『太陽の下でまってる(全4巻)』

『太陽の下でまってる(全4巻)』 岡野史佳
白泉社花とゆめコミックス/?390



<ご紹介>
既刊本特集第一弾だったりします(笑)。 主に1993年にLaLa本誌で連載されていた作品(正式な画像が見つかりませんでした)。

由高は、映像作家志望の高校生。 有名女優・森宮そよぎに憧れながらも、自分が本当に撮りたいものを掴みきれずにいたある日、街中で里沙という少女とぶつかる。 初対面でいきなり人を怒鳴りつける里沙に戸惑いながらも、野獣のように綺麗な彼女の目が忘れられない。 何とか再会してファインダー越しに里沙を見た由高は、彼女の不思議な存在感に圧倒される。 ぜひ被写体に、と頼み込んだところ、里沙はそよぎに関わる一風変わった要求をしてきて…。


<感想>
ラスト、満面の笑みの里沙とともに示されるひと言。

『What's a love of a girl!』

これが全てだな、と思える可愛らしい作品。 完全に「ボーイ・ミーツ・ガール」。 カメラ少年由高が、やれ野獣だ猛禽類だと例えられる(笑)破天荒な美少女・里沙と出会うことで、夢だった映像作家に近づいたり遠ざかったりする様子を描いた青春物語です。


芸能界っていう派手な舞台も、岡野さんの可愛い絵柄なら問題なく表現出来てるし、そもそもスターダムに登りつめよう!!っていうお話ではないので読みやすい。 芸能界で変な人気も出るし(笑)、すっかりお茶の間の話題の種になっちゃったりする派手な面もあるんだけど、そういう部分はこのお話の重要ポイントではないんですよね。 そう、基本はやっぱり、由高と里沙の恋物語。 王道といえば王道、でもそこが良いのですw


二人の強烈な出会い方が物語の核となるため(何しろ、由高が里沙に怒鳴られて殴られて…笑)、「この出会いは運命なのか」なぁんていう可愛らしい命題を持ち出されても違和感ない。 むしろその命題を、大人のそよぎと比呂が繰り広げる閉鎖的な恋愛と対比させることで、若い二人の前向きさも描かれていて好感度高いのです。 うん、私も、「どちらかが欠けても死ぬわ」なんていう想いより、由高が選んだ希望の方が好み。 そして、「あんたの言う運命って、たぶん最高のラッキーのことなんだね」と笑う里沙の生き方の方が好きなんだわ。


芸能界モノ、という特性を生かした場面作りも上手な作品。 里沙のデビューとなったハンディカムのCMとか、あれ流れたら私も買っちゃうかも…(笑)と思わせてくれるくらい可愛い!! クライマックスを印象付けるドラマへの仕掛けとかも、上手くハマってる。 里沙が着てる服も超可愛いっ!! 3巻の中表紙とか、今アレ着たいくらい好きです(笑。いや、若すぎるだろ…)。 画面を見ていて飽きないっていうのは、大きな魅力だと思う。


岡野先生の作風って、詩的な繊細さと絵柄の可愛らしさにあると思うんだけど、この一見派手な作品にもちゃんと繊細な部分があるんですよね。 『瞳の中の王国』みたいな、触ると壊れちゃうかも、的なものとは違うけど、でもちゃんとある。 
里沙の破天荒な行動は、決して人から好かれるだけではない。 その事実にちゃんと目を向けて、それでも前を向く里沙と負けそうな里沙をきちんと描いている。 由高は確かに苦労知らずでお坊ちゃんだと揶揄されるけれど、だからこそ最初の挫折を里沙と体験したことに意味があるに違いないし。 何ていうか、多分あとから振り返ると恥ずかしいかもしれないことを、ちゃんと「一緒に」経験してる二人が、私はとても好きでした。 


まぁ何が言いたいかというと、私も由高と同じで、里沙ちゃんにメロメロなのさ、ということでした(笑)。 でもって、私の中で「父キャラといえばこの人!!」という不動の地位を誇る由高の愛すべき父上を堪能するのも、このマンガの楽しみ方の一つだと思います(笑)。 


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