『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』の感想/♯17『散りゆく光の中で』

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 (Blu-ray Disc)

企画:サンライズ/原作:矢立肇・富野由悠季/監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介

発売予定 2009.2.20
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ガンダムを全く知らない、雑誌での予習もしてない管理人の、素人目線感想です。 台詞から全体の流れを見てみよう、という感じで書き連ねてます。
⇒『機動戦士ガンダム00』 感想一覧はこちら



♯17『散りゆく光の中で』


『 頼むぞ。・・・命を守れ 』 (イアン・ヴァスティ)
『 ―― はいっ!! 』 (沙慈・クロスロード)
 


「命を守りたい」っていう本能的であたりまえの想いから、身分も立場も、CBもカタロンも正規軍もアローズもなんにも関係なく、ただただ市民を守った勇士たち。 そんな風に、何か大きなうねりが一つに纏まったような空の姿は、とても熱くてカッコ良かった!!

でもその熱気とは一変して、「誤解」とか「復讐」とか「罪悪感」とか、人間だけが持ち得る小さく根深い感情によって、あっけなく奪われてしまった「命」があるという対比が、どこまでも残酷で、現実的でした。 こんなに悲しいことはないっ!! 歯を食いしばっても、ボロボロと溢れるように涙が出てきて止まらないの。 こんな泣き方をしたのは、「娘」であるソーマ・ピーリスさんとの切ない別れの時以来です。 あの時は、生きるための決別だったから、未来があった。 でも今度は……本当に、永遠のお別れです。 ピーリスさんの絶望的な叫びが頭からはなれません。

誰よりも不器用で、誰よりも高潔な軍人、セルゲイ・スミルノフ大佐。 私もあなたが、大好きでした。 うぅぅ…(大泣っ!!)。 どこまでも真摯に「命」を描いた1話でした。 脱帽。
    


・『あれも軍人だ。 覚悟は出来てる』 (セルゲイ・スミルノフ)
・『母さんの・・・仇ぃぃぃぃ!!』 (アンドレイ・スミルノフ)


たぶんセルゲイさんは、ホリーさんと同じ立場だったとしても、受け入れる「覚悟」があったんでしょう。 だからホリーさんも同じだと確信できた。 軍人として「死ぬ覚悟」は、ふたりとも確かに有ったんだと思う。 でも、最愛の人を失った後、どうやって生きるかっていう「生きる覚悟」までは、なかったんじゃないかな。 だって、想像できないもの、大好きな人がいない世界なんて。 そんな世界を自分が作っただなんて。 そこで、最愛の息子が自分への恨みを募らせていくだなんて。 だから、息子を見ないようにした。

そしてアンドレイは、父のようになりたくないとかばかりで、全然ふたりの姿を見ていない。 父と母の無言の信頼には気づきたくないんだろうな。 お互いにお互いを見てこなかったことが、よく分かった台詞だけど……それって、一方的に死に追いやられるほどの罪なのでしょうか。 どうしても、分からないよぅ。


・『そんなことで罪を償うことは出来んっ。 貴様は軍人だ。 軍人なら市民を守れ。 一人でも多くの市民を救い、その上で死ねっ!!』 (セルゲイ・素ミルノフ)

セルゲイさんもハーキュリーさんも、この言葉通りの最期を迎えたことだけが、誰が何といっても「軍人として」最後まで市民を救いながら命の最期を迎えられたことだけが、小さな救いだと思います。 父親としては悲劇的過ぎる最期だったけれども。 クーデターの首謀者として、罵られようとも。

アロウズがアフリカタワーの市民を見殺しにすることを、ハーキュリーが思い至らなかったことは軍人として甘い、という意見をどこかで読んだけど。 でも私は、ハーキュリーさんがアロウズの悪魔のような決定に考え及ぶ人でくて良かったって思う。 彼は正規軍の軍人であり、戦術予報士でも卑劣な軍員でもない。 軍人は、多くの命を救うことを考えられる人でいてくれれば、それが最善なんだと思います。 


・『刹那・F・セイエイ、出るっ!!』 
・『沙慈・クロスロード、発進しますっ!!』


ダブルオーライザーの超絶能力を出すには、一人ずつ搭乗しないといけないっていう設定は、熱さを引き立ててくれますっ!! これ、ダブルオーのパイロット一人で出来ちゃったら、メメントモリ以上の最終兵器だもんなぁ。 それにしても、発進時の沙慈がめっちゃカッコよかったですw  『相手は人じゃない…』って、いやそんな訳ないんだけど(笑)、でも一歩踏み出すことが必要だったんだから良いと思います。 刹那じゃないけど、『始める前から諦めたくない』っていうのが、沙慈の心情にもリンクしてたような気がします。


・『ブリングの、仇ぃぃ!!』 (ディヴァイン・ノヴァ)

分身の死に憎悪を募らせ、仇を取ろうとする彼の行動は、人間とどう違うのかなぁ……アンドレイと、どう違うのかな(イヤミ・笑)。 このことは♯16の感想にも書いたけれども、リボンズ以外のイノベーターは、どうにも人間くさいです。 リジェネを創ったのは自分だというリボンズが神を気取っているのは当然だけど、他のメンバーは、自らを天上の存在だと思い込んでるだけで、彼とは全然違う存在、のような気がするんだけどなぁ。


・『このままでは、何千万という人の命が消えてしまう。 だからお願い、みんなを助けて…!!』 
・『指揮官が彼女なら、きっと…っ!!』 (スメラギ・李・ノリエガ)


スメラギさんというよりは、「クジョウ」と呼ばれる素の彼女の姿だった気がします。 素顔を曝してまで呼びかけた祈りがみんなに届き、呼びかけなくても信じた心がマネキンさんに届いて……良かったなぁw  それにしてもあの通信、カタギリさんも見たのかなぁ(ドキドキ!!)。


・『こんな状況で、全てが一つにまとまっていく…』 (アニュー・リターナー)
 『皮肉なもんだな。 だが、悪くない』 (ラッセ・アイオン)


まさにこの一言に集約されたお話でした。 悪くないどころか、最高にカッコよかったっ!! っていうか、高度のある建築物がどんどんパージされていく描写に『機動警察パトレイバー』の劇場版1を思い出し、宇宙空間で器物破損が起きる危険に『プラネテス』を思い出し(笑)、個人的にサイコーに燃えてたところで、あの総防御!! 命を守るんだっていう、想いの伝播!! うっわー、もうめちゃめちゃ燃えるー!! ロックオンのシールドビッドの使い道が防御だとか、マリーとアレルヤの夫婦攻防とか、ティエリアはいつもと同じような感じだとか(笑。防御型だからね)、いろいろ熱くて、もう騒ぎながら観てた気がします。 これを描けるハンパない力を秘めた『ガンダム00』、しかし最後の悲劇が…(大泣)。


・『大佐ーーーーーーーーーーっ!!』 (ソーマ・ピーリス)

この時は、「マリー・パーファシー」ではなく、どこまでも一人の「娘」でした。 悲痛な叫びが今も私の頭の中に残っています。 以前の感想で、「『ガンダム00』は本当の肉親同士で絆を繋げられない人達が多い中で、セルゲイさんとピーリスさんだけが、血縁も何も関係なく、ただ「父娘」としての絆を深められた」 的なことを書いたんだけど、今回もその象徴は続いてましたね。 あの彼女は、絶対に「ソーマ・ピーリス」だったもん。 彼女の絶叫がセルゲイさんの耳に届かなかったことは、もしかしたら良かったのかもしれない。 彼女が悲しんだって知ったら、きっとセルゲイさんも悲しむもの。 



●今回のあの方

いや、今回はそれどころではなく…(笑)。 あ、中の人は「副官」として喋ってましたね!!(笑)。




・次回感想 ⇒♯18 『交錯する想い』 
・前回感想 ⇒♯16『悲劇への序章』

・感想一覧 ⇒『機動戦士ガンダム00』の感想
・公式サイト⇒『サンライズ 機動戦士ガンダム00』






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