『テレキネシス・4(完)』の感想

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『テレキネシス 山手テレビキネマ室・4(完)』
東洲斎雅楽・芳崎せいむ
小学館ビッグスピリッツコミックス/2007.7.4/?505



『テレキネシスの番人・・・ ま、悪くないか』

<ご紹介>
大手テレビ局が抱えるお荷物プロデューサー・華山と、不幸にも(?)彼の部下になってしまったヒロイン・マキノが、名作映画を通して人の心を和らげる読みきりマンガ。 いつの間にか最終巻だそうです。

不振のドラマ部門へ力を入れる気運が高まる中、崋山の元にヘッドハンティングの話が舞い込む。 崋山の評価は他局の方が高い。 その事実を恐れた山根常務は、崋山のドラマ部門への復帰を決める。 父の遺作フィルムを探すことを諦めきれない気持ちと、ドラマを作りたい気持ちの間で揺れる崋山の背中を押したのは、今まで彼の元で「テレキネシス」の心意気を学んできた部下・マキノのひと言だった…。
    →過去記事『テレキネシス・3』の感想
    →過去記事『テレキネシス・2』の感想
    
<感想>
発売日に購入しておきながら、感想が後回しでした。
正直に言うと、終わると思ってなかったのでかなり驚いた4巻でした。 え、そんな素振りは3巻まではなかった気がするんですけど…。 「国民の手品師」が作品の本筋になるネタだったということに、最後までピンと来なかったのが私の敗因か(笑)。 多少マンネリかなとは思いつつも、1作ずつの完成度は高かったと評価してたんだけど、4巻後半は駆け足しな感が否めません。 映画の絡ませ方も、ちょっと雑だったし。 その辺が少し残念かな。

とはいえ、崋山の父の遺作を前面に出しながらも、それに関わる様々な人間にスポットを当てて描いた作風は、やっぱり嫌いじゃない。 芳崎さんの描く人物絵の表情が豊かなので、説得力があるのは確か。 人間ドラマが、やっぱり一番面白いと思うりるです。

『ワン・ツー・スリー』『ジキル博士とハイド氏』は、崋山がドラマから追い出された経緯を描いたお話。 この手のウィットに富む切り返しセンスは、残念ながら日本人に欠けている部分ですよね。 崋山の佐々部への情熱を見てると、熱心に檜山信明を慕った山根常務の若かりし頃とよく似てるんだな、と思いました。 つまりこの二人、似た者通しで敬遠しあってただけってこと(笑)。 相手の才能の凄さが計れてしまうので、山根常務にしてみればさぞ目の下のたんこぶ(笑)だったことでしょう。

『俺たちは天使じゃない』『スティング』で、檜山監督の突然の死が自殺なのか事故なのかを、様々な人の想いから結論付けるお話。 山中さんと檜山監督の親子論が非常に良い!! 親子ネタに弱い私はもう泣き泣きでした(駄目な大人…)。

『ライトスタッフ』『カサブランカ』『セント・オブ・ウーマン』『オズの魔法使』は、クライマックスの会社話。 崋山より、どんな男たちよりも、とにかくマキノがカッコイイ!! 成長したなぁ…とお姉さんしみじみ。 「もし誘われたらついていく」と誇らしげに語った崋山からの誘いを、テレキネシスを守るために泣きながら断ったマキノの決意こそが、崋山を後押ししたんだと私は思ってます。 いつか二人でドラマを制作できる日が来ると良いねぇ。
ただ、どうしても作中で大絶賛されている幻の『国民の魔術師』が、それほど面白い映画に思えないのが盛り上がりに欠ける要因ではないかと…。 人間ドラマとしてはとても良かったのですが。

<まとめ>
映画って古典だけが名作なわけでは無いので、そこはひと言あっても良かったのではないかな?と思う映画素人の意見でした。 それでも、映画知らない人でもマンガは普通に読める仕上がりです。


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