アニメ 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の感想/第4話 『錬金術師の苦悩』

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第4話 『錬金術師の苦悩』


『 オレ達は悪魔でも、ましてや神でもないっ!! 人間なんだ……人間なんだよぉぉぉ!! 』


一番感じたのは、アニメ版がヨキさんの話をすっ飛ばして、リオールからこの話へと繋いだ意味、でした。 リザさんに「悪魔の所業」と云わしめたタッカーの行い。 そして、ロゼが縋った「神の奇蹟」。 それを可能にしてしまう錬金術師の技術と、優秀な者に約束された、莫大な報酬と様々な特権という地上での繁栄。 エド自身も『ある意味、神に一番近いところにいるってのは、皮肉なもんだぜ』と語ったように、錬金術師の肩書きは、「人間」を限りなく「人間離れ」させてしまう魔力を帯びたものなんだということが、連続した2つのお話に詰まっていたように思えました。 第3話では「神」を、第4話では「悪魔」を描き、それでも『ちっぽけな人間だ…!!』と泣き叫んだエドの姿が、どこまでも尊い。 ニーナと一緒に笑い、研究書に目を輝かせ、アレキサンダーと遊んだ時と同様に『全身全霊で』タッカーと向き合ったエドの喜怒哀楽が、「人間」以外の何者でもないことが、とても嬉しい。 これは、エドが「人間として」生きるために足掻きつづける物語なんだな、と再認識しました。 最後の絶叫、辛いけどカッコ良かった。 それが、エドの姿なんだな…!!


『で? 賢者の石は今回も不発か?』 (ロイ・マスタング)
『――石はニセモノだった。 けど、力だけはとんでもなかったよ』 (エドワード・エルリック)


ところで。 個人的に、今回のロイさんの作画っぷりがとても良かったです。 このシーンとか、「あれ?しまったちょっとカッコイイ…?」とウカツにもときめいてしまいましたよ(笑)。 くぅぅ、リザさんと並ぶと無駄に絵になるから、悔しいんだけどな(笑)。


『今後も今回のような事件に出くわすこともあるだろう。 君自身が手を汚すこともあるかもしれない。 その度に、そうやって立ち止まるのか』 (ロイ・マスタング)

辛辣で、でもある意味真っ直ぐな言葉をエドに浴びせる大佐が、悔しいけどカッコ良かった。 エドがアレキサンダーに『全身全霊で』接したように、大佐もまたエドを絶対に子供扱いしないんですよね。 そして彼の横で、足を止めるのも歩き出すのも同じタイミングで生きるリザさん、っていう構図がまたイイです。 多分、ロイさんが立ち止まりそうになった時も、いつも隣にリザさんがいたんだろうな。 今、エドの隣にはアルがいる。 志を同じくする人が横にいてくれることの心強さは、どんな賢者の石よりもその人の力になる。 少なくとも、ロイさんを見てればそう思うわけで、あとはエドがそのことを再認識するだけ。 立ち止まっても、また立ち上がれば良い。 大佐もエドのために足を止めた。 そして進み始めた。 …それが、人間なんだと思う。


・『出来たよ、完成品だ…!! 人語を理解する、キメラだ』
・『オトウ・サン、オトウサン・・・オトウサン・・・!!』


うぁぁぁぁぁ…とフェードアウトしたい気分です。 タッカーの目には、最後まで「完成品だ」「キメラだ」としか映らなかったことが、もう心が砕けそうになるくらいに痛い。 悲しい。 辛い。 その子は、ニーナだったよ。 アレキサンダーだったよ。 あなたの、家族だったよ…それなのにっ!! 
逆に、ニーナにとってはどこまでも「大好きなお父さん」だったんですよね。 キメラという姿になったことを、たとえまだよく理解できていないとしても、彼女には父親とアレキサンダーと一緒にいることが幸せだった。 だから、母親のように『死にたい』とは口にしなかった。 彼女は父を呼び、遊んで欲しいと懐き、死を悲しんで泣いた。 両者の視線の温度差が、なによりも悲しかったです…!! 


『神の道に背きし錬金術師…滅ぶべし』 (スカー)

冒頭のシーンではあまり響かない言葉でした。 それよりも、隠された赤い瞳が月に重ねられる演出に、彼の狂信を垣間見た感じ。 でもさすがにタッカーを殺した時に聞くと、ズンと重く来ますね、心に。 それでも。 錬金術師は神の道を進んだ訳でも悪魔の道に堕ちた訳でもない、ただ「人の道」を歩んでいるだけだってことを、エドが身をもって表現してくれた。 もしタッカーが背いたのだとしたら、それは神の道ではなく「人の道」なんだと思う。 だからスカーの裁きは、やっぱり違うんだよ。 エドとスカーの信じるものの違いが明確になったので、次回の直接対決が楽しみですわ。




・次回感想 ⇒第5話 『哀しみの雨』
・前回感想 ⇒第3話 『邪教の街』
・第4話データ
脚本=土屋理敬、作画監督=飯島弘也、絵コンテ=三篠なみみ、演出=砂糖清光





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