『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』の感想/♯05『故国燃ゆ』

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 (Blu-ray Disc)

企画:サンライズ/原作:矢立肇・富野由悠季/監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介

ガンダムを全く知らない、雑誌での予習もしてない管理人の、素人目線感想です。 台詞から全体の流れを見てみよう、という感じで書き連ねてます。

⇒『機動戦士ガンダム00』 感想一覧はこちら


♯05『故国燃ゆ』

『ガンダム00』という作品に戦闘シーンがあるのは当り前なんだけど、今回は何ていうか、戦闘という行為そのものではなく、戦闘を通して対立する思想という部分が色濃く出ていたような気がします。 もっとも戦争なんて思想の違いが全てではあるんだけど、アロウズvsカタロン・アロウズvsCBとかそういう派閥的な括りではなくて、前回♯04で『戦う理由』が明らかになった今だからこそ、一人一人のスタンスの違いというものを明確になり、組織を動かす側の思惑も際立ったという構成の妙が良かったと思います。
とかいろいろ考えてたんですけど、

・『その前に一つだけお願いを聞いて欲しいの』 (マリナ・イスマイール)

可愛くお願いしちゃうマリナ様と、あっさり受け入れちゃう刹那の関係にメロメロしてた方が断然大きかったりします(笑)。 何だって毎週毎週私をクラクラさせるんですか、黒田さん・・・大好きですっ!!(笑)


・『あの子供たちも、君達の犠牲者だ』 (沙慈・クロスロード)
 『そうだな』 (刹那・F・セイエイ)
 『何も感じないのかっ!?』
 『感じてはいるさ。 オレは二度と、あの中に入ることはできない』


刹那自身もかつて戦争の犠牲となった「子供」であり、その「子供」をマリナが優しく抱きしめる。 その優しい腕を、少年であった刹那は自分で拒絶してしまったけれど、優しい腕は今も確かにそこにあるんですよね・・・。 そんな「理想」の姿を振り切るかのように踵をかえす刹那がただ切なくて、彼を責めるしかしない沙慈に、初めてちょっとむっとしてしまいました。 『入ることはできない』という言葉の裏を読めば、誰よりもあの中に入りたいのは、あの腕が欲しかったのは、刹那なんだってことが分かるはずなのにー。

でも結局この後、刹那に放った言葉全てが、沙慈に帰ってくることになる展開がまた鬼のようですね(笑)。 刹那には覚悟があるから、言い訳はしない。 でも沙慈は受け入れることが出来ない。 この差の大きさを、誰よりも沙慈が実感することになるんだろうな。 そうすれば、刹那の最大の理解者になりうるのかなーとかちょっと期待もしてるんですがどーだろ。


・『何なら、このまま帰ってこなくても良い』 (ティエリア・アーデ)
 『・・・・・・馬鹿を言うな』 (刹那・F・セイエイ)


恐らく、私と同じくらい刹那×マリナの関係に敏感になっている(笑)ティエリアが素敵ですっ!!(笑) でもって、刹那の『・・・・・・』という間は、ティエリアの軽口に対する戸惑いと同じくらい、マリナに対する甘さの自覚も含まれてると思うんですよね。 一応、揶揄されてることは把握してるようなのでw


・『この4年間に何があったんだい? 君が冗談を言うなんて』 (アレルヤ・ハプティズム)
 『本気で言ったさ』 (ティエリア・アーデ)
 『え?』 (アレルヤ)
 『・・・・・・冗談だよ』 (ティエリア)
 『・・・・・・・・・・・』 (アレルヤ)(スメラギ・李・ノリエガ)


ティエリアはティエリアで、『本気』でそう思ってるんだろうな。 つまり、離れがたく想う人と一緒にいる幸せがあることを、彼は知ってしまったから。 そして、そう想う人がいなくなる現実を、この4年で実感してきたから。 刹那がマリナに理想を重ねていることまで、ティエリアなら気づいてるかもしれないですね。 ロックオンに憧れた自分と重ね合わせてるのかもしれません。 
そんな彼の内面までは理解できなくても、顔を見合わせて肩をすくめるスメラギさんとアレルヤの親しげな行動といい、ティエリアを分かろうとする姿勢が見られて良かった。 第1期では皆無だった、CBクルー同士で「関わり合おう」とする描写が好きです。 『戦う理由』は、バラバラだけどさ。


・『ソレスタルビーイングもカタロンも、戦いを引き起こす奴らじゃないか。 そんな所にいられるか!!』 (沙慈・クロスロード)
・『くっ・・・ガンダムがいるというのに・・・!!』 (ルイス・ハレヴィ)


いる場所も立場も違うけれども、ガンダムの傍にいたくない沙慈と、ガンダムに復讐をしたいルイスと。 ここだけで、もうこんなに意思がすれ違っている現状が切ないですね。 沙慈の心の中には、明らかに傷ついたルイスの姿が焼きついてるのに対し、ルイスには沙慈への想いが見られない描写も切なさを増すばかり。 ただ、結局ルイスを傷つけた「戦争」に拘りすぎた沙慈の存在自体が、♯02で『戦わなくても、人は死ぬ』と言ったラッセさんの言葉を現実にしてしまうという皮肉が痛いですよね・・・。 ラストの沙慈の絶叫シーンで胸元で揺れる指輪がまた切ない。 沙慈の心と一緒に、平和の象徴だった指輪が揺れる。 切ないです・・・。



・『許さねぇ、許さねぇぞアロウズ!! 逃げんなよ、逃げんなよアロウズゥ!!』 (ロックオン・ストラトス)
・『馬鹿なっ。 こんな非道な作戦を・・・!?』 (カティ・マネキン)
・『無人兵器による虐殺行為・・・。 自ら引き鉄を引こうとしないなんて、罪の意識すら持つ気がないのかぁ!!』 (アレルヤ・ハプティズム)
・『私は超兵。 戦うための存在・・・。 そんな私が人並みの幸せを得ようとした。 これはその罰なのですか?大佐・・・!!』 (ソーマ・ピーリス)


「虐殺」行為に対して、実感を持たないまま戦うことに大して、卑劣さを感じることに所属は関係ない。 それが単純に嬉しく、更にいえば、属するところは違っても、相手を理解することは出来るという布石になればもっと嬉しいのだけども。
この場面だけは、ライルではなくロックオンだと思いました。 世界の歪みを嫌うという点では、刹那とニールは同じだったと思うのだけど、ライルの中にも確実に同じ気持ちがあるんだな。 ただこの周りが見えなくなる性格、ニールは確実な射撃能力で身を守ったけど、このままじゃライルは危ないのでは・・・?
ソーマさんは確かに「戦うための存在」なのかもしれないけれど、「兵器」ではない。 けれど彼女は、自分の出自とオートマトンを重ねてしまったのかな。 幸せを願う者が、誰かの幸せを奪うという現実は悲惨だけれども、幸せを願うことも出来ない世界なら、もっと意味はないんだ。 彼女が今後選ぶ道は、アロウズの中にはないと思うんだけどな。

 
・『あれは・・・ガンダム!? しかも、あの色は・・・まさかっ!!』 (刹那・F・セイエイ)
 『そうよ、そのまさかよ!!』 (アリー・アル・サーシェス)


♯04で、ミスター・ブシドーに運命を感じなかった刹那も、サーシェスには気づいた!!(笑) これ知ったら泣くよ、あの人・・・(笑)。 
『戻って来れたのね』『あぁ、あんたの国だ』 という会話の後だから余計に怒りが増しますね。 だって刹那には、戻る国がない。 そんな彼がマリナのために言った台詞が、行き着く先を失ってしまったという現実。 そして何より、刹那の故郷を奪ったサーシェスが、マリナの国の小さな希望さえもを奪ったという新たな事実がまた悔しい。 ちょっと次回も目が離せませんね!!



●今日のあの人
・『断固辞退する!! 私は司令部より、独自行動の免許を与えられている。 つまりはワンマンアーミー。 ・・・たった一人の軍隊なのだよ』

ワンマンアーミーのくだりで思わず笑っちゃったんだけど(コラ・笑)、『たった一人の軍隊』が何となく意味深です。 仮面だけなら火傷を隠すためと分かるけど、グラハム・エーカーという名を棄てたのは何故? アロウズにいるのはガンダムと戦うためだろうけど、第1期と同じく、「戦いたいから戦う」だけではない、何か他の理由があるのかな?とちょっと思いました。


・『私は抜けさせて貰おう。 興が乗らん!!』

うん、そういう人でいてくれて、良かったです。 だから好きw




・次回感想 ⇒♯06 『傷痕』 
・前回感想 ⇒♯04 『戦う理由』

・感想一覧 ⇒『機動戦士ガンダム00』の感想
・公式サイト⇒『サンライズ 機動戦士ガンダム00』





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