『ヴィンランド・サガ・5』の感想

ヴィンランド・サガ 5 (5) (アフタヌーンKC)
『ヴィンランド・サガ・5』
幸村誠
講談社アフタヌーンKC/2007.10.23/?562



『我らの父よ 
私は あなたの愛を疑っています』


<ご紹介>
講談社『アフタヌーン』掲載作品。 ヴァイキング時代の戦を主人公・トルフィンの成長とともに描く力作です。 ちなみに表紙がトルフィン。 ちなみに帯裏を見ると、『プラネテス』が小説化されるそうです。

アシェラッドの計略で追っ手を振り切った一行。 クヌート王子の自立を促す為、側近のラグナルを暗殺するアシェラッド。 だがケルトルの軍が迫ってくる中、アシェラッド軍の足並みも乱れ、裏切りが生まれる…。
    →関連記事 『ヴィンランド・サガ・4』の感想
    →関連記事 『ヴィンランド・サガ・3』の感想
    →関連記事 『ヴィンランド・サガ・2』の感想


<感想>
戦争の描写は読んでて痛いし嫌だし気持ち悪くなるし人間不信に陥りそうになるし、戦のマイナス面をしっかり伝えてくるくせに、絵はどこまでも丁寧で力強くしかも綺麗、挙句の果てには「でも面白いんだよ~」と悔しがらせてくれる、そんな作品だったりします。 私には。 今回も読み応えがあった…!!


トルフィンが活躍するっ!!と思ったところで5巻が終わってしまいました(笑)。 何だこの引き…気になるじゃん。 4巻はアシェラッドの出自の話が絡んだおかげで、物語が大きく動いたな、と思ったけど、5間はこのトルフィンの活躍とアシェラッドへの奇妙な執着を描くための長い助走だった気がしないでもない。 まぁ、1巻単位で語るような作品ではないので、良いと思います。


アヴァロンから戻る真の王って……アーサー王ですよね。 4巻の感想で、クヌートがマントの色のような意思を秘めていると良い、と書いたのと同じような希望を、アシェラッドも彼に抱いているのか。 アシェラッドに殴られたあと、静に怒りを溜め込む彼が今後どう変化するのかはぜひ見届けたいな。


それから、毎度書きますが、この物語に修道士が随行する意味がどこまでも深く思えてなりません。 父の愛を疑う、と言い切った彼が体験したものは確かに酷い様子ばかり。 人はどこまで救いを願うことができるのかな。 修道士も諦めなくて済む結論は、戦いからうまれるのでしょうか。 ヴァイキングの物語が進行する傍らで、トールズが体現した「愛」を追及する場面は今回はなかったけれど、父トールズの愛情を身に背負ったトルフィンがどう成長するのかにかかっている・・・のかな。 いずれにしろ、次巻が楽しみです。


<まとめ>
裏表紙折り返しにある作者のことばが、とても良かった。 その想いを受け継いでこの作品を描いているのなら、物語が本当に楽しみです。 まぁ、『鉄腕バーディー』同様数冊溜まってからドカンと読みたい作品ではありますが。 オススメw


<関連サイト様>
●TB送信先サイト・・・『或る書店員の戯言』 11/30『マンガの本質』
●この本を買う・・・ 『bk1』 / 『Amazon』




Loading...
Secret

☆Web拍手ボタン

押して頂くとりるがハリキリます(笑)

☆カテゴリ

☆サブカテゴリ (タグ)

 

☆最新コメント

☆リンク(おすすめサイト様)

☆アクセスカウンタ

QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

アクセス解析

関連記事Loader

[猫カフェ]futaha

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

☆検索フォーム

☆購読予定一覧

☆アニメDVDの人気ランキング

☆更新日カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


☆オススメ