『デッドマン・ワンダーランド・1~3』のぷち感想

デッドマン・ワンダーランド 1 (1) (角川コミックス・エース 138-8)デッドマン・ワンダーランド 2 (2) (角川コミックス・エース 138-9)デッドマン・ワンダーランド (3) (角川コミックス・エース 138-10)
Amazy




アニメ『交響詩篇エウレカセブン』のマンガ版を担当したコンビの、オリジナル作品。 震災で東京の70%が水没した近未来を舞台に、「デッドマン・ワンダーランド」と呼ばれる監獄で繰り広げられる、不条理なサバイバルアクションです。 早くも3冊目だけど・・・いつ読んでも、超気持ち悪い(笑)。 流血ばかりだし、人の肉体はボロボロ死ぬし、人の精神は狂ってるし。
 
・・・でも何故か面白いのは、そんな不条理な中で、失いそうになりつつも無くならない主人公・ガンタの真っ直ぐなカッコ良さと、ガンタに触発されて失っていた「正常」を取り戻していく人物たちの描き方と、何より、ヒロイン(?)・シロをめぐる絶妙なストーリーテリングのおかげなんだと思う。 マザーグースのように「歌」をモチーフに使って謎を深められたら、もう気になって気になって…(笑)。


震災を受けた東京から長野へ疎開したガンタは、そこで至って普通の毎日を過ごしていた。 けれどある日、重厚な拘束具を身につけて宙を浮く「赤い男」により、クラス中の人間を惨殺されてしまう。 唯一の生き残りであるガンタは、何故か虐殺犯として逮捕・死刑が確定。 監獄「デッドマン・ワンダーランド」へ送られ、不条理な生活を強いられることに。 そこで出会った不思議な少女・シロと嘘吐きの羊と交流を深めるが、そんな時、諸悪の根源である「赤い男」と再会したガンタは、自らの「血」を使い戦う「罪の枝」という能力の感染者であることが発覚。 事態は「命」を賭けた最悪の戦いを招くことになり・・・。


表紙のお人形のようにキレイなイラストとは相反して、中身はいろんな意味で生々しく気持ち悪いです、ホント。 もう多分、読めない人は1巻で読めないと思う。 首がもがれたり体が輪切りになったり串刺しになったりって、見たくないでしょ?(笑)
でも実は、2巻の帯「何もかもが、狂っている。 それが゛現実"」が表すとおり、戦わないと死ぬという究極の舞台設定をしておきながら、それでも作者が描きたいのは、「信じ合う世界」なんですね。 「生々しい」のなかに、前向きに生きようとする志の強さも、ちゃんと含まれているからスゴイんだ。

「何度でも立ち上がるんだよ!」とシロが嬉しそうに語るガンタの「挫けない強さ」。 それに引きづられて、ガンタを利用しようとしてた羊や水名月が変わっていくのが気持ち良い。 2巻で登場する千地清正が持つ、狂った中でも一本筋の通ったカッコ良さにも、グっとくる。 シロの真っ直ぐな友情が、どこまでも可愛い。 そんな風に、伝わってくるものがあるから、読める。 面白い。 先が知りたい。 そんな風に思わせてくれる、不思議な作品だったりします。 


3巻では、DWという組織そのものに対抗しようとする勢力も現れたけど、それ以上に「シロ」に纏わる謎が深まってきて、ますます混迷を極めそうな予感。 シロの歌だというウッドペッカーの歌詞の痛々しさは、やっぱり彼女の両手を覆う大きな拘束袋の下の「手」を指しているのかしら…。 気になるけど、暫くは精神衛生上すっぱり忘れることにします(笑)。 でも、4巻も読むぞ!

⇒次巻 『デッドマン・ワンダーランド・4』のぷち感想


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『古雑語り』 『84式鵺屋台』 6/22『まんざらでもない』
オンライン書店【ビーケーワン】 ・・・『デッドマン・ワンダーランド・3』をチェック
・・・『デッドマン・ワンダーランド・2』をチェック ・・・『デッドマン・ワンダーランド・1』をチェック





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