アニメ 『夏目友人帳』の感想/第二話『露神の祠』


『けれど、一度愛されてしまえば…愛してしまえば…
 もう、忘れることなど出来ないのだよ』


●第二話『露神の祠』
祖母レイコの遺品である「友人帳」を継いだ夏目の元には、友人帳を我が物にと狙う妖怪や、ただ名を返して欲しいという妖怪が訪れてくる。 体の小さな妖・露神もその一人。 かつては大勢の人間が露神を信仰していたが、今ではハナという老女だけが露神を崇めるのみとなり、「力」を現す彼の体も小さくなってしまったのだ。 露神に名を返そうとする夏目だが、「友人帳」に記された露神の名は、他の妖怪の名とくっついてしまい離れなくて…。


第二話も満足のいく出来映えでした。 『夏目友人帳』は、けっしてアニメには向いてはいない作品なので、この完成度からはスタッフさんの途轍もないほどの愛情を感じて嬉しくなる。
私は特にこの「ツユカミ」さまのお話が大好きなので、もの凄く楽しみにしてたんだけど…いや何ていうか、原作どおりの「優しさ」と「寂しさ」が充満してて、原作を読んだ時と同じように、ボロ泣きしてしまいました。


ストーリーとしては、妖怪に名前を返す、それだけのこと。 けれど『夏目友人帳』の「物語」は、その本筋ではない部分に存在するんですよね。 『夏目』の世界は、人に触れて得る感情、妖怪に触れて知る感情、そういうものをとても大切にしてくれる。 そういうところが、もうとても大好き。


『一人…。 一人は寂しい。 一人は、苦しい…』
弱気になる夏目をニャンコ先生が寝ぼけて襲うシーン。 ずっと一人だった露神さまの寂しさを敏感に察せてしまうのは、夏目自身が寂しいから。 そんな彼に、たとえ本能で襲いかかったのだとしても、体が触れる「温かさ」が表現された良い場面だったと思います。 少なくとも、あの時は夏目も、ニャンコ先生も、一人じゃなかった。 それだけでも、嬉しいな。


…そして、同じくらい大好きだったのが、くるくる揺れるニャンコ先生のシッポ!!(笑) あの可愛らしさは犯罪級ですっ!! あと、夏目がピンク色のシャツを着ていたのが個人的にツボでした。 何その可愛いセレクト!!(笑) きっと塔子さんがいそいそと用意したんだろうな、とか、夏目ってば色が白いなとか、変な感心をしてしまいました。


力があるうちに「良い住処」を探せと言ったレイコさん。 「良い住処」より、人間への愛情を選んだ露神さま。 つまりレイコさんはまだ、そこまでの「愛情」を知ることが出来てないんですよね。 そんなレイコさんさえ、露神さまには「可愛く」映る。 きっと、同じように不器用だから、なんだろうな。 人とか妖怪とか、そういう種別の話ではなく、多分それは同じく「生きる」ものとして。


『ハナさんは私を信仰してくれた最後の人間。 彼女が逝けば、私も消えるのさ』
『俺が、俺が信仰するよ!! 毎日は無理でも、拝みに来るよ!!』
『駄目だよ。 夏目殿、君は私の友人だ』


露神さまが「露神」という「名」を取り戻してから消えられたことは、きっと夏目があげた「友人」の証だったのでしょう。 そう思うと、やっぱり哀しくて、また泣いてしまいました。 どうか露神さまが、ハナさんと触れ合える時間を過ごせますように…。 



●関連記事
●アニメ感想
 ・次回 ⇒第三話 『八ツ原の怪人』
 ・前回 ⇒第一話 『猫と友人帳』

・原作感想
 ⇒『夏目友人帳・1』の感想  ⇒『夏目友人帳・2』の感想  
 ⇒『夏目友人帳・3』の感想  ⇒『夏目友人帳・4』の感想
 ⇒『夏目友人帳・5』の感想  ⇒『夏目友人帳・6』の感想 ・・・まもなく(笑)

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