『花と悪魔・1』の感想

img20080220.gif『花と悪魔・1』
音 久無
白泉社花とゆめコミックス/2008.2.25/\390



『俺は悪魔で お前は人間なんだよ』
『でも はなは ビビが悪魔でも大好きなの』


<ご紹介>
祝、初コミックス!! 『花とゆめ』に読みきり掲載後、集中連載されている作品。 『第3話』に「一読み惚れ」した私は発売をずっと待ってましたw 大悪魔「ビビ」と彼を慕う少女「はな」との、メロメロに甘い親娘?コメディです。

ビビは、退屈から魔界を出奔し、人間界に移り住んだ大悪魔。 屋敷前に捨てられた人間の赤ちゃんを覗きこむと、赤ちゃんは彼を見て「花のように」微笑んだ。 羨望と嫉妬の視線しか知らなかったビビにとって、その微笑みは新鮮で、彼女を拾い「はな」と名づけて育て始める。
14歳になった「はな」はビビを慕って笑いながら、彼を追い回す毎日。 「はな」はビビに「花」を贈るが、悪魔に触れると「花」は枯れてしまうのだ。 その様子に、自分に触れると「はな」までもが消えてしまいそうな恐怖を覚えるビビは、「はな」に触れることが出来ずに彼女を不安にさせてしまい…。



<感想>
「はな」ちゃんにメロメロな「ビビ」くんに、私がメロメロですっ(笑)!! あ、いや、はなちゃんにもメロメロか私…。 あ、背景の描き方とか洋服や小物のデザインとかも可愛くてメロメロだし、大変だわ、メロメロなことが有り過ぎてよく分からなくなってるくらい、もぅ大好きです!! だって、可愛いんだもの~!!(大笑)


お話としては、ビビを大好きな「はな」ちゃんと、そんな彼女がホントは可愛くて堪らない「ビビ」が繰り広げる、日常生活を描いたもの。 魔界を出奔した大悪魔なので、その日常っぷりもちょっと突飛。 事情を知る人間から生き血を吸ってみたり、彼を連れ戻すために違う悪魔がやってきたり。 
そんな風に舞台は非日常なのだけれど、ビビやはなちゃんが抱く悩みは、至ってシンプルで人間的。 はなちゃんを失いたくないと怯えるビビと、そんな彼との距離感に寂しさを募らせるはなちゃん。 どちらもお互いを想うが故のすれ違いなんだけど、でもそんな手探りな愛情が、堪らなく愛しく感じられるからスゴイ!!


基本的にビビの屋敷を中心に、ビビとはなと自称ビビの親友フェルテンらの限られた人物で展開するお話。 ピントをしっかり絞ってあるので、読み手としては一直線にビビとはなちゃんとの関係を愉しむことが出来るという構成が上手。
でも一番の成功点は、物語の視点をはなちゃんではなくビビが担っている点にあると思います。 ビビの目線にすることで、彼の分かり難いはなちゃんへの愛情も、不安も、全てが明確になる。 そのため共感度が上がるんですね。 距離感を量りかねているのが人間サイドだけではない、という辺りが、読んでて嬉しいんですよね。

 
第1話ではなに触れることにさえ怯えていたビビが、はなの溢れる笑顔に自信を得て、迷いなく手を繋ぎ「はなのことなら全部知ってる」とカッコつけるに至る(笑)第5話まで、すべてが愛に溢れた作品。 タイトル通りモチーフに「花」を使って、ビビの不安とはなの愛らしさを表現しているのもさすがなところ。 基本、閉じたお話だけど、それゆえの可愛らしさに溢れています。 オススメな一作。

以下、各話語り。


●第1話
もう扉絵からして超好みですっ!! 基本的に私、英国風紳士の衣装にめっちゃ弱いので、ビビの居姿は見ているだけで楽しいです。 帽子の縦リボンとか、細かいデザインも秀逸ですね。 たまに使われる丸い○コマも、ポップな印象でグッド。 14歳のはなちゃん初登場時にみせたビビの笑顔とか、苦手な昼間にいなくなったはなを迎えに行ったりしちゃうところが親バカでグッドです(笑)。 あ、人間の生き血を吸うシーンと、ラストで薬を飲ませるためにはなにキスをするシーンは、うまく対比してるんですね。 つまりビビは思わせぶりな行為を平気でしてるけど、確信犯ではないということ(笑)。 まぁ、素で出来ちゃうあたり、ある意味最強です。 だって、薬を飲ませるキスって14歳にはでぃーぷなんじゃぁ…(嬉w←喜ぶな)。

●第2話
はなを失うのでは?という怯えからくるビビの八当たり(笑)に負けず、彼を想うはなちゃんが可愛くて仕方ない!! でもって、そんなはなちゃんを茶会に迎えに来たときのビビの衣装がめっちゃカッコイイのですw 縦結びリボンの帽子にメロメロです(笑)。

●第3話
触れることの恐怖を克服?したビビとはなちゃんは、次の段階へ。 つまり、「ずっと一緒にいたい」と思ってしまうことへの、強い憧れと恐怖。 150年に一度しか見られない特別な月夜を一緒に過ごしたいはなと、150年を短く感じるビビとのすれ違い。 「ずっと一緒にいたい」でも、出来ない心許なさを、おまじないに託すビビとはなが、本当に可愛くて素敵でした。 良いなぁw

●第4話
新キャラ登場も、見せ場はやはりビビが持っていきまくりでした(笑)。 はなちゃんだけに見せる焦った表情がイイですね!! っていうか、ビビにとっていつの間にかフェルテンの格が上がってたのが面白い(はなに、「何でフェルテンと一緒にいない!?」というところから)。 「ビビははなのだから 連れてっちゃダメ!」というはなに、離れることへの不安が自分だけのものではないと気づくビビの笑顔がまた…アナタ相当はなちゃんにメロメロですがな!!(笑)

●第5話
今までの立場が逆転し、気持ちを読ませないビビにはなちゃんが不安を抱き、逆にビビは自信満々だという展開がちょっと新鮮。 だってビビ、いつもヘタレなのに!!(笑) それくらい、彼の生活にはなちゃんが馴染んでいるということですね。 ビビへの想いが完全に恋になったはなちゃんの今後に、期待ですw


●関連記事
   ⇒『花と悪魔・2』の感想


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『マンガ一巻読破』 2/29『つれづれ読書日記』
オンライン書店ビーケーワン

    →bk1で『花と悪魔・1』を見る





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