです。  オビは迷いなく 「ついて行くよ」 って伝えていて、二年後の、そのさらに先まで二人の未来が続いていくのだと思うと、何かもうやっぱり涙が止まりませんでした。 私はずっと、オビがどこかに行ってしまうんじゃないかと不安だったみたいです。  「これでほんとに決まりだ」 って言うオビに私まで安堵しました。 ありがとうオビ。 これからも大好きです!(笑)


●63話
冷静に読めました(笑)。 何気にこの後に収録されてる特別編と話が繋がってる部分があるので木々さんとミツヒデににやにやしつつ、白雪に会えるかも!ってゼンが嬉しそうで、そんなゼンに対して木々さんたちが嬉しそうなので、私まで嬉しくなった回です。 幸せの連鎖は素敵ですね!

●64話
扉絵が好き! あきづきさんの、こういうデザイン性のある描き方が大好きです☆ あ、ちなみに64話も冷静に読めました(笑)。 ラタ・フォルゼノさんとの追いかけっこをしてますが、基本的にオビってこういうの得意なイメージなので、白雪につきあってヘロヘロになってるのが新鮮でした。 

●65話
ゼンたちを見つけて白雪が嬉しそうなのは分かるとして、オビまで嬉しそうなのも可愛い。 ゼンと腹を割って話したことで、嬉しい気持ちを隠すことが亡くなったんだろうなって思うと私も嬉しいです☆ そして木々嬢! グッジョブ!!(笑) 白雪とゼンの馬上の距離感もすっごく好きだー。 5人揃うとやっぱり安定しますね、会話のテンションも高くて 「一緒」 の楽しさが伝わってきました。

●ヒサメさんグッジョブ!な特別編
このお話大好きで! 同室の話を木々とミツヒデに持ちかけるときのヒサメさんの表情が楽しそう以外の何物でもなくて(笑)、こういう自分の欲求に素直な人がいると本人たちはともかく周りは楽しいよね!って思います(笑)。 オフの木々さんに一目で心奪われるミツヒデが可愛いですね。 かと思うと 「寝てないだろうな」 って思う程度には意識されてる自覚もあるんだ!と新鮮でもありました。 彼の場合は気配で読めるっていう部分もあるとは思いますが、この場合は違う気がするので。 平静にふるまってる木々嬢の、実はそれほど平静ではない部分を感じているんだと思うのです。 日頃の、木々嬢とミツヒデの進展しない関係も好きではあるんだけど、こういう不意打ちの時にごまかさない二人だから余計にときめくんだろうなー。 


●夏休み00日目
掲載誌 『青LaLa』 でこれまた大好きだったのを覚えています。 まさに青春! あきづきヒロインはいつも可愛いですよねー♪ シャボン玉っていうちょっと非学園生活なアイテムにつれられるように鷹野くんが小梨さんを見つけ出すのが、日常生活のなかのちょっとしたファンタジーで、こんな奇跡があったら嬉しいって思っちゃいます。 

小梨さんの 「どうしよう・・・鷹野だ」 だけで、彼女が鷹野くんを好きなのが100%分かってしまうのも上手な描写。 泡泡な女の子を見てアイスとシャボン玉の吹き口を買ってくる鷹野くんは、確かにちょっとピントがずれていそうだけど、小梨さんにしてみたら朝と今のピンチを2度も救ってくれただけでなく、気持ちまで明るくしてくれる飛び切りの男の子なんですよね。 彼女のほわーっと見惚れる表情が本当に 「大好き」 を物語っていて、そういう気持ちが鷹野にまで伝わっていく空気感はあきづきさん独特の持ち味。 会えなくなる寂しさを言い出せなくて、吹き口に 「たーかーのーにー」 と思いをぶつける小梨さんがマジ可愛くてりるさんは身悶えました(笑)。 で、その想いを込めたシャボン玉を鷹野がキャッチしたことは、小梨さんの熱い想いを偶然にもキャッチしたことになるわけで、堪えたはずなのに我慢しきれなくて告白しちゃう小梨さんの気持ちも分かります!

短いお話のなかでも二人の良いところがたくさん描写されているので、お互いに惹かれあうことに違和感がないどころか、 「心の目」 を通した小梨さんの可愛さに鷹野くんがノックダウンされなきゃウソでしょ!って思うくらいでした。 二人の夏休みがきっと楽しい時間になったことでしょう☆





●13巻までのセット
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