映画 『スカイ・クロラ』の感想

B001A2UNE0

オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」

サントラ 坂本美雨 川井憲次
VAP,INC(VAP)(M) 2008-07-25

by G-Tools


上映も一区切りついたところもあり、感想だけ書こうておこうかなと思います。 理由としては、好意的な意見をあまり見かけないことが寂しいって部分が大きいでしょうか。 


もう1ヶ月ほど前になるけど、映画『スカイ・クロラ』を見に行きました。

私は森博嗣ファンで、押井守ファンで、でも映画が苦手な人間なので(ぇー)、ドキドキしながら映画館に行きました。 栃木で上映が始まってすぐ行きました。 気合はあったけど、映画館すら苦手なので(笑)、超挙動不審になっちゃったけど、この作品はとても気に入ってます。 行って良かった!! あちこちで酷評を聞いたりするけど、「え、何で?」という感じ。 確かに上映後、館内に「何これ…?」的な戸惑う空気が流れたけど(笑)、私はただただ面白かったなー、っていうのがもうホントに素直な感想です。


最初からもう良かった。 上空に広がる、雲と飛行機だけしかない広大な世界と、下方に沈むように描かれる人間の住む場所との差異が、CG(=空・飛行機)とアニメーション(=地上・人物)で明確に区切られてたオープニングからして、もう素晴らしい。 空と地上の違いと、それぞれの空間での人の生き方の違いを描くのに、こんなに効果的な描写ってないです。 原作『スカイ・クロラ』で大切に表現された部分は、きちんと映像として成立してた。 それが凄い。


川井憲次氏の音楽も良かったけど、何より、飛行機の描写が良かった。 プロペラの回る絵と風切音からは、「キルドレ」たちの巡る運命のようなものを連想させるし、エンジンのバタバタという重厚な音は、まるでパイロットたちの鼓動のように聞こえてくる。 激しく脈打ち、ある日突然止まるのだ。 違うかもしれないけど、そう感じました。 明確な分かりやすさを敢えて外して、「連想させる」ことを選んだ意義は、大きいと思う。


森博嗣の詩のような世界観を持つあの作品を、「エンタテインメントでやりたい」と正反対のベクトルをもって仕上げた押井監督の情熱が伝わってきたエンディング後の1シーンに、泣きそうになりました。 途切れない、繰り返す、終わらない。 そんなキルドレの運命から一歩進んだスイトの選択は、本来の人の寿命のように「終わり」に向っているのに、きちんと「生きる」ことに繋がるものだった。 だから余計、上映後に大きな声で、「これだから森博嗣はダメなんだよー」と叫んだ奴が許せない!!(笑) 意見をいうのは良いよ、でも今回のその行為は、ただの迷惑だ!!


不満があるとすれば、やっぱりアニメには声優さんを起用して欲しいって部分でしょうか。 榊原良子さんの演技が素晴らしくて、どうしても他の人と比較してしまうんですね。 菊地凛子さんの無機質な声と演技は今回のスイトというキャラには合うけど、普通は・・・・・・という感じ。 ただ、谷原さんだけは文句のつけようがないほど自然。びっくり。 私、普段この方苦手なんですけど(すみません…笑)、だからこそちょっと感動しました。


ただやっぱり、「親切」な映画ではないのは、何となく分かる気がします(笑)。 好きに見ればいいんだ、きっと。


・勝手にリンク
『平常心是道』さまの『スカイ・クロラ』記事に私がコメントした内容から、多少の転載があります。 こういう記事が書けるbonoさんの視点、もの凄く見習いたいです。
 






Loading...
Secret

☆Web拍手ボタン

押して頂くとりるがハリキリます(笑)

☆カテゴリ

☆サブカテゴリ (タグ)

 

☆最新コメント

☆リンク(おすすめサイト様)

☆アクセスカウンタ

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

アクセス解析

関連記事Loader

[猫カフェ]futaha

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

☆検索フォーム

☆購読予定一覧

☆アニメDVDの人気ランキング

☆更新日カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


☆オススメ