『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 七日目の憂鬱』の感想(『Cobalt9月号』)



●『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 七日目の憂鬱』
クリスの店『薔薇色(ローズ・カラーズ)』を訪れてきたのは、婚約したばかりのジャレッドとセシリア。 さぞ幸せかと思いきや、ジャレッドはセシリアのことを好きなマーロンという男性のことを面白がり、自分も婚約をしたいと申し出たのだと言う。 ジャレッドに憧れていたセシリアは婚約を受け入れたというのだが、複雑に歪んだ愛情がクリスには理解できない。 しかも、ジャレッドに仕事で誘われたお店で、偶然シャーロックと再会したクリス。 喜ぶより前に、シャーロックに二人の仲を誤解されてしまい…!? 縺れた恋の赤い糸は何処へ繋がっているの?


『 純粋に、感情的な問題で? 』
『 純粋に、感情的な問題で 』
良いコンビです、この二人w

<感想+α>
断言しましょう。 めっちゃ面白かったです!! ファンの方、オススメです今回っ!!
いや、赤い糸が縺れるような謎めくお話も面白かったんですけど、それ以上に、複雑にヤキモチを焼くシャーロックが面白くて仕方ありませんでした(笑。ヒドイなぁ)。 いやもぅ、面白いから読んだ方が良いです。 そして読みながらシャーロックにツッコミを入れましょう。 「頑張れ!!」って(笑)。


小説雑誌の最新号の感想なので、「続きを読む」以下に収録します。 が、その前に何故今回だけ『Cobalt』を購入したのか、について熱く語って良いですか?(笑)。 実は事情があるのです。


質問。 ⇒りるさんは何故今回に限り『Cobalt』を買ったのでしょうか。

答え。 ⇒そりゃーもちろん、リニューアル記念企画の応募者全員サービスのドラマCDに、『恋のドレス』シリーズが収録されるからですっ!!(笑。超力説っ)


だって、クリスが、シャーロックが、喋るんですよ!? あんな台詞とかこんな台詞とか言っちゃうかもしれないんですよ!? そりゃーもう、聴きたいに決まってます!! そのために650円+全サ料600円払いますって!!(あーもう、無駄にテンション高い…笑) 

ちなみに、発表されているキャストは、クリス=相沢舞さん、シャーロック=野島健児さん、です。 ごめんなさい、ピンと来ないけど、実は本を読んでいる時に脳内で声を想像してみても、いまいち掴み切れなかったのです。 だから、お二人が演じるクリスとシャーロックに期待してます~w 素敵に仕上がっていることを祈るばかりですw そんな訳で、ちゃっちゃかお金を払ってきました。 楽しみです!! あ、ちなみに今回、短編『七日目の憂鬱』の他に、イラスト担当のあきさんによる2ページマンガもついてますので、いろいろお得。 損はないですよ!! 



では、「続きを読む」以下で感想ですーw






<感想>
『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズでは、今までに2冊の短編集が発行されていますが、その短編の中でもこの『七日目の憂鬱』が一番好みなお話となりました。


もちろん、クリスとシャーロックの登場比率が高いという大きな要因もあるし、前述したとおりシャーロックが面白すぎたというめっちゃ大きな要因もあるけど(笑)、何より短編としてのバランスがとても良く、しかも本編との関わりも垣間見えて、いろいろ美味しく仕上がっていると思ったからです。 ジャレッドなんか、今後普通に本編に登場してもおかしくない気がします。 さて、どうなるでしょう。


このお話は、二つの「三角関係」がメイン。 一つめは、一目惚れしたジャレッドと婚約できたのに、何故か幸せそうではないセシリア。 セシリアとジャレッドの婚約を知っても、果敢にセシリアに迫るマーロン。 そんな二人をどこか飄々として見つめるジャレッド。 事務所の同僚三人組が織りなす「婚約」を巡る違和感そのものが、このお話の舞台となるんですね。

で、もう一つの三角関係は、何故かクリスを気に入ったジャレッドと、彼に敵対心をむき出しにするシャーロック。 そしてクリス。 もちろんこれは、シャーロックの一人相撲(笑)なんだけど、でも結局は「仕組まれた関係」だという点では、事務所組みと同じ。 この対比が、上手いなぁと思いました。 『みんなで気づかないふりをして』というクリスの感想が、この「謎」の答えになるんですよね。


自分が好きなのは、誰なのか。 自分のことを好きでいてくれるのは、誰なのか。 そんな基本的なことすら、状況に左右されて見えなくなってしまう大人たちの中で、唯一「好きな人」を真っ直ぐに見ていたのがクリスでした。 勝手に誤解され、冷たくされても、シャーロックを傷つけたと自分が傷つくクリスが、もうめちゃくちゃ愛しいっ!! 何でこの子が胸を痛めなきゃいけないの!?とシャーロックを詰りつつも(ぉぃ)、クリスのことで頭を悩ませ胸を痛めるシャーロックも、やっぱり愛しい。 結局、想い合っていたって、何時だって好きな人の言動に翻弄されてしまうのが「恋」なんですよね。 でも、見失うわけではなく、小さな想いを抱き続ける。 そんなクリスだからこそ、事務所組みの「仕組まれた関係」の真相に気づいたんだろうな。


そして何より、あんなにヘタレていた(笑)シャーロックが気づいた、「仕組まれた関係」のさらに裏の駆引きが、非常にスリリングでした!! ジャレッドとシャーロックの対決(?)はどこもかしこも面白かったんだけども、…パパ、そこでそう来ますか…(笑)。 なるほど、ここで全ての辻褄があうのか!!とちょっと嬉しいくらいの構成力でした。 でもこの調子だとパパさん、本編でもどんな動きを見せるか分からないなぁと、ちょっと嫌な予感がします。 う~ん、来月発売の本編がますます気になってしまいました。 


それにしても…ホント、今までにないくらい、いちいちシャーロックにツッコミをいれてくふくふしながら読んだお話となりました。 面白すぎたので、ちょっと載せましょう。 ネタバレ注意!!


109頁上05行目 『まあ、わかっていた言葉ではある』
 ⇒思わず大笑いでした。 余裕ぶってますが、あの時結構いっぱいいっぱいだったくせにー(笑)。

109頁上18行目 『…こういう気持ちは、何なんだろうな…』
 ⇒断言しよう。 恋です!!

111頁下08行目 『――律儀な人だな』
 ⇒シャーロック、君の嫉妬はジャレッドにバレバレでんがな(笑)。

115頁上19行目 『…もちろん、どうしても、仕事だというなら許してやらないでもない…』
 ⇒どんどん弱気になってきました(笑)。

115頁下13行目 『クリスも、あの男に好意を抱いているのか。 俺に対するほどではないにしても
 ⇒何その自信っ!!(笑) それだけ自信があっても落ち込むのか。 そんなに大好きなんですねw いやもう嬉しいです!!

118頁下20行目 『大丈夫! 必ずくるから。 賭けてもいいわ』
 ⇒パメラちゃんに行動読まれまくってますけど?シャーロックさん。 そして賭けの女神はパメラに微笑むのでありました…w

126頁下17行目 『そんなものは知っている。 ただの客だ』
 ⇒大見得をきってますが、ここに至るまでの心境を知っている身としては、もう笑うしかありませんでした(笑)。 何でこんなに可愛いんだ!!

128頁下16行目 『ジャレッドがこれ以上、クリスに興味を持ったら困るからである』
 ⇒そーだよね、そーだよねぇ!! 涙ぐましいっ!(ぉぃ)




こんな感じでしょうか。 …もうダメ、シャーロックが可愛くて仕方ありません。 クリスのこと大好きなのを認めてるんだけど、認めきれていないのは、自分の気持ちを持て余すくらい好きだっていうことなんでしょうね。 そういうのが伝わってきて、幸せになりました。 クリス、良かったね。 このまま幸せになってくれれば良いのに…としみじみ。 次回の本編も楽しみですw

『恋のドレス』シリーズ感想一覧 

  



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