『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の感想/TURN15 『C の 世界』

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume04
バンダイビジュアル
発売日:2008-11-21


●TURN15 『C の 世界』
ナイトメアに搭乗したまま飛ばされてしまった謎の世界。 戸惑うルルーシュの前に現れたのは、憎むべき父・ブリタニア皇帝だった。 ルルーシュは皇帝に死のギアスをかけるが、彼が死ぬことはなかった。 皇帝は、不死の弟V.V.から「コード」を奪い、自らを不死の存在へと変えていたのだった。 ギアスの効かない相手に絶望するルルーシュ。 そんな時、彼の前に現れたC.C.は、ルルーシュに契約の願いを告げる。 それは「ギアス」の力の秘密に繋がるもので…果たして「ギアス」とは!?



『明確なる宿命は、ただ一つ。
ギアスという名の王の力を手にした者は、孤独の途へと誘われていく…』



<感想>
ギアスの仕組みが明らかになったけれども、C.C.だって本当は、「死」を望んだわけじゃない。 ルルーシュだって、「支配」を望んだわけじゃない。 C.C.は偽物の愛に傷ついて、ルルーシュは自分の境遇に耐えられなくて、ただ身近なものを選んだだけ。 本当は「愛されたい」「分かって欲しい」という、「孤独」からは最も遠いものが彼らが欲したものだという展開が熱かった。 いつだって自分の本当の願いは見えづらくて、捉えづらくて、でも理解したのであれば突き進んで欲しいと思いました。 誘われる「孤独」の途ではなく、共生できる優しい世界へ。


相変わらず、第1期との対比が明確で凄い。 stage15『喝采のマオ』で描かれた強力なギアス対決が今回は皇帝を相手に、そしてそんな相手からルルーシュを守るためにC.C.がルルを切る発言をするのも、一緒。 二人が契約を確認し合う点も同じですね。 他にもいろいろあったけど(扇とヴィレッタとか)違ったのは、第1期のルルーシュはC.C.を奪還することが出来たけれど、今回はルルーシュが知るC.C.という「存在」を取り戻すことが出来なかったということ。 そして、それが一番哀しいことでした…。



●ルルーシュとC.C.
『やめろ!! そいつは俺の…、俺の…!!』(ルルーシュ)
ルルーシュとC.C.の関係から「契約」を取ったら、残った関係には明確な名前がなくて。 その事実に、ルルーシュ自身が一番途惑っているように思えました。 誰よりも当たり前に近くにいてくれた存在だったのにね。 何だろ、「俺の嫁」とか?(笑) …ちょっと違うな、『俺の生きる理由だ!』が良いですね!! 『そんな顔で死ぬな、必ず俺が笑わせてやる!!』って、そういうことでしょう? っていうか、そういう風にハッキリ言ってあげれば、C.C.だってもっと早く皇帝の手から逃れられたのにー!! ルルってば、遅いよ(笑…えない…)。


『俺は知っているぞ、C.C.。 お前のギアスを! 本当の願いを!!』(ルルーシュ)
思考エレベータからC.C.がルルーシュを転送させた「Cの世界」は、C.C.からルルへのいろんな意味での告白だったのかな。 本当の願いを知って欲しいという意味と、「大事な人」という意味と。 そういう意味で、ルルのこの台詞はある種の「答え」だと勝手に理解しました。 目指せ愛あるハッピーエンド!!(テンション高←これくらいしないとやってられません!!)
ちなみに、これも第1期との対比。 あの時は、マオマオに対して「C.C.の本当の名を知っている」と話したんですよね。 ルルがC.C.について知っていることが、名前だけから本当の願いまで増えたことが嬉しい。


『どなたでしょうか…』(C.C.?)
『何言ってるんだ!? それより、皇帝とあのシステムは…』(ルルーシュ)
『新しいご主人様ですか?』
『・・・・・・え?』

こんな時まで、「あのシステムは」とか訊き出そうとするルルの迂闊さは、嫌いじゃありません(笑)。 だって、取り戻したと思ってホッとしたんだよね。 けれど、この後のC.C.には、額の「コード」も瞳の色も、今までと違っていて。 その時のルルの顔がね…見ていられないというか。 切ないです。 『コードギアス』では、失われた記憶は結果としてきちんと回復しているので(シャーリーもヴィレッタもルルもそう)、C.C.も…と信じてます。

ところで、「コード」のないV.V.とC.C.の瞳の色が、ロロと同じ赤なんだけど、あの瞳の色にはやっぱり意味があるのかな? となると、アーニャさんが同じ色なんですよね…。



●V.V.と皇帝
『だって僕は、お兄ちゃん、だから…』(V.V.)
前回のラストで『兄さんがまた嘘をついた…』とご立腹だった皇帝陛下は、その胸中は不明なまま、兄であるV.V.の「コード」を奪い殺害する。 C.C.の額にあった「コード」がシスターから継がされたのと同様に、皇帝の右手にあった「コード」が、V.V.から受け継いだ不死の証なんでしょうね。

V.V.は不死の宿命を自らに負わせることで、好きだったマリアンヌ様を諦めた形になるんですよね。 それは「お兄ちゃん」だから我慢したってこと? だとしたらその「秘匿」さえもが皇帝には「嘘」だったのかもしれない。


●嘘と孤独と思考エレベータ
『そう、「人」はこの世界に「一人」しかいない。 過去も未来も人類の歴史上、たった「一人」…』(皇帝)
本当に歴史上「一人」しか「人」がいないのであれば、その「人」こそが「神」ってことかなぁ。 正直よく分からないんだけど、思考エレベータがあれば、その「一人」が大勢の思考にアクセスして、操ることは出来るわけだもんね。 そうすると、

『嘘などつく必要はない。 何故なら、おまえは儂で、儂はおまえなのだ』
ということで、「嘘」さえつくことが出来なくなるんだよね…。 今まで私は「嘘」に対して否定的なイメージしかなかったけれども、「嘘」をつくことも自由な行為だったんだ!? 深っ!! まぁ、決して良いことではないけど。

でも、一人が全員をあやつるのって、もの凄く孤独。 王の力が孤独の途を誘うっていうのは、このことなのかな。 っていうかそんなの間違ってる。 だから皇帝は、それを壊すってこと…? うーん、何だか難しいな。 このブログは、検証には向いていません(笑。それは私がヘタレだからーw)。 


●扇さんとヴィレッタさん
『敵だけど、馬鹿みたいだけど…でも、君を好きになってしまったんだっ!!』(扇)
『・・・!! 出逢わなければ良かったんだ!!』(ヴィレッタ)

それは、好き、だからですよねヴィレッタさん? っていうか、扇さん、カッコイイーっ!! もう、ルルにこのくらいの甲斐性があれば…(笑)。 傷を負った相手を助けるとか、水辺とか、これまた第1期の踏襲なので、どちらかが記憶を失ってしまうのかな? そして、ルル+C.C.と平行描写になりそうな気が。 「それでも、出逢って良かった!!」といえるような未来を、この二人にも、それから、皆にも…と願うばかりです。


●ナナリーさん
『スザクさん…。 あなたも同じなんですね・・・お兄様と』
スザクとルルーシュの隠し事に気づきながら、ナナリーもまた、その事実を隠してきたという二重の秘匿。 辛かったろうな、と思います。 ただ、ナナリーの清廉さは「嘘」を嫌うけれど、それってじつは皇帝陛下に近いのかな・・・?とかもちょっと思ったり。 『そ、総督は、わたくしです!』と告げるナナリーのような時期が、皇帝にもあったのかなぁ?
今ちょっと怖いのは、「不死」を継ぐ相手に、皇帝がナナリーを選ぶ可能性だったり・・・。


●スザクさん
『まさか。 ナナリーにだけは、嘘はつかないよ』
スザクはスザクで、皇帝からナナリーを守ろうと嘘をつくんだけど、それってルルーシュと同じなんですよね。 元の気持ちは、同じはずなんだ。

何となく。 何となくだけど、スザクは皇帝に思考エレベータで「何か」を思考に植え付けられていないかしら? スザクの変容ぶりって、ちょっと尋常じゃない気がする。 カレンにリフレインをかけようとしたスザクと、ゼロと同じ道は進まないとリフレインを壊したスザクは、本当に同じなのかしら…?



ところで、「また見てギアス」のC.C.が可愛かったです(笑)。 C.C.の「コード」は、どこにあるのかなぁ?



・次回感想 ⇒TURN16『超合集国決議第壱號』 
・前回感想 ⇒TURN14『ギアス 狩り』 
・シリーズ感想一覧 ⇒『コードギアス 反逆のルルーシュR2』感想一覧
・公式サイト ⇒『コードギアス 反逆のルルーシュR2』公式サイト


   





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