『XXXHOLiC・12』の感想

XXXHOLiC 12 (12) (KCデラックス)


『貴方が経てきた事実(ホントウ)が 貴方を強くする
そして、その強さで願いつづければ 
夢は真実(ホントウ)になるの』


<ご紹介>
ヤングマガジンに連載中の作品。 CLAMPさんが週刊少年マガジンで連載中の『ツバサ』と連動したストーリー展開が絶妙です。 2008年4月から再びアニメ化だそうです。

四月一日(ワタヌキ)の誕生日を祝いながら、いつものメンバーでお花見。 ひまわりと百目鬼からレゼントを貰った四月一日は、つい侑子に軽口を叩いてしまうのだが、その時の侑子の物悲しい表情が気になって仕方ない。 その夜、百目鬼の祖父・遥さんに『胡蝶の夢』の話を聞かされた四月一日は、その「夢」でサクラ姫と出会い…。
    →関連記事 『XXXHOLiC・11』の感想
    →関連記事 『XXXHOLiC・10』の感想
    →関連記事 『XXXHOLiC・ 9』の感想


<感想>
どこまでも「好きだ!!」と叫びたい、そんな12巻でした。 
今まで他者との関係の中で四月一日が得た、しなやかな優しさ。 四月一日の実在性がどれほど揺らいでも、相手を支えてきた彼の優しさが、周囲と自分を変えてきた事実は変わらない。 四月一日の身に今後何が起こっても、誰も彼を手放す人はいないという状況を作り上げた上で、今回の内容。 どこまで泣かせれば気がすむんですかCLAMPさんっ(笑)。
『胡蝶の夢』から始まり『四月一日の夢』で終わる悲しさと痛さ、絶望に近い感情を抱えながら周囲の人のために泣く四月一日の優しさ、どこまでも大切にしたい想いばかりで私は泣きそうなほど幸せでした。


例えば、ひまわりちゃんが「来年は手作り」って言ってくれたこと。 この意味の大きさに読了したあと気づきました。 あの笑顔、それから「来年」という約束。 これは、不安定な実在である四月一日には、とても大きな「未来」の約束に繋がるわけですよね。 誰も四月一日という存在が失われることを望んでいないという証明の第一歩になるはず。 百目鬼も、11巻の命令通りにシュークリームと花寿司を作ってくる可愛い四月一日を失いたくないだろうし(笑)。 侑子さんもいてくれる。 11巻で彼女が言った「幸せな未来を信じましょう」を信じていきたいな、と思いました。


ところで、今回特に何度も繰り返された「四月一日」もしくは「4月1日」というモチーフ。 特別な意味があるというこの名前についてちょっと考えてみました(そしたら、長くなった!!・笑)。


●呼び方のこと
侑子さんを初め、基本的には皆「ワタヌキ」。 百目鬼は「おい」とかが基本だけど、小羽ちゃんの母親の前で「夢」へ落ちそうになった四月一日を呼び戻す時は、やっぱり「ワタヌキ」だった。 その名に力があることを理解した上であまり苗字を呼ばない、ということは百目鬼ならあり得そう。 
そんな中、小羽ちゃんだけが例外なんだよね。 彼女は最初から名前で呼ぼうとしているし、その上「ひまわり・百目鬼以外は店の客と死者とアヤカシしか会ったことがない」という括りからも(今のところ)外れている。 立ち位置が他の人と違うのかな?と思いました。

小羽ちゃんの母親は彼女の力がなくなることを異様なまでに恐れているけれど、それはお金という即物的な理由より、誰かとの出会いにより力を失う危険があるということを知っているからなのかな?と予想。 食事だけでなく、人間関係さえも小羽から切り離してきたこと(彼女は学校へ通っていない)も、「誰か」との出会いにより力に変化が訪れることを恐れているからじゃないかな。 で、もしかしたら、四月一日に関する出来事でそういう事態になるという展開もありそうな気が…。 いえ、ただの予想ですが(笑)。


●両親の名前を思い出せないこと 
どっかで似たような話が、と思ったらアレです。 『ツバサ』でサクラ姫が小狼を思い出せないのと似ているような。 もしかしたら、彼の両親は、「四月一日との関係性」を対価として差し出し、彼を守っているんじゃないのかな、という気が。 で、今のところ対価を払ってまで四月一日を助けている存在といえば、小狼であり、そー考えると…え?あれ?(笑)な結論が出ます。 自分で考えてちょっと不思議。 小狼くんとサクラちゃんの子供が四月一日、とかいう結論って(笑)。 

四月一日という苗字に大切な意味があるのは再三言われていることで、その4月1日は小狼とサクラが生まれた日。 10巻でひまわりちゃんを産んだ両親には彼女の不幸体質が及ばないことが判明していて、つまり「生まれ」に関することは非常に大きな意味を持っているので、4月1日生まれの二人と同じ日の苗字を持つ四月一日が小狼とサクラの血縁だというのは考えられそうなんだけどな。 そういえば、「家族は全員苗字が違う」という忘れそうな伏線が最初に提示されてるんですよね。 あれ?やっぱこの説、違うのかな?(笑)
 
・次巻感想 ⇒『XXXHOLiC・13』の感想


<まとめ>
哲学的でも感覚的でもあるこの作品、読むごとにどんどん訴えかけてきます。 オススメ。 ただ、『ツバサ』読まないと分かりづらいかな…?


<関連サイト様>
●感想拝読しました・・・『ランゲージダイアリー』
●TB送信先サイト・・・『或る書店員の戯言』
●この本を買う・・・ 『bk1』 / 『Amazon』
●作者公式サイト・・・『CLAMP-NET.COM』



 

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