『十二秘色のパレット・6(完)』の感想

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『十二秘色のパレット・6(完)』

草川 為
白泉社 花とゆめコミックス/2009.1.10/¥400







『 甘えさせて 』
『 ――どうぞ 』


<ご紹介>
『LaLaDX』に5年間連載された作品が、堂々の完結!! 第23話~最終話までと、描き下ろし多数が収録です。 色彩の魔術師『パレット』を目指す留年生・セロと、校医のグエル先生が、色と恋を紡ぎだすファンタジーです。

ギクシャクしてたグエル先生との関係も修復し、先生への想いがみなぎるセロ。 この調子で脱・留年を目指すんだけど、グエル先生が海外営業職への申請をしていると知り大ショック!! 自分の存在が軽いから先生は平気で遠くへ行くんだ、と思い込むセロに、グエル先生は静かに自分の気持ちを語り…。


<感想>
まずは、5年間この物語を紡ぎ続けて下さった草川先生に、たくさんの「ありがとう」を伝えたいです。 もう本当に大好きなお話でした!! 
何度この作品をカラーで見たいと思ったか分からないほど、溢れている色彩に、いつもドキドキしてました。 その色彩を得るために、セロたちが泣いたり笑ったり、自分の身を削ったり逆に豊かにしたりしながら奮闘する姿が、とても好きでした。 っていうか、今でも好き。 『鳥』と『人』という種別の関係なく、北生まれも南国生まれも関係なく、ただ「存在するもの」として信じあって愛しあっている皆が、とても好きです!!


もう私は本当に、セロのことが愛しくて堪らないんですけど、実はそれ以上に、グエル先生が大好きで大好きで大好きで(しつこい!!)仕方ないです。 基本的に女の子キャラの方に目がいく私には、とても珍しいことなんだけど、それって多分、この作品のヒロインがグエル先生だからかなーという気が…(笑)。 第3話で、先生が、セロの存在によって過去の悲しみから再生する姿を見た時からずっと、そう思って読んできました。 セロはヒーローっぽいところが魅力。 そんな彼女の魅力に抗えないグエル先生に、私が抗えないという構図です(笑)。 無限ループだ!!


そんなセロとグエル先生の恋がやっと実って、実ったと思ったら試練が待ってて…という最終巻。 試練といっても、誰に与えられたものではなく、グエル先生が自分で自分(とセロ)に与えたものだという設定が、ふたりっぽくて良い。 セロが泣きながら『存在が軽いんじゃなかった。 そうじゃないから先生は行くんだ』ってところで、大泣き。 やっと一人じゃないと信じられる存在が出来たから島を出るんだ、なんて、最高のプロポーズだわぁ。 そして左足薬指への、秘色の指輪。 今まで何度もセロから「色」を剥がしてきた先生が、明確な意思を持って彼女に「色」を付ける行為そのものに、繋がっているよという気持ちの強さを見せ付けられてまた泣きました。


でもって、最終話。 私はてっきりグエル先生のオパル帰島で最終話を語るのかと思ったら、そうじゃなかった。 セロが先生に会いに行くお話だった!! しかも、約束した、先生の故郷に。 そうだよね、セロと先生の関係って、いつだってそんな感じだった。 先生はじっと耐えて、セロがそれを打破するの。 何だかとてもふたりらしくて、微笑ましくて笑ってしまった。 そしてセロが海を渡ったということが、彼女のパレットとしての未来も暗示してるんだろうな。 きっとグエル先生のように海外を回って、オパルの、パレットの魅力を世界中に広げていくのだと思います。 先生と、ヨーヨーと一緒に。 どこまでも未来へ。


以下、各話語り。 長くなるので 「続きを読む」 からご覧下さいw(描き下ろし分まで感想書いちゃった・笑)。 その前に、宜しければ拍手を(笑)。





●第23話 ⇒雑誌掲載時の感想
ラストのひとコマを愛してます(笑)。 『ムリ。』な先生が好きだなー。 巻末のディレクターズカット版より、こっちのグエル先生が好きです。 でもって、ちらりとセロが 「先生も家族を亡くしている」 と危惧したことが、今後の展開に大きく関わってく展開がスマートでした。

●第24話 ⇒雑誌掲載時の感想
セロの頭をナデナデしたり、ジャン君を追い出そうとするグエル先生にメロメロでした(笑)。 一気にやる気になるセロも可愛いw ナデナデをおねだりするところまでは、ほのぼのだったのに…!!


●第25話 ⇒雑誌掲載時の感想
先生が『そこまで好かれてると思わなかった』と言ったのは、絶対自分の想いの方が強いと思ってたから、なんですよね。 会ったばかりのジャン君だけじゃなく、漁師ズにまでバレバレなほどセロを好きなグエル先生を、私は大好きです。 ビスケットを食べながら泣いちゃうセロと悔し泣きするヨーヨーを見て、何て似た者パートナーなんだ!!とちょっと思ったり(笑)。
セロが、誕生日・ごはん・雨の日デート・花火・・・と、ふたりで過ごした時間を辿る時に、雪の結晶・セロが描いた花火の絵・・・と描写されるラストのコマに、切なくなりました。 草川先生のこういう描写力が、とても好きです。


●第26話 ⇒雑誌掲載時の感想
頬ずりしあうセロとヨーヨーがとにかく可愛くて、この試練を経てもっと強い絆で結ばれて欲しいと強く願いました。
先生の顔を見て動揺して泣いて、その涙が左足に落ちて…というシーン。 きっとこれからもセロは、離れてることが寂しくて寂しくて下を向いちゃう時があるかもしれない。 でもそんな時、いつでも目線の先に「指輪」があるんだ。 先生が贈ったのは、秘色の指輪と気持ちの証だけではなく、ちゃんと繋がっているという「安心」もあるんだと思いました。


●最終話 ⇒雑誌掲載時の感想
『雪を見てももう綺麗と思えない』と言ってた先生と、雪にただただ憧れていたセロが、どこまでも白く降り積もった雪の中でお互いの思いを確認しあうシーンが、泣きそうになるほどいとおしくてなりません。 どこを取っても『パレット』っぽくて、とても素敵な最終話でした。
ところで、雑誌掲載時に大興奮して、
先生がセロをお風呂に入れてあげるシーンにメロメロだったのは、私だけではないハズ!!(笑) バスタブにかけた先生の掌が妙に色っぽくて、一人ドキドキしてたら…お布団に枕が並んでて更にドキドキしましたっ!! やぱい、私の心臓が止まっちゃう!!(笑)
と書いてますが、何度読んでもそう思います!!(笑) もうホント、お幸せに!!


●描き下ろし・足の指輪物語
タイトルが…(笑)。 ライバル?であるヨーヨーに指輪を託す先生と、それに応えるヨーヨーの関係がカッコイイ。 そして、イマイチ決まらない先生がやっぱりカッコイイです(笑)。 セロは、愛されてますねw

●描き下ろし・ディレクターズカット版
テオ君がっ!! テオ君が珍しくカッコイイよ~!!(笑) 『セロのこと好きなんだ?』『・・・そうだよ』 と、こんな時までグエル先生マイペース!! いや、その人多分、義父になる人だから…(笑)。 でもそんな風に自分を飾らないグエル先生だから、『・・・ある』って言葉にも重みがあるんだよね。 テオ君があっさり信じたのも肯ける。 何だかんだでこのふたりの組み合わせは大好きでしたw

●描き下ろし・中表紙
セロが先生と分け合った(あのエピソードも絶対プロポーズだ!!)カメラで撮影した中表紙。 三つ子の頭がスゴイことに…(笑)。 そして、校長のヒゲから覗きみてる鳥が!! なぜそんな所に隠れる!?(笑) 相変わらずカメラ苦手そうな無防備な先生ですが、きっとセロ以外にはあんな顔見せない。 ニッコリ笑うセロと、本当にお幸せにー。

⇒『十二秘色のパレット・5』の感想 
⇒『十二秘色のパレット・4』の感想


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