『機動戦士ガンダム00』の感想/第22話『トランザム』

機動戦士ガンダム00 (1)

企画:サンライズ/原作:矢立肇・富野由悠季/監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介

ガンダムを全く知らない、雑誌での予習もしてない管理人の、素人目線感想です。 台詞から全体の流れを見てみよう、という感じで書き連ねてます。

→『機動戦士ガンダム00』各話感想はこちら。



●第22話『トランザム』
最近のダブルオーはもぅホントに面白くて、セリフを抜き出すのが困難なくらい、あれもこれも良いです。 とりあえずほとんどメモる羽目になってるし更に抜粋するのも大変だけど(笑)、それも贅沢な悩みかな。 「ガンダムとは何か」という命題に真摯に挑んでいるなぁという印象を強く受けます。 根本的な存在意義としてもそうだけど、「その人にとってのガンダムとは何か」という部分も明確になって来ているのが良いですね。 刹那が主人公である意味は、彼がもっともその命題を抱えているからだと再認させられた22話でした。


・『ヴェーダは何者かに掌握されてしまった。 ヴェーダがなければ、この計画は…』
 『出来るだろう!! 戦争根絶のために戦うんだ。 ガンダムに乗って、な』

マイスターの資質を失ったと嘆くティエリアに、意思とガンダムがあれば戦うことが出来ると解くロックオン兄貴。 兄貴、熱いよ!! カッコイイよ!! 「ガンダムに乗ってな」というのは、第19話『絆』でロックオンが刹那の意思を確認した時にも使われていました。 刹那のことをガンダム馬鹿と評したロックオンだけど、「ガンダムに乗って」戦争を根絶するという想いは全く一緒。 というか、刹那をお手本に喩えるくらい。 何て可愛いんだ兄貴(笑)。 王留美のように「世界が変われば手段は選ばない」(20話)という考えとは真っ向から対立するものですね。 「ガンダムとは何か」を考える人こそが、マイスターなのでしょう。


・『優しいんだ…誰にでも』
ロックオンを心配するフェルトの呟き。 乙女で可愛いです(笑)。 いや、でも冗談抜きで、ロックオンはプトレマイオスの要。 右目だけでなく、無事でいて下さい。


・『あの機体は…刹那のじゃない』
 『やられちゃえよ、ガンダム…!!』

国連軍のガンダム掃討作戦をテレビで見入る、マリナさんと沙慈。 同じ映像を見て、抱く思いはまったく別。 マリナさんは安堵を、沙慈は憎悪を募らせるばかりなのが、どちらも切ない。 ダブルオーでは最初から、戦争に直接関わる側とそうでない側を相対的に描いている。 これは、戦争を武力で黙らせることから生じる矛盾そのものを描くことだと思ってます。 刹那たちがどれ程真摯に戦争の根絶を願っていても、悲しみはまだ無くなっていないんですよね…。


・『馬鹿な…私たちはマイスターになるために生み出され、そのために、生きて…』
サーシェスに暴殺されたミハエルとヨハン。 ヨハンの最期のセリフは、彼らが作られた存在であることと、戦争根絶の願いは刹那たちと同じだったことを語ってくれました。 「そのために」生きていたのは、ティエリアも一緒。 ヨハンたちは「作られた」状態から抜け出すことが出来なかった。 他者を理解してみようと思うことすら出来ないまま「作られた」通りに生きて、死んでしまったけれど、ティエリアには違う道を歩んで欲しいと切実に願いました。 今回のラストで、イオリア・シュヘンベルグが語ったように、ね。 


・『ガンダム…こいつはとんでもねぇ兵器だ、戦争のしがいがある!! てめぇのガンダムもそのためにあるんだろ!?』
 『違う!! 絶対に違う!! オレのガンダムは…!!』

瀕死のネーナを救う形で武力介入した刹那。 この刹那とネーナの構図は、第15話で刹那が絶望した時にスローネに救出された場面の、ちょうど反対に仕上がっているのが上手い!! 『この歪んだ世界の中で…何にもなれぬまま…失い続けたまま…朽ち果てるのか?』そう絶望しかけた刹那が底から這い上がり、かつての刹那を助けたはずのネーナが逆に絶望を味わっているのが深いです。
 
そして相変わらず変態的なまでに(笑)戦争好きなサーシェスが、擬似太陽炉とはいえガンダムを入手したのが怖いですね。 ヴェーダを使ってバイオメトリクスを書き換えた、ということは、やはりサーシェスとアレハンドロ・コーナーは繋がってるってことか。 あくまでもガンダムを兵器としか考えられないサーシェスと、世界を自分の物か否かとしてしか考えられないアレハンドロ。 彼らに向って自分のガンダムは兵器ではないと答える刹那。 その気持ちに呼応するかのように、赤く光るガンダムが、もうとてつもなくカッコ良かった。 そして、イオリアの言葉も。


・『だが私はまだ人類を信じ、力を託してみようと思う。 世界は、人類は、変わらなければならないのだから』
 『GNドライブを有するものたちよ。 君たちが私の意志を継ぐ者かどうかは分からない。 だが私は最後の希望を、GNドライブの全能力を、君たちに託したいと思う。 君たちが、真の平和を勝ち取るため、戦争の根絶のために戦い続けることを祈る。 ソレスタルビーイングのためではなく、君たちの意思で、ガンダムと共に』

第22話は、ロックオンが語る「ガンダムに乗って」というセリフから始まり、イオリアの「君たちの意思で、ガンダムと共に」というセリフで終わるという、素晴らしい構成だったと思います!! そう、作られたままだったトリニティとは違い、選ぶのは自分なんです。 刹那のように。 ロックオンのように。 カッコイイなぁ!! 
そうして授けられたのが、トランザムシステム。 一瞬、「に、忍者!?」って思ってしまったのはナイショの方向で(笑)。 ガンダムスローネが発する赤いGN粒子がどうしても「噴出す血(=暴力)」に見えてしまって怖かったのだけど、同じ赤でもトランザムシステムのエクシアだとそうは見えないですね。
ヴェーダの中に眠っていたイオリア・シュヘンベルグ。 ソレスタルビーイングの創始者である人物。 最初私は、CBの「武力によって戦争を根絶させる」という突飛な発想は、何か「真の狙い」を隠すために表装された理念なんじゃないかと考えていたのだけど、このセリフを聞く限りではそれは邪推だったのかもしれません。



●今週のグラハム・エーカーさんの名台詞。
出番が少ないと哀しい…。 

カタギリ『(フラッグは)もう少し待ってくれ』
グラハム『私は我慢弱い』
カタギリ『分かってるよ』


・・・・・・・・・分かってらっしゃるっ!!(笑)
そういえば、前も言ってましたね「私は我慢弱い」って(ちなみに第8話)。 その時は「ナンセンスだが、動かずにいられない」とも仰ってました。 今きっと、フラッグに載りたくて堪らないんだろうなぁw 敢えてガンダムではなくフラッグに載ることから得る強さを、ぜひ見せて下さいっ!!


→関連記事 『機動戦士ガンダム00』の感想/第21話『滅びの道』
→関連記事 『機動戦士ガンダム00』の感想/第23話『世界を止めて』




<関連サイト様>
●TB送信先サイト・・・『サブカル・カムカム』 『ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人』 『Spare Time』 『ランゲージダイアリー』
●公式サイト・・・『サンライズ 機動戦士ガンダム00』




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