『眞マ国より愛をこめて』の感想

眞マ国より愛をこめて (角川ビーンズ文庫 4-20)

『眞マ国より愛をこめて』


喬林知(著)/松本テマリ(挿画)
角川ビーンズ文庫
平成20年7月1日初版






『 でも、一目会いたくて 』
・・・ヤバイ、ちょっと萌えた!!(初萌え・笑)

<ご紹介>
○マシリーズ外伝第5弾にして、次の新シリーズへの序章となる1冊。 表紙で描かれているとおり、眞王陛下+大賢者メイン(つまり有利と村田)の番外編5編と、本編15.5話(笑)である『まだ彼は還らない』が収録されています。 本編15話については『故郷へマのつく舵をとれ!』の感想をご参照くださいー。


<感想>
『故郷マ』もこちらも、発売日にきちんと購入してたけど、やっと読めましたw 偶然だけど、続けて読めて良かった!! だって、『故郷マ』のラストと、今回おさめられている『彼はまだ還らない』は、完全に繋がってるじゃん!! ようやく「本編15.5話」と喬林先生が言い続けた意味が分かりました。 恐るべし番外編集だわっ(笑)。

一つ気になったのは、この本は目次がないので、短編のタイトルを把握しづらいのだけど、それ以上にに短編の初出が書かれていないのって、どうなの?って気がします。
正直、細かく分析するまで読み込めてないので、簡単に各話語りをばw


●『通り過ぎた森の先に』 
眞王陛下と大賢者さんの、初邂逅話でした。 何ていうか、話の前の状況を敢えて描かないことで、読者と記憶の無い大賢者の目線が同じになる書き方が上手いなぁと。 
それから、眞王が大賢者のもつ双黒(髪と瞳が黒いこと)を、『黒はあらゆる者の心にある闇と同じ色だ』と言っているのが興味深いです。 だって、有利が眞魔国で受け入れられた理由の発端が「双黒だから」なんだもん。 『誰でも必ず持つ色だ』という認識が眞王にあって、敢えてそれを有利に植えたのだとしたら…。 誰にでも好かれる土壌を敢えて有利に作って、眞王は何を企んだのだろう? 

この後、村田に至るまで記憶を引き継ぐことになる魂への呪いというのが、眞王が何気なく口に出した程度の「言葉」だったというのに驚きました。 だってそれって、眞王の魔力ってどれだけよ? いろいろな布石が敷き詰められたお話でした。 


●界雷
これまた眞王と大賢者さんのある日のひとコマ劇場でした。 どうしても眞王は、大賢者に記憶を取り戻して欲しくなかったみたい。 あれ?何でだっけ。 そんな設定、あったっけ? それとも今後の伏線かなぁ。 『俺の血は既に呪われてる』っていうのも、何かありましたっけ?
・・・っていうか、覚えてないこと、多すぎな気が(笑)。 日頃コンラッドに気を取られすぎですね、私。


●まるであなたの瞳の色
元大賢者の魂を受け継ぐ村田と、4千年の魂を保ち続ける眞王陛下との初対面話。 っていうか、眞王陛下の全裸って!!モザイクって!! もの凄く嬉しくないんですけどー(笑)。
私の中で村田氏の株が上がったり下がったと忙しいんだけど、このお話では急上昇でした。 っていうか、あんたホント有利が好きね(笑)って感じは拭えないけれども、あそこまで眞王にハッキリ物が言えるのは自分しかいないということを理解してるんだろうな。 箱を手元に置きたいと願う眞王は、まだ諦めていないようなので、やっぱり今後の本編は眞王との戦いになりそうな予感。

ラスト、遠い日の大賢者に想いを馳せる眞王をみて、何となく思ったのは。 彼が4千年も永い時を生きて(?)いるのは、やっぱり大賢者ともう一度話したいからなんだろうな、ということでした。 村田の中に一部でも「大賢者」としての記憶があったのならば、眞王ももしかしたら満足したかもしれない。 彼の力を持ってしても、大賢者を手元に戻すことだけは、出来ないんだろうから。


●呼んでやらない
7ページの超短編。 村田がいかに有利を好きか、というお話でした(笑)。 以上!! ちなみに、この話の村田株は、りるの中で下げ止まりだったとか(笑)。


●彼がマ王に育つまで
お互いの正体を知る前の、村田と有利の友情話。 このお話、好きです!! なんていうか、有利の超ポジティブさが全てを幸せにしてくれた、素敵なお話でした。 やっぱり良いなぁ有利は。 さすがコンラッドが名付け親なだけはある!!(それが言いたかった・笑) っていうか、やっぱり村田は「ゆうちゃん」が好きだったんじゃんかよー(もう、どうしたら良いのやら・笑)。


●マ夏の海は恋の季節
お話はともかく、有利が画用紙にバットの絵を描くシーンのテマリさんのイラストが!! イラストが素敵ですーっw
内容はアレですが、やっぱりラストで将来の夢を問われた有利が、ひと言『王様』と答えたのが…妙に嬉しかったです。 彼の中では、もう明確にヴィジョンがあるんだ。


●まだ彼は還らない
このタイトル、深いですね。 眞魔国に還るはずだった有利が地球へ飛んでしまったという意味。 一度撒いた種を見届けるために、ひとまずシマロン船に還るコンラッドという意味。 それから、眞魔国には戻れそうだけど、まだ意識を「生」に結びつけることが出来ずにいる「彼」…。 グウェンダルもまだ眞魔国に還っていない以上、「彼」がグウェンの元に戻ることもできないわけだし。 「故郷」と呼べる場所、人の元に、まだまだ戻れない人がたくさんいるんですね。

個人的には、有利とコンラッドの仲直りしたあとの自然な空気が好きでしたw 二人が最後まで繋がっていたのが「薬指」っていうのも何かいいなぁ。 なんていうか、やっぱり私はこのコンビが自然な状態でいてくれると、とても安心します。 多分コレって、ユーリが感じる安定感が伝わって来るんだと思う。 良かったね、ユーリ。 王は待つことも仕事だから、コンラッドの帰還をきちんと待ってあげてねw
そうだ、約束をしてでも二人を会わせようとしてくれた粋なヴォルフラムも素敵。 以前我が儘プーだったとは思えない変貌振りで、これが所帯を持つということなのかとびっくりです(違・笑)。

眞王の望みを知りながら、箱を沈めようとしれっと言い切った村田の株は微上がりでした(笑)。 画策しっぱなしな眞王と、巻き込まれたグウェンダルも加わって、やっぱり本編の展開がかなり楽しみになりました。 「彼」の安否も含めて、早く続きが知りたいです。


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『読書日記』 『ジュピの日々徒然』
オンライン書店【ビーケーワン】・・・『眞マ国より愛をこめて』をbk1でチェック!!


   





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