『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の感想/FINAL TURN 『Re;』

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume05
バンダイビジュアル
発売日:2008-12-19


谷口悟朗(監督)/大河内一楼(脚本)
福山潤/ゆかな/櫻井孝宏/水島大宙

●FINAL TURN 『Re;』
父・シャルル元皇帝のギアスを破り、8年ぶりに瞳を開いたナナリー。 待ち望んだはずのその奇蹟と、死をも辞さないナナリーの決意に触れ、ルルーシュは覚悟を新にナナリーにギアスをかける。 全ては<ゼロレクイエム>のために。 スザクとの約束のために。 世界のために。 ルルーシュが愛した、すべての人のために。 そして・・・。


『撃って良いのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ』



静かで、綺麗で、どこまでも強い覚悟を持ったその場面を、号泣しながら見てました。 ルルーシュの物語、ちゃんと見届けたからね。

何度か書いてるけど、私は多分、第1期OP『COLORS』の「自分も世界さえも変えてしまいそうな瞬間はいつもすぐそばに」という言葉がなかったら、ここまで『コードギアス』という作品を好きになったかどうか分からない。 第1話を見たときに、「これはルルーシュの物語なんだっ!!」と感じたからこそ大好きになったわけだけど、この歌詞はさらにその後押しをしてくれた感じ。

確かにルルーシュの側にもスザクの側にも、実はずっと「世界」があって。 そこに触れるきっかけに気づいた時に、ルルーシュと世界が、どう関わって、どう闘って、どう変わって、どうやって生きていくのか。 それを見せてくれるんだと感じたから、大好きが止まらなくなったんですね。 最終回を見終わって、あの想いが間違ってなかったことが分かって、もの凄く嬉しい。 でも同時に、もの凄く寂しいっ。 ルルーシュ、大好きだったよ…!!


●ルルーシュとナナリー
『…ありがとう。 愛してる、ナナリー』(ルルーシュ)
『お兄様っ、愛しています!!』(ナナリー)


お互いを想う言葉は、相手に届かなかった。 でも、気持ちは届いていたはず。 ルルーシュが敢えて記憶が欠落する時間を選んで告げたのも、愛ゆえ。 ナナリーが「その時」に間に合ったのも、愛ゆえ、だと思うので。 だから、23話の感想で、「触れれば分かるのにな」と書いたけれど、その願いがラストで叶えられたことは、まず嬉しいです。 でも、「触れ合う」こと、ルルの手を取ったナナリーを、ルルーシュが握り返すことが出来なかったのがホント悔しいっ!! 
『始めた責任を取る』という意味では、『せめてナナリーが幸せに暮らせる世界を」と望んだことから始まったルルーシュにとって、ナナリーも含め皆が幸せに暮らせる世界の礎を作ったことが是としての責任であり、彼女の幸せを見ることが出来ない事が罰としての責任なんだろうな。 だから、

『お兄様のいない明日なんて…そんなのっ!!』
って、泣かないで。 つられて号泣しちゃったけど、ルルーシュも最初は、明日を望む理由はナナリーだった。 だからこそ、ナナリーにも幸せになる責任がある。 頑張ってナナリー。 


●ゼロレクイエム
『これで世界は、軍事力ではなく、話し合いという一つのテーブルにつくことが出来る。 明日を迎えることが出来る…』(ルルーシュ)
『…それが』(スザク)
『あぁ』
『…<ゼロレクイエム>』


あぁ、<ゼロレクイエム>って<オレンジ>と同じ効果だったんだ…。 <オレンジ>はそもそも、ジェレミアを陥れる為にありもしない「何か」の存在を疑わせた、ただの<言葉>だった。 でもそれがいつしかジェレミアのアイデンティティそのものに昇華したように、<ゼロレクイエム>=鎮魂歌というルルーシュの願いそのものが、彼が生き抜いた証となるんですね。 

事態を収束させる為にルルが罪を背負って世界を守るんだろう、という予想は普通に読める流れだったのに、<ゼロレクイエム>なる単語が出てきたことによって、「ん?ルルとスザクは何をする気なの? もしかして違う選択があるの?」といろいろ思案を巡らせてしまいました。 蓋を開ければ、予想通り。 でも、その「予想通り」をここまで綺麗に引っ張り、綺麗にまとめた展開には舌を巻くばかり。 それを演出したのは、この言葉の力なんだな。 ルルーシュの、想いの力、なんだろうな…。


●ルルーシュとスザク
『そのギアス、確かに受け取った!!』(スザク)
いや、だから号泣ですって!!(泣) これまた何度も書くけど、私はずっとルルーシュとスザクの共闘を見たかった。 出来れば、二人がもっと違う幸せを見つける未来を見たかったけれども、ここまで強い「罪を背負い合う覚悟」は、何物にも変えがたい「共闘」の証なんだよね。 ルルーシュは、悪徳非業な名だけを歴史に刻むことで、未来を創った。 スザクはその名を歴史に刻むことなく、未来を支えていく。 未来永劫、この闘いは続くんですね。 ルルーシュがスザクに贈った『永遠に』という言葉は、そういう意味だと受け取りました。 いろいろ憶測もあるみたいだし、また整合性も取れてしまうのがこの作品の恐ろしいところだけど、ルルとスザクが永遠の命ってことではない、っていうのが私の考え。 悲しいですけどね。


●ルルーシュとスザクとナナリーとカレン
『私はお兄様と二人で暮らせれば、それで良かったのに…!!』(ナナリー)
『しかし、現実はさまざまなものによって支配されている。 抗う事は必要だ』(ルルーシュ)
『その為にレジスタンスとして闘ってきたのよ!!』(カレン)
『組織を使うという手だってあったはずだ!!』(スザク)


現実に対するスタンスの違いが、そのまま生き方の違いになっていた4人の台詞が熱いです。 ルルーシュとナナリーは「静」の状態で対峙し、スザクとカレンは「動」の状態で闘う。 こんなにいろいろ違っているのに、皆が望んでいたのは「平和な世界」。 ここまですれ違ってでも手に入れたい願いのために、その時に出来る精一杯で生きていたからこそ叫ぶことが出来る。 カッコイイな、と素直に感じました。 


●ルルーシュとC.C.
『ギアスという名の王の力は、人を孤独にする。 …ふふ、少しだけ違っていたか。 なぁ、ルルーシュ』(C.C.)
名前呼びイベントが見られなかったYO!!(笑) そこは入れてくれると信じていたのだけど残念です。 多分、空白の2ヶ月にいろいろ済ませちゃったんだろうな(何を!!・笑)。
『なぁ、ルルーシュ』と呼びかけたときに、目線が上を向くので、「ん?もしかして御者がルルーシュ!?」と思ったりもしたけど、やっぱり違う、というのが私の考え。 呼びかけたのは空へ、そして風が応える、という構図だと思います。 
ルルーシュとスザクが、自らの身を概念と化すことで罪を背負ったように、ルルーシュの「盾」であるC.C.も彼らと罪を分け合ったんじゃないかな。 永遠の命を抱えたまま、彼らが導いた世界を見守る旅をする。 それが彼女の『共闘』。 だから孤独じゃないよ。 うわぁ、永遠の愛、だなぁ!! 大好きだ、C.C.!!




最後まで、私の心も体も髄から揺さぶられるくらいの「何か」を齎してくれた作品でした。 文句なく、個人的ベスト1の映像作品です。 素晴らしい作品を創りあげてくださった谷口監督、大河内さん、スタッフの皆さま。 出逢わせてくれて、ありがとうございました!!
また、ここの感想を楽しみにして下さった少数精鋭の皆さま!!(笑) この出逢いに多謝感謝です。 ありがとうございましたw


・次回感想 ⇒「明日」へ
・前回感想 ⇒TURN24 『ダモクレス の 空』 
・シリーズ感想一覧 ⇒『コードギアス 反逆のルルーシュR2』感想一覧
・公式サイト ⇒『コードギアス 反逆のルルーシュR2』公式サイト





Loading...
Secret

☆Web拍手ボタン

押して頂くとりるがハリキリます(笑)

☆カテゴリ

☆サブカテゴリ (タグ)

 

☆最新コメント

☆リンク(おすすめサイト様)

☆アクセスカウンタ

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

アクセス解析

関連記事Loader

[猫カフェ]futaha

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

☆検索フォーム

☆購読予定一覧

☆アニメDVDの人気ランキング

☆更新日カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


☆オススメ