『空の少年』の感想

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『空の少年』
ふじつか雪
白泉社花とゆめコミックス/2008.7.10/¥390




   『誰かのために強くなれんるんが 
昔から うちの誇りやもん! 文句ある!?』




<ご紹介>
『金魚奏』がとても素晴らしかったふじつか雪先生の、初めての短編集。 白泉社『LaLa』系列誌に掲載された 『ひだまり台風(タイフーン)』 『アカツキの楽園』 『空(カラ)の少年』(表紙) 『ピノッキオは夢を見る』の4編と、巻末描き下ろし付きです。
大きめの長袖にフードを被り、マフラーも手袋も手放せない。 何故なら、アオは、肌が人に触れると「触れた人から自分(アオ)の記憶を抜き取ってしまう」という特異体質だったから…。 ずっと他人を寄せ付けないで生きてきたアオだけど、偶然秘密を知った茜と親しくなるにつれ、彼女に触れたい衝動を抑えきれなくなる。 けれど、「その時」は突然訪れて…(『空の少年』)。
    ⇒『金魚奏』の感想
    ⇒『金魚奏・2(完結)』の感想


<感想>
最近何故かまた短編集に力を入れ始めた白泉社さん、本当にどうもありがとうっ!! 私は嬉しいっ!! だって、『ひだまり台風』の三つ子ちゃんにまた会えるなんてーっ!!(笑) 超可愛いんですけど~っw
…というのは事実だけどわりと表向きの理由でして、実は、『アカツキの楽園』の虎太郎の変態ちっくな愛情が可愛いと、結構本気でツボでございます(これ裏向きの理由・笑)。

ただ、あの、私、ふじつか作品の中では未だに『トリッキィ』が一番大好きなんだけど、今回収録がなくてかなり寂しいです…。 あれ、可愛かったのになー。 というわけで、次の収録に期待なのですっ!!

以下、各話語り。 『空の少年』以外は雑誌掲載時に感想を書いてますので、今回はそれ以外の部分を書ければなと思います。 ツッコミとか(笑)。 基本的に、どのお話にも「希望」が描かれていて、そういうところが『金魚奏』に繋がる作者さんの持ち味なんだな、と思いました。



●『ひだまり台風(タイフーン)』 ⇒『LaLa Special(2007年)』の感想
学校一のモテ男・薫は、その風貌から「王子さま」として学校で大人気!! でも実は、12歳年下の三つ子の弟妹に振り回される、特売と節約が大好きな主夫くんで…。

家族モノです。 前述したけれど、三つ子ラブ!!です。 可愛すぎ!!。 個人的には、一番貧乏くじを引きそうな二葉くんの行く末がとても気になる。 きっと、薫くんに似ると思うんですよね(笑)。 そんなお話も読んでみたいなw

自分のことは後回し、貯金も特売も全部三つ子ちゃんのため、と頑張る薫くんが、でもどこかで「何で自分だけが…」と抱え込んじゃう気持ちが、とても偉いなぁと思いました。 それだけ頑張れるものがあるって、カッコイイもん。 それに、公園のシーンだって、三つ子のためにまず体が動いちゃうなんて、そうとう好きな証。 そんな風にがむしゃらに進んできた結果が、ひまわりに追いつくくらいの「成長」なら、こんなに素敵なことはですよねw サツキちゃんとの関係が進まなかったことだけが、ちょっと残念でした。



●『アカツキの楽園』 ⇒『LaLa8月号(2007年)』の感想
訳あって強風に煽られて無人島へ漂着してしまった円たち4人組。 救出が期待出来るか分からない状況でも、円の目は、美波と仲良さそうな辰樹を追ってしまう。 カメラ小僧の虎太郎は、そんな円から目が離せなくて!?

これまた前述済みですが、虎太郎ラブです(笑)。 ふじつか先生の描くつり目の男の子は、『トリッキィ』からずっとファンなのですw しかも、巻末描き下ろしを見る限り、虎太郎が円ちゃんに惚れた経緯も相当ヘン!!(笑) さり気無く円ちゃんの胸の下に回された腕も、これまたさり気無くイヤラシイあたりがさすが虎太郎(笑)。

どうしても、ページ数と内容がつりあわない気がします。 ちょっと破天荒なまま終わっちゃったなという印象がある。 でも、「無人島に持っていくもの」=「大事なもの」という構図も含めて描いてあるので、白泉社らしくてやっぱり好きです。



●『空(カラ)の少年』
あらすじのお話。 そしてコミックの表紙でもあります。 ベタと言えばベタな展開なんですけど、ちょっと泣いちゃったり。 いや、でもあまりに救いが無くないですか!? だって、全身だよ? 手だけ、とかならどーとでもやり方はあるけど(やり方?・笑)、アオの顔を舐めたワンちゃんのあの態度を見て、本気で泣きました。 犬でも人でも、「触れる」というのは「親愛」の証。 それが全否定されるなんて、どちらも辛いです…。 表紙のアオくんの左手と表情、それから、アカネちゃんに「名」を覚えて欲しいと願う彼に、未来に負けない勢いを感じるのが救いでした。



●『ピノッキオは夢を見る』 ⇒『LaLaDX1月号(2008年)』の感想・後編
吹雪の飼い犬の事故を助けてくれた青年・キオ。 どう見ても人間なキオだけど、じつは超高性能なロボット。 彼を知るにつれ、惹かれる吹雪は…。

ロボットと人間の、友情以上恋愛未満な関係を、切なく描いたお話。 ちょっと泣いちゃいました(だってこれも切ない!!)。
分かりたい、分かり合いたい。 そう願う気持ちは同じなのに、どうしても「分かり合えない」辛さ。 小器用なロボットだから、ロボットは「修理」、人間は「治療」と「言う」ことを理解はする。 でも、何でその二つの言葉を使い分けるのかまでは、分からないんですよね。 人間を表装することは出来ても、根本では通じ合えない。 そんな切なさ描かれているんだけど、スゴイのは、それすらも人間の「個性」である「諦めの悪さ」で乗り切ろうとする、吹雪ちゃんの潔さにあると思います。 ある意味、イチバン『金魚奏』に近いモチーフなので、いろいろ想いだして余計泣けました。 

まぁでも、一番可愛かったのはやっぱり、アイロンを掛ける昔のキオですよねー(笑)。



<関連サイト様>
オンライン書店【ビーケーワン】


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>遠子さん

コメントありがとうございますw

>虎太郎、私もドンピシャでした!

カッコイイですよねーw 
写真を撮る彼の目に適ったんだから、円ちゃんには自信を持って欲しいです。

>金魚奏、読みます♪

絶大にオススメします!! もう、ぜひお読みくださいっ!!


どうもです~


虎太郎、私もドンピシャでした!


よく気づく人って、あこがれます。

とゆうかどのお話もドンピシャで、正直こんなにおもしろいとはおもってなかった・・・!


金魚奏、読みます♪
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