アニメ 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の感想/第5話 『哀しい雨』



第5話 『哀しい雨』


『――ボロボロだな、オレ達。 カッコ悪いったらありゃしねぇ』
『…でも、生きてる…』
 (アルフォンス・エルリック)
『――うん、生きてる』 (エドワード・エルリック)


録画失敗につきほぼBパートからの視聴となってしまいましたが、それでも素晴らしく良かったと断言できる第5話でした。 何だ、この魅力的な生き様描写は…!! そして、リザさんの美しさは……っ!!(笑)
まぁリザさんについては追々熱く語るとして(え)、この第5話は「人間」のお話だったんだと思います。 私は前回(第4話)の感想で、<第3話では「神」を、第4話では「悪魔」を描き、それでも『ちっぽけな人間だ…!!』と泣き叫んだエドの姿が、どこまでも尊い> と書いたけれども、第5話はまさに、敵に力で劣っても、味方に無能と罵られようとも(笑)、守りたい人を守り、みんなで力を合わせ、地を這っても希望を捨てず、ボロボロになっても足掻き続ける「人間」の生き方を描いたお話でした。 段階を追って丁寧に描いているなぁと好印象です。 伝わってきたのは、「諦めない」想い。 みんな、めちゃめちゃカッコ良かったよ!!


☆エドとアル
『じゃぁ約束しろ…弟には、手を出すなっ!!』 (エドワード・エルリック)
『約束は守ろう』 (スカー)
『何言ってるんだよ、兄さんっ。 …何してるの、逃げろよ!! 立って逃げるんだよ!!』 (アルフォンス・エルリック)


第4話ラストシーンの感想で、「隣にいてくれる人の心強さをエドが再認識するだけ」と書いたんだけど、まさにその展開がここで描かれてました。 右腕を失い、錬金術を封じられたエドは、鋼の錬金術師ではなくただの「エドワード・エルリック」という少年でしかなくて。 そうすると、最愛の弟の存在だけが彼に残された希望になってしまうんですね。 実はアルの方が、「二人で」体を取り戻すことへの覚悟が出来ていたんだなぁと実感しました。 4話かけて描かれてきたエドの強さは、アルフォンスが隣にいて初めて発揮されるものだった。 「一人じゃない」ことをまだ認識出来ていないエドが、地に転がる描写でどこまでも『ちっぽけな人間』として描かれているのが奥深いです。


『エド、アル。 お前たちはどうする、これから』 (マース・ヒューズ)
『…また歩き出すよ。 生きてる限り、立ち止まってられないからな!!』 (エドワード・エルリック)
『兄さん…!!』 (アルフォンス・エルリック)


自分が守らなきゃと思っていた存在(アル)からの激しい叱咤を受け、第4話でロイさんが投げかけた 『その度に、そうやって立ち止まるのか』 という問いに熱く答えるエドが、もうめちゃくちゃカッコイイです!! でもそんな風に、生きる実感を得て生き抜く決意を新にして、「一人じゃない」ことを再認識したエドを導いたのは、間違いなくアルの存在なんですよね。 嬉しそうなアルの『兄さん』という呼びかけに、思わず胸が熱くなりました。 でもって、そんな二人を温かく見守る東方支部の皆さんがもう…っ!! 「エド」と「アル」という個が、「エドとアル」と二人になり、最終的には「エドとアルとみんな」と広がっていく様子がすっごく良かったですw


☆スカー
・『錬金術とは、元来在るべき姿を異形へと変えるもの…。 それ即ち、万物の創造主たる神への冒瀆。 我は神の代行者として裁きを下す者なり』 (スカー)
・『そうか…錬金術の練成過程は、「理解」「分解」「再構築」の3つ。 アイツはそれを「分解」で止めてるんだ…』 (エドワード・エルリック)


「創造」は神の領域だから、練成においても人は「再構築」を行ってはいけない、っていうことでしょうか。 第2話のエドの言葉、『ある意味神に一番近いところにいる皮肉』っていうことと同じ意味ではあるけれども、こんなにも違う響を持つのは、思想の違いからくるものなんだろうなぁ。 本当はアームストロングさんが言ってた、『破壊と想像は表裏一体』が正しいと思うんですよね。 だって、何も作り出せない世界では、希望さえも生まれないもの。 スカーの希望は、どうやって作るのかな…。


☆リザさん(とロイさんとエド・笑) 
『我が名を知って、尚、戦いを挑むか。 愚か者め…!!』 (ロイ・マスタング)
『ふっ!! (足を出す)』 (リザ・ホークアイ)
『ぬわっ!? (コケる・笑) ――いきなり何をするんだ、君はっ!!』
『大佐は下がってて下さい。 雨の日は無能なんですから』
 

リザさん、カッコイイーー!!(笑) もう私は毎回毎回リザさんの魅力の前にコサックダンスを踊って崇拝しかねない勢いなんですけど(何それ)、この連携も素晴らしかったなぁ…w  大佐があのタイミングで飛び出すことを分かった上での、華麗な足払いと銃捌き。 ここで第2話の『守りたい人がいるから』が効いてきますよね!!  あまりにも流暢なコンテだったのでどなただろうと思ったら、なんと今回は監督自ら切ってらっしゃった!! テンポとか流れとかがもう最高!! あとは、スカーが逃げる爆風にロイさんが身を庇うシーンの、ものすっごく細かい風圧表現がマジ好きでした!!(見るとこ細かい) あまりにもいろいろ靡くので、うっかりカッコイイと思ってしまいました。 これぞ絵コンテマジック(笑)。 惜しむらくは、三木さんがギャグの演技がシリアスの素晴らしさに比べて弱いことでしょうか。 でもいいの、無能キャラだからそのくらいで(笑)。


『やったか!?』 (ロイ・マスタング)
『――速いですね。 一発掠っただけです』 (リザ・ホークアイ)


リザさん、凛々しすぎです!! あぁ、もう何て愛しいのかしらw 二人が並んで立ってる作画がめちゃめちゃお似合いなこととか、基本的に(自分の能力以外では)物事の悪い方を想定できるロイさんが、『やったか』と全幅の信頼を置いてるところとか、このシーンのさり気なく深い描写に思わず喜んでしまいました(ラブコメ脳が全開です・笑)。 


『バレたらいろいろ厄介なんだろ?』 (マース・ヒューズ)
『あぁ。 兄はともかく、弟の体は言い訳が出来んからな』 (ロイ・マスタング)


両者の台詞を引用しましたが、この台詞なんかはっきり言ってどうでも良くって(コラ・笑)、シーンに被せられたリザさんの笑顔ですよ、笑顔!! 哀しい雨が上がり、希望と共に取り戻した太陽を背に、しっかりとエドを支えるリザさんの笑顔ですよ!!  エドが悩んで苦しんで乗り越えた山を、同じくかつてその山を越えたリザさんが、笑顔で迎えてくれる。 その連鎖の尊さが、とにかくイイんです!! 個人的な意見を明言すると、笑顔の無いところに希望はない。 どんなに苦しくても今リザさんが微笑むことが出来るように、エドの希望もどんどん明るくなっていくと良いなって、あの笑顔をみて思いました。 女神のようです(笑) 


・・・それにしても、Aパートを見れなかったために、大好きなラスト+グラトニーを見れなかった(声を聴けなかった)ことが辛いです。 あぁ喜久子さんと哲さん、今回も絶対ステキだったに違いないです(盲信)!!



・次回感想 ⇒第6話 『希望の道』
・前回感想 ⇒第4話 『錬金術師の苦悩
・第5話データ
脚本=土屋理敬、作画監督=塚本知代美、絵コンテ=入江泰浩、演出=池畠博史





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