『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想part4

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 3

アニプレックス・BONES
発売日:19.9.26

木内秀信・福圓美里・沢木郁也・池田勝・水樹奈々



・第21話以降の感想記事です。 最新話が本文、それ以前は「続きを読む」に追記予定。

・第01話~08話までの感想 →『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想
・第09話~14話までの感想 →『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想part2
・第15話~20話までの感想 →『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想part3



●第23話『神は天にいまし…』・・・9/16
人々の間で、その夜0時に失われた星空が一時的に戻るという噂が流れていた。 ある訳ないと思いつつ、どこかで人は期待を込めて夜空を見上げていた。 一方ヘイは、街で未咲と出遭う。 上司から一方的に捜査終了を告げられ納得のいかない未咲と、噂から妹・パイを思い出してしまうヘイは、何とはなく0時まで一緒に時間を過ごすことに。 だが空には無情にも厚い雲、そして雨が降り始め…。


そもそも「星」というモチーフが、もう既にロマンチックですよね。 そこにどんな現実的な理由をこじつけてみても、夜空を見上げる行為に本当のリアリズムはないと思います。 久良沢さんがいくら強がってリアリストを気取ってみても、結局その努力が周囲にダダ漏れなように(笑)、この作品自体が、契約者の悲哀や人間の醜さをいくら描いても、そこに救いと未来を求めていることは間違いないわけです。 今回は特に、それが明確に表れたお話だった気がします。


さて、前後編で続いてきた展開も終わり、ラストスパートとなってきました。 クライマックスの準備は出来ているのに、ロマンチックなヴェールに包んで上手に仕上げた手腕はさすが。
要するに、私たち視聴者は、今回夜空を見上げていた人々と同じ立場なんですよね。 スタッフさんがゲートの中に隠しにしている事実をまだ知らないこと、この作品の最後に本当の星空が戻ることを期待していること。 何となくそんな事を思いながら見入ってました。


個人的に、未咲さんとヘイはもっと話し合って欲しいとずっと思っていたので、今回はもの凄く満足ですw  出来れば、未咲さんと「李」君ではなく、ヘイと話して欲しかったけど…今日のこの会話が全部嘘ではないと未咲さんが信じてくれることを祈っています。 奇しくもノーベンバー11と同じことをアドバイスしたのは、「李」君ではなく「ヘイ」の部分だと思うので。 触れ合わなかった手が表すのは、ヘイが隠している正体のことだけど、でもヘイの本質を見極めるのは未咲さんの「直感」であるはずだと、私は考えています。 頑張って、未咲さん!!


あとは、遂に語られたパイちゃんのこと。 彼女が「BK201」と呼ばれる契約者であったことは、もう間違いないと思うんですよね。 ヘイは当時契約者ではなかったのに、BK201という存在は観測されていたんだから。 パイちゃんが水の中心にいたことも、電気を使うヘイを見ていれば納得のいくところ。
でも、そんな「事実」より、ヘイの気持ちの方がずっと痛い。 眠るパイの首筋に手を伸ばすヘイは泣いてた。 多分、アンバーはそんなヘイを見ていられないんだろうな。 
何となく、アンバーはパイちゃんをヘブンズゲートの中に「隠した」んじゃないかという気もするんだけど…。 つまり、これ以上、人を殺させないために。 シュレーダー博士が5年前の光とヘイが前回使った光を同様のものだと言う。 つまり、前回の出来事にはパイちゃんの力が作用していたのだということ。 自主的なのかアンバーの協力なのか偶然なのか…それが来週からの鍵になるんだろうな。


さて、「夜空が戻る」という噂を流したのは、間違いなくEPRでしょうね。 その噂を「何故」流したのかが気になるところ。 これから起こす結果を見届けて欲しかったの? それとも…。
何となく嫌な予感なんだけど…その噂があれば、人は東京を動かなくなるっていうことが重要だったのかなぁ? ゲートの内部にドールを集め、ゲートの周辺には人間がいる。 まるで人質のように…。 未咲さんに逃げるように言った警視の言葉を考えると、どうしてもそんな感じにしか受け取れないんですよね。 アンバーのしようとしていることがヘイの為にしかならないんじゃないか、という危惧がどうしても残ります。 あと二話、どきどきですね。 


それにしても、ホアンさんの汗が尋常じゃなかったのがめっちゃくちゃ気になるっ!! 無事ですか?? あと、アンバーの左腕の包帯も。






●第22話『粛正の街は涙に濡れて…後編』・・・9/8
自主的にアンバーの元を訪れたノーベンバー11と、アンバーに連れ去られたマオ。 二人は、シュレーダー博士の衝撃的な研究内容を聞かされ、それを阻止しようとするEPRの目的を知ることになる。 一方、マオ誘拐を知ったヘイは、彼を救出するため危険を知りつつ救出へ向う。 未咲もまた失踪したノーベンバー11を心配し、エイプリルと共に捜索を始める。 再会を果たした一同が集まった時、アンバーとヘイから白い光が広がっていき…。


「それ以上は口を挟まない方がいい。そう思ったからあの男はあんたに何も言わず死んでいったんだ。 契約者らしい合理的判断ってやつでね」
というエイプリルの言葉を聞いた後、

「どうして助けに来た? あの場での最善の策は…」
「おまえを見殺しにすることだ。契約者の合理的判断ってやつがなくとも分かるさ、そのくらいのことはな」
「馬鹿だな、おまえら…」
を聞くと、泣きそうになります。


ここで言う『契約者の合理的判断』って、一体何でしょうね。 本当に合理的判断をするのなら、ノーベンバー11はMI6に戻るべきではないのです。 死を予知されなくとも、真相に気づいてMI6に戻れば自分の命がないことは分かっていたはず。

MI6には戻らない、マオを助けには行かない。 多分それが 「契約者の合理的判断ってやつがなくても分かる」 くらいの、普通な合理的判断。 でも実際ノーベンバー11も、ヘイもインも(ホアンも)、それをしていない。

マオが呟く「馬鹿だな…」というセリフがぴったりの、全然合理的じゃない愛すべき行動。 ノーベンバー11は多分、本当のことが知りたかっただけ。 そして、知ったからには未咲やエイプリル達に近づく危機を避けたかっただけ。 だから何も言わない、それだけのこと。 ヘイも似たようなものです。
それは合理的判断なんてものでは全然なくて、単純に自分の我が儘と相手を思う気持ちだけだ。 合理的判断だけで行動するなんてことが「馬鹿」げているっていうことを、本当は契約者こそが一番身に染みているんだと、マオが代弁してくれた感じです。 ヘイがマオに向けた笑顔も良いですね。 でも何か、あぁ、切ないなぁ。


さて。
おととい書いたばかりの前編の感想に、セルフツッコミ(笑)。

>博士が研究して核心を掴んだ対象が「流星の欠片」だったのがスゴク気になります

今回判明した事実。 あれは「流星の欠片」ではなく、代替品。 つまり、アンバーが持っている本物に対抗するため、パンドラが研究していた物だったわけです。
今回知らされたのは、この研究によって契約者を一掃しようとしている人たちがいる、ということ。 そしてEPRはそれを防ぐためにゲートを消失=光で覆って物理的影響を受けなくさせ、契約者という存在を守ろうとしている、ということ。
・・・今、意図的に「EPRは」と書きました。 アンバー個人の狙いは、も少し違うと思っています。

> 私、アンバーは良くも悪くも、ヘイしか見て無いような気がする

どうしても、この線は譲れないので(笑)。
今回、マオをつかって真相を聞かせ、ヘイを誘き寄せたのは、ヘイを怒らせて自分と接触させることであの「光」の現象が起きることを見せる狙いもあったのかな?
あれって、ヘイの力が「流星の欠片」で増幅されて起こってるんだと思うんだけど、力が抜けた状態のヘイを愛しそうに見下ろすアンバーが、とても意味深でした。


気になったのは、あの光のとき、「お兄ちゃん」という呼び声が聞こえたこと。
「ヘヴンズゲートとヘルズゲートは対になる存在だ」とシュレーダー博士が言ってました。 「ヘヴンズゲートは正確には消失したわけではない」とも。 ということは、5年もの間べヴンズゲートを隔離させている力は、一体何なのか。
もしかしたら、そこにパイちゃんが絡んでくるのかな?と読んでみたり。
ヘヴンズゲートの消失を支えているのがパイちゃんだから、同様の力をヘイが使った時に声が聞こえたんじゃないかな…というのが、今の予想。 また、スゴイ暴挙っぽい予想ですよ(笑)。


あと、今回のぷち気になりシーン。
・未咲さんはヘイ=李君だって気づいたのでしょうか。
・「あの人はそんな人じゃない」と言ったインの気持ちがヘイに伝わる日は来るのか
・次回予告、邂逅したのは、誰と誰?(片方はヘイだろうけど…)





●第21話『粛正の街は涙に濡れて…前編』・・・9/6
ヘルズゲートの研究者で、ゲートの核心に迫っていたシュレーダー博士が何者かに誘拐された。 現場に残されたのは、博士の着衣だけ…。 最近の爆破テロの手口に疑問を覚えていた未咲に、ノーベンバー11はアメリカ大使館に内通者の存在を示唆し、館内に潜入していった。 一方ヘイは、組織の任務で大使館に爆発物を仕掛けることに。 順調に進むはずが、そこでEPRの構成員となったある人物と望まぬ再会となり、戦いを強いられるのだが…。


一週プログラムがお休み後の放送だった上、、個人的に見そびれてたので今頃に(放送は8/31深夜でした)。 関西地区だと今日の深夜にもう後編放送じゃん!!(笑)

前回の情緒溢れる内容とは違い、一転して核心に近づくシリアスな展開でしたね。 3日後に終焉する大黒斑に向けて、一気にスパートってことだ。
あのキャラの再登場とか未だ増える新キャラ(しかもせくしー)、久々勢ぞろいの刑事たち、それからヘイたちメンバーと、妙にカッコ良いノーベンバー11と、謎めくアンバー。 おお、フルキャスト!! 物語が随分進んできた感じです。
前回のような人間味のあるストーリーは大好きですが、そろそろいろいろ判明してくれないとスッキリしないので、この前後編は「謎解き」っぽい展開になるんだろうな。 菅さんが脚本書くからには、それだけでは済まないのでしょうけどw


博士が冒頭で美女に「誘拐」されるシーンに、もう最初からいろいろツッコミたかったんですけど…ちょっと自主規制(笑。品が疑われます、りるさん!!)。 ただ、博士が研究して核心を掴んだ対象が「流星の欠片」だったのがスゴク気になります。 最終的にはアンバーが持ってったんでしたよねぇ?(うろ覚え)。 ということは、博士に研究を依頼したのはアンバーなんだよね? でもその博士を「誘拐」したのは、EPRの契約者たち。 あれ?

あ、ヘイを誘き寄せるため、ですね? シュレーダーが核心を掴んだとなれば、ヘイの組織が黙っていない。 でも、パンドラ内部にいたのでは組織も簡単には手を出せない。 なので、一端連れ出してヘイたちを連れ出す…。
・・・・・・・。 何か変。

EPRは、各人の思惑はあれど、基本的にアンバーが何かの目的のために構成している組織。 多分、その「目的」はアンバーには経過点に過ぎず、その目的が生む「何か」が彼女の本来の狙いだと予想してます。 つまり、ヘイに関する「何か」。 私、アンバーは良くも悪くも、ヘイしか見て無いような気がする。 なので一見複雑そうで、実際も複雑で、でも案外シンプルな気がするのが、この組織じゃないかと。
一方、パンドラとかヘイたちの「組織」って、ホント全然分からない。 多分後編で触れられるんだと思うけど…。 って、結局後編待ちですよ。 とりあえず警察組織も絡んでそうなので、蓋を開けてみないと分からない。 気になる!!


でもですね、そんなドラマ的展開も楽しかったんだけど、一番思ったのは、「連帯感」でした。 ヘイ・イン・マオ・ホアンの役割に基づくチームプレーはとても良かったし、冒頭では刑事さんたちも連携して犯人を捕らえている。 そして、今回最大のキーマンである、ノーベンバー11も、多分そういう理念で動いているんだと思うんですよね(ノーベンバー11さんに関しては『サブカル・カムカム』のかもめさんがステキ文章を書かれているのでパス!!)。
事態に巻き込まれている側がどんどん団結していく様子が、何とも言えずステキです。 あぁ、このために今までの下積みがあるんだ、と思わせてくれます。 この連帯感があってこそのラストスパート。 「一気に行くよ!!」という製作側の声が聞こえてきそう。 今後も楽しみw






<関連サイト様>
『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』公式HP
『BONES』公式HP
・TB送信先サイト・・・『サブカル・カムカム』 『そんなん、アカンやん。』 『よろず屋の猫』
                 『帰ってきた二次元に愛を込めて☆』 『SERA@らくblog』
                 『MAGI☆の日記』 『アニメって本当に面白いですね。』 『鳥飛兎走』
                 『からまつそう』 『ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人』
                 『Spare Time』 『●○PEKO LIFE●○』




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