『赤髪の白雪姫・1』の感想

img20071207.gif
『赤髪の白雪姫・1』 あきづき空太
白泉社花とゆめコミックス/2007.12.05/?390




『赤っていうのは 運命の色のことを言うんだろ』


<ご紹介>
祝!! 初コミックス!! 白泉社『LaLaDX』で読みきり掲載後、連載へと進展した作品です。

生まれつき林檎のような赤髪を持つ少女・白雪は、その珍しさを馬鹿と名高いラジ王子に見初められてしまう。 愛妾になれという命令に自分の道を曲げられたくない白雪は、髪を切って隣国へ脱走。 その森でゼンという少年と出逢う。 豪胆な方法でケガを癒した白雪を気に入ったゼンに助けられるが、ラジ王子の追っ手は隣国にまで伸びており、白雪に贈られた林檎の毒がゼンを襲う。 白雪の未来は? そしてゼンの正体とは!? とことん前向きなヒロインと見守る王子の、爽やかファンタジーです。


<感想>
第一印象から決めてました!!という勢いで大好きな作品ですw(っていうか、ネタが古いですりるさん…)。 正直にいうと、それまでのあきづき作品はここまでグっとこなかったので、「好き」と思ったのはコレが最初。 でも多分それくらいよく出来てて、他の読者さんもそう感じたからこその連載化だったのでしょうね。 何にしろ、待ち望んでたので嬉しいですw おめでとうございます~!!

 
お話としては、赤髪のために良くも悪くも目立ってしまう白雪がゼンと出逢ったことで、宮廷薬剤師を目指す未来へと繋がっていくというもの。 白雪という名、林檎、毒、王子…と、タイトルが匂わせる童話の要素を使って、独自の世界観をきちんと作り上げているところが好きです。 


読んでいて感じるのは、体裁なんてどうでも良くて、ただ前に進みたいという真摯な気持ち。 馬鹿王子に見初められたり、売り飛ばされそうになったりする白雪が、その追っ手から逃げるのは、ただ捕まりたくないということではなくて、「自分の道を他人の筆で描かれたくない」っていう想いからなんですよね。 それはゼンも同じで、立場に甘えるだけじゃなくて自分の目線で世界を見てる。 お互いのそういう姿勢を分かり合ってるから、白雪は「ゼンのいる国っていいね!」と笑い、ゼンも白雪を過保護にしない。 二人で泥だらけになって薬草を植え替える場面とか見てると、汚れようが何だろうが一緒に夢に向っていく気持ちが感じられて……もうホンットに良いのですよ!!(笑)


モチーフが童話なので、背景とか小物とかにもこだわった作画がなされてるところも好き。 表紙で白雪が持ってるペンとかも超可愛いし、登場人物の服装の露出度が低いあたりは逆に目新しい気がします(しかも細部まで描きこまれてる)。 唯一無いのは地位としての「姫」。 白雪は「姫」ではないけれど、心は充分気高く尊いものをもっている。 しかもきっと、ゼンにとっては最高の「姫」なんだろうなw

以下ちらりと各話語りw この作品は台詞がいちいちカッコイイので、好きな台詞を挙げてみます。



●第1話
やっぱり、白雪とゼンの出会い方が非常に好きw そりゃぁゼンも落ちるわ(笑)。 嫌な目にあわせたラジ王子に罵る機会を与えられながらも、白雪が発した言葉は「ゼンに早く薬を!」。 他人を責めず自分の信じる道をいく白雪に、本気でノックダウンをくらいました。

●第2話
巳早さんの屈折した感情がとても気に入ってます。 この人絶対、権力のようなものに裏切られてるんだろうな。 実は白雪に一目惚れでは…と穿った妄想を抱いてたります(笑)。 でもやっぱり最高に好きなのは、ゼンの「白雪はひとかけらだって 道具とされる為にはない」という台詞。 赤い髪を、じゃなくて、「白雪を」見てくれたゼンの姿に涙ぐむ白雪の気持ち、考えたら一緒に泣いてしまいました。

●第3話
何度見てもハルカ候がホランドに見えて仕方ないです(笑。仕方ないのはアナタですりるさん)。 「私がここにいてはいけないなら その剣で斬り払って止めればいい」 ゼンから与えられた「王子=ゼンに会える権利」から、自分の力で側に行きたいと決意する白雪が可愛くてカッコイイ、名場面ですw

●第4話
「前を向いていられる力は 今までゼンにたくさん貰ってるから」という前向きな言葉の裏にある辛い経験を、笑い飛ばす白雪さんはやっぱり素敵w 何ていうか、立場は違うけど「一緒に」未来を紡ごうとする二人がホントに好きです。 緊張をほぐす力をゼンの手から貰うシーンも可愛くて良いですね。


ところで、第1話でゼンが林檎を齧るシーンに批判的な意見をちらりと見かけたので所見を述べますと、まず私たちは「白雪姫」という童話に毒林檎が登場することを知っているからあの林檎は食べちゃヤバイ!!と予測できるけど、その常識は作中のゼンには通用しないということ(だって、キホン食用林檎に毒ないもん)。 それから、直前のシーンで籠に納まった林檎に自己投影してしまった白雪に、「このままでは好きに齧られるだけだ」と伝えたわけです。 だから「馬鹿なこと言った」という白雪の反省の言葉に繋がって…ほら、おかしくないですよw


<まとめ>
好きです!!(笑)

<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『土星のわっか』 12/9『☆My Comic List☆』 『ある休日のティータイム』 12/11『マンガ一巻読破』
●この本を買う・・・『bk1』 / 『Amazon』




Loading...

>遠子さん

たくさんのコメントありがとうございますw

>あきづきさんは何より絵が繊細で綺麗ですよね。

そうですね、『赤髪の白雪姫』の辺りから絵柄が安定してキレイになった感じです。 
服の細かい装飾まで描きこんであるのを見るのが幸せですw 丁寧ー。

>巳早のことは、あとがきにちらっと書いてませんでしたっけ?

どこかに書いてありました。 たぶん1巻のあとがきだったと私も思いますよ。
この時の設定が今連載している展開に生きてくるとは思ってもいませんでしたけどw

>ちなみに私のベストキャラは白雪ではなく1巻では名前すら出てこないオビ。

わ・た・し・も・です!! オビ大好きですー!!
4巻のオビとか本当にイイですよねっ。 もう毎回叫んでしまいます。

>それに白雪とゼンも応援してるから、なおさらオビの気持ちがわかり切ない!

そうなんですよね。 オビは、ゼンを好きな白雪をきちんと見てるところが、切なくてカッコよくて大変です。
あぁ、ホントに大好きです!!

またまたww

またまたどうもです!


赤髪の白雪、私もほんと好きです!


あきづきさんは何より絵が繊細で綺麗ですよね。


巳早のことは、あとがきにちらっと書いてませんでしたっけ?

今手元にないので確かめられませんが、たしかもとは貴族で、没落かなんかして・・・

どのみち切ないですよね。


私も巳早さんは白雪に恋心はすくなからずもってたと思いますよー


白雪は魅力がすごいのでww


心のどこかで求めて、でも自分では気づかなかったりむりやり隠してたような言葉をあっさり言ってくれちゃうんですよね。




ちなみに私のベストキャラは白雪ではなく1巻では名前すら出てこないオビ。


4巻で白雪を見る愛しそうな目とか、きゅぅんときちゃいます!


切ないよ~


赤髪~はどのキャラも嫌いになれないので、それに白雪とゼンも応援してるから、なおさらオビの気持ちがわかり切ない!


進展を外から見守っていきたいです。。
Secret

☆Web拍手ボタン

押して頂くとりるがハリキリます(笑)

☆カテゴリ

☆サブカテゴリ (タグ)

 

☆最新コメント

☆リンク(おすすめサイト様)

☆アクセスカウンタ

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

アクセス解析

関連記事Loader

[猫カフェ]futaha

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

☆検索フォーム

☆購読予定一覧

☆アニメDVDの人気ランキング

☆更新日カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


☆オススメ