『夏目友人帳・5』の感想

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『夏目友人帳・5』
緑川ゆき
白泉社花とゆめコミックス/2008.3.10/\390




『願ってそれが叶うことの貴重さを
皆 噛みしめてきっと生きている』



<ご紹介>
白泉社『LaLa』『LaLaDX』に掲載された第16~19話と特別編を1話収録。 2008年にアニメ化も決定してます。 表紙は夏目と、初登場の多軌ちゃんでした。
祖母・レイコが使役した妖怪の名前が記された『友人帳』を受け継いだ夏目は、名を求める妖怪に狙われながらも、用心棒のニャンコ先生と名の返還に奮闘する毎日。
そんなある日、不思議な円陣を地面に描く少女・多軌に出逢った夏目。 円陣の中にいる妖怪を見ることが出来る多軌は、姿を見られたことに怒った妖怪から呪いをかけられたのだと言う。 そしてその呪いは、多軌が名を呼んだ夏目にも及んできて…。 妖怪が見えてしまう少年・夏目が出逢う、優しく切ない物語です。

    →関連記事 『夏目友人帳・4』の感想
    →関連記事 『夏目友人帳・3』の感想
    →関連記事 『夏目友人帳・2』の感想
    

<感想>
雑誌で一度読んでいるのに、コミックスで読み返してみても普通に泣ける自分が不思議。 というか、この作品が不思議です。 なんでこんなに優しくて、なんでこんなに愛おしいんだろ。 良いよ、この愛情でアニメ化の波も乗り越えてみせるんだから!!(笑)。 

今までも名取さんや田沼くんなど、夏目に親ってくれる人物はいたけれど、女の子はこの巻登場の多軌ちゃんが初めてですね。 彼女の場合、夏目よりニャンコ先生にらぶ!!なのが微笑ましい度が高いてグッド(笑)。 こうやって少しずつ、夏目の世界が広がってきているのが分かる。 ニャンコ先生の気持ちが変わってきているのが伝わる。 人とあやかしが出逢って起こったことは、決して偶然や奇蹟なんかじゃなくて、憎しみも悲しみも優しさも、夏目が直接妖怪と触れ合ったからこそ得られた結果なんですよね。 それをもっと見せて欲しいです。 もっと夏目たちのことを知りたいです。 そんな風に大切に想えるお話ばかりでした。
以下、各話語り。 雑誌感想の方はハイテンション注意っ!!(笑)


●第16話
人魚の血肉というと、真っ先に高橋留美子『人魚の森』(大好きw)が思い浮かぶりるですが、同じモチーフを使ってもやはり「夏目」は夏目でした。 作品の形で同じものがないのと同様に、「意地悪」という行為にもいろんな形があるんだな、と思いました。
冒頭で夏目を苛める少年達。 彼らはそこに「いる」ものが見えない=知らないだけなのに、夏目を理解しようともせず意地悪をする。 笹船も千津も、互いに好意を抱いていたのに知らないまま、笹船は千津に、千津は蛍一に「意地悪なこと」をしたと思い続けてきたんですよね。 でも少年たちの意地悪と、笹船たちの意地悪では、まるで質が違う。 『夏目』ではそういう小さな「すれ違い」が大事に描かれているけど、そもそも夏目とニャンコ先生も自分と互いの気持ちを量りきれていないんですよね。 そういう小さな溝を少しずつ埋めていくことが、関係を作っていくことなんだなぁと思わされたお話。 好きです。


●第17話 →『LaLa10月号』の感想
●第18話 →『LaLa11月号』の感想
妖怪が見えるようになる不思議な円陣を描く多軌ちゃんが登場した前後編。 名取さんとも捕り物を経験している夏目だけれど、夏目の眼は視えないし多軌ちゃんも視えるだけだしで、いつも以上にどきどきする展開だった!! でも、女の子がいるって素敵(笑)。 多軌ちゃんは、一人で恐怖を抱える強さと、友人帳を「宝物」と言える優しさを持ったとても良い子なんだけど、ニャンコ先生を可愛いと思う奇特な趣味の持ち主(笑)。 ちょっとシリアスになりがちな『夏目』の世界観を、柔らかく支えてくれる存在になって欲しいな。
お話の主軸が最後まで「視える・視えない」という部分からぶれなかった、読み応えのあるお話でした。 視えようが視えまいが、存在するものは同じはず。 でも、視えなければ、気づけない。 夏目とニャンコ先生の間には、多分確かな絆が生まれているはずなのに、それはとても薄い線のうえにあることを2人は実感したと思うんですよね。 それでもニャンコ先生は視えない夏目を守ったし、夏目も視えないことをさびしく感じたということは、大切な気持ちなんじゃないかと思いました。


●第19話 →『LaLaDX1月号』の感想
…これは雑誌掲載時の感想で書ききった感があります。 敢えて付け加えるなら、見開きの扉絵のニャンコ先生斑バージョン(カッコイイ!!)と、ラストでせっせとお掃除するニャンコバージョンのギャップが素敵すぎるってことでしょうか(笑)。 レイコさんに術を教えた人が、夏目のおじいちゃんになるのかなぁ?

●特別編4 →『LaLaDX11月号』の感想
夏目と似た風景を見られる田沼くんでも、夏目と同じ世界を見られるわけではない。 けれど、前述した16話の感想でも書いたように、その「差」を少しずつ埋めていくことでより親しくなった2人が、とても微笑ましいお話でした。 先生があとがきで「(2人が)意外とモジモジしてました」と書いてあって思わず爆笑(笑)。 少しずつ、で、良いのだと思います。 


<まとめ>
いずれにしろ、当ブログのパワープッシュ作品です。 オススメ!!


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『ほんよみの森』 3/15『土星のわっか』
オンライン書店ビーケーワン
    →bk1で『夏目友人帳・5』をチェック!!








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>遠子さん

コメントありがとうございます。

>夏目友人帳、私も好きです。

私も大好きです。
この作品を読むと、人に優しくできる自分になりたいと切に思います。
傷ついても傷ついても、夏目が優しいままだから、なんだろうな。

>ちなみに私の中でのベストは子狐の帽子のお話です!

可愛いですよね、子狐!!
私はベストは選べないんですけど、どれも同じくらい愛してますよw

どおもー^^


夏目友人帳、私も好きです。


夏目くんのかもし出すせつなさ、さみしさ・・・


とても惹かれます。

ちなみに私の中でのベストは子狐の帽子のお話です!

かわいすぎます~
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