『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想part2

DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 1 (通常版)

アニプレックス・BONES・岡村天斎
木内秀信・福圓美里・沢木郁也・池田勝・水樹奈々

発売日:2007-07-25
 

・第9~14話の感想記事です。 最新話が本文、それ以前は「続きを読む」に追記
・第1話~8話までの感想はこちら →『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想
・第15話以降の感想はこちら →→『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』の感想part3



 
●第14話『銀色の夜、心は水面に揺れることなく… 後編』 ・・・7/7 
エーリスに何度も「帰ろう」と誘われるが、インは頑なにそれを拒む。 だが何故拒否するのかはインにも分からない感情だった。 追っ手の存在を感じたインは、山間部の学校へ逃げ込む。 そこで古いピアノを見つけたインは、思わずずそれを弾き、過去を思い出していた…。 一方ヘイも、抹殺の命を受けながらインを助けたことをホァンに問われていた。 彼は、一つの答えを抱きながらインを追いかける。

あらすじを書こうと思いましたが無理でした。 お話に込められた感情が素晴らしくて、どうしてもそこしか追えない。 この作品を見て泣いたのは初めてです!!

悲しみも辛さもすべて包み込む銀の光は、それを知る者には救済の光だったのかもしれません。 見えなくなっていた光をとりもどしたインの涙は、それ自体が綺麗でした。

契約者だからとか、ドールだからというのは、その個人を蔑む理由にはならない、という流れを作るためのお話だったと思います。
その重要なファクターとなるのがイン。 感情が希薄だという契約者とも違い、一切の感情を持たないはずの「ドール」なのに、主張をし、解き放たれた観測霊の光に涙を流し、自分の「心が動くと思った」その気持ちが既に、定義された「ドール」の姿とはほど遠い。
前編で、契約者は感情が希薄だと言われるらしいがとても人間臭く感じる、という感想を書いたけど、後編はそれがドールにも当てはまることを示してくれました。

何となく私は、そういう定義を押し付けて本質をぼかしているのは、組織とやらのやり方なんじゃないかという気がしますがいかが? ホァンが契約者を憎む理由は分からないけど、どことなく作為的。 インの居場所を掴んでいるくせに手を出さず、仲間同士で争わせたり、う~ん、この組織って一体何なんだろ…。

今回のラストでインとヘイが本当の仲間となったのだと思うのだけど、わりと最初からインはヘイを守ろうとしてました。 第2話でもヘイを止めるために腕を掴んでいるし。 その時に冷たく振り払ったヘイが、今回は突き放さなかった。 つまり、作品の前半をかけてヘイが成長した証でもあり、後半戦への布石となることは間違いないはず。

それにしても、久良沢さん、良いセリフ残していきましたが、ストーリー的にはあまり関係なかったんじゃぁ…(笑)。



 
 ↓↓「続きを読む」以下に第13話以前の感想があります↓↓



●第13話『銀色の夜、心は水面に揺れることなく… 前編』 ・・・6/29 
ヘイのグループを探る人物が現れた。 彼らは観測霊を誘き寄せ記憶を覗き見ることができる。 インの飛ばした観測霊も捉えられ、ショックを受けたインは彷徨っていたところを彼女の過去を知るエーリスと彼の依頼を受けた久良沢に保護される。 一方ヘイは、組織の秘密を守るために行方不明のインの抹殺を命じられるのだが…。

どうしよう、インが超可愛い…!!(笑。落ち着いてください)
「帰らない」って、「帰らない」って言いましたよ!!
それがどんな理由なのかまでは正直読みきれませんが、感情の全くないと言われるドールが主張をしたということは、相当気持ちの揺れがないと起こりえない事象。 直前のヘイの行動が、その由来だと良いな、と個人的には思ってるのですが。

ヘイも、感情を排除した契約者でありながら、実際は情を捨てきれない不思議な存在。
ホアンのように敵意を向ける人物にはヘイも容赦ないけれど、そうでない相手には、まるで相手の感情を映すかのように優しさをみせることがある。
前回、インに救われ礼を述べるヘイ。 そして、お返しのようにインを救ったヘイ。
それから、「書いたことがない」と言いながら対価として詩を書く契約者、咽ながら煙草を「食べる」契約者…。
この行動って、本当に「感情がないといわれる契約者」が取るものなのかな!?
むしろ、そう追い込むことで必死に生きているように見えるのですが!!

対価を払ってまで力を手に入れるっていうことは、何よりも「生きるため」だと思うのです。
その対価に蝕まれてしまい、生きる力を失ったハヴォックのような例もあるけれど、それでも生きてきたことに違いはない。
そこに、感情が発生しないなんていうことは、本当にあり得るの? 実際、ヘイに関わった契約者やドール達に感情がないなんていうことは、絶対に無かった。
なぁんていうことを、インの過去と現在見ながら考えてました。
私たち、何か間違ってないですか? 後編に期待したいと思います。

さて演出面では。
五十嵐氏が植えつけた久良沢コンビの演出方法は、今回もかなり良いところまで引き継がれていました(笑)。 でもやっぱり、エキセントリックなまでの破壊力はなく、作品の雰囲気に馴染む程度だった気がします(馴染んでるなら良いのか)。
そういえば、キコちゃんは貧乳だと久良沢に言われてましたが(笑)、逆にお友達さんはスゴかったですね。 そんなところで頑張って作画しなくても、とちょっと思ったのですが、面白かったのは事実(笑)。 次回、温泉でキコちゃんは頑張るのか!?(見所はそこではない気が…)


 
●第12話『壁の中、なくしたものを取り戻すとき…後編』 ・・・6/23 
流星の欠片を回収するため、ゲート内に調査に入った研究員たちが、謎の死を遂げた。 唯一の生存者は、ヘイに星空を取り戻したいと語っていた研究員・ニック。 ミーナは彼を怪しみ、ヘイに進言する。一旦はあしらったヘイだが、ニックを追い、彼が契約者であること、そして流星の欠片を所持していることを知る。 ニックが語った夢は偽物なのか…虚脱感に襲われる中、ヘイは捜し求める妹の姿を見つけるのだが!?

冒頭の入野くんの演技にメロメロだったりるです(笑)。 演技力のある人はスゴイ!! 幸せだった過去と赤く染まった湖の対比が効果的だったのは、あの演技あってこそではないかと!!(落ち着こう)

内容的には、今までの中で最高の出来栄えだった気がする第12話でした。 契約者とは何なのかなどの基本的設定は明らかにされないけれど、先の見えない現状の中で、夢とか希望とかの光明を描いたシナリオは絶品でした。

失ったものを取り戻せるのがゲートの特徴。 ヘイが以前見たことのあるという「よく似た」流星の欠片は、「契約者の力」を増幅させて殺し合いを引き起こしたけれど、今回の流星の欠片はヘイやニックの「希望」を強く増幅させた気がします。 だからヘイは妹の姿を見、ニックは少年時代からの夢を叶えた。 この相違点は、組織が語る「様子を見る必要」に含まれているのではないかな? 

流星の欠片は結果的に、ヘイに希望を示したことになったわけです。 夢を失わなかった契約者らしからぬニックの姿に、ヘイは一度は疑った信頼と希望を見い出したはず。 そしてその希望が、インに渡した感謝の飴に繋がったような気がします。 そして繋がる次回はインのお話のようです。 上手な展開ですね。

気になるのは、流星の欠片が何故ゲート内にあったのか、ということ。 カリーナが望遠鏡の中に仕込んでいたはずでは? そしてそれを持ち出したのが、恐らくニック。 ということは、彼はその欠片をわざわざゲート内に持ち込んだの? んんん、ちょっとよく分からなかったです(残念)。 調査隊の映像が反転していたのは、流星の欠片をレンズとしてしようしていたから、だったりして…?

あと、ミーナさんの描き方が初期のヒロインたちのそれと似てて嫌いな感じだなと思ったら、絵コンテが岡村氏でした。 あぁやっぱり…。 どーも私は岡村氏と女の子の好みが合わないようです(爆)。



 
●第11話『壁の中、なくしたものを取り戻すとき…前編』 ・・・6/16 
ある事件で盗まれた「流星の欠片」を奪取するため、ゲート近くに位置する研究施設「パンドラ」へ潜入したヘイ。 ゲートは契約者を不安定にするため細心の注意が必要となるが、同時にゲート内では失ったものを取り戻すことができると言われている。 そんな環境の中、ゲート内に向うバスで知り合ったカリーナが殺害され、ヘイが疑われる。 彼女こそが「流星の欠片」の運び屋であり、何者かがそれを奪ったようなのだが…。

いろいろと核心の多いお話な気がしました。 この作品で普通に背景として描かれている空は偽物であり、どんな高倍率の望遠鏡でも成層圏より外側の「宙」を見ることは出来ない。 それなのに、何が起きてもおかしくないというゲートの内側なら、望めば「宙」さえも見ることが出来る。 そもそも空が失われたのはゲートの出現と関連があるはずなのに、皮肉ですよね。

でもやっぱり、空を見上げるという行為には、どこか希望を感じます。 っていうか、夢とか期待とか失敗しちゃったよチェッとか、人間はいろんな気持ちを抱いて空を見ると思うんですよ。
なのでやっぱり、望遠鏡を覗くことが好きなヘイは感情豊かな人間であるんだと思います。 望遠鏡を見つけたときのヘイの表情は「素」っぽくて、ちょっと安心しました。
そういえば、篠田千晶の時にも彼は星を見てましたね。 ヘイは感情のある契約者だという立派な伏線だったのか!!(ホントか?)
EDで銀ちゃんも空を見ています。 っていうか、彼女の出番が欲しいんですけど…!!(ぉぃ!!

さて、「流星の欠片」。 名前からして危ないモノっぽい。 契約者が死ぬと「星が流れる」わけで、イコール「流星」ってことですよね。 ってことは、その契約の名残ってこと?? 何らかの力は秘めていそう。
実際、ヘイはモニターに「失った」妹らしき姿を見ている。 けれどそれはヘイ以外には「流星の欠片」が引き起こす現象として観測されるわけで、まさかパイちゃんの欠片じゃないよねぇ?(いやまだ早いだろ) いずれにしろ、前半で少し片付けて欲しいな…。

ただ何となく、カリーナさんに関する演出がちょっと性急すぎたような…。 バスでヘイに絡んできたのも唐突だし、おかしくなるのもあまりに唐突。 えー、前編でそこまで行きたいからって、随分急過ぎないですか??っていうのがちょっと見辛い要素でした。
あとは、偏屈だと言われるわりにヘイにはフレンドリーな博士がアヤシイ。 まぁヘイは各方面からモテモテですからね、ソレも有り得るのか?(笑)。 でも、カリーナさんがあそこに「流星の欠片」を隠すなら、普通に考えたら彼が受取人でしょ? だって、掃除にも入れない部屋に他に人がいたら目立つし変だもん。

……そういえば、かもめさんが指摘してましたがヘイのお昼がお弁当一人前だけだった……!!(笑)。 何で私、こういうオイシイ所に気づかないんだろ…。



 
●第10話『純白のドレスは少女の夢と血に染まる…後編』 ・・・6/9  
突然豹変したアリスから命を狙われた未咲は、居合わせたヘイとアリスの父・王少棠の亡骸を見つける。 隙をついて逃げ出した二人だが、ホテルの入り口は封鎖され脱出は出来ずにいた。 王を殺したVI-952はマフィアの幹部も次々に手にかけ、対峙したヘイをも追い詰める。 ヘイと逸れた未咲たちは、再びアリスに見つかってしまい…。 


えーと、アリスさんの死体の描写が異様にリアルで怖かったです…(違)。 あと、未咲さんのスリットから伸びる御み足にドキドキでした…(笑)。 っていうかヘイは一緒にいて何も感じないのでしょうか!?モッタイナイヨ!! ……いや、内容的にそんな場合じゃないことは凄く良く分かってます、えぇ分かってるんですけど言わせて下さい(爆)。

えーそれはともかく。 やっぱり友情ものは深いです。 普段仲良く接している人をどこまで理解できているのかなんて、意外と分からないものです。 でも、傷つけたり喜び合ったり気持ちを察し合いながら生きていく中で、相手を理解しようとすることを放棄したら、もうダメですよね。 アリスは何で、一人で楽になろうとしちゃったのかな。

ヘルズゲイトの中から持ち出された不思議な花。 その蜜を吸った蜂の毒が麻痺させる人の感情。 それを自らに注入してアリスが求めたものは、多分それでも、愛情、なのでしょう。 愛してるから殺す、という奇妙な感情は独占欲からくる原始的な衝動らしいです。 殺すことでその人との関係を持とうとするそうです。 アリスは、「解放されたい」と願っていると思い込みながら、やっぱり束縛されること(=愛情)を求めていたんでしょうね。

依存って何でしょうね。 弱さでしょうか、強さでしょうか。 それを言えば、感情と引き換えに能力を得て、それに依存しながら生きる契約者はどうなるんでしょうか? はっきり言って、VI-952ウェイにアリスをどうこう言う資格は無い。 彼は能力と権力に依存した、アリスと同様の存在。 愛情を求めた彼女の方が、より人間的。 それを身近に見てきたのに迷い無く殺せたウェイは、つまりそういう感情を一切排除した存在として、多分今後も登場するんでしょうね。
ヘイは契約者としては異例の、感情ある契約者。 対になるには、敵役なのかもしれません。 いや、なるのかどーか、知らないけどさ。


 
●第9話『純白のドレスは少女の夢と血に染まる…前編』 ・・・6/3
マフィアの幹部が殺される事件が続き、捜査をする霧原はVI-952と呼ばれる契約者を追っていた。 偶然再会した旧友のアリスの誕生パーティーに招かれた霧原は、必死で手がかりを探る。 アリスはマフィアのボスの娘なのだ。 一時は懐かしく語り合う二人だが、石の花が咲き乱れる温室で、突然アリスは霧原に銃口を向ける。 逃げる霧原はそこでヘイと出会うのだが…。

名前が難しくてよく分からないのだけど、VI-952さんの耳の尖り方が非常に気になるっ!!(笑) アリスの口の大きさも気になったんですが、まさかあのアヤシイ蜜蜂に触れると体の一部が尖鋭化するとか…って微妙な話なので無いだろうな、失礼しました。

ようやく、と言うか何と言うか、ヘイと未咲さんがきちんと関わりましたね。 関わったけどこの二人、結局どういう位置付けになるのかなぁ? 追う側と追われる側にどきどきな感情が芽生えたりするのは王道だけど、明るい未来は無さそうだしなぁ…。

未咲さんとアリスの高校時代のエピソードは、微笑ましくて良いですね。 著名な親を持つと陥りがちな怠惰な状態にいるアリスと、同じ立場でありながらその重さを跳ね除けている未咲さんの対比が、まぁパターン通りだったけど可愛かったです。 だいたい若い頃はパターンを踏襲して大人になるものなので、これは良いのではないでしょうか。

その分、アリスの変貌振りが悲しいですね。 一連の事件がアリスとVI-952に拠るのなら、理由は何だろう?
そこで思ったのは前半で未咲さんが父上に言われるセリフ。 人を守りたければ偉くなれ・・・って、まんま『踊る大捜査線』かよ!!的セリフだけど、真実なので仕方ない。
未咲に警官としての夢があるように、アリスも偉くならなければ為せない夢か野望があったのかなって思いました。
タイトル「純白のドレス」と聞いて連想するのは、普通ウェディングドレスでしょう? ってことは、アリスはあのVI-952(いい加減名前が知りたい…)とそうなりたいのかも。 でもその夢が本当だとしたら、その引き換えにアリスは霧原との友情を失うわけです。 それで良いの? 利用されてるのかしてるのかは不明だけど、いずれにしろ、蜜蜂の力を借りなきゃ向けられない銃なら、持たない方が良いよね。

個人的に、友情モノに弱いので、この展開はどきどきします。 あれぇ?先週までの五十嵐コンテは、もっと軽いノリだったのに(笑)。 でも、この感じはやっぱり作品に嵌りますね。



 
<関連サイト様>
『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』公式HP
『コードギアス 反逆のルルーシュ』公式HP
『BONES』公式HP
・TB送信先サイト・・・『サブカル・カムカム』 『アニメって本当に面白いですね。』
             『MAGI☆の日記』 『ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人』
             『アニメレビュートラックバックセンター』 『SERA@らくblog』
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